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番外編
番外編 アイザックの苦い過去 14
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「旦那様、クラウディア様を含む女性5名の行方がわかりました」
「本当かっっ、で――――ディアは今どこでどうしているっっ、無事なのかっっ!? あぁいや、今直ぐ彼女の元へ向かおうっっ、早く私の元へ連れて帰らねばっっ」
10年経って漸く居所を掴めた愛しいディアとの再会に胸を躍らせるアイザックと対照的にヨルムの声は何処までも重く静かであった。
そして彼の痛々しい程の沈痛な面持ちが浮かれていたアイザックの心を何処までも冷静にさせたのは言うまでもない。
「何か報告する事があるの?」
心の中では盛大に苛立ちはしていたもののそれでもその苛立ちを向ける矛先がヨルムでない事は十分理解し自制をしていたからこそ、アイザックは普段通りに彼へ報告を促した。
だが促されてからも珍しくヨルムは押し黙り、その重い口を開いたのは5分程経過してからの事であった。
「申し上げます、クラウディア様は蒼弓国にいらっしゃいました――――」
ヨルムは出来るだけ感情を抑えて淡々と報告をした。
彼女は8年前蒼穹国の闇の奴隷市場で競りに掛けられ売り飛ばされたという事だった。
彼女を売ったのはシャロンの地下組織で、買ったのは蒼弓国の闇商人。
そして逃げない様に薬漬けにされ闇商人やその客達の玩具になっていたという。
また、薬を使われたのは蒼弓国ではなくシャロンにいる頃だったらしい。
それが彼女だけでなく、彼女の母や叔母を含む4人も同じ末路であったという事だった。
今現在辛うじて生きているのはクラウディアと侍女1名のみ。
後の3人は薬漬けに身体が耐えられなかったのと辛うじて抵抗した結果の自殺だったらしい。
「――――で、それで今彼女達は如何している?」
アイザックはヨルムが愕く程冷静だった。
てっきり彼はアイザックは怒りのあまりにその場で暴れるだろうと思ったのだが現実は違った。
静かな、そうまるで嵐の前の静けさの様に彼は穏やかに、否決して穏やかではないのだろう。
怒りが頂点に達しているからこそ外見がただ穏やかに見えているだけで、実際はその心の内では嵐の様に荒れ狂っているに違いないとヨルムは感じていた。
「は、闇商人にいい値でお二人を買い戻しさせて頂き蒼穹国との国境に近い別邸で手当てを受けられています」
「そうか……」
「ですが旦那様、出来れば直ぐにクラウディア様の元へとお急ぎ下さいませ」
「勿論行くが如何したのだ?」
ヨルムは更に顔を曇らせゆっくりと言葉を紡いでいく。
「お時間が御座いません、医師の話ですとクラウディア様のお命はもう……」
その言葉を聞き終わる前にアイザックはその瞬間転移魔法で別邸へと飛んで行った。
ヨルムも帰ったばかりで疲れてはいたが何も言わず彼の後を追いかけていく。
ディアっ、ディアっ、どうか、どうか僕が行くまで何処へも行かないでくれっっ!!
やっと貴女を見つけたのだっ、この10年僕はどんなに貴女に逢いたかったと――――!!
国境近くの別邸は小さいが落ち着きのある建物だった。
そこへ急に現れた主を見ても彼らは驚く事もなく、アイザックとヨルムをクラウディアの部屋へと案内した。
コンコン……。
この扉の向こうに愛しいディアがいるっっ!!
