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ユリウスの到着を待つ間、ノエルとシアンに書くものをもらって、ジークフリートから手習いを受けた。
まず手始めに、私とジークフリートの名前の字の練習をした。
「懐かしいな。地位が上がるにあたって、俺も読み書きを練習した」
「この国はあんまり識字率は高くないの?」
「そうだな……国民の約半分くらいか?俺の実家みたいに貧しくて子供に本を読ませる暇もない家もある」
聞くところによれば、ジークフリートは最初、家を支えるために騎士団に入団したという。
前線で戦う衛兵と衛生兵であるユリエルが顔を合わせる機会は多く、同じく若くして団長副団長という地位に就いていることから仲が深まったのだとか。
だから昨日の顔合わせで楽しそうに話してたのか、納得。
「あいつは凄い奴だよ。俺達の中で1番質のいい魔力を持ってる」
「魔力の質?」
「あぁ。便宜上自然の力の名前を付けて属性が別れているんだが、あいつは生命力を活性化させる光の属性なんだ」
「せいめいりょくのかっせいか」
「早いとこ言えば、怪我が治る速度を異常に早くできるってことだな」
なるほど?どうやらこの世界の魔力というのは魔法というより錬金術に近いらしい。
例えば、失った手足を生やすように0から1を生むことはできないけれど、切り落とされた腕があれば元に戻せるように1から100にすることは可能なんだとか。
ユリウスはそのための魔力の純度が高いんだという。
――わかりやすい説明ではあったけどいささか物騒な例えですジークさん……。
そんな私の心を代弁するかのように、背後から声が響いた。
「そんな物騒な例え方をするものではありませんよワグナー卿」
しゃらりと音が聞こえそうな程、美しい髪を揺らしたユリエルが立っていた。
「早かったな」
「メサイアへ目通りがあると言ったら団長に追い出されました」
「ははっ、あの爺さんのやりそうな事だ」
「……メサイアに拝謁致します」
話しながらこちらに近付いてきて、私の傍らで膝立ちになる。
両膝を地面につけて頭を垂れた体勢だ。
――えっ、なになになにごと!?
目を白黒させる私に、ジークフリートが神や聖職者に対する敬礼だと教えてくれた。
許しがないとずっとこのままだと言われて、慌ててもう立ってもいいと伝える。
ジークフリートは焦った私と立ち上がるユリエルを面白そうに見ていた。
「相変わらず真面目だなお前は」
「昨日が有り得ない事だったのです。本来ならば礼を尽くしてご挨拶すべきでした」
「いやあの、私そんなにされるほど偉くないというか……」
「メサイア、あなたはこの世で最も尊い方なのですよ」
「え!?」
「政治的に見れば王の次ではありますが、夜を運ぶメサイアは最も尊重される存在です。あなたがいてくださると言うだけで、この世界は平穏が得られるのですから」
こうして改めてアルレイス以外の人から聞くと、いよいよ現実味が増してくる気がする。
とは言っても自覚は全然できないんだけど。
ふと視線を落としたユリウスが机の上に目を止める。
「……字を?」
「あぁ。アオイ、あとはユリウスに教えてもらうといい。こいつは俺より頭がいいから」
「ジークさんもう行っちゃうんですか?」
「あんまり可愛いこと言うなよ。今日はユリウスと仲良くなる日だろ」
――仲良く……。
そう言われて顔に熱が集まってくるのがわかった。
ジークフリートにその意図はないんだろうけれどそれでも今夜はユリウスとそういうことをする日だ。
おそらく真っ赤になったであろう私を見たジークフリートが私をからかって、それをユリウスが窘めて、クツクツ笑いながらジークフリートは帰って行った。
「全く……ようやく静かになりましたね」
軽いため息をついて先程までジークフリートが座っていた場所に腰掛ける。
長くしなやかな指が、練習途中の拙い字をなぞった。
繊細な作業が得意そうな手だ。
壊滅的に汚いだろうから、あんまり字を眺めないでほしい。
「あなたの国とはやはり字が違うのですか」
「うん、私の国だと三種類の字を使い分けてるよ」
「三種類?」
「まず最初に小さい頃に覚える平仮名とカタカナがあって、大きくなってきた頃に覚える漢字っていうのがあるの」
「なるほど。それでしたら、そのヒラガナとこちらの字を並べた早見表を作りましょう。書いて覚えるのもいいですが、馴染みがないものであればまず目を慣れさせた方がいいと思います」
私の名前もそうなんだけれど、平仮名と言った響きもカタカナ表記されているんだろうなというアクセントの付き方で、ご都合自動翻訳されていても固有名詞などの私の世界独特のものはそうとは限らないらしい。
小学生のときに使ったあいうえお表のように清音、濁音、半濁音、拗音を書いて、私が読み上げる音を聞いたユリウスがその隣にこの国の字を書いていく。
