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浮気の始まり

初体験

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前回、永瀬との関係を話したが、これまでの生い立ちにおいて浮気や不倫とは隣合わせのものだった。
もちろん純情な時期もあった。高校生らしく当時の彼女と浴衣で花火大会に行った時には手を繋いだだけで胸が高まり、勃たないように気をつけていたり、中学生の時には好きで告白をしたもののデートすら出来ずに別れてしまったこと…

ただ、気付けば身の回りには両親の不倫や、友達の彼女からの誘惑、女友達の秘部を弄るだけの関係など、永瀬と関係を持つ前に色々な経験を繰り返していた。小学生の時では女友達と見せ合いをすることもあった。これらの経験からも俺自身がモテていたことは明らかだと思うが、決して恵まれていたわけではない。

永瀬との関係を持とうとしていた時、俺が童貞でなかったから出来た行動であり、仮に童貞だったなら寝込みを襲う事は無かっただろう…おそらく…多分……。
浮気への偏見を無くし、さらに俺が童貞を捧げた人の話を少ししておこうと思う。




永瀬と知り合う約半年前、2回生だった俺は他のグループと知り合う機会が増え、俺と同じグループの友達もコミュニティの幅が増えてその他のグループで彼女を作っていた。人見知りが強い俺は友達のツテで知り合ったのが童貞を捧げた人、森田だった。
俺の友達の板野と、その彼女の三上は恐ろしいくらいにコミュニケーション能力が高く、元々別々の彼氏彼女がいたのだが、どういう巡り合わせかその2人が付き合ったことによって色んなグループの交流が盛んになった。

オタク仲間の岡田と共にその交流を横目に過ごしていたが、ある日色んなグループと飲み会をすることになった。その中にいたのが森田だ。
同じ学年で美人と言われていたのが三上と森田の2人だったのだが、岡田からの情報では
「森田は男が尽きる事はなく、かなりのヤリマンらしい」とのこと。
へぇーとしか思っていなかったが、いざ飲みをし始めると同じグループ内で元カレが何人かいると話が回ってきた。

(穴兄弟が多すぎる…)
と思いながらも肩にかかる程度の髪型が似合う森田は鼻筋が通っており、目が大きく目力もあり、圧倒的な美人顔に言い寄られるとみんな抗えないのだろうなと感じていた。
現に友達の岡田もそうだが、周りの友達3人ほど森田を狙っており、森田と話をした友達はみんな鼻の下を伸ばしていた。

その場では森田と話をする事はなかったが、その飲み会をキッカケにキャンパス内ですれ違った時には向こうから声をかけてくれる事が増えていた。そうなると人見知りの心も開きやすくなり、俺からも話をかけることも出てきた。

ある日、森田からお酒を飲みたいと話があり、俺のアパートで宅飲みをすることになった。2人きりだとあれだからとのことで、共通の友達の三上も一緒にくるとのこと。

俺はお酒自体は好きだし、仲良くなって気も寄りかけていたところの誘いだったので断る理由はなかった。俺自身彼女と別れた直後だったので傷心祝いを兼ねてとのことだ。

いざ飲みを始めてみると3人はすぐにベロベロになり、話題が尽きる事なく飲み食いをしていた。そんな中、話題は森田の男遍歴についてになった。
「森田の『男を取っ替え引っ替えしてる』ってよく聞くけど、あれほんとなの?」
「はぁ?そんな取っ替え引っ替えなんてしてないし。こないだの元カレで3人目だから」

大学が始まって1年半経ったがもう3人…?しかも取っ替え引っ替えで間違ってないよな…?と思いながらも話を聞くと、どうやら元カレはつい数日前に別れたとのこと。
告られたから付き合ったけど、あんまり好きじゃないと…。
じゃあなんで付き合ったのか、までは聞かなかったが森田に好きな人が出来たから別れたのだと聞かされた。
話をしている時、三上は「うんうん」と頷きながら見てるが、顔がどう見てもニヤついていた。

酔いがかなり回り、座っていても体が揺れる程度になってきた為、森田と俺とベッドで横になりながら話を続けていた。
しばらくすると眠気も出てきたので、俺は先に寝ると言い、布団に入ろうとする。
同じベッドで横になっていた森田が布団を被るのに邪魔だったので布団を剥ぎ、勢いで同じ布団の中に入れてみると、あまりの密着具合にびっくりした。繰り返すが、まだ童貞だった俺はこれだけでも十分な興奮剤となる。

それなのに森田はニヤニヤしながら俺の脇や横腹をくすぐり、いじめてくる。
俺も反撃し、お互いいちゃついたところで思わず森田にキスをした。その勢いで胸を触るが
「これ以上は付き合ってからじゃないとダメ…」と言われてしまう。
「じゃあ付き合う?」と言うが「じゃあって何よ」と笑われて濁されてしまった。
じゃあどうすれば良いの…と考えていたが思いつく言葉がなく、再びキスをすると森田もキスを返し、その興奮で布団の中が蒸されるほど熱くなった。

