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俺の愛してる人だよ・・・浮気相手を平気で家に連れて来て離婚すると言い出す夫に怒り爆発!

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「この人、俺が愛してる女性だから」と、家に浮気相手の女性を連れてきた夫。
「え?あなたが愛してるのはこの私でしょ?」
「いや、俺はこの人の方が好きなんだ。悪いけど、離婚して」と言ってきた。
「ま、そういうことだから。離婚してよね」と浮気相手の女性も離婚を要求する。

そんな2人はソファに座ると見つめ合い、私の前でも熱いキスをする。
「ちょ、ちょっと!なにをしてるのよ!」と止める私を突き飛ばした夫は、「消えろよ!」とキレてきた。
涙が出そうになる私は寝室に駆け込む。
「なんなの?!どういうことよ。いきなり家に浮気相手を連れて来るなんて。ひどいわ」

溢れそうになる涙を必死で手で拭っていると、「な、早く再婚したいからさ、離婚届にサインしてな」
夫は私の顔に離婚届を投げつけてきた。
私はその離婚届をクシャクシャにして、その紙で涙を拭いてやった。
「な、なにすんだよ!これじゃ離婚できないだろ!」
「そんなに離婚したいなら、また離婚届を持って来なさいよ」と言い返してやった。

次の日。
「ほら、離婚届だ。サインしてくれ」
「ええ」
私は離婚届に記入してゆく。
ビリッ
「あ!切れちゃったわ。替えの離婚届をちょうだい」
「そんなことだと思って、もう1枚持ってきておいたよ」
新しい離婚届に記入すると、「じゃ、明日までに出しておいてな」と頼んできた。
「ええ」

私は、夫が会社に行っている間に荷物と離婚届を持って家を出て、二度と家には戻らなかった。
「おい!どこにいるんだよ?離婚届はどうした?!」
「そんなの、私のタイミングで出すわよ」
「はあ!?なにを言ってんだよ!頭は大丈夫かよ?」
「浮気相手をいきなり家に連れて来るあなたの方が頭は大丈夫?」
「どうでもいいけど、家に帰って来いよな!話がある」
「もう話なんてしないわよ。あとは弁護士とやり取りをしてください」
「べ、弁護士?!」
「ええ、あなたとは二度と顔をあわせたくないので。では、さようなら」

その後、浮気した夫は裁判で敗訴。
子供の親権と家は私のものとなった。
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