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高身長でイケメンの夫が浮気をしていた!女の住むマンションに行き、部屋と名前を確認した私は…
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高身長でイケメン、国内有数の大学を主席で卒業した28歳の夫、アツシ。
都内でも指折りの大手に勤め、同年代の男性の平均年収よりも2倍近くの給料を稼ぎ出す。
「小学校時代から英才教育を受けた俺ってさ、英語も堪能だし、バイオリンも弾けるんだぜ。だから、子供には徹底的に教育してくれないと困るよ」と言ってくる。
「わかりました」
そんな夫が休日になると外出することが多くなった。
「バイオリン教室に通いだしたんだ。ずっとやっていないと忘れてしまうからね」と言って。
「そうね」
私はバイオリン教室へと通う夫の背中を見つめながら「見えすいた嘘よね」とつぶやいた。
バイオリンを持って行かずに、どうやって習うっていうのよ。
教室に行くだけなのに、新品の下着を身に着けて、香水まで振りかけて行くことないじゃない。
ムスクの香水だなんて、どこかいやらしいわ。
私は子供を軽自動車の後部座席に座らせて、夫の車の後を追った。
車は街の中心地に入ると、路地裏の方へと入って行く。
そして、マンションの駐車場へ入る夫の車は迷いもなく、一番奥の駐車場にとめた。
車を降りた夫が玄関の前で誰かに電話をかけている。
次の瞬間、スッとドアが開いた。
もう何度も通い慣れているような夫の行動に、浮気相手とはかなり深い中なのだと感じてしまう。
私はこんなにも真剣に交際している浮気相手がどんな人か知りたいと思った。
子供を背負った私は静かにベランダ側にまわり、どの部屋に入るかチェックする。
玄関の中に入った後、マンションの4階の角部屋の灯りがついた。
「あそこね」
後日、マンションについて調べてみると、あの部屋は404号室。
名前はユリコ。
「かわいらしい名前ね」
私は後日、夫の浮気相手のマンション404号室宛てに花を贈った。
ユリの花を。
そして、玄関前で、マンションの住人にユリの花束を手渡した。
メッセージカードには「404号室のユリコさんと浮気している夫の妻より」と書いて。
花束を渡していると、夫と浮気相手が帰ってきたので、「どうぞ」とユリの花束を渡した。
「なによ、これ!結婚してるなんて聞いてないわよ!よくもあたしを騙してくれたわね!恥さらし」
「恥?恥といえば、こんなに優秀でデキた夫に、こんなダサい服を着て、一昔前のメイクをしているおばさんが浮気相手だなんて、ほんとうに恥ですわ」
「!」
「ユリのような美しいイメージとかけ離れたあなた、もうそろそろ枯れてくださらない?」
その後、私に貶された浮気相手の女は夫の前から忽然と姿を消した。
どうもプライドが酷く傷ついた女は経営が失敗し、店は倒産。
都会で生きる気を失い、田舎に帰ったという。
高身長で国内有数の大学を主席で卒業したイケメンの夫には、トイレットペーパーを会社帰りに買わせて、草むしりを毎日やらせた。
おかげで日焼けした夫。
どこか野生的でいいわ。
ベッドの上で燃え上る私だった。
都内でも指折りの大手に勤め、同年代の男性の平均年収よりも2倍近くの給料を稼ぎ出す。
「小学校時代から英才教育を受けた俺ってさ、英語も堪能だし、バイオリンも弾けるんだぜ。だから、子供には徹底的に教育してくれないと困るよ」と言ってくる。
「わかりました」
そんな夫が休日になると外出することが多くなった。
「バイオリン教室に通いだしたんだ。ずっとやっていないと忘れてしまうからね」と言って。
「そうね」
私はバイオリン教室へと通う夫の背中を見つめながら「見えすいた嘘よね」とつぶやいた。
バイオリンを持って行かずに、どうやって習うっていうのよ。
教室に行くだけなのに、新品の下着を身に着けて、香水まで振りかけて行くことないじゃない。
ムスクの香水だなんて、どこかいやらしいわ。
私は子供を軽自動車の後部座席に座らせて、夫の車の後を追った。
車は街の中心地に入ると、路地裏の方へと入って行く。
そして、マンションの駐車場へ入る夫の車は迷いもなく、一番奥の駐車場にとめた。
車を降りた夫が玄関の前で誰かに電話をかけている。
次の瞬間、スッとドアが開いた。
もう何度も通い慣れているような夫の行動に、浮気相手とはかなり深い中なのだと感じてしまう。
私はこんなにも真剣に交際している浮気相手がどんな人か知りたいと思った。
子供を背負った私は静かにベランダ側にまわり、どの部屋に入るかチェックする。
玄関の中に入った後、マンションの4階の角部屋の灯りがついた。
「あそこね」
後日、マンションについて調べてみると、あの部屋は404号室。
名前はユリコ。
「かわいらしい名前ね」
私は後日、夫の浮気相手のマンション404号室宛てに花を贈った。
ユリの花を。
そして、玄関前で、マンションの住人にユリの花束を手渡した。
メッセージカードには「404号室のユリコさんと浮気している夫の妻より」と書いて。
花束を渡していると、夫と浮気相手が帰ってきたので、「どうぞ」とユリの花束を渡した。
「なによ、これ!結婚してるなんて聞いてないわよ!よくもあたしを騙してくれたわね!恥さらし」
「恥?恥といえば、こんなに優秀でデキた夫に、こんなダサい服を着て、一昔前のメイクをしているおばさんが浮気相手だなんて、ほんとうに恥ですわ」
「!」
「ユリのような美しいイメージとかけ離れたあなた、もうそろそろ枯れてくださらない?」
その後、私に貶された浮気相手の女は夫の前から忽然と姿を消した。
どうもプライドが酷く傷ついた女は経営が失敗し、店は倒産。
都会で生きる気を失い、田舎に帰ったという。
高身長で国内有数の大学を主席で卒業したイケメンの夫には、トイレットペーパーを会社帰りに買わせて、草むしりを毎日やらせた。
おかげで日焼けした夫。
どこか野生的でいいわ。
ベッドの上で燃え上る私だった。
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