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第1話 桜技附属高演劇同好会、発足!
1-3 シンクロ率200%
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日曜日。その日はまだゴールデンウィーク前だというのに、駅のホームは家族連れで混雑していた。改札を抜け、コンコースを通って駅前広場に出ると、ふっと春らしい爽やかな風が吹き抜ける。
「ところでさ、キャッツってどんな内容のミュージカルなの? 名前くらいは聞いたことあるんだけど」
二人で並んで市民劇場まで歩いていく道すがら、千歌がおもむろに都古に聞いた。
どうやら、今日までにググって調べてくることを考えなかったほど、彼女はミュージカルに興味がないらしい。
「うーん、ざっくりストーリーを解説するとだな……、夜のゴミ捨て場で、猫がいっぱい集まって歌って踊る話。おわり」
都古は言った。
「……それだけ?」
「うん。これで内容の九割くらいは説明できてるはず。キャッツは原作が小説じゃなくて詩集だから。『考えるな、感じろ』を地で行く、頭を空っぽにして楽しむタイプのミュージカルだよ」
「ふぅん……」
千歌はそう言ってスマホを取り出すと、都古の言葉が本当かどうかを確かめるために検索をし始める。
それからしばらく道をまっすぐ歩いていくと、チョコレート色で四角い外観をした桜庭市市民劇場が見えてくる。すると、入り口の前に、茶色のワンピースを着たお下げ髪の少女が立っていた。
「あっ、都古ちゃーん!」
笑いながら大げさに手をぶんぶんと振り回すその姿は、まさしく中学時代の相棒、香山夏海の姿そのものだった。
「うるさいよ。外なんだからボリューム考えろ、演劇部」
都古は夏海に向かって言った。
「あっはっは。本気を出せばこの十倍は出せるよ」
「……お前は小学生か」
中学時代と全く変わらない夏海の様子に、都古は苦笑いをする。
一方、夏海は千歌に視線を向けた。
「この子が都古ちゃんの新相棒?」
「うん」
「どうも、小笠原千歌です。っていうか、都古から聞いていたより、全然普通の女の子みたいで安心した」
千歌は言った。夏海が首を傾げる。
「聞いていたって? 何を?」
「えーと、中学二年の時にクラスの男子全員の腹筋を学校のデジカメで撮ってランキングをつくってた話とか。あとは合宿の時、一つだけ願いが叶うならって話題で、二人の細マッチョイケメンに腹筋で顔をプレスされたいって答えて、後輩にドン引きされた話とか……」
夏海は眉をしかめて都古を見る。
「……ちょっと、なんでそういうこと言うの?」
「だって、どんな子って千歌に聞かれたから」
都古は答えた。
「それじゃあ、私が腹筋フェチみたいじゃない!」
「みたいっていうか、そのものだろ」
「はぁ!? 違うし! 私が本当に好きなのは大臀筋だし!」
都古に詰め寄る夏海。
その時、夏海の肩に、そっと千歌が手を置いた。
「――同志」
親指を立てて夏海に微笑む千歌。
そんな千歌に夏海はぎゅっとハグをした。
「やっぱいいよね! きゅっと引き締まったイケメンのお尻!」
「ね! ジーンズとかスーツのお尻から太ももにかけてのラインは最高だよね!」
「……おい。さっさと中に入るぞ、変態ども」
きゃっきゃっと尻談義をしてはしゃぐ千歌と夏海を引き連れるようにして、都古は市民劇場の中へと入っていった。
ロビーに行くと、ちらほら大学生やその親くらい年齢の男女の姿があった。都古達はチケットカウンターでお金を払い、ホールへ向かって進んでいく。
「学生演劇にしては、けっこうお客さん入ってるね? 演目が有名だからかな」
夏海はきょろきょろと辺りの様子を見回しながら言った。
「チケットさばくの頑張ったからでしょ。知り合い相手に」
都古は言った。
千歌が首をかしげて、隣にいた夏海に視線を向ける。
「どういう意味?」
「アマチュア演劇って基本的にほとんどお客さんが入らないんだよ。だから、知り合いにチケットを買ってもらうの。売れないバンドのライブと同じような感じ」
「っていうことは、ここにいる人達は、ほとんど出演者の関係者?」
「そういうこと」
夏海はそう言いながら、ホールの扉を開けて中へと入った。
ホールはすでに前の方の席が半分近く埋まっていた。都古達は中央通路から少し後ろにある、真ん中の列の席に腰かける。
するとそこへ、線の細い黒髪のイケメンがやって来て、都古達の近くの席に一人で座った。
目の色が変わり、そのイケメンに釘付けになる夏海と千歌。
(ねぇねぇ、あの人、めちゃくちゃかっこよくない?)
