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第1章 妹との出会い
第7話 三条雪乃
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克海「な!ブ、ブヨだとぉ?どういう意味かよくわからんが貶されているのはわかるぞ!!
雪乃「ブヨはブヨ。見たまんまのことを言っているだけである。一体何が不満なのか!どうなのか!」
克海「不満でしかないわい!!大体、ブヨってなんだよブヨって!!」
雪乃「そのくらい行間を読めというもの。全く。この男、頭の悪い男と見た!」
克海「な、な、何ぃ!?なんて生意気な小娘だ!この!捕まえて懲らしめてやる!」
雪乃「あたしを捕まえられるものならー、捕まえてみよ!お尻ペンペンである。」
克海「このぉぉぉ~!!!覚悟しろ小娘ぇぇ!」
克海は物凄い勢いで雪乃に襲い掛かるが、雪乃は軽々と交わす。そして一瞬で克海と距離を取る。
克海「は、速い!」
克海母「ふふっ。克海、悪いことは言わないから止めときなさい。あなたに雪ちゃんを捕まえるのは無理よ?」
克海「や、やってみなければわからないだろう!」
雪乃「やってみなくてもわかるというもの!」
克海「うおおおおおお!!」
克海は、必死に雪乃を追いかけるが全く捕まらない。それどころか、遊ばれているようである。
その身軽さ、速度、運動神経、そして型にはまらないトリッキーな動きは、もはや野生の獣そのものであった。
克海「はぁ、はぁ、はぁ、な、なんて動きだ。ま、まったくついていけない。」
雪乃「はははっ!残念であるな!ブヨではあたしを捕まえるなんて百万年早いというもの!」
克海「く、くそぉぉぉぉぉ!!」
房々「そこまで!こら雪乃、お客様に失礼だろう。その辺にしておきなさい。」
雪乃「うるさいわ!この禿親父!!」
房々「な、は、禿親父ぃぃ!?黙らっしゃい!私はフサフサじゃあ!!」
雪乃「どーこがフサフサなのか!頭のてっぺんが禿げてきていることは、とっくに把握済みである!」
房々「え?まじ?」
雪乃「まじである。」
房々「え、ちょ、どこどこ?」
雪乃「ここ。」
房々「うわ!まじだ!地肌に指が当たる!えーショックぅ~」
雪乃「だーから禿親父と言ったではないか!あたしは見たまんまを言っているだけである。
大体、名前が房々(フサフサ)だというのに、どうして禿げてしまったのか!?これでは名前と見た目が合わにゃいというもの!」
房々「た、確かに、、、あー、ついに私もそんな年になっちゃったかぁ~」
雪乃「大丈夫にゃあ!どれだけ禿げようとトト様はトト様にゃあ!自信を持って、どーんと行くにゃあ!」
房々「そうだな!自信を持ってどーんと行けば、なんとかなるな!」
雪乃「その息である!」
雪乃・房々「はっはっはっはっはっ!」
克海「................」
克海母「ふふっ。」
克海「この親にしてこの子ありって感じだな。」
克海母「そうね笑」
雪乃「そういえば!おみゃあは一体何の用にゃ?」
克海「その前に!ブヨとは一体どういう意味なのか教えてもらおうか!」
雪乃「にゃーに、そんなことか。体がブヨブヨしているからブヨ。ただそれだけのことである。」
克海「な、ブ、ブヨブヨ!?黙らっしゃい!私はムキムキだ!!」
雪乃「どーこがムキムキなのか!横っ腹に脂肪がついてブヨブヨになってきていることは、とっくに把握済みである!」
克海「え?まじ?」
雪乃「まじである。」
克海「え、ちょ、どこどこ?」
雪乃「ここ。」
克海「うわ!まじだ!脂肪がついてる!えーショックぅ~」
雪乃「だーからブヨと言ったではないか!あたしは見たまんまを言っているだけである。」
克海「え~!体には自身あったんだけどなぁ~、練習不足かなぁ、、、ついに脂肪ついちゃったかぁ、、、」
