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番外編
登場人物紹介(ネタバレあり)
しおりを挟む*シリーズ作品用の簡易的な人物紹介です。
年齢は王太子編、時点でのものになります。
*作中にて明かされた事実、また作中に出てきていない設定も記載しております。
サブキャラについて作中で深く掘り下げることができなかったため、設定として決まっていた部分を少しだけ載せております。
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■ シェラ(19歳)
本名:イシェラ・ミルム
ウェーブのかかったふわふわの銀髪に、朝焼け色(青紫ピンクのグラデーション)の瞳。
ヴェータ国の王女であり、バルトハイルの妹。
触れた相手の記憶や未来、また自分の未来を視ることができる能力をもった聖女。
生き延びるためにアレストリアの王太子であるルディオと契約結婚するが、紆余曲折あり最終的には両想いだということが分かり結ばれる。
実際はフルカ国の公爵家で働くメイドの娘。
平民であったが、誘拐されヴェータに連れてこられる。聖女の能力が開花したことにより、王族という身分が与えられた。
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~アレストリア側~
■ ルディオ・ジリ・アレストリア(27歳)
アレストリアの第一王子であり、王太子。
背中まで長さのある金髪に、新緑色の瞳。
平和条約締結のためにヴェータ国を訪れ、シェラと出会う。
政略のためにシェラと契約結婚するが、徐々に惹かれていく。
アレストリア王家に伝わる呪いを継いでおり、『怒り・嫉妬・憎悪』といった感情を抱くと呪いが発動し獅子の姿に変わってしまう。
呪いの影響で気持ちを伝えることを恐れていたが、シェラが全てを受け入れてくれたことにより、最後は困難を乗り越え本当の夫婦になる。
■ ハランシュカ・デルフィーユ(29歳)
次期宰相候補であり、公爵家当主。
青みがかったくせのある灰色の髪に、くすんだ青色の瞳。
ルディオの腹心の部下であり親友でもある。
ルディオに対して、唯一冗談や軽口を言える存在。
学院在籍中にルーゼと婚約を結び、ルーゼが卒業すると同時に結婚した。
二児の父。
■ ルーゼ・デルフィーユ(27歳)
近衛騎士団、特務隊隊員。
長く伸びた金髪を、ポニーテールにしている。オレンジ色の瞳。
侯爵家の長女だが家督は弟が継ぐため、もともと夢であった騎士になった。
仕事中は旧姓「ルーゼ・フォーラス」を名乗っている。
実は二児の母で、子育てはほぼ乳母に任せて仕事に専念している。
■ シュニー・ダリ・アレストリア(23歳)
アレストリアの第三王子。
耳の下辺りまで伸びた癖のある白髪。水色の瞳。
ルディオの補佐官になるべく、国政に携わっている。
ルディオとは母親が同じで、正真正銘の兄弟。
呪いの影響で『眠気』を感じると白猫の姿になってしまう。
他国の王女と婚約を交わし、無事に結婚して子供も産まれる。
■ ロイアルド・エルト・アレストリア(25歳)
アレストリアの第二王子。
近衛騎士団、特務隊の隊長。
耳にかかるくらいの長さの黒髪。銀灰色の瞳。
国内随一の剣の腕をもつ。
約一年前に結婚し、現在は新婚生活真っ最中。
『死にたい』と思うと呪いが発動し、黒豹の姿に変わってしまうが、獣の運動能力を騎士の仕事に活かしている。
■ セレナ・ハスール(18歳)
シュニーの妃。
淡い金色をした、ストレートのロングヘア。菫色の瞳。
ハスール国の第四王女であったが、シュニーに見初められ婚約生活を経て結婚した。
無事に子供が産まれ、幸せに暮らしている。
■ スーリア・バース(22歳)
ロイアルドの妃。
ダークブラウンのストレートロングヘア。若草色の瞳。
伯爵家の一人娘であったが、ロイアルドと出会い結婚した。
王子妃でありながら、王城の庭園にて庭師の仕事をしている。
■ クアイズ・フォーラス(25歳)
近衛騎士団、特務隊の副隊長。
肩の下あたりまで伸びた金髪。普段は後ろでひとつに結っている。
侯爵家の長男のためいずれは家督を継ぐ予定だが、現在はロイアルドの副官として働いている。
ルーゼの弟。
■エリディオリス・アレストリア
現アレストリア国王。
耳にかかるくらいの金髪、緑の瞳。
アレストリア王家に伝わる呪いを持っている。
■ フェルーシア
アレストリアの第一王妃。
ふわふわの白いロングヘア。薄い水色の瞳。
ルディオとシュニーの母で、フルカ国の公爵家の一人娘。
長い名前を覚えるのが苦手で、子供には短い名前をつけたらしい。
夫のことは愛称の「エリス」と呼んでいる。
■ ダリア
アレストリアの第二王妃。
黒髪ストレートロング。
ロイアルドの母親。フェルーシアとはとても仲が良い。
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~ヴェータ側~
■ バルトハイル・ヴェータ(25歳)
現ヴェータ国王。
耳の下辺りまで伸びたくすんだ銀髪に、深い青い瞳。
腐りきったヴェータという国を変えるために、父親を蹴落として王座に就いた。
宰相の目を欺くために愚王を演じるが、シェラがアレストリアに嫁いだことにより、本格的に国を作り変える準備を始める。
最終的には宰相を失脚させ、理想の国を作るための地盤を固めた。
■ レニエッタ(15歳)
ヴェータの現王妃。
背中まで伸びたくせのある赤毛、黒い瞳。
両親に虐待されて育ち孤児院に預けられるが、聖女の力に目覚めたことにより、王宮に召し上げられバルトハイルの妃となる。
触れた相手の行動を自由に操れる能力を持っている。
バルトハイルを深く慕っているが、その気持ちを宰相に利用され悪事に手を染めてしまう。
能力の使いすぎで体調を崩し、アレストリアにて軟禁生活を送っている。
■ メゼル
ヴェータ国の宰相。
戦争好きで、他国を支配することを生きがいとしている男。
レニエッタを利用して悪事を働き、バルトハイルによってその地位を失脚されられた。
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~国の紹介~
■ アレストリア
国土の広い、豊かな大国。
産業や農業が盛ん。
戦争を好む国家ではないが、自国の防衛のためには軍事力の強化を惜しまない。
■ ヴェータ
アレストリアの北東側に位置する国。
戦争を繰り返し、領土を拡大してきた軍事国家。
花嫁候補の募集と称して近隣の国から若い女性を集め、聖女を探していた。
■ フルカ
アレストリアから離れた、北の大陸にある国。
一年のほとんどを雪に覆われており、一度雪が積もると半年以上は国から出るのが困難になる。
アレストリアとは良い関係を築いている。
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