35 / 39
番外編
35 黒豹王子の手なずけ方 ①
しおりを挟む
(※こちらの番外編は、シリーズを通して読んでいただいている方向けのものになります。前作を見ていなくても、読める内容にはなっておりますが、念のために注意書きをさせていただきます。)
-----------------------------------------------------------
「やってしまったわ……」
自室のベッドに突っ伏しながら、スーリアは頭を抱えていた。
「……あれは言いすぎたわよね」
ロイアルドと正式に婚約を交わしてから、一カ月近くが経つ。
庭師の仕事にも復帰して、以前のように王城の庭園で働く日々が続いていた。
仕事仲間には、スーリアが第二王子の婚約者であることはすでに周知済みだ。
父が手を回してくれたことと、ロイアルドの図らいで、今も変わらず仕事ができている。多少周りの態度がよそよそしくなったが、気にするほどではない。
特にジャックはスーリアを気にかけてくれており、彼が今までと同じ態度で接してくれることで、他の者も気兼ねなく話しかけてくれるようになった。
ジャックの気遣いには、本当に感謝している。
……のだが、いま頭を悩ませている原因は、そのジャックに関係していた。
昼間の出来事を思い出す。
だいぶ気温が高くなってきたこともあり、最近は王城内で昼食をとるようにしていた。
以前、執務棟に訪れた時に使用した休憩室を、ロイアルドが用意してくれるので、彼と予定の合う日はそこで昼食をともにしている。
今日も執務棟の休憩室を訪れたのだが、彼の様子がいつもと違った。
『スーリア、あれはさすがにどうかと思う』
部屋に入るなり、眉間に深くしわを刻みながら、ロイアルドが言う。
お弁当を広げようとしていた手を止め、何のことかと首を傾げると、彼は不満を滲ませた声で続けた。
『近すぎる』
『近い?』
『ジャックとの距離だ』
スーリアは少し考えて、思い当たるものを見つけた。
本日から新しく、トピアリーの制作を始めている。スーリアがもっともやりたかった仕事のうちのひとつだ。
トピアリーとは低木を刈り込んでさまざまな形をかたどるのだが、これには熟練の技術が必要で、初心者には難しい。
今回初めて挑戦するため、ジャックに一から手取り足取り教えてもらっていたのだ。
思い返せば、確かに肩が触れるくらいの距離で作業をしていた記憶はある。だが、これはあくまでも仕事だ。
『仕方がないでしょう? 近くで見ないとわからないもの』
理由を話すが、彼は納得していない様子で、さらに眉間のしわを深くした。
『限度があるだろ?』
『限度って……別に触れていたわけじゃないわ』
作業を教わる上で必要な距離感だっただけなのだが、それすらも気に入らないらしい。
最近は、こういうやり取りが増えてきた。
仕事を続けることは問題ないが、ジャックには必要以上に近づくなと言われている。彼はただの同僚なのに、ロイアルドはやたら気にするのだ。
『君はもう少し自覚した方がいい』
『あなたの婚約者だと言うことは、自覚しているわ』
『そうじゃない。ジャックがどんな目で君を見ているか、だ』
『……どういう意味?』
彼が言うには、どう見てもジャックはスーリアを同僚ではなく、ひとりの女性として見ているのだと言う。毎日のように同じ庭園で働いていても、そういう気配を感じたことがなかったので、すぐには信じられない。
『ロイ、私がジャックと同じ職場だからって嫉妬しているの? 彼の名誉のために言わせてもらうけど、私のことなんて生意気な妹くらいにしか思ってないわよ』
『…………』
ロイアルドは黙り込む。
反論がないのであれば、この機会にと、日頃から胸の内に留めていた不満を口にすることにした。
『あなたこそ、そうやっていつも私のことをどこからか見ているようだけど、監視されているみたいでいい気分じゃないわ』
『っ……』
彼は苦虫を噛み潰したような表情を浮かべ、スーリアを見る。
その視線を受け流して、追撃とばかりに続けて言った。
『あなたと婚約したけれど、束縛されるのはいやよ。特に仕事に関しては、自由にさせてくれるって約束でしょ? それが無理なら――』
言葉の途中で、彼は手の甲を額にあて、俯いた。心なしか、その右手が震えているように見える。
さすがに言いすぎたかもしれない。
ついいつもの調子で、不満を口にしてしまった。
彼はずっとスーリアを探し求めていた。その内心を思えば、仕方のないことだってわかるのに。
『ロイ――』
思わず伸ばした手は、触れる寸前で彼の右手にはらわれた。
『……君の、言う通りだ』
床を見つめたまま、小さな声でぽつりと呟く。
その顔に表情はなく、いつもはきらきらと輝いている銀灰色の瞳も、どこか濁って見えた。
『少し、頭を冷やしてくる』
そのままスーリアを見ることもなく、ロイアルドは休憩室から出て行った。
いつもより小さく見えた彼の背中を、ただ茫然と見送ることしかできなかった。
枕に顔を埋めながら、盛大に溜め息を吐く。
あんな様子のロイアルドは初めて見た。