夏海は都古と千歌の方を向いて、前かがみをしながら小声で言った。
(大学生かな? でも、それにしてはちょっと若いよね。私らよりは年上っぽい感じだけど)
(……お前ら、通りすがりのイケメンに、よくそこまでテンション上げられるよね。再び会うことなんてほぼ百パーセントないのに)
都古は呆れた表情で言った。
その瞬間、両脇の夏海と千歌が都古をにらんで、頬をつねってきた。
(都古ちゃん、一人だけ常識人ぶろうなんてそうはいかないよ。付き合いの長い私は知ってる。あの人は都古ちゃんの好み、どストライクだって)
(都古、正直に言いなさい? 都古だってイケメン好きでしょ? ほら、言ってごらん? イケメンは――?)
両側から都古の顔をのぞきこんでくる夏海と千歌。
(……大好きです)
そう言うと、二人は「よし」と納得して都古の頬から手を放す。
都古は何が「よし」なのかわからず首をひねった。
その時ちょうどホールの照明が消え、客席が静かになり始めると、やがて開演ブザーが鳴り、幕が上がる。そして、薄暗いステージに、猫の扮装をした演者が十数人現れると、舞台の中央にいたトラ猫の男子学生が静かに歌い始めた――。
「……なんていうか、あんまり上手くなかったね」
上演が終わり、舞台挨拶が行われた後、都古の隣に座っていた夏海はそんな身も蓋もない率直な感想を言った。
「正直、何が面白いのか全くわからなかった」
千歌も夏海の感想に続いて辛辣なコメントを寄せる。
「お前ら……、周りは関係者だらけなんだから、ちょっとは自重しろよ」
そう言って二人の言葉を止めた後、都古は続ける。
「ミュージカルの舞台づくりって、普通の演劇の舞台よりもずっと大変なんだよ。あんなに人数いたら、稽古の時間を合わせるのも苦労しただろうし、それも込みで評価しないと」
「まあ、そうだね」
夏海はうなずいて納得する。都古はさらに続ける
「……それに、すごくのびのび演じていて、楽しそうだった」
都古が言うと、今度は夏海と一緒に千歌もうなずいた。
「確かに。内容はよくわかんなかったけど、本人達はすごい楽しそうだったかな」
「うん。それって大事なことだよね。下手くそな上につまんなそうに芝居してる舞台なんて、絶対見たくないもん」
夏海はそう言いながら、入り口の方へと視線を向ける。
「それじゃ、そろそろ帰ろっか」
「うん」
都古達は立ち上がった。
その時、ふと都古の視界に、猫のメイクをした大学生達が観客としてやってきた大学生と壇上付近で笑いながら話している様子が目に入った。
(たぶんこの後、打ち上げで飲みに行くんだろうなぁ……)
演劇というのは、観る側にとっては一瞬でも、演じる側は相当の時間、稽古をする。さらに、ほとんどの劇団は稽古を終えた後に反省会もする。
それは長い時間を一緒に過ごすことで戦友のような一体感が生まれるという良い面もあれば、馴れ合いや恋愛のごたごたが起こるという悪い面もある。
けれど、そういう良いことも悪いこともひっくるめた全てが、演劇の醍醐味だと都古は思っていた。
あー……。
『……やっぱりいいな。演劇って』
ふと都古がつぶやいた時、その音は近くの低い声と重なった。
都古が声の鳴った方へ振り返ると、それを言ったのは、近くに座っていた、あの黒髪イケメンの男子だった。
その時――、
その黒髪の男子は都古と目を合わせ、都古に向かって控えめに微笑んだ。
それから、彼は振り返り、そのままホールの出口へと去って行った。
「都古ちゃーん。何やってるの、置いていくよ」
夏海の声が聞こえ、都古は慌てて夏海達の方へと歩いていく。
「どうしたの。顔、めっちゃ赤いよ?」
千歌は都古の顔を見て言った。
都古は息をついて頭を落ち着かせてから言葉を返した。
「……私、やっぱり演劇部つくってみようかな」
『えっ? マジで?』
千歌と夏海はほぼ同時に、都古にそう聞き返した。
「ところでさ、キャッツってどんな内容のミュージカルなの? 名前くらいは聞いたことあるんだけど」
二人で並んで市民劇場まで歩いていく道すがら、千歌がおもむろに都古に聞いた。
どうやら、今日までにググって調べてくることを考えなかったほど、彼女はミュージカルに興味がないらしい。
「うーん、ざっくりストーリーを解説するとだな……、夜のゴミ捨て場で、猫がいっぱい集まって歌って踊る話。おわり」
都古は言った。
「……それだけ?」
「うん。これで内容の九割くらいは説明できてるはず。キャッツは原作が小説じゃなくて詩集だから。『考えるな、感じろ』を地で行く、頭を空っぽにして楽しむタイプのミュージカルだよ」
「ふぅん……」
千歌はそう言ってスマホを取り出すと、都古の言葉が本当かどうかを確かめるために検索をし始める。
それからしばらく道をまっすぐ歩いていくと、チョコレート色で四角い外観をした桜庭市市民劇場が見えてくる。すると、入り口の前に、茶色のワンピースを着たお下げ髪の少女が立っていた。
「あっ、都古ちゃーん!」
笑いながら大げさに手をぶんぶんと振り回すその姿は、まさしく中学時代の相棒、香山夏海の姿そのものだった。
「うるさいよ。外なんだからボリューム考えろ、演劇部」
都古は夏海に向かって言った。
「あっはっは。本気を出せばこの十倍は出せるよ」
「……お前は小学生か」
中学時代と全く変わらない夏海の様子に、都古は苦笑いをする。
一方、夏海は千歌に視線を向けた。
「この子が都古ちゃんの新相棒?」
「うん」
「どうも、小笠原千歌です。っていうか、都古から聞いていたより、全然普通の女の子みたいで安心した」
千歌は言った。夏海が首を傾げる。
「聞いていたって? 何を?」
「えーと、中学二年の時にクラスの男子全員の腹筋を学校のデジカメで撮ってランキングをつくってた話とか。あとは合宿の時、一つだけ願いが叶うならって話題で、二人の細マッチョイケメンに腹筋で顔をプレスされたいって答えて、後輩にドン引きされた話とか……」
夏海は眉をしかめて都古を見る。
「……ちょっと、なんでそういうこと言うの?」
「だって、どんな子って千歌に聞かれたから」
都古は答えた。
「それじゃあ、私が腹筋フェチみたいじゃない!」
「みたいっていうか、そのものだろ」
「はぁ!? 違うし! 私が本当に好きなのは大臀筋だし!」
都古に詰め寄る夏海。
その時、夏海の肩に、そっと千歌が手を置いた。
「――同志」
親指を立てて夏海に微笑む千歌。
そんな千歌に夏海はぎゅっとハグをした。
「やっぱいいよね! きゅっと引き締まったイケメンのお尻!」
「ね! ジーンズとかスーツのお尻から太ももにかけてのラインは最高だよね!」
「……おい。さっさと中に入るぞ、変態ども」
きゃっきゃっと尻談義をしてはしゃぐ千歌と夏海を引き連れるようにして、都古は市民劇場の中へと入っていった。
ロビーに行くと、ちらほら大学生やその親くらい年齢の男女の姿があった。都古達はチケットカウンターでお金を払い、ホールへ向かって進んでいく。
「学生演劇にしては、けっこうお客さん入ってるね? 演目が有名だからかな」
夏海はきょろきょろと辺りの様子を見回しながら言った。
「チケットさばくの頑張ったからでしょ。知り合い相手に」
都古は言った。
千歌が首をかしげて、隣にいた夏海に視線を向ける。
「どういう意味?」
「アマチュア演劇って基本的にほとんどお客さんが入らないんだよ。だから、知り合いにチケットを買ってもらうの。売れないバンドのライブと同じような感じ」
「っていうことは、ここにいる人達は、ほとんど出演者の関係者?」
「そういうこと」
夏海はそう言いながら、ホールの扉を開けて中へと入った。
ホールはすでに前の方の席が半分近く埋まっていた。都古達は中央通路から少し後ろにある、真ん中の列の席に腰かける。
するとそこへ、線の細い黒髪のイケメンがやって来て、都古達の近くの席に一人で座った。
目の色が変わり、そのイケメンに釘付けになる夏海と千歌。
(ねぇねぇ、あの人、めちゃくちゃかっこよくない?)
夏海は都古と千歌の方を向いて、前かがみをしながら小声で言った。
(大学生かな? でも、それにしてはちょっと若いよね。私らよりは年上っぽい感じだけど)
(……お前ら、通りすがりのイケメンに、よくそこまでテンション上げられるよね。再び会うことなんてほぼ百パーセントないのに)
都古は呆れた表情で言った。
その瞬間、両脇の夏海と千歌が都古をにらんで、頬をつねってきた。
(都古ちゃん、一人だけ常識人ぶろうなんてそうはいかないよ。付き合いの長い私は知ってる。あの人は都古ちゃんの好み、どストライクだって)
(都古、正直に言いなさい? 都古だってイケメン好きでしょ? ほら、言ってごらん? イケメンは――?)
両側から都古の顔をのぞきこんでくる夏海と千歌。
(……大好きです)
そう言うと、二人は「よし」と納得して都古の頬から手を放す。
都古は何が「よし」なのかわからず首をひねった。
その時ちょうどホールの照明が消え、客席が静かになり始めると、やがて開演ブザーが鳴り、幕が上がる。そして、薄暗いステージに、猫の扮装をした演者が十数人現れると、舞台の中央にいたトラ猫の男子学生が静かに歌い始めた――。
「……なんていうか、あんまり上手くなかったね」
上演が終わり、舞台挨拶が行われた後、都古の隣に座っていた夏海はそんな身も蓋もない率直な感想を言った。
「正直、何が面白いのか全くわからなかった」
千歌も夏海の感想に続いて辛辣なコメントを寄せる。
「お前ら……、周りは関係者だらけなんだから、ちょっとは自重しろよ」
そう言って二人の言葉を止めた後、都古は続ける。
「ミュージカルの舞台づくりって、普通の演劇の舞台よりもずっと大変なんだよ。あんなに人数いたら、稽古の時間を合わせるのも苦労しただろうし、それも込みで評価しないと」
「まあ、そうだね」
夏海はうなずいて納得する。都古はさらに続ける
「……それに、すごくのびのび演じていて、楽しそうだった」
都古が言うと、今度は夏海と一緒に千歌もうなずいた。
「確かに。内容はよくわかんなかったけど、本人達はすごい楽しそうだったかな」
「うん。それって大事なことだよね。下手くそな上につまんなそうに芝居してる舞台なんて、絶対見たくないもん」
夏海はそう言いながら、入り口の方へと視線を向ける。
「それじゃ、そろそろ帰ろっか」
「うん」
都古達は立ち上がった。
その時、ふと都古の視界に、猫のメイクをした大学生達が観客としてやってきた大学生と壇上付近で笑いながら話している様子が目に入った。
(たぶんこの後、打ち上げで飲みに行くんだろうなぁ……)
演劇というのは、観る側にとっては一瞬でも、演じる側は相当の時間、稽古をする。さらに、ほとんどの劇団は稽古を終えた後に反省会もする。
それは長い時間を一緒に過ごすことで戦友のような一体感が生まれるという良い面もあれば、馴れ合いや恋愛のごたごたが起こるという悪い面もある。
けれど、そういう良いことも悪いこともひっくるめた全てが、演劇の醍醐味だと都古は思っていた。
あー……。
『……やっぱりいいな。演劇って』
ふと都古がつぶやいた時、その音は近くの低い声と重なった。
都古が声の鳴った方へ振り返ると、それを言ったのは、近くに座っていた、あの黒髪イケメンの男子だった。
その時――、
その黒髪の男子は都古と目を合わせ、都古に向かって控えめに微笑んだ。
それから、彼は振り返り、そのままホールの出口へと去って行った。
「都古ちゃーん。何やってるの、置いていくよ」
夏海の声が聞こえ、都古は慌てて夏海達の方へと歩いていく。
「どうしたの。顔、めっちゃ赤いよ?」
千歌は都古の顔を見て言った。
都古は息をついて頭を落ち着かせてから言葉を返した。
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ここから読み始めると盛大なネタバレになります(汗)
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