「いちゃつくのはいいけど、あたしのいないところでやってくれん!?」
完璧に三上の存在を忘れていた…。
さすがに場が悪いと思い、布団から顔を出して三上に謝るが、三上はニヤついたまま笑っていた。

後日聞いた話では、その時森田の好きな人というのはどうやら俺だったようで、その為のセッティングだったらしい。どおりで三上がずっとニヤけてるわけだ…と今では思うことが出来る。

蒸された体は酔いを覚まし、終電も近づいていた為三上と森田は帰ることになった。
後日森田と連絡を取り、2人で宅飲みをした際に改めて告白して付き合うことになった。
森田は泣いて喜び、前回同様布団に入りイチャイチャしながら過ごしていた。

森田の経験人数こそ聞けずじまいだったが、フェラをしている時の乳首いじりやジュポッジュポとフェラの上手さが物語っていた。初めて生で見る女性の胸や陰部はあまりに艶かしく、若い男には刺激が強すぎた…。
それでもAVで得た知識を基に俺も攻めてみることに。
太ももの付け根を指の先で滑らせるように触れ、あえて秘部には触れないように…。
ジワジワと秘部に近づいてはまた離れてを繰り返していくうちに、森田の体はモジモジと動き始め
「もうむりぃ…。なんで意地悪するの…?」と言い、俺のチンポを弄りながら求めてきた。
マンコに指を触れさせ、クリトリスには円を描くように触れたり、時には上下にシゴくと、森田の甘い声が部屋中を響き渡らせる。

両隣には他の人が住んでいる為、声を抑えるためにキスをすると、森田は待ってましたと言わんばかりの熱いキスを返してきた。

指を膣に入れると生暖かく、直前の焦らしもあった為かぐちょぐちょに濡れていた。ただ、ここからの手マンの動きはおそらくAVでの知識だったために気持ち良くはなかっただろうと今では思う。それでも森田は気持ち良さそうにヨガってくれていた。

興奮も最高潮になった時、俺はゴムを取り出して装着するが、童貞あるあるであろう正常位の状態で、チンポをどこに入れるのかわからないに陥っていた。
ちなみにゴムの装着は1人でいる時に予行演習をしていた為問題なく行えた。
男からの視点では穴は見えず、感覚でしか入れることが出来ないため、モタモタしていた。
男からすると思いのほか穴が下側に付いているのと、アナルに近い為慣れていないとわかりづらい。

森田は俺が童貞ということを知っていたため、チンポを右手で掴み、ゆっくりと導いてくれた。
ニュル…ニュル…と徐々に入っていくチンポはゴム越しでもわかるくらい温かいものに包まれていく。
奥まで入れきったところで森田に抱きつくと、それに応えるように森田は抱き返してきた。腕だけでなく足でもホールドをしてくれた。

出来ることならそのまま過ごしていたかったが、タガが外れた本能は実に単純で、腰を振ることしか考える事はできなかった。

動きに合わせて森田も喘ぎ声が高まる。
元々中距離走が得意だった為体力には自信はあったが、セックスの時の筋肉は運動時には使わないものが多く、また童貞の腰振りは体力をすぐに消耗させる。そのまま終えても良かったが、興奮が高まっている森田はその後俺の上に乗り、騎乗位をし始める。

上下に動いたかと思えば前後に動き始め、森田の中にある子宮口が亀頭を刺激する。お互い気持ちが高まり、森田は動きを緩めることなく
「あぁ…イきそう……」と言い、腰をビクンッビクンッと前に突き出し、イき果てた…。
体力の戻った俺は再び正常位に戻り、腰を振り出す。

森田の中はイッたこともあり、先ほどよりもさらに締め付けが強くなり腰を動かすたびにチンポの先端に血が昇る。
「もうイきそう…もうイってもいい…?」
森田に了承を得れなくてもイッてしまいそうだったのだが
「ダメ、もっとして…もっとしよ?」
と興奮を誘う言い回しをしてきた。
「ごめん、もうイく…」
と言い、情けなく中で果てた。

イった直後は体が動けず森田に抱き締めながら息を整えていた。
「気持ち良かった?」
森田から言われた時にはまた興奮したが、声を絞り出すのが精一杯の状態で、2人裸のまま寝てしまった。

地肌で抱きしめ合いながら寝るのがこんなにも気持ちいいのかとこの時初めて感じた。




その後森田とはしばらく付き合うも俺から別れを切り出し、泣かれながらも別れ、森田に彼氏が出来た後も関係を持っていたことはまたの話となるが、初体験で行った足のホールド(だいしゅきホールド)や騎乗位で前後に動く動き(グラインド騎乗位)は今となっても好きな動きであり、相手にその動きをさせている時にたまに森田が脳裏に浮かぶことがあるのはここだけの話…






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