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【登場人物紹介】
一部キャラクター最後までのネタバレ含みます。
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【登場人物】
【ミア・モルガナイト】
本作の主人公で、モルガナイト公爵家長女の悪役令嬢。前世の名前は桜木愛。
五歳で前世の記憶を思い出し、闇属性の悪役令嬢からの脱却を夢見て日々更生中。最終話までに七歳まで成長。薄桃色の長い緩くウェーブのかかった髪に、澄んだ空のような水色の瞳。愛の頃は何の変哲もない黒髪黒目だった。
愛の意味はそのままの愛と、『I=私』ミアの意味は『私のもの、神の贈り物、最愛の』ステラや父、その他人物から過保護にされがち。騎士のリヒトを信頼している。
【ステラ・ヘリオドール】
ヘリオドール伯爵家長女。前世の名前は桜木舞。ミアの前世の母親。今世では光の聖女とされる。
煌めく金色の長い髪に、深い海のような青い瞳。舞の意味は『my=私の』ステラの意味は『星』ヘリオドールは『太陽』ヘリオドールもモルガナイトもベリルの一種。
ミアの存在が生き甲斐にして宝物。過保護。レオンハルトから好意を向けられているが、ミアの母になるべくジャックとの再婚計画を進行中。
【ジャック・モルガナイト】
モルガナイト公爵家当主。先の大戦で英雄とされた騎士。現在は退役して皇室直属の騎士団の教官を任されている。魔力はほぼないものの、剣の腕前のみで英雄となり『帝国の剣』とも呼ばれた。
濃い桃色の髪に、アメジストのような深い紫の瞳。ジャックの意味は『神は慈悲深い、神は優しい、後釜』等。
三十代半ばながら独身貴族。一人娘のミアを溺愛し、亡き妻を今でも想っている。その為ステラからのアプローチに悩んでいるが……?
【リヒト・タンザナイト】
モルガナイト公爵家長女ミアの専属護衛騎士。十代半ば頃の若い騎士ながら、過保護な父が娘の護衛として認める優秀な人材。灰色がかった銀髪に、夕暮れから夜に染まるような青紫の瞳。リヒトの意味は『光、あけぼの』
先の大戦で親を亡くし、自らも負傷した中、戦争で看護に当たっていたミアの亡き母親に拾われた過去を持つ。ミアを命懸けで守るため、護衛の合間を縫って日々鍛練を欠かさない。
【レオンハルト・アレキサンドライト】
アレキサンドライト帝国の皇太子殿下。双子の兄にして跡継ぎだが、その厳しい教育の反動か弟よりも幼い言動が目立つ。
皇族の証の漆黒の髪に、吊り目がちのエメラルドのような緑の瞳。レオンハルトの意味は『獅子と勇敢、強い』『ライオンハート(勇敢な心)』気に入った相手からは殿下等より『レオ』と愛称で呼ばれたい派。ステラに好意を向けているが、相手にされない。
【オリオン・アレキサンドライト】
アレキサンドライト帝国の皇子殿下。双子の弟ながら、兄のレオンハルトよりも思慮深く聡明な印象。レディの扱いは完璧で、何を考えているのか真意が読み難い。
皇族の証の漆黒の髪に、垂れ目がちのルビーのような赤の瞳。オリオンの意味は『オリオン座』 神話のオリオンは蠍に殺されるが、前世蠍座(誕生石ブルートパーズ)のミアと縁が深い。
前世は桜木家にお世話になった黒猫のゆーちゃん。ミアに特別な感情を持っている。
【リーゼロッテ・ルビー】
北のサファイア、南のダイヤモンド、西のエメラルドと並ぶ四大侯爵家の一つ、ルビー侯爵家の令嬢。幼少期からオリオン殿下の婚約者となっていたが、あることがきっかけで傲慢に育つ。父親は武器を扱う事業をして居る。
黄土色寄りの金髪に毛先は縦ロール、吊り目がちのルビーのような赤ピンクの瞳。リーゼロッテの意味は『神に愛された』
ミアより四つ年上の、皇子から婚約破棄されるというテンプレ悪役令嬢ポジションの先輩。シャーロットの義妹にしてシスコン。リヒトの反応を気にする乙女な部分も。
【ハーヴェイ・コーラル】
ルビー侯爵家の護衛騎士の青年。近頃は我が儘令嬢リーゼロッテについて回ることが多い苦労人。