あ、すごい、わかりやすい。
字の勉強なんてすごく昔のことだから、早見表を作ればいいなんて思い浮かばなかった。
「ありがとうユーリ!すごく助かるこれ!」
「どういたしまして。ところで、どうして字を覚えようと思ったのですか?」
「あの本棚、どんな本があるのかなって思って」
「あぁ……どうやら小説や伝記があるようですよ。初等教育に使われる教材もありますね」
本棚は今座っているところから少し離れた場所にあるんだけど、眼鏡をかけているにもかかわらず少し目を凝らさなくてはならないくらい、ユリウスは目が悪いらしい。
もしくは視力矯正のための技術があまり発展していないのか。
「ユーリは魔力を使って怪我を治せるって聞いたけど、視力は治せないの?」
「えぇ。ワグナー卿も言っていた通り、俺が治せるのは人間の再生力が影響する怪我や病気のみです。元から弱い視力や聴覚、壊死などを治すことはできません」
「そっかぁ。視力も治せれば眼鏡もかけなくてもよくなるのにね」
「……いえ、俺の目は色が薄いせいか陽の光に弱いので、どちらにしても眼鏡は必要でした」
そう言って眼鏡を外して見せてくれた目は、紫だと思っていたけれど、薄い青にも、透けた血の色にも見えた。
これってあれかな、所謂アルビノみたいな、メラニン色素がないから光の入り方によって色が違って見えるやつ。
「……あなたは驚かないのですね」
「え?」
「血の色をしているので新しく人に会う度に毎回驚かれます。入団してからは視力が悪いこともあり仕事に支障が出るため、色がついた眼鏡で誤魔化すようになりましたが」
「私の世界では医療の研究が進んで血の色が見える理由もわかってるから。珍しいなと思って見ちゃうけど、驚いたり怖がったりはしないよ」
はっきり言葉にはしないけれど、きっと目のせいで沢山苦労があったんだろう。
心ないことを言われたりもしたのかな。
常にうっすらと口元に浮かぶ笑みも、自身を守るためのものなのだろうか。
「メサイア、あなたの名前を呼んでも?」
「――!いい!全然いい!名前の方がいい」
投げられた問いに食い気味に答えると今までとは違う柔らい笑みが浮かぶ。
それがまるで、厳しい冬を乗り越えた春の暖かい日差しのようで、彼が光の属性を持っていることにすんなりと納得した。
知的美形が綻ぶように笑うとこんなに破壊力があるのか……。
そうやって密かに感動していると、ユリウスが私の手を取った。
「ありがとうアオイ。俺を怖がらないでくれて」
「あ、うん。お礼を言われる程の事じゃ」
「俺にとってはそれ程のことなんです」
そんな風に言われると恐縮してしまう。
座りの悪さに身動いだ私の手を引いて抱きとめると、ユリウスは掴んだままの手首に口付けを落とした。
「……ベッドに行きましょうか」
まず手始めに、私とジークフリートの名前の字の練習をした。
「懐かしいな。地位が上がるにあたって、俺も読み書きを練習した」
「この国はあんまり識字率は高くないの?」
「そうだな……国民の約半分くらいか?俺の実家みたいに貧しくて子供に本を読ませる暇もない家もある」
聞くところによれば、ジークフリートは最初、家を支えるために騎士団に入団したという。
前線で戦う衛兵と衛生兵であるユリエルが顔を合わせる機会は多く、同じく若くして団長副団長という地位に就いていることから仲が深まったのだとか。
だから昨日の顔合わせで楽しそうに話してたのか、納得。
「あいつは凄い奴だよ。俺達の中で1番質のいい魔力を持ってる」
「魔力の質?」
「あぁ。便宜上自然の力の名前を付けて属性が別れているんだが、あいつは生命力を活性化させる光の属性なんだ」
「せいめいりょくのかっせいか」
「早いとこ言えば、怪我が治る速度を異常に早くできるってことだな」
なるほど?どうやらこの世界の魔力というのは魔法というより錬金術に近いらしい。
例えば、失った手足を生やすように0から1を生むことはできないけれど、切り落とされた腕があれば元に戻せるように1から100にすることは可能なんだとか。
ユリウスはそのための魔力の純度が高いんだという。
――わかりやすい説明ではあったけどいささか物騒な例えですジークさん……。
そんな私の心を代弁するかのように、背後から声が響いた。
「そんな物騒な例え方をするものではありませんよワグナー卿」
しゃらりと音が聞こえそうな程、美しい髪を揺らしたユリエルが立っていた。
「早かったな」
「メサイアへ目通りがあると言ったら団長に追い出されました」
「ははっ、あの爺さんのやりそうな事だ」
「……メサイアに拝謁致します」
話しながらこちらに近付いてきて、私の傍らで膝立ちになる。
両膝を地面につけて頭を垂れた体勢だ。
――えっ、なになになにごと!?
