捨てられ聖女は、王太子殿下の契約花嫁。彼の呪いを解けるのは、わたしだけでした。
「力を失いかけた聖女を、いつまでも生かしておくと思ったか?」
聖女の力を使い果たしたヴェータ国の王女シェラは、王となった兄から廃棄宣告を受ける。
死を覚悟したが、一人の男によって強引に連れ去られたことにより、命を繋ぎとめた。
シェラをさらったのは、敵国であるアレストリアの王太子ルディオ。
「君が生きたいと願うなら、ひとつだけ方法がある」
それは彼と結婚し、敵国アレストリアの王太子妃となること。
生き延びるために、シェラは提案を受け入れる。
これは互いの利益のための契約結婚。
初めから分かっていたはずなのに、彼の優しさに惹かれていってしまう。
しかしある事件をきっかけに、ルディオはシェラと距離をとり始めて……?
……分かりました。
この際ですから、いっそあたって砕けてみましょう。
夫を好きになったっていいですよね?
シェラはひっそりと決意を固める。
彼が恐ろしい呪いを抱えているとも知らずに……
※『ネコ科王子の手なずけ方』シリーズの三作目、王太子編となります。
主人公が変わっているので、単体で読めます。
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猫科王子3作読了しました。どれも、三者三様のお話ともれなくもふもふで癒されました♪。シェラがとにかく自己犠牲が激しいなと思いましたが、最後に行くにつれ伏線がどんどん解消していき、スッキリ終わり爽快な読後感となりました。
どっちかな?( *´艸`)。
どっちもかも!?(*`艸´)
感想ありがとうございます!
そうですね、バルトハイルはある意味一番の被害者なので、彼の心情を知った上で序盤を読み返して頂くと、また違った印象になるかもしれません。
お腹の子についてはどちらとは言いませんが、もし男の子だった場合きっとネコ科以外になると思います。ネコはそろそろネタが尽き…ゴホンッ
次回作はまたしても溺愛ものの予定ですが、1~2週間以内には上げようと思ってますのでもうしばらくお待ちくださいませ(*´ー`)
感想ありがとうございます!
この物語で一番辛い思いをしているのは、ある意味バルトハイルかもしれませんね。
ヴェータの行く末がどうなるのかは彼にかかっています。
レニエッタが無事に生き延びたのか物語の中ではあえて触れておりませんが、作者としては二人そろってヴェータで幸せになっていたらいいなと思っています。
感想ありがとうございます!
毎回読んで頂けて、とても嬉しいです(´ェ`*)
今回はシェラもルディオも、幼い頃からの境遇の影響でメンタルだけは強いです。
シェラに関しては、強いからこそ自己を犠牲にすることにためらいがなくなってしまった感じですね。
たくさん苦労してきた2人なので、そろそろ幸せになってほしいなぁ、と思いながら書いておりました(笑
残すところはエピローグと番外編のみになります。
バルトハイルについては、番外編にて彼視点のお話を投稿しますので、そちらをお待ちくださいませ。
感想ありがとうごさいます!
バルトハイルについては、本編終了後に番外編という形でバルトハイル視点のお話をご用意しておりますので、そちらの投稿をお待ち頂けますと幸いです。
感想ありとうございます!
このお話は両想いというのがある種のキーワードになっています。
ここからまた物語が展開していきますので、最後までお付き合いのほどよろしくお願いします!
Σ(Д゚;/)/、
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感想ありがとうございます!
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弟王子達の話がとても良かったので、王太子の話を待ち侘びてました。
これはまたとても引き込まれる始まりで、今後に期待大です ( ˘͈ ᵕ ˘͈ )
感想ありがとうございます!
前作ふたつとは少し違う雰囲気のお話となりますが、最後までお付きあい頂けますと嬉しいです。
更新がんばります!
待ってました。三兄弟の長兄のお話ですね。予想通り、王太子は・・・ですね。(^ー^)
更新楽しみにしてます。(^-^)/
感想ありがとうございます!
毎日更新していきますので、これから二人がどうなるのか、最後まで見守っていただけたら幸いです。
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