赤毛に緑の瞳、気の良いマッチョお兄さん枠。仲間内からの愛称はハーヴィー。ハーヴェイの意味は『戦士』
シャーロットが好きなので、モルガナイト家に訪れる時にはリーゼロッテの護衛も楽しい様子。大型犬タイプ。報われて欲しいけど片想いが似合うタイプ。
【ルチア・ローズクォーツ】
戦争で疎開した下級貴族の娘で、ルビー侯爵の愛した女性。亡きシャーロットの母。ルチアの意味はラテン語で『光』
【シャーロット・ローズクォーツ】
モルガナイト公爵家長女ミアの専属メイド。ゆるゆるとしたマイペースな雰囲気の少女。ミアのちょっとしたお使いで市街に赴くことも多く、市民とも打ち解けている。
クリーム色に近い柔らかな金髪に、赤ピンクの瞳。シャーロットの意味は『小さくて女性らしい、自由人』
住み込みメイドながら、就業時間はメイド服、時間が終わると即私服に着替える等オンオフはきっちりするタイプ。
二章以降ルビー家との付き合い方を考え中。義妹のリーゼロッテには複雑な心境はあれど、懐かれている分普通に可愛がっている。
【アメリア・ガーネット】
モルガナイト公爵家長女ミアに仕える侍女で乳母。我が儘放題だった幼少期から変わらず世話をしてくれる心優しい女性。
後ろで纏めた赤茶の髪に、茶色の瞳。アメリアの意味は『よく働く、勤勉な』
侍女はメイドより上の立場なので、メイド服ではなくドレス着用ながら控えめな装いが多い。昔戦場で看護の手伝いもしていた有能な女性。
ミアの母であるセレスティアとは古い付き合いで、その縁もありモルガナイト家に仕えている。
【ルイス・アンバー】
ジャックの侍従兼騎士。モルガナイト公爵家当主、ジャックの侍従。二十代半ばから後半の爽やか系好青年(ミア談)焦げ茶の髪に、落ち着いた深緑の瞳。ルイスの意味は『名高い戦士、騎士』
娘のこととなると親馬鹿が爆発し情緒不安定になりがちなジャックのことも、やれやれと思いながら上手く扱えるタイプの従者。
【ソフィア・ペリドット】
ミアの家庭教師。橙色のシニョンに黄緑の瞳。教育熱心でオーバーリアクションをしがちな四十代女性。
ソフィアの意味は古代ギリシア語で『智慧・叡智』等。ミアを立派なレディに育て上げるのが生き甲斐。
【ラナ・アイオライト】
モルガナイト公爵家長女ミアの専属メイド。少し気弱だが穏やかで真面目な少女。青みがかった菫色の髪に、新緑の瞳。ラナの意味は『穏やかな、静かな水面』等。
マイペースなシャーロットや主人に対して軽率な言動をしがちなエミリーに対して、注意は出来ないものの自分は真面目に使用人としての務めをきちんと果たすタイプ。
私語はあまりしないが、感覚的には彼女もかなり独特である。実家は北部に店を構えるご飯屋さん。
【カイ・ウル・サファイア】
わんこ気質の侯爵子息。南のダイヤモンド、東のルビー、西のエメラルドと並ぶ四大侯爵家の一つ、サファイア侯爵家の嫡男。
海に面した北の地で、大自然に囲まれながら好奇心旺盛にのびのびと育つ。十代前半頃の貴族にしては落ち着きがない。
夏の夜空のように深い青の髪に、星のような金色の瞳。カイの意味は『海』、ウルの意味は『成長する』
ミアに一目惚れし必死にアピールするが、ミア曰くポメラニアン辺りに懐かれたような感覚。これからの成長に期待。
【セレスティア・モルガナイト】
ミアの今世の母親。モルガナイト公爵夫人。北部の下級貴族の次女のため、生まれながらに良家に嫁ぐことが役割とされてきたが、戦争をきっかけに医療を自らの役割とし家を出て、戦場で白衣の天使となる行動派。
儚げな白銀の髪に、ミアと同じ澄んだ青空に似た水色の瞳。セレスティアの意味は『天国のように素晴らしい』『楽しい』等。
旧姓はブルートパーズ。元々身体が弱かったこともあり、ミアを産んだ際に命を落とす。
【オリヴァー・エメラルド】
北のサファイア、南のダイヤモンド、東のルビーと並ぶ四大侯爵家の一つ、エメラルド侯爵。
白髪混じりの緑髪はきちんと整えられ、厳格な雰囲気の五~六十代の男性。シルバー縁の眼鏡に切れ長の深緑の瞳。
オリヴァーの意味は『オリーブの木』オリーブの花言葉は『平和』『知恵』
厳格な雰囲気で、子供嫌いだと言われるが……?
