4 / 12
■5☆二回目デートの年下男子
しおりを挟む
「優斗、私と付き合って?」
「え…!?」
優斗との二回目のデートの別れ際に私から思い切って告白した。
だけど、優斗は驚いて挙動不審。
気まずい沈黙が続く…。
あれ…!?思ってた反応と違う…!!
「ありがとう。けど、まだ知り合って間もないし、お互いの事ゆっくり知ってからの方がいいな。ほら、俺、まだかっこつけてばかりでダメな所見せてないから。」
ゴ─────ン。
脈アリだと思ったから、自分から告白したけれど、やんわりと傷つかないように振られてしまった。
「こんな綺麗なお姉さんからの申し出勿体ないけれど…。」
そうだよね、そうだよね!
12歳年上のオバサンと付き合えるわけないよね(泣)こんな若くて素敵な男の子が!
あー恥ずかしい。
いけると思っちゃったイタイ自分が恥ずかしい!!
崖っぷち33歳の考え怖すぎる。
「困らせちゃってゴメンね!今言った事は忘れて?」
「俺こそゴメン。瑠奈からそんな事言われると思ってなくて、びっくりしちゃって。すぐ言葉が出てこなくて。」
……そうか。
単に年上の女の人とデートしてみたかっただけなんだね。若さゆえの興味本位!あるあるだよね!!
それをマジだと勘違いしちゃう私、相当な地雷女。
優斗を動揺させちゃった。
これで、次回はもうないよね。
でも、私は崖っぷち。
傷が浅いうちに次の恋を見つけないと。
「瑠奈、次なんだけど、まだ予定がわからなくて。わかったら連絡するね。」
ゴ───────ン。
はい、優しい断り方。
さよならって事だね。
「わかった。今日はありがとう。楽しかったよ!」
ニッコリスマイルを優斗に向けて、バイバイした。
家に帰ってから落ち込みまくり。
「かわいい」「かわいい」褒められて、いい歳した大人の女が調子に乗っちゃったなぁ。
あー落ち込む。
優斗の事『好き』になっちゃった自分。
『恋愛して乙女になれた時間』は幸せで素敵だったな。
気持ち切り替えられるかな…。
当分無理かも。
帰宅後のLINEをせずに、どよーんと落ち込んでいた。
* ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ *
無事帰れた?
今日のるなちゃんも可愛かった
明日から仕事頑張ろうね
* ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ *
↑最後まで優しいな、優斗は。
付き合う気ないのなら、優しくしないで欲しいなぁ。
私はLINEを返さず寝てしまった。
翌朝
* ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ *
おはよう!
何かあった?
LINE来ないと心配します
* ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ *
↑いや、『何かあった?』ってキミに振られて落ち込んでるんだよ。
夜に通話着信があった。
私はスマホを手にとった。
「LINE返事なくて心配して、かけちゃった。どうしたの?返信ないから心配で夜眠れなかったよ。」
「ゴメン…。落ち込んでてLINE返せなかった。」
「え!ゴメン!俺のせい?…だよね。
瑠奈、次の休みはいつ?早く会いたい」
「会っても優斗は私の事、恋愛対象じゃないんだよね?」
「そんな事ない!好きだし。瑠奈に本当に恋してる。」
「じゃあなんで…(断ったの)」
「瑠奈。心配して眠れなくなっちゃうくらい瑠奈の事思ってるよ。
俺、あの時は、瑠奈からの告白にびっくりしちゃって動揺して上手く返事返せなかったけど……次は俺から言わせて?ちゃんと俺から言うから。」
………優斗の言葉が嬉しくて、泣いてしまった。
【「1☆年下男子に告白される」へ繋がります。】
「え…!?」
優斗との二回目のデートの別れ際に私から思い切って告白した。
だけど、優斗は驚いて挙動不審。
気まずい沈黙が続く…。
あれ…!?思ってた反応と違う…!!
「ありがとう。けど、まだ知り合って間もないし、お互いの事ゆっくり知ってからの方がいいな。ほら、俺、まだかっこつけてばかりでダメな所見せてないから。」
ゴ─────ン。
脈アリだと思ったから、自分から告白したけれど、やんわりと傷つかないように振られてしまった。
「こんな綺麗なお姉さんからの申し出勿体ないけれど…。」
そうだよね、そうだよね!
12歳年上のオバサンと付き合えるわけないよね(泣)こんな若くて素敵な男の子が!
あー恥ずかしい。
いけると思っちゃったイタイ自分が恥ずかしい!!
崖っぷち33歳の考え怖すぎる。
「困らせちゃってゴメンね!今言った事は忘れて?」
「俺こそゴメン。瑠奈からそんな事言われると思ってなくて、びっくりしちゃって。すぐ言葉が出てこなくて。」
……そうか。
単に年上の女の人とデートしてみたかっただけなんだね。若さゆえの興味本位!あるあるだよね!!
それをマジだと勘違いしちゃう私、相当な地雷女。
優斗を動揺させちゃった。
これで、次回はもうないよね。
でも、私は崖っぷち。
傷が浅いうちに次の恋を見つけないと。
「瑠奈、次なんだけど、まだ予定がわからなくて。わかったら連絡するね。」
ゴ───────ン。
はい、優しい断り方。
さよならって事だね。
「わかった。今日はありがとう。楽しかったよ!」
ニッコリスマイルを優斗に向けて、バイバイした。
家に帰ってから落ち込みまくり。
「かわいい」「かわいい」褒められて、いい歳した大人の女が調子に乗っちゃったなぁ。
あー落ち込む。
優斗の事『好き』になっちゃった自分。
『恋愛して乙女になれた時間』は幸せで素敵だったな。
気持ち切り替えられるかな…。
当分無理かも。
帰宅後のLINEをせずに、どよーんと落ち込んでいた。
* ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ *
無事帰れた?
今日のるなちゃんも可愛かった
明日から仕事頑張ろうね
* ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ *
↑最後まで優しいな、優斗は。
付き合う気ないのなら、優しくしないで欲しいなぁ。
私はLINEを返さず寝てしまった。
翌朝
* ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ *
おはよう!
何かあった?
LINE来ないと心配します
* ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ *
↑いや、『何かあった?』ってキミに振られて落ち込んでるんだよ。
夜に通話着信があった。
私はスマホを手にとった。
「LINE返事なくて心配して、かけちゃった。どうしたの?返信ないから心配で夜眠れなかったよ。」
「ゴメン…。落ち込んでてLINE返せなかった。」
「え!ゴメン!俺のせい?…だよね。
瑠奈、次の休みはいつ?早く会いたい」
「会っても優斗は私の事、恋愛対象じゃないんだよね?」
「そんな事ない!好きだし。瑠奈に本当に恋してる。」
「じゃあなんで…(断ったの)」
「瑠奈。心配して眠れなくなっちゃうくらい瑠奈の事思ってるよ。
俺、あの時は、瑠奈からの告白にびっくりしちゃって動揺して上手く返事返せなかったけど……次は俺から言わせて?ちゃんと俺から言うから。」
………優斗の言葉が嬉しくて、泣いてしまった。
【「1☆年下男子に告白される」へ繋がります。】
0
お気に入りに追加
20
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
好きな人がいるならちゃんと言ってよ
しがと
恋愛
高校1年生から好きだった彼に毎日のようにアピールして、2年の夏にようやく交際を始めることができた。それなのに、彼は私ではない女性が好きみたいで……。 彼目線と彼女目線の両方で話が進みます。*全4話
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる