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アナザーストーリー・もし紫の周りがロリだらけだったら

翠とカフェに行く事になったんだが…。

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俺と翠はカフェ「入道雲」に行った。
「すみません、パフェふたつ」
「はい」
ルナが注文をとる。
「おいしいな」
翠がバナナパフェを頬張る。
「そうか」
俺。
「あーしかし最近は天気が悪いよな」
俺。
「そうだな。天候がコロコロかわる。台風のシーズンだし」
翠。
ピコピコ狐耳が動いている。
「傘必須だな」
俺。
「ああ」
翠。
俺達はカフェから出ると、公園に向かった。
「最近、鉄棒の練習をしてるんだ」
翠がいう。
「逆上がりか?」
俺。
「うん」
「逆上がりできないのか」
「ああ」
しょんぼりする翠。
「逆上がりするには、基礎体力がいるぞ」
「頑張る」
翠は言った。
俺は翠の逆上がりの練習を手伝った。
そして。
「できたー」
翠。
「なんとかやれたな」
「うん」
翠。



俺は翠と田んぼを歩いた。
「あ、とんぼ」
翠が言う。
「おお」
俺。
「ねえ、帰ったらラーメン食べようよ」
翠。
「うん」
俺。
俺達は帰って、インスタントラーメンを食べた。
「おいしい」
翠。
「やっぱりしょうゆ味はうまいな」
俺。
夜の帳が降りてくる。
「あー今日も満天の星空だ」
俺。
「綺麗な空だな」
翠。
俺は翠と風呂に入った。
「あわわ」
翠が滑りそうになる。
「大丈夫か?」
俺。
「うん」
翠。
俺は翠達と寝た。
「おやすみー」
「うん」
翠。
「今日は楽しかったな」
「うん」
翠は寝る。



翌朝。
桜がコーヒーを入れる。
「おはようございます」
桜。
「おはよう」
俺。
「がー」
翠はまだ寝ていた。
「こら、起きろよ」
俺。
「いやだ、寝てたい」
翠が抱きまくらを抱きしめる。
「こら」
俺は、無理矢理布団から翠を剥がした。
「ぐー」
翠は意地でも起きようとしない。
「こら」
俺は言う。
「こちょこちょ~」
可憐が翠の体を擽る。
「きゃあっ!?」
翠が言う。
「ちょっと、なにするんだ!?」
翠。
「ぷぷー」
可憐が笑う。
「あはは…」
俺は苦笑いをした。



「あー翠ちゃんの尻尾、気持ちいいですー」
桜が言う。
「そうじゃのう」
姫。
「いや、冬場はいいんだけど、夏は…」
翠。
「なあ翠」
俺。
「ん?」
翠。
「またふたりでカフェ行こうな」
「うん」
翠は笑う。
10月の風が吹いていた。
「はぁ、狐には良い季節だ」
翠は言う。
「そうだなー」
俺。
「今度きつねうどん作ってくれよ」
「うん」
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