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■女神降臨
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囲まれて、殴る、蹴るの暴行はなかったけれど、集団の圧力で言葉の暴力を浴びせられた。
否定しようとすると嘘つき呼ばわりされるし、こうも多勢に無勢では反論の余地はなかった。
志恵子先輩を泣かせたペナルティとして、今後、部活動における更衣室の使用禁止の罰を与えられた。
着替えは体育館の隅か、外でする様にと志恵子先輩は意地の悪い顔をして言った。
女子テニス部の先輩たちもクスクス笑いながらそれに賛同する。
ロッカーも使用する事を禁止され、荷物は体育館の隅に置く様に言われた。
なんの権限があってそんな命令をするのか。
納得いかない。
いかないけれど、それを飲まなきゃ
解放されない状況にある。
私は、頷きそれを受け入れた。
そして、やっと解放される。
先輩たちが出て行くと、緊張の糸が解れ涙が頬を伝った。
恐かった!
恐かったよ………!!!!
その場にへたり込んで
動けなくなってしまった。
ガラガラ……
用具室の引き戸が開いた。
「あれ?どうしたのー?」
ハスキーな声のその主。
そこには素敵な男子………
ではなく、バレー部女子の1年生。
『愛ちゃん』の姿が。
「な…何でもないよ…!」
そうは言ったものの力が抜けて、床にへたり込みガクガクガクガク…と震える身体。
「え!?何があったの!?」
愛ちゃんは異常に気付き、私の元へ駆け寄った。
その声に安堵して、私はうわーんと声を上げて泣いた。
怖かった!怖かったよー!!!
本当に怖かった!!!
愛ちゃんは、何も言わず、震えて泣きじゃくる私を抱きしめてくれた。
用具室から中々戻らない愛ちゃんの元へ、女子バレー部の1年生が二人駆けつけた。
「なになに!?何があったの!?」
私は、泣きながら先程の光景を説明した。
「マジそれ?志恵子ありえないッ!
アイツ元々気にくわなかったけど
今の話でもう無理だわ。限界突破した。」
隣コートでいつも顔を合わせる、バレー部女子たちには、志恵子先輩の悪態は知れ渡っていた。
「本当聞いてて腹立ってきた。
なんなのそれ?スゲー自分勝手じゃない?今度るあ泣かせたら、ウチらバレー部が志恵子に同じ事する!!2年とか関係ない。
囲むとかありえないし!!
結局一人じゃ何も言えないチキンなんでしょ?」
一緒になって腹を立ててくれた愛ちゃんたち3人は、1年の『ギャル』で先輩たちもちょっとビビる様な結構目立った存在。
バレー部は良い意味で緩い感じで、先輩後輩仲は良好。
顧問の先生もゆるゆるで、あんまり真面目に部活やっている様にはみえなかったけれど、和気あいあいやっている隣のコートが羨ましく感じた。
こちらもそんな良好な先輩後輩関係が良かったな…。
「ウチらがるあを守るからさ。
志恵子なんかに負けるな!
あんなのの為に泣くの勿体無い!」
そう言って愛ちゃんは私の事、もう一度ギューッと抱きしめてくれた。
彼女らは、見た目の派手さからは想像出来ないあったかい心を持っていた。
「るあ、もう泣くのやめな!
待ってて。今、コンビニでアイス買ってくるから。ウチらの部室で一緒に食べよ?」
「着替えも荷物置くのもウチらの部室使ったらいいよ。
大丈夫。先輩にも言っとくから!」
女バレの皆が優し過ぎて、本当泣けた~ (´இωஇ`)
その日を境に、私は愛ちゃんたちギャルグループと仲良くなった。
愛ちゃんたち3人は、全員彼氏持ちで、全員経験済だった。
「え!?るあまだ処女なの!?
マジで言ってる!?
ピュアすぎ~!!!」
「えー!?なんで桐島クンとシなかったの?
え?拒否ったの??なんで!?
もったいな~い!
桐島クン、めっちゃイケメンじゃん!!」
「本当もったいない!!
桐島クン絶対スゴイと思うんだけど♡」
えっ?えっ??
一体ナニがスゴいの (o''д''o)???
