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第一話 もしかしなくてもここはとある異世界と言うものなのでしょうか??? 前篇
楽しい朝食
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現在私は湯浴みを済ませ、これからエディーと一緒に食事をするというコトで、エイミーにより現在着せ替え人形となってしまっている。
別に単なる朝御飯なんだからと思ってはいても、実は私もちょっと……ううんめっちゃ嬉しいっっ。
だってこの世界へ来て初めて誰かと一緒のご飯なんだもん。
そりゃあね、元の世界と違ってここは食事中のお喋りなんてマナー違反とされているからさ、静かに、そして黙々と食べるんだろうけれど!!
多分、うんきっとそうなんだろうけれどっ、それでも誰かと一緒にというのはめっちゃ嬉しいモノですよ、うん。
おまけにそのお相手は物語に出てくる王子様なんかよりも、めっちゃイケメンなのだから……多分倍増?
だから返って緊張するかもしれないね。
だからしてこうして色々とドレスを着替えさせられて、結果、白地のドレスの上に薄絹で出来た黄色の可愛い小花の柄を合わせたハイウエストで、可愛いドレスに決まった。
セミロングのやや内巻きになっている黒髪を少し大人っぽく表編みと三つ編みをアップにして、そしてそれが映える様な銀色に中央が少し大きめなスターサファイヤを埋め込まれた額飾りをつけられている。
そうして支度が整った食堂へと私は急ぐ。
後ろから何度もエイミーが「お食事は逃げませんよ」って言うけれど、お食事は逃げないかもだけれどエディーはいなくなるかもしれないんだもんっっ!!
そう言うとエイミーは「大丈夫です」とは言ってくれるけれど、正直彼の顔……その姿を見ないと不安で仕方ないんですよね。
ですがしかし……。
はぁはぁ……走ってきたから体力が、足元が見えないドレスを捌いて走るのも大変だけれど、でもホント無駄に広いこの屋敷っ、私は大体玄関開けたら2分でご飯……じゃないけれど、そうっ、適度な広さを要求したいっっ!!
ダイニングの前で少し呼吸を整えてから扉を開けて中へと入る――――――いたっっ!!
エディー発見っっ!!
私は侍従に促される様に、エディーの前へと移動する。
そして淑女の礼というモノをしてから席へと着く。
「大分礼儀作法が身についてきたな」
エディーの口元が微かに綻んでいるのを私は見逃さなかった。
イケメン……恐るべし。
そんな小さな仕草でさえも破壊力半端ないというか、こんな些細な仕草だからこそかもしれない。
きっとお姉ちゃんが見たら鼻血ぶ~の世界なんじゃないかな?
そして運ばれてきた食事にまたまた吃驚する。
何時もはスープとサラダと、果物少しかな。
1人での食事はそれまであった食欲はなくなり、今では何時もの量を食べるのが精一杯なのだ。
別にダイエットをしている訳ではない、断じてね!!
お一人様が精神的に来ている所為だと思う。
だからエディーと一緒のお食事はそれはとても貴重なモノ……だからと言ってこれは何!?
そう、今運ばれてきたのはサラダから始まりスープに色んな種類のサンドウィッチ、きっと料理長が少しでも食べやすい様にそうしてくれたかの様にも思えたけれども……。
「何時もはあまり食べていないと聞いた、食事はきちんと摂った方がいい。これなら食べられるだろう?」
そしてその食事にはイケメンの微笑という極上のソースっっ!!
これは一体何のお料理の番組なのってこっちが聞きたいっっ。
おまけに何時も食べれなくて四苦八苦している私なのに、何故か食後のデザートのあっさりとしたオレンジのショートケーキとフルーツまでぺろりと食べてしまった。
誰かと食べる食事ってこんなにも幸せで、美味しいものなのだと改めて感じてしまう。
「何か楽しそうだな」
「はい、誰かとお食事するの久しぶりで嬉しくて……」
「そう……か」
「はい」
そうして食事が終わって最後のお茶をしていた時だった。
「これから城へ行く、君も来るんだ」
エディーは静かに私へ伝えた。
勿論それに拒否権はなかったみたいですって当然???