【メイプル・エメラルド】
西部の領主エメラルド侯爵家の末の令嬢。北のサファイア、南のダイヤモンド、東のルビーと並ぶ四大侯爵家の一つ、エメラルド侯爵家の一員ながら、好奇心旺盛で自然を愛するごく普通の少女。
艶のある琥珀色の長い髪に、父親と同じ深い緑の瞳。赤いドレスがお気に入り。
メイプルの意味は『楓』楓の花言葉は『調和』『美しい変化』『大切な思い出』等。
同じ名前で更に甘くて美味しいため、他国からの輸入品であるメープルシロップを気に入っていた。
【エミリー・トパーズ】
モルガナイト公爵家長女ミアの専属メイド。ミアが我が儘放題だった頃にはくそ餓鬼と思いながらも仕えていたが、実家に居る弟達もこんなもんだったなとそこまで腹を立てず働いていた。
耳の上で一つに結んだ茶色の髪に、トパーズ色の瞳。エミリーの意味は『よく働く、勤勉な』
ミアに対しても弟感覚でちょいちょい失礼な事を言いがち。成人済みで、こう見えてメイド組の中では年長者。西部に残してきた弟達のために今日も働く。
【アッシュ、エルム、クインス、ウィロウ、チェリー】
西部エメラルド侯爵領に住むエミリーの弟、妹。やんちゃ盛り。どれも植物系の名前。
【シンシア・オパール】
モルガナイト公爵家長女ミアの専属メイド。元は首都郊外の下級貴族の次女。メイドの中では一番の長身。
短めの白い髪に赤い瞳。シンシアの意味は『誠実な』『心からの』。
貴族の出ということもあり品があり物腰も穏やかだが、政略結婚の道具にされるのが嫌で働きに出た気の強さも。
その境遇が妻と重なったこともあり、モルガナイト公爵に採用された。背も高く髪も短いので男装も似合う麗人。(という設定でミアと男装コラボしたかったけど最終章の文字数思ったより増えたのでカットしました。なので他のメイドより影が薄くなり申し訳ない)
【フレイア・アレキサンドライト】
三章でミアが皇太子達の誕生日パーティーで出会った、大人びた雰囲気の謎の少女。黒に近い灰色の長い髪に、金色の瞳。ミアより少し年上の、可愛いより綺麗なタイプ。
フレイアの意味は『婦人、女主人』。北欧神話の女神フレイヤ(フレイア)(猫の引く戦車を乗り物にしたという、愛を司り、豊穣をもたらし、死者を迎え、黄金を生む女神)
闇属性の魔法を使う少女。アレキサンドライト帝国の第一皇女。
【ミラージュ・スノークリスタル】
モルガナイト公爵家長女ミアの『五人目』の専属メイド。元は南部の下級貴族の出で、同じ境遇のシンシアとは仲が良かった。
薄水色の髪に薄紫の瞳。ミラージュの意味は『蜃気楼』『幻想』『幻影』等。メイド達の中で、一番ミアに尽くしていた。彼女の前世は……
【ミア・モルガナイト】
本作の主人公で、モルガナイト公爵家長女の悪役令嬢。前世の名前は桜木愛。
五歳で前世の記憶を思い出し、闇属性の悪役令嬢からの脱却を夢見て日々更生中。最終話までに七歳まで成長。薄桃色の長い緩くウェーブのかかった髪に、澄んだ空のような水色の瞳。愛の頃は何の変哲もない黒髪黒目だった。
愛の意味はそのままの愛と、『I=私』ミアの意味は『私のもの、神の贈り物、最愛の』ステラや父、その他人物から過保護にされがち。騎士のリヒトを信頼している。
【ステラ・ヘリオドール】
ヘリオドール伯爵家長女。前世の名前は桜木舞。ミアの前世の母親。今世では光の聖女とされる。
煌めく金色の長い髪に、深い海のような青い瞳。舞の意味は『my=私の』ステラの意味は『星』ヘリオドールは『太陽』ヘリオドールもモルガナイトもベリルの一種。
ミアの存在が生き甲斐にして宝物。過保護。レオンハルトから好意を向けられているが、ミアの母になるべくジャックとの再婚計画を進行中。
【ジャック・モルガナイト】
モルガナイト公爵家当主。先の大戦で英雄とされた騎士。現在は退役して皇室直属の騎士団の教官を任されている。魔力はほぼないものの、剣の腕前のみで英雄となり『帝国の剣』とも呼ばれた。
濃い桃色の髪に、アメジストのような深い紫の瞳。ジャックの意味は『神は慈悲深い、神は優しい、後釜』等。
三十代半ばながら独身貴族。一人娘のミアを溺愛し、亡き妻を今でも想っている。その為ステラからのアプローチに悩んでいるが……?
【リヒト・タンザナイト】
モルガナイト公爵家長女ミアの専属護衛騎士。十代半ば頃の若い騎士ながら、過保護な父が娘の護衛として認める優秀な人材。灰色がかった銀髪に、夕暮れから夜に染まるような青紫の瞳。リヒトの意味は『光、あけぼの』
先の大戦で親を亡くし、自らも負傷した中、戦争で看護に当たっていたミアの亡き母親に拾われた過去を持つ。ミアを命懸けで守るため、護衛の合間を縫って日々鍛練を欠かさない。
【レオンハルト・アレキサンドライト】
アレキサンドライト帝国の皇太子殿下。双子の兄にして跡継ぎだが、その厳しい教育の反動か弟よりも幼い言動が目立つ。
皇族の証の漆黒の髪に、吊り目がちのエメラルドのような緑の瞳。レオンハルトの意味は『獅子と勇敢、強い』『ライオンハート(勇敢な心)』気に入った相手からは殿下等より『レオ』と愛称で呼ばれたい派。ステラに好意を向けているが、相手にされない。
【オリオン・アレキサンドライト】
アレキサンドライト帝国の皇子殿下。双子の弟ながら、兄のレオンハルトよりも思慮深く聡明な印象。レディの扱いは完璧で、何を考えているのか真意が読み難い。
皇族の証の漆黒の髪に、垂れ目がちのルビーのような赤の瞳。オリオンの意味は『オリオン座』 神話のオリオンは蠍に殺されるが、前世蠍座(誕生石ブルートパーズ)のミアと縁が深い。
前世は桜木家にお世話になった黒猫のゆーちゃん。ミアに特別な感情を持っている。
【リーゼロッテ・ルビー】
北のサファイア、南のダイヤモンド、西のエメラルドと並ぶ四大侯爵家の一つ、ルビー侯爵家の令嬢。幼少期からオリオン殿下の婚約者となっていたが、あることがきっかけで傲慢に育つ。父親は武器を扱う事業をして居る。
黄土色寄りの金髪に毛先は縦ロール、吊り目がちのルビーのような赤ピンクの瞳。リーゼロッテの意味は『神に愛された』
ミアより四つ年上の、皇子から婚約破棄されるというテンプレ悪役令嬢ポジションの先輩。シャーロットの義妹にしてシスコン。リヒトの反応を気にする乙女な部分も。
【ハーヴェイ・コーラル】
ルビー侯爵家の護衛騎士の青年。近頃は我が儘令嬢リーゼロッテについて回ることが多い苦労人。
赤毛に緑の瞳、気の良いマッチョお兄さん枠。仲間内からの愛称はハーヴィー。ハーヴェイの意味は『戦士』
シャーロットが好きなので、モルガナイト家に訪れる時にはリーゼロッテの護衛も楽しい様子。大型犬タイプ。報われて欲しいけど片想いが似合うタイプ。
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戦争で疎開した下級貴族の娘で、ルビー侯爵の愛した女性。亡きシャーロットの母。ルチアの意味はラテン語で『光』
【シャーロット・ローズクォーツ】
モルガナイト公爵家長女ミアの専属メイド。ゆるゆるとしたマイペースな雰囲気の少女。ミアのちょっとしたお使いで市街に赴くことも多く、市民とも打ち解けている。