何だか今までの友達と全然種類が違って、性に関してオープンで、私はドギマギした。
だけど『セッ〇ス』は悪い事でもなんでもなくて、避妊や相手を思いやる事を前提とする行為であれば、不潔だとか、マイナスイメージを持つ必要はないのではないか?嫌悪感を持ってガチガチに構えなくてもいいんじゃないか?って思える様になった。
彼女らの性体験を色々聞いて、私も『初体験』してみたいなって段々と思う様になった。
ゴメンね、桐島。
別れた後でエッチに興味が湧くなんて。
もう少し早くこんな気持ちになっていたら、もしかしたら応えられてたかもしれない。
否定しようとすると嘘つき呼ばわりされるし、こうも多勢に無勢では反論の余地はなかった。
志恵子先輩を泣かせたペナルティとして、今後、部活動における更衣室の使用禁止の罰を与えられた。
着替えは体育館の隅か、外でする様にと志恵子先輩は意地の悪い顔をして言った。
女子テニス部の先輩たちもクスクス笑いながらそれに賛同する。
ロッカーも使用する事を禁止され、荷物は体育館の隅に置く様に言われた。
なんの権限があってそんな命令をするのか。
納得いかない。
いかないけれど、それを飲まなきゃ
解放されない状況にある。
私は、頷きそれを受け入れた。
そして、やっと解放される。
先輩たちが出て行くと、緊張の糸が解れ涙が頬を伝った。
恐かった!
恐かったよ………!!!!
その場にへたり込んで
動けなくなってしまった。
ガラガラ……
用具室の引き戸が開いた。
「あれ?どうしたのー?」
ハスキーな声のその主。
そこには素敵な男子………
ではなく、バレー部女子の1年生。
『愛ちゃん』の姿が。
「な…何でもないよ…!」
そうは言ったものの力が抜けて、床にへたり込みガクガクガクガク…と震える身体。
「え!?何があったの!?」
愛ちゃんは異常に気付き、私の元へ駆け寄った。
その声に安堵して、私はうわーんと声を上げて泣いた。
怖かった!怖かったよー!!!
本当に怖かった!!!
愛ちゃんは、何も言わず、震えて泣きじゃくる私を抱きしめてくれた。
用具室から中々戻らない愛ちゃんの元へ、女子バレー部の1年生が二人駆けつけた。
「なになに!?何があったの!?」
私は、泣きながら先程の光景を説明した。
「マジそれ?志恵子ありえないッ!
アイツ元々気にくわなかったけど
今の話でもう無理だわ。限界突破した。」
隣コートでいつも顔を合わせる、バレー部女子たちには、志恵子先輩の悪態は知れ渡っていた。
「本当聞いてて腹立ってきた。
なんなのそれ?スゲー自分勝手じゃない?今度るあ泣かせたら、ウチらバレー部が志恵子に同じ事する!!2年とか関係ない。
囲むとかありえないし!!
結局一人じゃ何も言えないチキンなんでしょ?」
一緒になって腹を立ててくれた愛ちゃんたち3人は、1年の『ギャル』で先輩たちもちょっとビビる様な結構目立った存在。
バレー部は良い意味で緩い感じで、先輩後輩仲は良好。
顧問の先生もゆるゆるで、あんまり真面目に部活やっている様にはみえなかったけれど、和気あいあいやっている隣のコートが羨ましく感じた。
こちらもそんな良好な先輩後輩関係が良かったな…。
「ウチらがるあを守るからさ。
志恵子なんかに負けるな!
あんなのの為に泣くの勿体無い!」
そう言って愛ちゃんは私の事、もう一度ギューッと抱きしめてくれた。
彼女らは、見た目の派手さからは想像出来ないあったかい心を持っていた。
「るあ、もう泣くのやめな!
待ってて。今、コンビニでアイス買ってくるから。ウチらの部室で一緒に食べよ?」
「着替えも荷物置くのもウチらの部室使ったらいいよ。
大丈夫。先輩にも言っとくから!」
女バレの皆が優し過ぎて、本当泣けた~ (´இωஇ`)
その日を境に、私は愛ちゃんたちギャルグループと仲良くなった。
愛ちゃんたち3人は、全員彼氏持ちで、全員経験済だった。
「え!?るあまだ処女なの!?
マジで言ってる!?
ピュアすぎ~!!!」
「えー!?なんで桐島クンとシなかったの?
え?拒否ったの??なんで!?
もったいな~い!
桐島クン、めっちゃイケメンじゃん!!」
「本当もったいない!!
桐島クン絶対スゴイと思うんだけど♡」
えっ?えっ??
一体ナニがスゴいの (o''д''o)???
何だか今までの友達と全然種類が違って、性に関してオープンで、私はドギマギした。
だけど『セッ〇ス』は悪い事でもなんでもなくて、避妊や相手を思いやる事を前提とする行為であれば、不潔だとか、マイナスイメージを持つ必要はないのではないか?嫌悪感を持ってガチガチに構えなくてもいいんじゃないか?って思える様になった。
彼女らの性体験を色々聞いて、私も『初体験』してみたいなって段々と思う様になった。
ゴメンね、桐島。
別れた後でエッチに興味が湧くなんて。
もう少し早くこんな気持ちになっていたら、もしかしたら応えられてたかもしれない。
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