別に単なる朝御飯なんだからと思ってはいても、実は私もちょっと……ううんめっちゃ嬉しいっっ。
だってこの世界へ来て初めて誰かと一緒のご飯なんだもん。
そりゃあね、元の世界と違ってここは食事中のお喋りなんてマナー違反とされているからさ、静かに、そして黙々と食べるんだろうけれど!!
多分、うんきっとそうなんだろうけれどっ、それでも誰かと一緒にというのはめっちゃ嬉しいモノですよ、うん。
おまけにそのお相手は物語に出てくる王子様なんかよりも、めっちゃイケメンなのだから……多分倍増?
だから返って緊張するかもしれないね。
だからしてこうして色々とドレスを着替えさせられて、結果、白地のドレスの上に薄絹で出来た黄色の可愛い小花の柄を合わせたハイウエストで、可愛いドレスに決まった。
セミロングのやや内巻きになっている黒髪を少し大人っぽく表編みと三つ編みをアップにして、そしてそれが映える様な銀色に中央が少し大きめなスターサファイヤを埋め込まれた額飾りをつけられている。
そうして支度が整った食堂へと私は急ぐ。
後ろから何度もエイミーが「お食事は逃げませんよ」って言うけれど、お食事は逃げないかもだけれどエディーはいなくなるかもしれないんだもんっっ!!
そう言うとエイミーは「大丈夫です」とは言ってくれるけれど、正直彼の顔……その姿を見ないと不安で仕方ないんですよね。
ですがしかし……。
はぁはぁ……走ってきたから体力が、足元が見えないドレスを捌いて走るのも大変だけれど、でもホント無駄に広いこの屋敷っ、私は大体玄関開けたら2分でご飯……じゃないけれど、そうっ、適度な広さを要求したいっっ!!
ダイニングの前で少し呼吸を整えてから扉を開けて中へと入る――――――いたっっ!!
エディー発見っっ!!
私は侍従に促される様に、エディーの前へと移動する。
そして淑女の礼というモノをしてから席へと着く。
「大分礼儀作法が身についてきたな」
エディーの口元が微かに綻んでいるのを私は見逃さなかった。
イケメン……恐るべし。
そんな小さな仕草でさえも破壊力半端ないというか、こんな些細な仕草だからこそかもしれない。
きっとお姉ちゃんが見たら鼻血ぶ~の世界なんじゃないかな?
そして運ばれてきた食事にまたまた吃驚する。
何時もはスープとサラダと、果物少しかな。
1人での食事はそれまであった食欲はなくなり、今では何時もの量を食べるのが精一杯なのだ。
別にダイエットをしている訳ではない、断じてね!!
お一人様が精神的に来ている所為だと思う。
だからエディーと一緒のお食事はそれはとても貴重なモノ……だからと言ってこれは何!?
そう、今運ばれてきたのはサラダから始まりスープに色んな種類のサンドウィッチ、きっと料理長が少しでも食べやすい様にそうしてくれたかの様にも思えたけれども……。
「何時もはあまり食べていないと聞いた、食事はきちんと摂った方がいい。これなら食べられるだろう?」
そしてその食事にはイケメンの微笑という極上のソースっっ!!
これは一体何のお料理の番組なのってこっちが聞きたいっっ。
おまけに何時も食べれなくて四苦八苦している私なのに、何故か食後のデザートのあっさりとしたオレンジのショートケーキとフルーツまでぺろりと食べてしまった。
誰かと食べる食事ってこんなにも幸せで、美味しいものなのだと改めて感じてしまう。
「何か楽しそうだな」
「はい、誰かとお食事するの久しぶりで嬉しくて……」
「そう……か」
「はい」
そうして食事が終わって最後のお茶をしていた時だった。
「これから城へ行く、君も来るんだ」
エディーは静かに私へ伝えた。
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