それだけでアイザックの心は喜びに溢れていた――――が返事はない。
「お話をする力ももうないのです、そしてもうご自分が何処の誰かもお分かりにはなられません」
扉を開けるとそこにいた医師は静かに言った。
そして医師が部屋から出るのと入れ替わる様にアイザックは1人部屋の中へと入って行く。
ヨルムは扉の前でただ待つ事にした。
やっと巡り合えた恋人達が永遠の別れになる前のほんの一時の間なのだ。
誰がその中へ入れるだろう。
否、誰も彼らの中に入れる筈等ないのだ。
この部屋に入れるのは愛する者達だけ……。
「ディア……」
絞り出すような声で彼女の名を呼ぶが返答はなかった。
アイザックは胸の鼓動が煩く打ちつけているのを抑えきれないまま彼女がいるだろう寝室へと向かう。
「入るよ、ディア」
彼女が眠っている寝台の傍に看護師がいたがアイザックの姿を見ると恭しく礼をし部屋を後にした。
そうしてやっと本当に2人きりとなったのだ。
彼は普段遊び慣れている筈なのに寝台へ行く足取りは覚束ず、彼女の眠る寝台を囲む薄いレースのカーテンへ伸ばす手はみっともないくらい震えてしまっている。
そう、彼はシャレにならないくらい緊張しているのだ。
世間の目を欺く為とはいえこの10年それなりに女性とも関係を持っていたし、別にこれまでの経験上こんな風に緊張した事等一度もなかったのだっっ。
だが、今ここにいるのが心より愛するディアだというだけでこんなにも自身の感情を抑える事が出来ないというものを初めてアイザックは思い知らされたのだっっ。
それ程に大切な女性なのだ。
その彼女の様子をゆっくりと観察していく。
血色の良かった顔色は血管が透けて見えそうな程青白い。
ぷっくりとした頬も柔らかな手や足も身体のラインの全てが痩せこけ、まだ24歳だというのに皮膚が骨にくっつきカサついた皮と化していた。
おまけに優しい麻色の髪は薬の所為かそれとも彼女自身の身に起こった事によるショックの為なのかその髪には色はなく雪の様な白髪と化していた。
道理で亜麻色の髪に茶色の瞳の乙女を探しても見つからなかった筈だ。
10年前と今では本当に月とすっぽんの差があるのだ。
あの少女の様なあどけなさをした表情は今は何処にもない。
感情もなくただ酷く疲れた様子で浅い呼吸をゆっくりと繰り返し眠っているだけ。
彼はクラウディアの傍にある椅子に静かに座ると持つとぽきん――――と折れてしまいそうなくらい細い腕を優しく掴み自身の両手に包み込みそっと顔を近づけた。
「やっと、やっと逢えたねディア。僕は随分貴女を探したのだよ、探して、探して……もっと早く見つけられれば良かったのに、本当に遅くなってごめんねディア。でももう大丈夫だよ、これからは僕が君を護って見せるから……だから僕を置いて何処へも逝かないでっっ」
彼女を包む手にアイザックが流した涙がぽとん――――と幾つも幾つも零れ落ちていく。
亡き父の時でさえ感情を制御出来たというのに、クラウディアの前になるとアイザックは子供の様に感情を露わにしてしまうのだ。
絶対に何があっても失いたくない掛け替えのない存在が今――――彼の腕より永遠に抜け出ようとしている。
「ディア、愛しているよ、僕の愛はずっと貴女だけのものだからねディア……」
泣こうと思って泣いているのではない。
ただ自然に彼女を見つめているだけで胸の奥より熱いものが込み上げ涙となって流れ落ちてしまうのだ。
何も出来ない自分がただただ無力だとアイザックが思っていると――――っっ!?
