【実話】高1バスケ部マネ時代、個性的イケメンキャプテンにストーキングされたり集団で囲まれたり色々あったけどやっぱり退部を選択しました

Rua*°

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◇おまけ(潤平先輩)◇

■勉強合宿②

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「昨日、潤平先輩が講義室で遅くまで勉強してたんだよ~!」


翌日、
『潤平のストーキングを見守る会』の
メンバーにこの事を話すと
みんな喰いついた!!



「よーし!
今日の夜、潤平が勉強してる所、
皆で見に行こう♡」

「面白そう♡行く行く!!♬」


なんと、
潤平先輩を逆ストーキングする事に
なってしまった(焦)




夜中、キャッキャ言いながら
みんなで出歩く。
先生に遭遇しても、“勉強しに来た”って言えば何とかなりそう。


おもしろ~い♡


講義室の引き扉は開けっ放しにされていたので、柱の影に隠れながら、潤平先輩がいるか覗き見た。


「潤平発見♡」

「真面目に勉強してるー!w」

「眼鏡カッコイイ♡♡♡
デキる男っぽいwww」


潤平先輩がいつもしてる『ストーカー行為』を今日は私たちが味わう。


何これ。
ハマりそう♡
(やってる事バカですみませんw)
 


笑いながら潤平先輩を見ていたら、潤平先輩は振り返り、私たちの方を見た。


思いっきり目が合う。


ヤバッΣ(゚Д゚)!!!!
本人に気付かれた!!



潤平先輩は、かけていた眼鏡を外すと
パタンと参考書を閉じ、バッグの中にしまいはじめた。


え……………?



立ち上がり、くるりとこちらを振り返り何か言いたそげな表情。


「ヤバい!完全にバレた!!撤収しよう!」


潤平のストーキングを見守る会メンバーと私は踵を返し逃げ出した。



潤平先輩は、こちらにスタスタと向かってくる。

暗い廊下の中、後方から響く足音。




「キャ​─────ッ♡」

「キタキタキタ​───!!」

「恐い恐い恐い​───!!!(喜)」





もやし男子しかいない進学合宿に飽き飽きしていたので、私たちは潤ちゃんとの戯れを楽しんでいたw
(潤平先輩の勉強の邪魔して大迷惑www)



そして、進学合宿最終日前夜。

また、夜な夜な食堂に食料拝借しに
ウロついていると、



「マネ♡」


後ろからのイケボ囁き声にビクッと硬直する。



全く気配が感じられなかったけど、後ろに潤平先輩がいた!!!

忍者ですか!アナタはΣ(゚Д゚)!?
いつからストーキングしてたの!?



「こんばんは~☆」

驚きで、ぎこちない笑顔を潤平先輩に送る。


「ねぇ、マネに聞きたい事があるんだけど…」


え!何!?
まさか、昨日ウチらが
ストーキングしてた事 Σ(゚艸゚*)!?


「あ、ハイ。
てか…もうマネじゃないです…^^;」


「あ、ゴメン。そうだね。
なんて呼べばいい?
『子猫ちゃん』…でいいかな?」


ちょ ( ๏ิ₃๏ิ)!?
なんスカ!?
『子猫ちゃん』て​──www
サラッと真顔で言うのヤメて!!!
ブハッと吹き出しそうになったよ!!!!



「いや、普通に『るあ』で
お願いします…(笑いを震え我慢)」


「るあ…ちゃん。
なんでボクに何も相談しないで部活辞めちゃったの?」


眉を下げて、悲しそうな表情を見せる
潤平先輩。


あ………そうね。
キャプテンの潤ちゃんに
何も言わずに辞めちゃってゴメンなさい。
また拗ねちゃったのかな?
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