【実話】高校2年の時のクラスメイト愛しの早川くんは神イケメンでした

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【8】武輝くんとゲーム

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今日は、休み時間、武輝くんと某モンスター配合型育成ゲームをやっていた。

武輝くんと私はゲーム仲間。
私が無類のゲーム好きな事を部活動を一緒にやっていた時から彼は知っていて、クラスが同じになってから度々ゲーム対戦してる。


高校生にもなって、こんな幼稚な事に付き合ってくれる人はなかなかいない。
なので貴重な存在だった。

……残念ながら彼に恋愛感情は湧かないけどw
(主な理由:スネ毛)


「るあのモンスターと、俺のモンスター結婚させよう‼」

「おっけー」


お互いの用意したモンスターを送り合い、配合してステータスを受け継いだ子供が生まれる。


「るあと俺の子供の名前、何にしようかなー?」

「その言い方、誤解を招くから辞めてw」


ジロリと睨むが、武輝くんは終始嬉しそうなニヤケ顔だった。


「何?子どもって。」


夢中で生まれたモンスターのステータス振りをしていると、背後から声が。


「へぇ……。そのゲームすきなんだ。」


耳元からドキッとする声。
驚いて振り向くと、我ら2-Eカーストトップの早川くんが後ろから画面を覗き込んでいた!


わぁ ─────ッ!!!
集中しすぎて気付かなかった!!


それより、ヲタク女子だと思われてドン引きされたらショック!!

早川くんに、自分がゲーム好きな事バレたくなかった!(焦)
どうしよう( ºωº ;)



「あっ!早川!!
今、良い所なんだから邪魔すんなよ!」

武輝くんがゲーム機片手にシッシッと追い払おうとする。


「別に良いじゃん。
見てるだけなんだから。……ねぇ?」


私の肩越しに会話をする早川くん。
近くてドキドキ。
ゲームなんかやってられません。
全く集中できません。 


すぐ様セーブをして、電源をOFFにし、鞄の中にゲーム機をしまった。


「あ~!
なんで終わりにするんだよ!
まだ休み時間あるだろ!?」


武輝くんが私の行動に不満を漏らす。

「今日は配合できたからもういいや。」

「何そのヤり捨て的な感じw
るあが用意しろって言ってたモンスター、トータル10時間くらいかけて育ててやったのに!」

「おつありw(適当)」

「酷い……。酷すぎる……!
貢いだ挙句、この対応。」


早川くんは、このやり取りを見て
爆笑していた。


「アハハw
そのゲームそんなに面白いの?」

早川くんが質問すると

「お前はやらなくて良い!」

武輝くんはそう言って
早川くんが会話に入ってくるのを遮断。
かなりご立腹の様でした( ˆ﹀ˆ٥)



次の授業は選択の生物♡


前の席の早川くんは、私の隣の席の武輝くんに気付かれない様に、
後ろを向かずにルーズリーフの切れ端をさり気なくポトッと、私の机の上に落とした。


広げて見てみると、そこには先程武輝くんとやっていたゲームのモンスターの絵が描かれていた。



上手​─────!!
カワイイ​──────ッ!!!!!




早川くんはこのゲームやった事ないっぽいけど、なんとなくで描いてくれた様。

絵心もあるんだ~~!!
クリエイティブな人好き♡


好きな事を否定するどころか、歩み寄ってくれてる感じがなんだか嬉しかった。



私もお返しに、負けじとノートに
モンスターのイラストを描き描きw
【絵、上手だね】とコメント付き。


早川くんの肩をポンポンと叩いて、ノートの切れ端を渡す。


早川くん、私の絵を見て右手でGOODサインをチラリと見せた。



そして、またまた早川くんは振り向かずに前を向いたまま私の机の上に紙をポトッと落とした。



折られた紙の切れ端を広げると
イラストと共に


【今度やらせて?】


と描いてあった。



えッ!?



………やらせてッ( //Д//)!?

あ、
ゲームだよねッ!!(焦)


早川くんはそんなハレンチな事、
言わないよねw大人だからw

【OK‼】


と紙に書いて、それを早川くんにコソッと渡した。


この、無言のやり取りがとても楽しかった♡

知らず知らずのうちに段々と仲良くなっていってる気がした。
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