クリーム色に近い柔らかな金髪に、赤ピンクの瞳。シャーロットの意味は『小さくて女性らしい、自由人』
住み込みメイドながら、就業時間はメイド服、時間が終わると即私服に着替える等オンオフはきっちりするタイプ。
二章以降ルビー家との付き合い方を考え中。義妹のリーゼロッテには複雑な心境はあれど、懐かれている分普通に可愛がっている。
【アメリア・ガーネット】
モルガナイト公爵家長女ミアに仕える侍女で乳母。我が儘放題だった幼少期から変わらず世話をしてくれる心優しい女性。
後ろで纏めた赤茶の髪に、茶色の瞳。アメリアの意味は『よく働く、勤勉な』
侍女はメイドより上の立場なので、メイド服ではなくドレス着用ながら控えめな装いが多い。昔戦場で看護の手伝いもしていた有能な女性。
ミアの母であるセレスティアとは古い付き合いで、その縁もありモルガナイト家に仕えている。
【ルイス・アンバー】
ジャックの侍従兼騎士。モルガナイト公爵家当主、ジャックの侍従。二十代半ばから後半の爽やか系好青年(ミア談)焦げ茶の髪に、落ち着いた深緑の瞳。ルイスの意味は『名高い戦士、騎士』
娘のこととなると親馬鹿が爆発し情緒不安定になりがちなジャックのことも、やれやれと思いながら上手く扱えるタイプの従者。
【ソフィア・ペリドット】
ミアの家庭教師。橙色のシニョンに黄緑の瞳。教育熱心でオーバーリアクションをしがちな四十代女性。
ソフィアの意味は古代ギリシア語で『智慧・叡智』等。ミアを立派なレディに育て上げるのが生き甲斐。
【ラナ・アイオライト】
モルガナイト公爵家長女ミアの専属メイド。少し気弱だが穏やかで真面目な少女。青みがかった菫色の髪に、新緑の瞳。ラナの意味は『穏やかな、静かな水面』等。
マイペースなシャーロットや主人に対して軽率な言動をしがちなエミリーに対して、注意は出来ないものの自分は真面目に使用人としての務めをきちんと果たすタイプ。
私語はあまりしないが、感覚的には彼女もかなり独特である。実家は北部に店を構えるご飯屋さん。
【カイ・ウル・サファイア】
わんこ気質の侯爵子息。南のダイヤモンド、東のルビー、西のエメラルドと並ぶ四大侯爵家の一つ、サファイア侯爵家の嫡男。
海に面した北の地で、大自然に囲まれながら好奇心旺盛にのびのびと育つ。十代前半頃の貴族にしては落ち着きがない。
夏の夜空のように深い青の髪に、星のような金色の瞳。カイの意味は『海』、ウルの意味は『成長する』
ミアに一目惚れし必死にアピールするが、ミア曰くポメラニアン辺りに懐かれたような感覚。これからの成長に期待。
【セレスティア・モルガナイト】
ミアの今世の母親。モルガナイト公爵夫人。北部の下級貴族の次女のため、生まれながらに良家に嫁ぐことが役割とされてきたが、戦争をきっかけに医療を自らの役割とし家を出て、戦場で白衣の天使となる行動派。
儚げな白銀の髪に、ミアと同じ澄んだ青空に似た水色の瞳。セレスティアの意味は『天国のように素晴らしい』『楽しい』等。
旧姓はブルートパーズ。元々身体が弱かったこともあり、ミアを産んだ際に命を落とす。
【オリヴァー・エメラルド】
北のサファイア、南のダイヤモンド、東のルビーと並ぶ四大侯爵家の一つ、エメラルド侯爵。
白髪混じりの緑髪はきちんと整えられ、厳格な雰囲気の五~六十代の男性。シルバー縁の眼鏡に切れ長の深緑の瞳。
オリヴァーの意味は『オリーブの木』オリーブの花言葉は『平和』『知恵』
厳格な雰囲気で、子供嫌いだと言われるが……?