雪乃「大丈夫にゃあ!どれだけブヨブヨになろうとブヨはブヨにゃあ!自信を持って、どーんと行くにゃあ!」
克海「そうだな!自信を持ってどーんと行けば、なんとかなるな!」
雪乃「その息である!」
雪乃・克海「はっはっはっはっはっ!」
克海母「なんか、いつの間にか、打ち解けてるわね、あの二人。」
房々「ふふっ。」
雪乃「で?再度聞くけれどもー、おみゃあは一体あたしに何の用にゃ?」
房々「おほんっ!雪乃、心して聞きなさい。この方は、ただのブヨではない。ブヨブヨのブヨである。」
雪乃「そんなことはとおにわかっておるというもの!」
克海「ふ、ふさふささん、、、」
房々「あ!ごめん間違えた!おほんっ!雪乃、心して聞きなさい。この方は、ただのブヨではない。ブヨ兄だ。」
雪乃「へ?ぶ、ぶよにい?」
雪乃は目を点にしてつぶやく。
克海「ふ、ふさふささん、、、」
房々「あ!ごめん間違えた!おほんっ!雪乃、心して聞きなさい。三度目の正直だ。この方は、ただのブヨではない。カカ様の息子さん、つまり、これから雪乃のお兄さんになる人だ。」
雪乃「へ?か、かかさまのむすこさん?これからあたしのおにいさんになるひと?」
雪乃は目を点にしてつぶやく。
房々「そうである。」
雪乃「あ、あわ、あわわわわわ、、、そ、そ、そういうことは!!もっと早く言うにゃああああああああ!!!!」
完全にテンパっている雪乃。
房々「い、いや、そ、その、流れというか、なんというか、、、言うタイミングが無かったというか、、、」
雪乃「そんな言い訳はノーセンキューというもの!そーやってあたしを罠にハメるのは止めて頂きたーいというもの!」
房々「すまない、、、罠にハメたわけではないんだよ、雪乃。ごめんよ雪乃。」
雪乃「ま、まぁ、、父上なら許してやらにゃくもにゃーいというもの。」
房々「ありがとう雪乃。じゃあ、今後は克海君と仲良くしてくれるな?」
雪乃「ま、まぁ、、仲良くしてやらにゃくもにゃいというもの。」
克海「えーっと、じゃ、じゃあ、雪乃ちゃん、これから宜しくね。」
雪乃「ちょっと待った!」
克海「ん??」
雪乃「あ、あわ、あわわわわわ、、、あ、あのー、え、えーっと、、、さ、さっきはー、ブ、ブヨだにゃんて言ってー、そ、そのー、ご、ごめんにゃさい。」
雪乃はまだテンパっている。
克海「えっ」
雪乃「あ、あわ、あわわわわわわわ、、、ま、まさかー、あ、あたしの兄様になる方だとは思いもしにゃかったもので、、、、えーっとーそのー、ご、ごめんにゃさい。」
克海「あ、ああ、別にいいよ。そんなに気にしてないし。まぁ、これからよろしくな。」
雪乃「ほ、本当であるか!?さっすが兄様!太っ腹である!この男、心の広ーい寛容な男とみた!」
克海「あ、ああ、まぁ、なんでもいいから、今後俺と仲良くしてくれるか?」
雪乃「ま、まぁ、、仲良くしてやらにゃくもにゃい。ど、どうぞ、、可愛がってくださいまし。」
克海母「ふふっ」
房々「そうだ!明日、二人でどこか行ってきたらどうだ?」
克海母「いいわね!克海、雪ちゃんをどこか連れてってあげて?」
克海「別に構わないけど、どこにいったらいいのやら、、、えーっと、、ゆ、雪乃さん?雪乃ちゃん?」
雪乃「ゆ、雪乃でいいです。雪乃で大丈夫です。」
顔を真っ赤にしてそっぽを向いてそう答える雪乃。
克海母「ふふっ」
克海母(やっぱり雪ちゃん、極度のツンデレ娘ね笑)
房々(雪乃のこういうところ可愛いんだよなぁ)
雪乃「なぁっ、二人とも!にゃーにじろじろ見てるにゃあ!そういうの辞めるにゃあ!」
克海「じゃあ、雪乃。明日どこいく?どこ行きたい?」
雪乃「あ、い、いや、え、えーっとぉ、、、そ、そのぉ、、、」
目を反らしてもじもじしだす雪乃。
克海母(て、照れてる!か、可愛い!!)
