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■8.アランくんとジェイさん
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8月に入った。
今日は、昨年この海の家『BLUE WAVE』でバイトしてたという二人組の男の人が遊びに来た。
ひとりはドレッドヘアーに口髭を生やした厚めの唇をしたレゲエ系の『ジェイさん』って人。
もうひとりは凄く甘~いマスクした、外人さん風の顔立ち。
ホワイトメッシュの入った色素の薄い長めの髪をオールバックにしてる、彫りの深いくっきりとした二重に、ブラウンの瞳の『アランくん』って人。
二人の容姿を見て、うわっΣ(゚Д゚)‼…ってちょっと尻込みした。
なんていうか。
15歳の処女な女子高生が、気軽に絡める相手じゃないなー…と。
この、『アランくん(仮名)』って人が 、サーフ雑誌に度々載るような名の知れたサーファーで、際立ってカッコイイんだけど、私に対して何故かめっちゃくちゃ冷たくて、怖かった。
初対面の時に私が挨拶すると、
「なんかお前誰かに似てんだよな──。ムカつくんだよ。お前の顔。」
会った瞬間、アランくんにいきなり
そう言われた。
ええええ──── Σ(ŎдŎ|||)ノノ!?
誰かに似てるからムカつくって理不尽すぎるんですけど……!
顔が整いすぎてるせいか、アランくんに睨まれるとめっちゃ恐かった。
背高いし、腹筋バキバキだし。
殴られたら一発K.Oな感じだし(汗)
金髪チャラ男の光くんに
「アランくんて人、怖くない?」
と耳打ちすると、
「アランくん?どこがー?
カッコイイじゃん。色男って感じ。
話したらメッチャ良いヤツだったよー?」
……だって。
どうやら私だけに怖いみたいだった。
アランくんの存在が恐ろしいので、店の中へ戻ると、ドレッドヘアーのジェイさんが近づいて来た。
「ねぇ、俺いくつに見える?
当てられたらほっぺにキスしてあげる♡」
(゜-゜)
きんも~。
何この人。
初対面の癖に馴れ馴れしすぎる。
顔濃すぎて私のタイプじゃないし。
その口髭、無理無理~!!
多分、ジェイさんもアランくんも19歳か20歳くらいだと思うけど、ここでジェイさんの年齢当てちゃったら罰ゲーム級だから
「えーわかんないです~」
と、ちょっとぶりっ子笑顔で誤魔化したら
「……お前、ウゼーんだよ。
お前の声聞いてたら具合悪くなってきたから喋んな。」
外からその様子を見ていたアランくんが、茶色い瞳で私を睨んできた。
えぇ━━(ŎдŎ;)━━━ ッ!?
なんで私が怒られるの!?
今の私悪くないでしょ!
どんだけ私の事毛嫌いしてんだよ。
流石に凹むわ。
『モテ期キターー‼』
『私、ちょっとイケてんじゃね?』
……なんて最近浮かれてたけど、アランくん出現で、ハートが粉々になりそうなぐらい自信喪失気味。
今日は、昨年この海の家『BLUE WAVE』でバイトしてたという二人組の男の人が遊びに来た。
ひとりはドレッドヘアーに口髭を生やした厚めの唇をしたレゲエ系の『ジェイさん』って人。
もうひとりは凄く甘~いマスクした、外人さん風の顔立ち。
ホワイトメッシュの入った色素の薄い長めの髪をオールバックにしてる、彫りの深いくっきりとした二重に、ブラウンの瞳の『アランくん』って人。
二人の容姿を見て、うわっΣ(゚Д゚)‼…ってちょっと尻込みした。
なんていうか。
15歳の処女な女子高生が、気軽に絡める相手じゃないなー…と。
この、『アランくん(仮名)』って人が 、サーフ雑誌に度々載るような名の知れたサーファーで、際立ってカッコイイんだけど、私に対して何故かめっちゃくちゃ冷たくて、怖かった。
初対面の時に私が挨拶すると、
「なんかお前誰かに似てんだよな──。ムカつくんだよ。お前の顔。」
会った瞬間、アランくんにいきなり
そう言われた。
ええええ──── Σ(ŎдŎ|||)ノノ!?
誰かに似てるからムカつくって理不尽すぎるんですけど……!
顔が整いすぎてるせいか、アランくんに睨まれるとめっちゃ恐かった。
背高いし、腹筋バキバキだし。
殴られたら一発K.Oな感じだし(汗)
金髪チャラ男の光くんに
「アランくんて人、怖くない?」
と耳打ちすると、
「アランくん?どこがー?
カッコイイじゃん。色男って感じ。
話したらメッチャ良いヤツだったよー?」
……だって。
どうやら私だけに怖いみたいだった。
アランくんの存在が恐ろしいので、店の中へ戻ると、ドレッドヘアーのジェイさんが近づいて来た。
「ねぇ、俺いくつに見える?
当てられたらほっぺにキスしてあげる♡」
(゜-゜)
きんも~。
何この人。
初対面の癖に馴れ馴れしすぎる。
顔濃すぎて私のタイプじゃないし。
その口髭、無理無理~!!
多分、ジェイさんもアランくんも19歳か20歳くらいだと思うけど、ここでジェイさんの年齢当てちゃったら罰ゲーム級だから
「えーわかんないです~」
と、ちょっとぶりっ子笑顔で誤魔化したら
「……お前、ウゼーんだよ。
お前の声聞いてたら具合悪くなってきたから喋んな。」
外からその様子を見ていたアランくんが、茶色い瞳で私を睨んできた。
えぇ━━(ŎдŎ;)━━━ ッ!?
なんで私が怒られるの!?
今の私悪くないでしょ!
どんだけ私の事毛嫌いしてんだよ。
流石に凹むわ。
『モテ期キターー‼』
『私、ちょっとイケてんじゃね?』
……なんて最近浮かれてたけど、アランくん出現で、ハートが粉々になりそうなぐらい自信喪失気味。
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