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私の彼氏と母親が熱いキスをする!怒り爆発で母の日に買ったカーネーションをぶちまけたその後・・・最強の復讐を

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学校が早く終わった日。
母の日のため、私は花屋で真っ赤なカーネーションの花束を買い、足早に家に向かった。
「お母さん、喜んでくれるかな?」なんて期待を胸に。
本当は彼氏とデートがしたかったけど「今日は母の日だから無理なんだ。ごめんね」と断った。

「あ、ここ彼氏の家だな」と思いつつ、家の前を通り過ぎようとしたら、玄関のドアが開き、中から人が出てくる。
「彼氏のお母さんかな?」と目を向けて見れば・・・・私のお母さんだった。
「え?なんでお母さんが彼氏の家から出てくるの?!」私はパニックになる。
花束を持って、塀に隠れてしまった。
ブルブルと震える手と気持ちを抑えることに必死の私は、玄関前で2人が楽しそうに笑い合う姿が夢であってくれたらいいのにと思う。

でも、そんな期待も儚く散ることとなる。
2人は抱き合い、熱いキスを交わすのだから・・・
もう何度もデートを重ね、深い関係のカップルに見えた。

母は「じゃあね」と笑顔で手を振り、彼氏の家を後にする。
いつもは地味なパンツ姿の母が、タイトスカートを穿き、ハイヒールなんて履いて。
派手なメイクとヘアスタイルだからか、10歳は若く見えた。
「ふしだらだわ・・・20歳も年の差がある男に手を出すなんて!」私は怒りがとまらなかった。

母親よりも先に帰った私は、カーネーションの花束を椅子に思い切りぶつけてやった。
バラバラと床に飛び散る花びら。
「ただいまー」そこに、母親が帰って来た。
どこか浮かれた声に、私の怒りは爆発してしまう。

「なにがそんなに楽しいのよ!」
「え?どうしたの?そんなに怒って」
「どうしたって?お母さん、私の彼氏に手を出したでしょ?」
「は?あなたの彼氏って?知らないわよ」
「とぼけないで!お母さんが私の彼氏に手を出したことはわかってるのよ。キスまでしてね」
「いけない?お母さんはモテるのよ。昔から彼氏を切らしたことがなかったわ。悔しかったら彼氏を奪い取ってみたら?あたしから」

実の娘の彼氏を寝取り、さらには奪い取ってみなと対抗意識丸出しの母親に対して、私はすごく腹が立ってしまった。
「いつか、いつか復讐してやるから・・・」そう私は心に決めた。

その後。

20歳になった私は母の兄と寝てやった。
21歳になった私は母が付き合い出した不倫相手を奪い取ってやった。
22歳の私は母の弟と結婚し、復讐をはたす。

そんな娘に、母は「もう!次から次へと私の大切な者を奪い取って!なんていう親不孝な娘なの!」
「あら?あたしって、男にモテる若い女なんだから仕方がないでしょ?どうあがいても、年増のお母さんにはできないことね。でも、悔しかったら奪い取ってみるのね。あたしから大切な人たちを」と言い放ってやった。
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