房々(俺にもこういうのやってほしいなぁ)
克海「ん??」
雪乃「お、お散歩、、、」
克海「ん?ごめん、よく聞こえなかったからもうすこし大きい声でもう一回言ってくれる?」
雪乃「お、お散歩に行きたいのであるぅぅぅ!!!」
克海「ああ、散歩ね。散歩ねぇ。って、そんなんでいいの!?ってきりもっとゴージャスな遊びを希望するかと思ったんだけど。」
雪乃「、、、」
急に黙り込む雪乃。
克海「ん?どうした?」
雪乃「ご、ごめんにゃさい、、、」
克海「え?」
雪乃「ご、ご期待に添えにゃくてごめんにゃさい、、、」
克海「え、いや全然いいけど、、、。散歩とかでいいなら全然いいけど、、、」
雪乃「あ、あたし、、、お、お友達いないから、、、トト様以外と出かけたことなくって、、、ど、どこへいったらいいのか、、、」
克海「え!?そうなの?意外だなぁ。じゃあお散歩行こうか!房々さん、この辺でのんびり散歩できそうな広い公園ありませんか?」
房々「あるよ!歩いて10分くらいのところに大きな自然公園があってね、その公園の中央に大きな池があるから、
その池の周りをお散歩してみたらどうかな!のんびりお散歩できると思うよ!」
克海母「ああ!あそこですね!」
克海「へー!そんな公園があるんですね!ご紹介ありがとうございます!じゃあ雪乃、明日そこへ行こうか!」
雪乃「わ、わかったにゃ。あ、あのぉー、ゆ、唯ちゃんも連れてっていいですか、、、」
克海「ん?唯ちゃん?誰?」
雪乃「こ、この子のことです、、、」
雪乃は視線を自身が抱きかかえている猫へと移す。
克海(うわぁぁぁぁ!!猫がこんな至近距離に!!お、落ち着け、落ち着け克海!落ち着くんだ!)
雪乃「んー?兄様なんか変な汗が出ているけども、大丈夫であるか?」
克海「え?ああ、い、いや、だ、大丈夫大丈夫!ああ!この猫が唯ちゃんて名前なのね!やっと理解した!うん、もちろんいいよ!」
克海母「??」
雪乃「あ、ありがとにゃ、、、」
克海母「ちょっと心配だから、あたしが引率しようか?公園に着いたら二人でお散歩していいから。決して邪魔しないから。」
克海「うん、ありがとう母さん。」
克海母「じゃ、決まりね。それじゃ、明日の明朝。門の前に集合ね。いーい?雪乃ちゃん、お寝坊したら置いてくわよ?」
雪乃「あわわ、わ、わかったにゃ!なら禿親父!明日の明朝、ちゃーんとあたしを起こすにゃ?あたしにお寝坊させたら残りの髪を狩り上げてやるからにゃ?」
房々「わわわわかったよ、わが娘の為わが髪の為、どんな手を使ってでも起こして見せる!」
雪乃「その息にゃあ!」
克海・克海母「................」
こうして、克海と雪乃の初めてのお出かけが始まるのであった。
二人は順調に兄妹の仲を深めていけるのだろうか?
雪乃「ブヨはブヨ。見たまんまのことを言っているだけである。一体何が不満なのか!どうなのか!」
克海「不満でしかないわい!!大体、ブヨってなんだよブヨって!!」
雪乃「そのくらい行間を読めというもの。全く。この男、頭の悪い男と見た!」
克海「な、な、何ぃ!?なんて生意気な小娘だ!この!捕まえて懲らしめてやる!」
雪乃「あたしを捕まえられるものならー、捕まえてみよ!お尻ペンペンである。」
克海「このぉぉぉ~!!!覚悟しろ小娘ぇぇ!」
克海は物凄い勢いで雪乃に襲い掛かるが、雪乃は軽々と交わす。そして一瞬で克海と距離を取る。
克海「は、速い!」
克海母「ふふっ。克海、悪いことは言わないから止めときなさい。あなたに雪ちゃんを捕まえるのは無理よ?」
克海「や、やってみなければわからないだろう!」
雪乃「やってみなくてもわかるというもの!」
克海「うおおおおおお!!」
克海は、必死に雪乃を追いかけるが全く捕まらない。それどころか、遊ばれているようである。
その身軽さ、速度、運動神経、そして型にはまらないトリッキーな動きは、もはや野生の獣そのものであった。
克海「はぁ、はぁ、はぁ、な、なんて動きだ。ま、まったくついていけない。」
雪乃「はははっ!残念であるな!ブヨではあたしを捕まえるなんて百万年早いというもの!」
克海「く、くそぉぉぉぉぉ!!」
房々「そこまで!こら雪乃、お客様に失礼だろう。その辺にしておきなさい。」
雪乃「うるさいわ!この禿親父!!」