【メイプル・エメラルド】
西部の領主エメラルド侯爵家の末の令嬢。北のサファイア、南のダイヤモンド、東のルビーと並ぶ四大侯爵家の一つ、エメラルド侯爵家の一員ながら、好奇心旺盛で自然を愛するごく普通の少女。
艶のある琥珀色の長い髪に、父親と同じ深い緑の瞳。赤いドレスがお気に入り。
メイプルの意味は『楓』楓の花言葉は『調和』『美しい変化』『大切な思い出』等。
同じ名前で更に甘くて美味しいため、他国からの輸入品であるメープルシロップを気に入っていた。
【エミリー・トパーズ】
モルガナイト公爵家長女ミアの専属メイド。ミアが我が儘放題だった頃にはくそ餓鬼と思いながらも仕えていたが、実家に居る弟達もこんなもんだったなとそこまで腹を立てず働いていた。
耳の上で一つに結んだ茶色の髪に、トパーズ色の瞳。エミリーの意味は『よく働く、勤勉な』
ミアに対しても弟感覚でちょいちょい失礼な事を言いがち。成人済みで、こう見えてメイド組の中では年長者。西部に残してきた弟達のために今日も働く。
【アッシュ、エルム、クインス、ウィロウ、チェリー】
西部エメラルド侯爵領に住むエミリーの弟、妹。やんちゃ盛り。どれも植物系の名前。
【シンシア・オパール】
モルガナイト公爵家長女ミアの専属メイド。元は首都郊外の下級貴族の次女。メイドの中では一番の長身。
短めの白い髪に赤い瞳。シンシアの意味は『誠実な』『心からの』。
貴族の出ということもあり品があり物腰も穏やかだが、政略結婚の道具にされるのが嫌で働きに出た気の強さも。
その境遇が妻と重なったこともあり、モルガナイト公爵に採用された。背も高く髪も短いので男装も似合う麗人。(という設定でミアと男装コラボしたかったけど最終章の文字数思ったより増えたのでカットしました。なので他のメイドより影が薄くなり申し訳ない)
【フレイア・アレキサンドライト】
三章でミアが皇太子達の誕生日パーティーで出会った、大人びた雰囲気の謎の少女。黒に近い灰色の長い髪に、金色の瞳。ミアより少し年上の、可愛いより綺麗なタイプ。
フレイアの意味は『婦人、女主人』。北欧神話の女神フレイヤ(フレイア)(猫の引く戦車を乗り物にしたという、愛を司り、豊穣をもたらし、死者を迎え、黄金を生む女神)
闇属性の魔法を使う少女。アレキサンドライト帝国の第一皇女。
【ミラージュ・スノークリスタル】
モルガナイト公爵家長女ミアの『五人目』の専属メイド。元は南部の下級貴族の出で、同じ境遇のシンシアとは仲が良かった。
薄水色の髪に薄紫の瞳。ミラージュの意味は『蜃気楼』『幻想』『幻影』等。メイド達の中で、一番ミアに尽くしていた。彼女の前世は……
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