「……ザック?」
「――――ディア?」
今まで硬く瞼が閉じられていた筈のクラウディアの瞳は薄らと開かれ、涙で茶色の瞳がきらきらと光っていた。
「ディアっ、気がついたのだね。待っていて今医師を呼んで――――!?」
「あり……がとう、アイザック、わた……しイリ……ネ様に騙されて、お祖父様にも見放されて、凄く悲しかったけれど……何時……か、貴方が見つけてくれると信じていた……わ。あり……がとう、愛して……いるわ、アイザック――――」
「ディア……?」
アイザックの両手で包んでいた手より完全に力が抜け落ちた瞬間だった。
茶色の瞳は再び瞼で硬く閉ざされそれはもう二度と開く事はない。
浅かったけれども規則正しくなされていた呼吸も気がつくと止まっていた。
彼女は死の訪れる瞬間に愛する者へ最後の言葉を告げたのだ。
「ディアっ、ディアっ、僕を置いていかないでと言ったじゃないかっっ!! 目を開けるんだディアっ、何時もみたいに笑ってくれないと……僕を1人にしないでっ、お願いだからディア……」
アイザックの叫び声に気付いたヨルムと医師は部屋へと入り、医師はクラウディアの診察をし死亡確認を告げた。
「旦那様こちらで一先ずお休み下さいませ」
「嫌だっ、ディアをもう決して1人にしないと約束したのだっっ!! ディアを絶対に〰〰〰〰っっ」
「クラウディア様はお休みになられたのです、最期に旦那様にお逢いする事が出来てあのように安らかな微笑みを湛えられたままお休みになられているのです。安らかにお休みになられているクラウディア様をどうかこれ以上の苦しみは必要ではないとお思いになられませんか?」
「苦しめたくはないが……」
「静かに見守る事も愛で御座いますよ」
そう静かにアイザックを嗜めるヨルムの瞳からも薄らと涙が滲んでいた。
彼の姿を見たアイザックはゆっくりと頷き「わかったよ、悪かったね、だけどもう暫くだけ彼女と話がしたいのだよ、何せ10年分の愛を語らなければいけないから……ね」そう答えるアイザックの背中もまた悲しみで震えていた。
「ええ、そうで御座いますね。クラウディア様には是非とも聞いて頂かなくては、この10年間旦那様は随分と女性を口説くのがお上手になられましたからね……」
そうしてまたヨルム達は部屋を後にしクラウディアの眠る寝室でアイザックはゆっくりと10年分、否それ以上の愛を長い時間を掛けて語ったのだった。
「本当かっっ、で――――ディアは今どこでどうしているっっ、無事なのかっっ!? あぁいや、今直ぐ彼女の元へ向かおうっっ、早く私の元へ連れて帰らねばっっ」
10年経って漸く居所を掴めた愛しいディアとの再会に胸を躍らせるアイザックと対照的にヨルムの声は何処までも重く静かであった。
そして彼の痛々しい程の沈痛な面持ちが浮かれていたアイザックの心を何処までも冷静にさせたのは言うまでもない。
「何か報告する事があるの?」
心の中では盛大に苛立ちはしていたもののそれでもその苛立ちを向ける矛先がヨルムでない事は十分理解し自制をしていたからこそ、アイザックは普段通りに彼へ報告を促した。
だが促されてからも珍しくヨルムは押し黙り、その重い口を開いたのは5分程経過してからの事であった。
「申し上げます、クラウディア様は蒼弓国にいらっしゃいました――――」
ヨルムは出来るだけ感情を抑えて淡々と報告をした。
彼女は8年前蒼穹国の闇の奴隷市場で競りに掛けられ売り飛ばされたという事だった。
彼女を売ったのはシャロンの地下組織で、買ったのは蒼弓国の闇商人。
そして逃げない様に薬漬けにされ闇商人やその客達の玩具になっていたという。
また、薬を使われたのは蒼弓国ではなくシャロンにいる頃だったらしい。
それが彼女だけでなく、彼女の母や叔母を含む4人も同じ末路であったという事だった。
今現在辛うじて生きているのはクラウディアと侍女1名のみ。
後の3人は薬漬けに身体が耐えられなかったのと辛うじて抵抗した結果の自殺だったらしい。
「――――で、それで今彼女達は如何している?」
アイザックはヨルムが愕く程冷静だった。
てっきり彼はアイザックは怒りのあまりにその場で暴れるだろうと思ったのだが現実は違った。
静かな、そうまるで嵐の前の静けさの様に彼は穏やかに、否決して穏やかではないのだろう。
怒りが頂点に達しているからこそ外見がただ穏やかに見えているだけで、実際はその心の内では嵐の様に荒れ狂っているに違いないとヨルムは感じていた。
「は、闇商人にいい値でお二人を買い戻しさせて頂き蒼穹国との国境に近い別邸で手当てを受けられています」
「そうか……」
「ですが旦那様、出来れば直ぐにクラウディア様の元へとお急ぎ下さいませ」
「勿論行くが如何したのだ?」
ヨルムは更に顔を曇らせゆっくりと言葉を紡いでいく。
「お時間が御座いません、医師の話ですとクラウディア様のお命はもう……」
その言葉を聞き終わる前にアイザックはその瞬間転移魔法で別邸へと飛んで行った。
ヨルムも帰ったばかりで疲れてはいたが何も言わず彼の後を追いかけていく。
ディアっ、ディアっ、どうか、どうか僕が行くまで何処へも行かないでくれっっ!!
