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【26】早川くんとピアス

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現代文の時間。


「教科書忘れちゃった」


私に向ってわざとらしくそう言う
隣のイケメンくん。


「絶対ワザとでしょ?w」

「フフッ」


確信犯的な笑いをする早川くんと机をくっつけて座る。


早川くんは私と隣同士になってから、こうやって机をくっつけて、授業中教科書を立ててコソコソ話すのが日常となっていた。

私もそれを毎日楽しみにしていた////



雑誌の話。

「あの表紙のモデルさんがつけてる
ピアス可愛いよね~」

そんな話しで盛り上がった。



「ねぇ、俺のピアス見える?」


早川くんはオシャレだからコロコロ髪型を変える。現在の髪型は耳が隠れるくらいの長さで、軽く毛先にパーマをかけていてシャープな顔立ちにふんわりした髪がこれまた良く似合っていた。


「ウン。髪の間からチラッと。
……また新しく穴開けたの?」

「そそ。」

元々2箇所にピアスホールあいていたけど、耳たぶより上の位置、軟骨の辺りに新たに増えていた。

「ねぇ、軟骨って穴あける時場所間違えると失明するってホント!?」

「アハハw 
るあちゃん、それ信じてんの!?
‘’白い神経が出て、
引っぱると失明する‘’ってヤツ?
あれは都市伝説でしょw」

「デマなの!?ちょっと信じてたw
私、それが怖くて軟骨いけなくて…。」

「軟骨開けたいの?」

「ウン。開けたい。」


ピアスの穴は親に内緒で、2ヶ所開けていた。

早川くんの影響で、軟骨にも開けてみたいなぁと思う今日この頃。


「ドコに開けたら良いと思う?」

「うんとね、この辺が良いんじゃない?」


私の髪を掻き分け、左耳に早川くんの長く綺麗な指が触れる。


「……ン////」

ピクンと身体が反応する。


「あ…るあちゃん、耳弱いんだ?w」

フフッと何だか嬉しそうに笑う、早川くんの言葉に顔を赤らめる。


「いや////ちょっと擽ったかっただけ!w」

「フフッ。弱点発見だねw」


そう言って、耳の軟骨ラインを
スーッと優しくなぞられた。


早川くん♡ソコはダメ////
ゾクゾクしちゃうよ ───////
授業中にもかかわらず身をよじってしまう。


「俺がココに穴、開けてあげようか?」

「ココ……痛い?」

「ちょっと痛いかもしれない。」

「やっぱ、怖いな……。」

「開けた後は消毒毎回きちんとすれば大丈夫だよ。
思い切って開けてみる?
ピアッサーと消毒液あるよ。」


耳を触られながらのこんな会話も、なんだかドキドキ////
Sっぽいよ、早川くん♡
Mの血が滾るw


「考えとくね。」

「開けたくなったら、いつでも言って。俺がやってあげるから。」


……やってもらいたい♡(発情w)

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