目を白黒させる私に、ジークフリートが神や聖職者に対する敬礼だと教えてくれた。
許しがないとずっとこのままだと言われて、慌ててもう立ってもいいと伝える。
ジークフリートは焦った私と立ち上がるユリエルを面白そうに見ていた。
「相変わらず真面目だなお前は」
「昨日が有り得ない事だったのです。本来ならば礼を尽くしてご挨拶すべきでした」
「いやあの、私そんなにされるほど偉くないというか……」
「メサイア、あなたはこの世で最も尊い方なのですよ」
「え!?」
「政治的に見れば王の次ではありますが、夜を運ぶメサイアは最も尊重される存在です。あなたがいてくださると言うだけで、この世界は平穏が得られるのですから」
こうして改めてアルレイス以外の人から聞くと、いよいよ現実味が増してくる気がする。
とは言っても自覚は全然できないんだけど。
ふと視線を落としたユリウスが机の上に目を止める。
「……字を?」
「あぁ。アオイ、あとはユリウスに教えてもらうといい。こいつは俺より頭がいいから」
「ジークさんもう行っちゃうんですか?」
「あんまり可愛いこと言うなよ。今日はユリウスと仲良くなる日だろ」
――仲良く……。
そう言われて顔に熱が集まってくるのがわかった。
ジークフリートにその意図はないんだろうけれどそれでも今夜はユリウスとそういうことをする日だ。
おそらく真っ赤になったであろう私を見たジークフリートが私をからかって、それをユリウスが窘めて、クツクツ笑いながらジークフリートは帰って行った。
「全く……ようやく静かになりましたね」
軽いため息をついて先程までジークフリートが座っていた場所に腰掛ける。
長くしなやかな指が、練習途中の拙い字をなぞった。
繊細な作業が得意そうな手だ。
壊滅的に汚いだろうから、あんまり字を眺めないでほしい。
「あなたの国とはやはり字が違うのですか」
「うん、私の国だと三種類の字を使い分けてるよ」
「三種類?」
「まず最初に小さい頃に覚える平仮名とカタカナがあって、大きくなってきた頃に覚える漢字っていうのがあるの」
「なるほど。それでしたら、そのヒラガナとこちらの字を並べた早見表を作りましょう。書いて覚えるのもいいですが、馴染みがないものであればまず目を慣れさせた方がいいと思います」
私の名前もそうなんだけれど、平仮名と言った響きもカタカナ表記されているんだろうなというアクセントの付き方で、ご都合自動翻訳されていても固有名詞などの私の世界独特のものはそうとは限らないらしい。
小学生のときに使ったあいうえお表のように清音、濁音、半濁音、拗音を書いて、私が読み上げる音を聞いたユリウスがその隣にこの国の字を書いていく。
あ、すごい、わかりやすい。
字の勉強なんてすごく昔のことだから、早見表を作ればいいなんて思い浮かばなかった。
「ありがとうユーリ!すごく助かるこれ!」
「どういたしまして。ところで、どうして字を覚えようと思ったのですか?」
「あの本棚、どんな本があるのかなって思って」
「あぁ……どうやら小説や伝記があるようですよ。初等教育に使われる教材もありますね」
本棚は今座っているところから少し離れた場所にあるんだけど、眼鏡をかけているにもかかわらず少し目を凝らさなくてはならないくらい、ユリウスは目が悪いらしい。
もしくは視力矯正のための技術があまり発展していないのか。
「ユーリは魔力を使って怪我を治せるって聞いたけど、視力は治せないの?」
「えぇ。ワグナー卿も言っていた通り、俺が治せるのは人間の再生力が影響する怪我や病気のみです。元から弱い視力や聴覚、壊死などを治すことはできません」
「そっかぁ。視力も治せれば眼鏡もかけなくてもよくなるのにね」
「……いえ、俺の目は色が薄いせいか陽の光に弱いので、どちらにしても眼鏡は必要でした」
そう言って眼鏡を外して見せてくれた目は、紫だと思っていたけれど、薄い青にも、透けた血の色にも見えた。
これってあれかな、所謂アルビノみたいな、メラニン色素がないから光の入り方によって色が違って見えるやつ。
「……あなたは驚かないのですね」
「え?」
「血の色をしているので新しく人に会う度に毎回驚かれます。入団してからは視力が悪いこともあり仕事に支障が出るため、色がついた眼鏡で誤魔化すようになりましたが」
「私の世界では医療の研究が進んで血の色が見える理由もわかってるから。珍しいなと思って見ちゃうけど、驚いたり怖がったりはしないよ」
はっきり言葉にはしないけれど、きっと目のせいで沢山苦労があったんだろう。
心ないことを言われたりもしたのかな。
常にうっすらと口元に浮かぶ笑みも、自身を守るためのものなのだろうか。
「メサイア、あなたの名前を呼んでも?」
「――!いい!全然いい!名前の方がいい」
投げられた問いに食い気味に答えると今までとは違う柔らい笑みが浮かぶ。
それがまるで、厳しい冬を乗り越えた春の暖かい日差しのようで、彼が光の属性を持っていることにすんなりと納得した。
知的美形が綻ぶように笑うとこんなに破壊力があるのか……。
そうやって密かに感動していると、ユリウスが私の手を取った。
「ありがとうアオイ。俺を怖がらないでくれて」
「あ、うん。お礼を言われる程の事じゃ」
「俺にとってはそれ程のことなんです」
そんな風に言われると恐縮してしまう。
座りの悪さに身動いだ私の手を引いて抱きとめると、ユリウスは掴んだままの手首に口付けを落とした。
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