やっと貴女を見つけたのだっ、この10年僕はどんなに貴女に逢いたかったと――――!!
国境近くの別邸は小さいが落ち着きのある建物だった。
そこへ急に現れた主を見ても彼らは驚く事もなく、アイザックとヨルムをクラウディアの部屋へと案内した。
コンコン……。
この扉の向こうに愛しいディアがいるっっ!!
それだけでアイザックの心は喜びに溢れていた――――が返事はない。
「お話をする力ももうないのです、そしてもうご自分が何処の誰かもお分かりにはなられません」
扉を開けるとそこにいた医師は静かに言った。
そして医師が部屋から出るのと入れ替わる様にアイザックは1人部屋の中へと入って行く。
ヨルムは扉の前でただ待つ事にした。
やっと巡り合えた恋人達が永遠の別れになる前のほんの一時の間なのだ。
誰がその中へ入れるだろう。
否、誰も彼らの中に入れる筈等ないのだ。
この部屋に入れるのは愛する者達だけ……。
「ディア……」
絞り出すような声で彼女の名を呼ぶが返答はなかった。
アイザックは胸の鼓動が煩く打ちつけているのを抑えきれないまま彼女がいるだろう寝室へと向かう。
「入るよ、ディア」
彼女が眠っている寝台の傍に看護師がいたがアイザックの姿を見ると恭しく礼をし部屋を後にした。
そうしてやっと本当に2人きりとなったのだ。
彼は普段遊び慣れている筈なのに寝台へ行く足取りは覚束ず、彼女の眠る寝台を囲む薄いレースのカーテンへ伸ばす手はみっともないくらい震えてしまっている。
そう、彼はシャレにならないくらい緊張しているのだ。
世間の目を欺く為とはいえこの10年それなりに女性とも関係を持っていたし、別にこれまでの経験上こんな風に緊張した事等一度もなかったのだっっ。
だが、今ここにいるのが心より愛するディアだというだけでこんなにも自身の感情を抑える事が出来ないというものを初めてアイザックは思い知らされたのだっっ。
それ程に大切な女性なのだ。
その彼女の様子をゆっくりと観察していく。
血色の良かった顔色は血管が透けて見えそうな程青白い。
ぷっくりとした頬も柔らかな手や足も身体のラインの全てが痩せこけ、まだ24歳だというのに皮膚が骨にくっつきカサついた皮と化していた。
おまけに優しい麻色の髪は薬の所為かそれとも彼女自身の身に起こった事によるショックの為なのかその髪には色はなく雪の様な白髪と化していた。
道理で亜麻色の髪に茶色の瞳の乙女を探しても見つからなかった筈だ。
10年前と今では本当に月とすっぽんの差があるのだ。
あの少女の様なあどけなさをした表情は今は何処にもない。
感情もなくただ酷く疲れた様子で浅い呼吸をゆっくりと繰り返し眠っているだけ。
彼はクラウディアの傍にある椅子に静かに座ると持つとぽきん――――と折れてしまいそうなくらい細い腕を優しく掴み自身の両手に包み込みそっと顔を近づけた。
「やっと、やっと逢えたねディア。僕は随分貴女を探したのだよ、探して、探して……もっと早く見つけられれば良かったのに、本当に遅くなってごめんねディア。でももう大丈夫だよ、これからは僕が君を護って見せるから……だから僕を置いて何処へも逝かないでっっ」