怒りを抑え込むようにして、震えていた手を思い出す。完全に怒らせてしまったに違いない。
あの後、一人になった休憩室でずっと考えていた。
スーリア自身の言い分も、間違いではなかったと思っている。
しかし、自分に置き換えて考えてみたら、彼の言動も納得できるのだ。
もし金髪の美女が彼の執務室で、毎日一緒に至近距離で働いていたら、スーリアだって黙ってはいられないだろう。不安に駆られて、どうにかしてほしいと縋ったかもしれない。
彼にあんなことを言っておきながら、本当に身勝手だ。
「最低ね……わたし」
ロイアルドが怒るのも無理はない。
自らあの状況を招いておきながら、嫌われたらどうしよう、なんて思っている自分が滑稽すぎる。
「明日、謝りにいこう……」
そう決意して、スーリアは目を閉じた。
-----------------------------------------------------------
「やってしまったわ……」
自室のベッドに突っ伏しながら、スーリアは頭を抱えていた。
「……あれは言いすぎたわよね」
ロイアルドと正式に婚約を交わしてから、一カ月近くが経つ。
庭師の仕事にも復帰して、以前のように王城の庭園で働く日々が続いていた。
仕事仲間には、スーリアが第二王子の婚約者であることはすでに周知済みだ。
父が手を回してくれたことと、ロイアルドの図らいで、今も変わらず仕事ができている。多少周りの態度がよそよそしくなったが、気にするほどではない。
特にジャックはスーリアを気にかけてくれており、彼が今までと同じ態度で接してくれることで、他の者も気兼ねなく話しかけてくれるようになった。
ジャックの気遣いには、本当に感謝している。
……のだが、いま頭を悩ませている原因は、そのジャックに関係していた。
昼間の出来事を思い出す。
だいぶ気温が高くなってきたこともあり、最近は王城内で昼食をとるようにしていた。
以前、執務棟に訪れた時に使用した休憩室を、ロイアルドが用意してくれるので、彼と予定の合う日はそこで昼食をともにしている。
今日も執務棟の休憩室を訪れたのだが、彼の様子がいつもと違った。
『スーリア、あれはさすがにどうかと思う』
部屋に入るなり、眉間に深くしわを刻みながら、ロイアルドが言う。
お弁当を広げようとしていた手を止め、何のことかと首を傾げると、彼は不満を滲ませた声で続けた。
『近すぎる』
『近い?』
『ジャックとの距離だ』
スーリアは少し考えて、思い当たるものを見つけた。
本日から新しく、トピアリーの制作を始めている。スーリアがもっともやりたかった仕事のうちのひとつだ。
トピアリーとは低木を刈り込んでさまざまな形をかたどるのだが、これには熟練の技術が必要で、初心者には難しい。
今回初めて挑戦するため、ジャックに一から手取り足取り教えてもらっていたのだ。
思い返せば、確かに肩が触れるくらいの距離で作業をしていた記憶はある。だが、これはあくまでも仕事だ。
『仕方がないでしょう? 近くで見ないとわからないもの』
理由を話すが、彼は納得していない様子で、さらに眉間のしわを深くした。
『限度があるだろ?』
『限度って……別に触れていたわけじゃないわ』
作業を教わる上で必要な距離感だっただけなのだが、それすらも気に入らないらしい。
最近は、こういうやり取りが増えてきた。
仕事を続けることは問題ないが、ジャックには必要以上に近づくなと言われている。彼はただの同僚なのに、ロイアルドはやたら気にするのだ。
『君はもう少し自覚した方がいい』
『あなたの婚約者だと言うことは、自覚しているわ』
『そうじゃない。ジャックがどんな目で君を見ているか、だ』
『……どういう意味?』
彼が言うには、どう見てもジャックはスーリアを同僚ではなく、ひとりの女性として見ているのだと言う。毎日のように同じ庭園で働いていても、そういう気配を感じたことがなかったので、すぐには信じられない。
『ロイ、私がジャックと同じ職場だからって嫉妬しているの? 彼の名誉のために言わせてもらうけど、私のことなんて生意気な妹くらいにしか思ってないわよ』
『…………』
ロイアルドは黙り込む。
反論がないのであれば、この機会にと、日頃から胸の内に留めていた不満を口にすることにした。
『あなたこそ、そうやっていつも私のことをどこからか見ているようだけど、監視されているみたいでいい気分じゃないわ』
『っ……』
彼は苦虫を噛み潰したような表情を浮かべ、スーリアを見る。
その視線を受け流して、追撃とばかりに続けて言った。
『あなたと婚約したけれど、束縛されるのはいやよ。特に仕事に関しては、自由にさせてくれるって約束でしょ? それが無理なら――』
言葉の途中で、彼は手の甲を額にあて、俯いた。心なしか、その右手が震えているように見える。
さすがに言いすぎたかもしれない。
ついいつもの調子で、不満を口にしてしまった。
彼はずっとスーリアを探し求めていた。その内心を思えば、仕方のないことだってわかるのに。
『ロイ――』
思わず伸ばした手は、触れる寸前で彼の右手にはらわれた。
『……君の、言う通りだ』
床を見つめたまま、小さな声でぽつりと呟く。