房々「な、は、禿親父ぃぃ!?黙らっしゃい!私はフサフサじゃあ!!」
雪乃「どーこがフサフサなのか!頭のてっぺんが禿げてきていることは、とっくに把握済みである!」
房々「え?まじ?」
雪乃「まじである。」
房々「え、ちょ、どこどこ?」
雪乃「ここ。」
房々「うわ!まじだ!地肌に指が当たる!えーショックぅ~」
雪乃「だーから禿親父と言ったではないか!あたしは見たまんまを言っているだけである。
大体、名前が房々(フサフサ)だというのに、どうして禿げてしまったのか!?これでは名前と見た目が合わにゃいというもの!」
房々「た、確かに、、、あー、ついに私もそんな年になっちゃったかぁ~」
雪乃「大丈夫にゃあ!どれだけ禿げようとトト様はトト様にゃあ!自信を持って、どーんと行くにゃあ!」
房々「そうだな!自信を持ってどーんと行けば、なんとかなるな!」
雪乃「その息である!」
雪乃・房々「はっはっはっはっはっ!」
克海「................」
克海母「ふふっ。」
克海「この親にしてこの子ありって感じだな。」
克海母「そうね笑」
雪乃「そういえば!おみゃあは一体何の用にゃ?」
克海「その前に!ブヨとは一体どういう意味なのか教えてもらおうか!」
雪乃「にゃーに、そんなことか。体がブヨブヨしているからブヨ。ただそれだけのことである。」
克海「な、ブ、ブヨブヨ!?黙らっしゃい!私はムキムキだ!!」
雪乃「どーこがムキムキなのか!横っ腹に脂肪がついてブヨブヨになってきていることは、とっくに把握済みである!」
克海「え?まじ?」
雪乃「まじである。」
克海「え、ちょ、どこどこ?」
雪乃「ここ。」
克海「うわ!まじだ!脂肪がついてる!えーショックぅ~」
雪乃「だーからブヨと言ったではないか!あたしは見たまんまを言っているだけである。」
克海「え~!体には自身あったんだけどなぁ~、練習不足かなぁ、、、ついに脂肪ついちゃったかぁ、、、」
雪乃「大丈夫にゃあ!どれだけブヨブヨになろうとブヨはブヨにゃあ!自信を持って、どーんと行くにゃあ!」
克海「そうだな!自信を持ってどーんと行けば、なんとかなるな!」
雪乃「その息である!」
雪乃・克海「はっはっはっはっはっ!」
克海母「なんか、いつの間にか、打ち解けてるわね、あの二人。」
房々「ふふっ。」
雪乃「で?再度聞くけれどもー、おみゃあは一体あたしに何の用にゃ?」
房々「おほんっ!雪乃、心して聞きなさい。この方は、ただのブヨではない。ブヨブヨのブヨである。」
雪乃「そんなことはとおにわかっておるというもの!」
克海「ふ、ふさふささん、、、」
房々「あ!ごめん間違えた!おほんっ!雪乃、心して聞きなさい。この方は、ただのブヨではない。ブヨ兄だ。」
雪乃「へ?ぶ、ぶよにい?」
雪乃は目を点にしてつぶやく。
克海「ふ、ふさふささん、、、」
房々「あ!ごめん間違えた!おほんっ!雪乃、心して聞きなさい。三度目の正直だ。この方は、ただのブヨではない。カカ様の息子さん、つまり、これから雪乃のお兄さんになる人だ。」
雪乃「へ?か、かかさまのむすこさん?これからあたしのおにいさんになるひと?」
雪乃は目を点にしてつぶやく。
房々「そうである。」
雪乃「あ、あわ、あわわわわわ、、、そ、そ、そういうことは!!もっと早く言うにゃああああああああ!!!!」
完全にテンパっている雪乃。
房々「い、いや、そ、その、流れというか、なんというか、、、言うタイミングが無かったというか、、、」
雪乃「そんな言い訳はノーセンキューというもの!そーやってあたしを罠にハメるのは止めて頂きたーいというもの!」
房々「すまない、、、罠にハメたわけではないんだよ、雪乃。ごめんよ雪乃。」
雪乃「ま、まぁ、、父上なら許してやらにゃくもにゃーいというもの。」
房々「ありがとう雪乃。じゃあ、今後は克海君と仲良くしてくれるな?」
雪乃「ま、まぁ、、仲良くしてやらにゃくもにゃいというもの。」
克海「えーっと、じゃ、じゃあ、雪乃ちゃん、これから宜しくね。」
雪乃「ちょっと待った!」
克海「ん??」
雪乃「あ、あわ、あわわわわわ、、、あ、あのー、え、えーっと、、、さ、さっきはー、ブ、ブヨだにゃんて言ってー、そ、そのー、ご、ごめんにゃさい。」