彼女を包む手にアイザックが流した涙がぽとん――――と幾つも幾つも零れ落ちていく。
亡き父の時でさえ感情を制御出来たというのに、クラウディアの前になるとアイザックは子供の様に感情を露わにしてしまうのだ。
絶対に何があっても失いたくない掛け替えのない存在が今――――彼の腕より永遠に抜け出ようとしている。
「ディア、愛しているよ、僕の愛はずっと貴女だけのものだからねディア……」
泣こうと思って泣いているのではない。
ただ自然に彼女を見つめているだけで胸の奥より熱いものが込み上げ涙となって流れ落ちてしまうのだ。
何も出来ない自分がただただ無力だとアイザックが思っていると――――っっ!?
「……ザック?」
「――――ディア?」
今まで硬く瞼が閉じられていた筈のクラウディアの瞳は薄らと開かれ、涙で茶色の瞳がきらきらと光っていた。
「ディアっ、気がついたのだね。待っていて今医師を呼んで――――!?」
「あり……がとう、アイザック、わた……しイリ……ネ様に騙されて、お祖父様にも見放されて、凄く悲しかったけれど……何時……か、貴方が見つけてくれると信じていた……わ。あり……がとう、愛して……いるわ、アイザック――――」
「ディア……?」
アイザックの両手で包んでいた手より完全に力が抜け落ちた瞬間だった。
茶色の瞳は再び瞼で硬く閉ざされそれはもう二度と開く事はない。
浅かったけれども規則正しくなされていた呼吸も気がつくと止まっていた。
彼女は死の訪れる瞬間に愛する者へ最後の言葉を告げたのだ。
「ディアっ、ディアっ、僕を置いていかないでと言ったじゃないかっっ!! 目を開けるんだディアっ、何時もみたいに笑ってくれないと……僕を1人にしないでっ、お願いだからディア……」
アイザックの叫び声に気付いたヨルムと医師は部屋へと入り、医師はクラウディアの診察をし死亡確認を告げた。
「旦那様こちらで一先ずお休み下さいませ」
「嫌だっ、ディアをもう決して1人にしないと約束したのだっっ!! ディアを絶対に〰〰〰〰っっ」
「クラウディア様はお休みになられたのです、最期に旦那様にお逢いする事が出来てあのように安らかな微笑みを湛えられたままお休みになられているのです。安らかにお休みになられているクラウディア様をどうかこれ以上の苦しみは必要ではないとお思いになられませんか?」
「苦しめたくはないが……」
「静かに見守る事も愛で御座いますよ」
そう静かにアイザックを嗜めるヨルムの瞳からも薄らと涙が滲んでいた。
彼の姿を見たアイザックはゆっくりと頷き「わかったよ、悪かったね、だけどもう暫くだけ彼女と話がしたいのだよ、何せ10年分の愛を語らなければいけないから……ね」そう答えるアイザックの背中もまた悲しみで震えていた。
「ええ、そうで御座いますね。クラウディア様には是非とも聞いて頂かなくては、この10年間旦那様は随分と女性を口説くのがお上手になられましたからね……」
そうしてまたヨルム達は部屋を後にしクラウディアの眠る寝室でアイザックはゆっくりと10年分、否それ以上の愛を長い時間を掛けて語ったのだった。
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