その顔に表情はなく、いつもはきらきらと輝いている銀灰色の瞳も、どこか濁って見えた。
『少し、頭を冷やしてくる』
そのままスーリアを見ることもなく、ロイアルドは休憩室から出て行った。
いつもより小さく見えた彼の背中を、ただ茫然と見送ることしかできなかった。
枕に顔を埋めながら、盛大に溜め息を吐く。
あんな様子のロイアルドは初めて見た。
怒りを抑え込むようにして、震えていた手を思い出す。完全に怒らせてしまったに違いない。
あの後、一人になった休憩室でずっと考えていた。
スーリア自身の言い分も、間違いではなかったと思っている。
しかし、自分に置き換えて考えてみたら、彼の言動も納得できるのだ。
もし金髪の美女が彼の執務室で、毎日一緒に至近距離で働いていたら、スーリアだって黙ってはいられないだろう。不安に駆られて、どうにかしてほしいと縋ったかもしれない。
彼にあんなことを言っておきながら、本当に身勝手だ。
「最低ね……わたし」
ロイアルドが怒るのも無理はない。
自らあの状況を招いておきながら、嫌われたらどうしよう、なんて思っている自分が滑稽すぎる。
「明日、謝りにいこう……」
そう決意して、スーリアは目を閉じた。
0
お気に入りに追加
1,766
あなたにおすすめの小説
聖女は友人に任せて、出戻りの私は新しい生活を始めます
あみにあ
恋愛
私の婚約者は第二王子のクリストファー。
腐れ縁で恋愛感情なんてないのに、両親に勝手に決められたの。
お互い納得できなくて、婚約破棄できる方法を探してた。
うんうんと頭を悩ませた結果、
この世界に稀にやってくる異世界の聖女を呼び出す事だった。
聖女がやってくるのは不定期で、こちらから召喚させた例はない。
だけど私は婚約が決まったあの日から探し続けてようやく見つけた。
早速呼び出してみようと聖堂へいったら、なんと私が異世界へ生まれ変わってしまったのだった。
表紙イラスト:San+様(Twitterアカウント@San_plus_)
―――――――――――――――――――――――――
※以前投稿しておりました[聖女の私と異世界の聖女様]の連載版となります。
※連載版を投稿するにあたり、アルファポリス様の規約に従い、短編は削除しておりますのでご了承下さい。
※基本21時更新(50話完結)
この野菜は悪役令嬢がつくりました!
真鳥カノ
ファンタジー
幼い頃から聖女候補として育った公爵令嬢レティシアは、婚約者である王子から突然、婚約破棄を宣言される。
花や植物に『恵み』を与えるはずの聖女なのに、何故か花を枯らしてしまったレティシアは「偽聖女」とまで呼ばれ、どん底に落ちる。
だけどレティシアの力には秘密があって……?
せっかくだからのんびり花や野菜でも育てようとするレティシアは、どこでもやらかす……!
レティシアの力を巡って動き出す陰謀……?
色々起こっているけれど、私は今日も野菜を作ったり食べたり忙しい!
毎日2〜3回更新予定
だいたい6時30分、昼12時頃、18時頃のどこかで更新します!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
出来損ないと呼ばれた伯爵令嬢は出来損ないを望む
家具屋ふふみに
ファンタジー
この世界には魔法が存在する。
そして生まれ持つ適性がある属性しか使えない。
その属性は主に6つ。
火・水・風・土・雷・そして……無。
クーリアは伯爵令嬢として生まれた。
貴族は生まれながらに魔力、そして属性の適性が多いとされている。
そんな中で、クーリアは無属性の適性しかなかった。
無属性しか扱えない者は『白』と呼ばれる。
その呼び名は貴族にとって屈辱でしかない。
だからクーリアは出来損ないと呼ばれた。
そして彼女はその通りの出来損ない……ではなかった。
これは彼女の本気を引き出したい彼女の周りの人達と、絶対に本気を出したくない彼女との攻防を描いた、そんな物語。
そしてクーリアは、自身に隠された秘密を知る……そんなお話。
設定揺らぎまくりで安定しないかもしれませんが、そういうものだと納得してくださいm(_ _)m
※←このマークがある話は大体一人称。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
私の頑張りは、とんだ無駄骨だったようです
風見ゆうみ
恋愛
私、リディア・トゥーラル男爵令嬢にはジッシー・アンダーソンという婚約者がいた。ある日、学園の中庭で彼が女子生徒に告白され、その生徒と抱き合っているシーンを大勢の生徒と一緒に見てしまった上に、その場で婚約破棄を要求されてしまう。
婚約破棄を要求されてすぐに、ミラン・ミーグス公爵令息から求婚され、ひそかに彼に思いを寄せていた私は、彼の申し出を受けるか迷ったけれど、彼の両親から身を引く様にお願いされ、ミランを諦める事に決める。
そんな私は、学園を辞めて遠くの街に引っ越し、平民として新しい生活を始めてみたんだけど、ん? 誰かからストーカーされてる? それだけじゃなく、ミランが私を見つけ出してしまい…!?