雪乃はまだテンパっている。
克海「えっ」
雪乃「あ、あわ、あわわわわわわわ、、、ま、まさかー、あ、あたしの兄様になる方だとは思いもしにゃかったもので、、、、えーっとーそのー、ご、ごめんにゃさい。」
克海「あ、ああ、別にいいよ。そんなに気にしてないし。まぁ、これからよろしくな。」
雪乃「ほ、本当であるか!?さっすが兄様!太っ腹である!この男、心の広ーい寛容な男とみた!」
克海「あ、ああ、まぁ、なんでもいいから、今後俺と仲良くしてくれるか?」
雪乃「ま、まぁ、、仲良くしてやらにゃくもにゃい。ど、どうぞ、、可愛がってくださいまし。」
克海母「ふふっ」
房々「そうだ!明日、二人でどこか行ってきたらどうだ?」
克海母「いいわね!克海、雪ちゃんをどこか連れてってあげて?」
克海「別に構わないけど、どこにいったらいいのやら、、、えーっと、、ゆ、雪乃さん?雪乃ちゃん?」
雪乃「ゆ、雪乃でいいです。雪乃で大丈夫です。」
顔を真っ赤にしてそっぽを向いてそう答える雪乃。
克海母「ふふっ」
克海母(やっぱり雪ちゃん、極度のツンデレ娘ね笑)
房々(雪乃のこういうところ可愛いんだよなぁ)
雪乃「なぁっ、二人とも!にゃーにじろじろ見てるにゃあ!そういうの辞めるにゃあ!」
克海「じゃあ、雪乃。明日どこいく?どこ行きたい?」
雪乃「あ、い、いや、え、えーっとぉ、、、そ、そのぉ、、、」
目を反らしてもじもじしだす雪乃。
克海母(て、照れてる!か、可愛い!!)
房々(俺にもこういうのやってほしいなぁ)
克海「ん??」
雪乃「お、お散歩、、、」
克海「ん?ごめん、よく聞こえなかったからもうすこし大きい声でもう一回言ってくれる?」
雪乃「お、お散歩に行きたいのであるぅぅぅ!!!」
克海「ああ、散歩ね。散歩ねぇ。って、そんなんでいいの!?ってきりもっとゴージャスな遊びを希望するかと思ったんだけど。」
雪乃「、、、」
急に黙り込む雪乃。
克海「ん?どうした?」
雪乃「ご、ごめんにゃさい、、、」
克海「え?」
雪乃「ご、ご期待に添えにゃくてごめんにゃさい、、、」
克海「え、いや全然いいけど、、、。散歩とかでいいなら全然いいけど、、、」
雪乃「あ、あたし、、、お、お友達いないから、、、トト様以外と出かけたことなくって、、、ど、どこへいったらいいのか、、、」
克海「え!?そうなの?意外だなぁ。じゃあお散歩行こうか!房々さん、この辺でのんびり散歩できそうな広い公園ありませんか?」
房々「あるよ!歩いて10分くらいのところに大きな自然公園があってね、その公園の中央に大きな池があるから、
その池の周りをお散歩してみたらどうかな!のんびりお散歩できると思うよ!」
克海母「ああ!あそこですね!」
克海「へー!そんな公園があるんですね!ご紹介ありがとうございます!じゃあ雪乃、明日そこへ行こうか!」
雪乃「わ、わかったにゃ。あ、あのぉー、ゆ、唯ちゃんも連れてっていいですか、、、」
克海「ん?唯ちゃん?誰?」
雪乃「こ、この子のことです、、、」
雪乃は視線を自身が抱きかかえている猫へと移す。
克海(うわぁぁぁぁ!!猫がこんな至近距離に!!お、落ち着け、落ち着け克海!落ち着くんだ!)
雪乃「んー?兄様なんか変な汗が出ているけども、大丈夫であるか?」
克海「え?ああ、い、いや、だ、大丈夫大丈夫!ああ!この猫が唯ちゃんて名前なのね!やっと理解した!うん、もちろんいいよ!」
克海母「??」
雪乃「あ、ありがとにゃ、、、」
克海母「ちょっと心配だから、あたしが引率しようか?公園に着いたら二人でお散歩していいから。決して邪魔しないから。」
克海「うん、ありがとう母さん。」
克海母「じゃ、決まりね。それじゃ、明日の明朝。門の前に集合ね。いーい?雪乃ちゃん、お寝坊したら置いてくわよ?」
雪乃「あわわ、わ、わかったにゃ!なら禿親父!明日の明朝、ちゃーんとあたしを起こすにゃ?あたしにお寝坊させたら残りの髪を狩り上げてやるからにゃ?」
房々「わわわわかったよ、わが娘の為わが髪の為、どんな手を使ってでも起こして見せる!」
雪乃「その息にゃあ!」
克海・克海母「................」
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