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第2章 雪乃との日常
第18話 俺、雪乃と旧南都へ行く5
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雪乃「あれは、ある夏の日の出来事。あたしは、ペン吉と一緒に夏祭りに来ていた。すると、見事な剣技を披露しているお姉ちゃんがいた。見事な剣技を披露していてみんなの注目の的だったにゃ。あたしはその剣技に興味を持って剣の使い方を教えてもらったのだけれども、途中から剣技より、そのお姉ちゃんが連れていた猫ちゃんに夢中になってしまい、剣技そっちの気でその猫ちゃんに興味津々になってしまって、その様子を見たお姉ちゃんがその猫ちゃんをくれたのにゃ。その猫ちゃんこそ、唯ちゃんであり、これがあたしと唯ちゃんの出会いなのである!
まさに運命的!これぞまさに運命の出会いというやつ!」
克海母「運命の出会いはちょっと使い方違うと思うけど、、、それより、唯ちゃんって人にもらったのね、雪ちゃんと唯ちゃんがそんな出会い方してただなんてびっくり!
明日香「はははは笑 まぁ、そんなところね笑」
唯「にゃ~!」
克海母「唯ちゃんが人からもらった猫だっただなんて初耳!チュン太郎君といい、唯ちゃんといい、雪ちゃんのお友達って割と人からもらった子が多いのね。そういえば、ペン吉君とはどうやって出会ったの?ペン吉君も誰かからもらったの?」
雪乃「ペン吉は、拾った!」
克海母「え?」
雪乃「ペン吉は、拾った!」
克海母「え?なんて?」
雪乃「だから、ペン吉は海で拾ったのである!」
克海母「あ、そうなの?もうすこし詳しく聞きたいなー?だってペン吉君は唯ちゃんより前に出会っているんでしょ?今の雪ちゃんのパーティーの中では一番古参なわけじゃない?気になるのよ~!」
雪乃「その、パーティーとは何か?」
克海母「要は、今、雪ちゃんが連れている主要なお友達のことよ。ペン吉君に、チュン太郎君に、唯ちゃんの3匹。他にもいたりする?」
雪乃「もちのろん、他にもいるけども、普段引き連れているのはその3匹。チュン太郎はいないようでいつも近くにいると思っているので引き連れている範疇である!」
克海母「出会った時からこのあたりの事情気になってたのよねー。雪ちゃんとこの3匹については謎が深いから、この際、綺麗に説明してもらおっかなー?まず、3匹に出会った順は?」
雪乃「別に隠すことでもにゃいのでいつでも説明してやるのににゃ?出会った順は、ペン吉、唯ちゃん、チュン太郎の順。」
克海母「それぞれ出会った場所は?」
雪乃「ペン吉は、父上と海水浴に行ったときに砂浜に打ち上げられていたので、拾って介抱してお友達になった。
唯ちゃんは今話した通り、夏祭りで明日香からもらった。チュン太郎は少し前に話した通り、夏祭りで琵琶のお姉ちゃんからもらった。」
克海母「ん?そういえば、唯ちゃんもチュン太郎君も夏祭りで出会ったっていうけど、もしかして同じ夏祭りで出会った?2匹とも同じ日にもらったってこと?」
雪乃「そういえば、そうだったにゃ。ペン吉を連れて夏祭りに行って、まず明日香から唯ちゃんをもらって、そのあと琵琶のお姉ちゃんからチュン太郎を頂いた。」
克海母「その琵琶のお姉ちゃんとは連絡とってないみたいだけど、明日香さんとも今まで連絡取ってなかったの?」
雪乃「連絡してなかったにゃ。明日香という名前も忘れてしまっていたにゃ。さっき久しぶりに出会って、顔を見て名前を思い出したにゃ。あたしは人間の名前はあまり覚えないので。」
明日香「がっくし。あたしは雪ちゃんのこと、ちゃんと顔と名前一致させて覚えてたよー?なんなら声も覚えてたよー?」
雪乃「覚えてなくて、ごめんにゃさい。」
明日香「あ、いいよー気にしてないから、ぜんっぜん!気にしてないからーははははは」
克海母「なるほどね、じゃあその琵琶のお姉ちゃんの名前も再会すれば思い出すかもってことね。」
雪乃「恐らくそうである!」
克海母「そっか。なら琵琶のお姉ちゃんについてはしばらくお預けかー。ペン吉君は海で拾ったと。まぁ、このくらいわかれば満足かなー。」
雪乃「ん?もういいのかにゃ?まだ聞き足りないというのであれば!あたしがこれまでに作ってきたお友達を隅から隅まで紹介してやるけどどうするにゃ?」
克海母「あーいいよーもーいいよーこのくらいにしとこ?もう満足満足ー!」
雪乃「そうであるか。ならまた気が向いたら聞いてくれにゃ!」
克海母「うん汗」
雪乃「というか!いつの間にかかなり話が反れた気がするけども、そもそも何の話をしていたのかにゃ?」
克海「おっほん!猫又。」
雪乃「あああ!そうだったにゃあ!猫又ちゃんをゲットしにいかねば!」
明日香「冗談抜きでホントに一人で行く気?」
雪乃「本気だにゃ!それにあたしは一人ではにゃい!ペン吉や唯ちゃんだって付いている!それに多分チュン太郎もその辺にいるはず!」
明日香「わかった。ならもう止めない。行ってきな。ただし、絶対に死んだらダメよ?それだけは守ってね?」
雪乃「えっへん!当然である!」
克海母「あ、明日香さん!」
克海「母さん、ここは雪乃にかけてみよう。」
克海母「わかったわよ、、、」
雪乃「じゃ!行ってくるにゃ!」
明日香「え?具体的にはどこ行く気?」
雪乃「あそこにある裏山にゃ!猫ちゃんの習性からして、恐らくそこにお家があるはず!まずはあの裏山を手当たり次第に探してみるにゃ!」
明日香「あの裏山ね。わかった。見つからなくても日が暮れるまでには戻ってきなさいよ?」
雪乃「わかったにゃーす!」
そう言い残すと、雪乃はお得意の四足歩行で裏山を駆け上がっていった。
明日香「これでよかったのかな。」
克海母「もう信じるしかありませんよ。」
克海「うむ。」
明日香「そうね。」
1人丸腰で裏山へ向かった雪乃。果たして雪乃は、無事に猫又とお友達になれるのだろうか?(続く)
まさに運命的!これぞまさに運命の出会いというやつ!」
克海母「運命の出会いはちょっと使い方違うと思うけど、、、それより、唯ちゃんって人にもらったのね、雪ちゃんと唯ちゃんがそんな出会い方してただなんてびっくり!
明日香「はははは笑 まぁ、そんなところね笑」
唯「にゃ~!」
克海母「唯ちゃんが人からもらった猫だっただなんて初耳!チュン太郎君といい、唯ちゃんといい、雪ちゃんのお友達って割と人からもらった子が多いのね。そういえば、ペン吉君とはどうやって出会ったの?ペン吉君も誰かからもらったの?」
雪乃「ペン吉は、拾った!」
克海母「え?」
雪乃「ペン吉は、拾った!」
克海母「え?なんて?」
雪乃「だから、ペン吉は海で拾ったのである!」
克海母「あ、そうなの?もうすこし詳しく聞きたいなー?だってペン吉君は唯ちゃんより前に出会っているんでしょ?今の雪ちゃんのパーティーの中では一番古参なわけじゃない?気になるのよ~!」
雪乃「その、パーティーとは何か?」
克海母「要は、今、雪ちゃんが連れている主要なお友達のことよ。ペン吉君に、チュン太郎君に、唯ちゃんの3匹。他にもいたりする?」
雪乃「もちのろん、他にもいるけども、普段引き連れているのはその3匹。チュン太郎はいないようでいつも近くにいると思っているので引き連れている範疇である!」
克海母「出会った時からこのあたりの事情気になってたのよねー。雪ちゃんとこの3匹については謎が深いから、この際、綺麗に説明してもらおっかなー?まず、3匹に出会った順は?」
雪乃「別に隠すことでもにゃいのでいつでも説明してやるのににゃ?出会った順は、ペン吉、唯ちゃん、チュン太郎の順。」
克海母「それぞれ出会った場所は?」
雪乃「ペン吉は、父上と海水浴に行ったときに砂浜に打ち上げられていたので、拾って介抱してお友達になった。
唯ちゃんは今話した通り、夏祭りで明日香からもらった。チュン太郎は少し前に話した通り、夏祭りで琵琶のお姉ちゃんからもらった。」
克海母「ん?そういえば、唯ちゃんもチュン太郎君も夏祭りで出会ったっていうけど、もしかして同じ夏祭りで出会った?2匹とも同じ日にもらったってこと?」
雪乃「そういえば、そうだったにゃ。ペン吉を連れて夏祭りに行って、まず明日香から唯ちゃんをもらって、そのあと琵琶のお姉ちゃんからチュン太郎を頂いた。」
克海母「その琵琶のお姉ちゃんとは連絡とってないみたいだけど、明日香さんとも今まで連絡取ってなかったの?」
雪乃「連絡してなかったにゃ。明日香という名前も忘れてしまっていたにゃ。さっき久しぶりに出会って、顔を見て名前を思い出したにゃ。あたしは人間の名前はあまり覚えないので。」
明日香「がっくし。あたしは雪ちゃんのこと、ちゃんと顔と名前一致させて覚えてたよー?なんなら声も覚えてたよー?」
雪乃「覚えてなくて、ごめんにゃさい。」
明日香「あ、いいよー気にしてないから、ぜんっぜん!気にしてないからーははははは」
克海母「なるほどね、じゃあその琵琶のお姉ちゃんの名前も再会すれば思い出すかもってことね。」
雪乃「恐らくそうである!」
克海母「そっか。なら琵琶のお姉ちゃんについてはしばらくお預けかー。ペン吉君は海で拾ったと。まぁ、このくらいわかれば満足かなー。」
雪乃「ん?もういいのかにゃ?まだ聞き足りないというのであれば!あたしがこれまでに作ってきたお友達を隅から隅まで紹介してやるけどどうするにゃ?」
克海母「あーいいよーもーいいよーこのくらいにしとこ?もう満足満足ー!」
雪乃「そうであるか。ならまた気が向いたら聞いてくれにゃ!」
克海母「うん汗」
雪乃「というか!いつの間にかかなり話が反れた気がするけども、そもそも何の話をしていたのかにゃ?」
克海「おっほん!猫又。」
雪乃「あああ!そうだったにゃあ!猫又ちゃんをゲットしにいかねば!」
明日香「冗談抜きでホントに一人で行く気?」
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明日香「わかった。ならもう止めない。行ってきな。ただし、絶対に死んだらダメよ?それだけは守ってね?」
雪乃「えっへん!当然である!」
克海母「あ、明日香さん!」
克海「母さん、ここは雪乃にかけてみよう。」
克海母「わかったわよ、、、」
雪乃「じゃ!行ってくるにゃ!」
明日香「え?具体的にはどこ行く気?」
雪乃「あそこにある裏山にゃ!猫ちゃんの習性からして、恐らくそこにお家があるはず!まずはあの裏山を手当たり次第に探してみるにゃ!」
明日香「あの裏山ね。わかった。見つからなくても日が暮れるまでには戻ってきなさいよ?」
雪乃「わかったにゃーす!」
そう言い残すと、雪乃はお得意の四足歩行で裏山を駆け上がっていった。
明日香「これでよかったのかな。」
克海母「もう信じるしかありませんよ。」
克海「うむ。」
明日香「そうね。」
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