え、これじゃあ、私、何のために引っ越したの!?
※恋愛メインで書くつもりですが、ざまぁ必要のご意見があれば、微々たるものになりますが、ざまぁを入れるつもりです。
※ざまぁ希望をいただきましたので、タグを「ざまぁ」に変更いたしました。
※史実とは関係ない異世界の世界観であり、設定も緩くご都合主義です。魔法も存在します。作者の都合の良い世界観や設定であるとご了承いただいた上でお読み下さいませ。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
逆行転生した悪役令嬢だそうですけれど、反省なんてしてやりませんわ!
九重
恋愛
我儘で自分勝手な生き方をして処刑されたアマーリアは、時を遡り、幼い自分に逆行転生した。
しかし、彼女は、ここで反省できるような性格ではなかった。
アマーリアは、破滅を回避するために、自分を処刑した王子や聖女たちの方を変えてやろうと決意する。
これは、逆行転生した悪役令嬢が、まったく反省せずに、やりたい放題好き勝手に生きる物語。
ツイッターで先行して呟いています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
公爵令嬢の辿る道
ヤマナ
恋愛
公爵令嬢エリーナ・ラナ・ユースクリフは、迎えた5度目の生に絶望した。
家族にも、付き合いのあるお友達にも、慕っていた使用人にも、思い人にも、誰からも愛されなかったエリーナは罪を犯して投獄されて凍死した。
それから生を繰り返して、その度に自業自得で凄惨な末路を迎え続けたエリーナは、やがて自分を取り巻いていたもの全てからの愛を諦めた。
これは、愛されず、しかし愛を求めて果てた少女の、その先の話。
※暇な時にちょこちょこ書いている程度なので、内容はともかく出来についてはご了承ください。
追記
六十五話以降、タイトルの頭に『※』が付いているお話は、流血表現やグロ表現がございますので、閲覧の際はお気を付けください。
罠にはめられた公爵令嬢~今度は私が報復する番です
結城芙由奈
ファンタジー
【私と私の家族の命を奪ったのは一体誰?】
私には婚約中の王子がいた。
ある夜のこと、内密で王子から城に呼び出されると、彼は見知らぬ女性と共に私を待ち受けていた。
そして突然告げられた一方的な婚約破棄。しかし二人の婚約は政略的なものであり、とてもでは無いが受け入れられるものではなかった。そこで婚約破棄の件は持ち帰らせてもらうことにしたその帰り道。突然馬車が襲われ、逃げる途中で私は滝に落下してしまう。
次に目覚めた場所は粗末な小屋の中で、私を助けたという青年が側にいた。そして彼の話で私は驚愕の事実を知ることになる。
目覚めた世界は10年後であり、家族は反逆罪で全員処刑されていた。更に驚くべきことに蘇った身体は全く別人の女性であった。
名前も素性も分からないこの身体で、自分と家族の命を奪った相手に必ず報復することに私は決めた――。
※他サイトでも投稿中
【完結】元お飾り聖女はなぜか腹黒宰相様に溺愛されています!?
雨宮羽那
恋愛
元社畜聖女×笑顔の腹黒宰相のラブストーリー。
◇◇◇◇
名も無きお飾り聖女だった私は、過労で倒れたその日、思い出した。
自分が前世、疲れきった新卒社会人・花菱桔梗(はなびし ききょう)という日本人女性だったことに。
運良く婚約者の王子から婚約破棄を告げられたので、前世の教訓を活かし私は逃げることに決めました!
なのに、宰相閣下から求婚されて!? 何故か甘やかされているんですけど、何か裏があったりしますか!?
◇◇◇◇
お気に入り登録、エールありがとうございます♡
※ざまぁはゆっくりじわじわと進行します。
※「小説家になろう」「エブリスタ」様にも掲載しております(アルファポリス先行)。
※この作品はフィクションです。特定の政治思想を肯定または否定するものではありません(_ _*))
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる