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結婚しよう・・・将来を誓い合って婚約までした彼氏が浮気をして裏切ったので、私も同じことをしますから。
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彼氏の秀輝とは社内恋愛中。
年齢が近いこともあって、すぐに強く惹かれあった。
「将来は結婚しようね」と誓い合い、婚約までした2人。
そんな彼氏とのデート場所も挙式場巡りをすることが増えた。
腕を組み、バージンロードを歩く2人はもう夫婦になった気分。
「早く結婚式挙げたいね」「ああ」キスの練習までしてみたりして。
もうすっかり結婚は間近と思っていた。
それから1ヵ月後。
秀輝が浮気をしているとの噂が社内に流れた。
「え!?まさか!秀輝が浮気をしてる?嘘でしょ」
私はなにがなんだかわからず、パニックに陥る。
「ね、秀輝、あなた、浮気してるの?」と本人に聞いてみると「してないよ」と答えた。
しかし、休憩室で浮気相手の絵里と抱き合う姿を見てしまった。
「秀輝・・・」
パリン!目の前のショックな光景に、持っていたカップを落としてしまう。
「な、奈央!これはさ、具合が悪いって言うから、看病をしていただけだよ」
「嘘!キスまでしてたじゃない!あなたとこの女が浮気してるって、社内中に噂が流れてるのよ?嘘をつかないで!」
その日から秀輝とは連絡を絶ち、話しかけられても無視をきめた。
1ヵ月後。
「あのさ、奈央。俺とやり直してほしいんだ」と、休憩室で私に許しを請う秀輝。
「もう無理だわ。あたし、結婚するから」
「誰と!?」
「裕二とよ。ねえ、ちょっとこっちに来て」と、付き合ってる彼氏を紹介した。
「え!?こ、こいつ・・・」紹介した彼氏は秀輝が社内で一番嫌っている男だった。
「アイツ、生理的に無理だわ」と言っていた男をあえて選び、私は結婚すると伝えたのだ。
「これが指輪よ」指にハメた婚約指輪を見せてやる。
そして、秀輝の前で抱き合い、熱いキスをしてやった。
ショックで顔面蒼白、冷や汗をかく秀輝の顔を思い出しては、「私を裏切るとどういうことになるか思い知るがいいわ」
その後、生理的に嫌う男と付き合う私がいる職場にはいられないと秀輝は会社を辞めて、転職していった。
「いい気味だわ」とほくそ笑む私は、勝利の美酒に酔いしれた。
年齢が近いこともあって、すぐに強く惹かれあった。
「将来は結婚しようね」と誓い合い、婚約までした2人。
そんな彼氏とのデート場所も挙式場巡りをすることが増えた。
腕を組み、バージンロードを歩く2人はもう夫婦になった気分。
「早く結婚式挙げたいね」「ああ」キスの練習までしてみたりして。
もうすっかり結婚は間近と思っていた。
それから1ヵ月後。
秀輝が浮気をしているとの噂が社内に流れた。
「え!?まさか!秀輝が浮気をしてる?嘘でしょ」
私はなにがなんだかわからず、パニックに陥る。
「ね、秀輝、あなた、浮気してるの?」と本人に聞いてみると「してないよ」と答えた。
しかし、休憩室で浮気相手の絵里と抱き合う姿を見てしまった。
「秀輝・・・」
パリン!目の前のショックな光景に、持っていたカップを落としてしまう。
「な、奈央!これはさ、具合が悪いって言うから、看病をしていただけだよ」
「嘘!キスまでしてたじゃない!あなたとこの女が浮気してるって、社内中に噂が流れてるのよ?嘘をつかないで!」
その日から秀輝とは連絡を絶ち、話しかけられても無視をきめた。
1ヵ月後。
「あのさ、奈央。俺とやり直してほしいんだ」と、休憩室で私に許しを請う秀輝。
「もう無理だわ。あたし、結婚するから」
「誰と!?」
「裕二とよ。ねえ、ちょっとこっちに来て」と、付き合ってる彼氏を紹介した。
「え!?こ、こいつ・・・」紹介した彼氏は秀輝が社内で一番嫌っている男だった。
「アイツ、生理的に無理だわ」と言っていた男をあえて選び、私は結婚すると伝えたのだ。
「これが指輪よ」指にハメた婚約指輪を見せてやる。
そして、秀輝の前で抱き合い、熱いキスをしてやった。
ショックで顔面蒼白、冷や汗をかく秀輝の顔を思い出しては、「私を裏切るとどういうことになるか思い知るがいいわ」
その後、生理的に嫌う男と付き合う私がいる職場にはいられないと秀輝は会社を辞めて、転職していった。
「いい気味だわ」とほくそ笑む私は、勝利の美酒に酔いしれた。
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