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ダンジョンの謎とヤマトの謎の巻
第199話 森の諏訪ダンジョン
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諏訪ダンジョンは上級のダンジョンとしては珍しく、層を下ってもエリアの変化がない。ずーっと森エリア。
だから出る敵があまり系統変わらなくて、上級の中では対策を取りやすいダンジョンだそうだ。これが、ここを選んだ理由のひとつ。
もうひとつは、うちからヘリを使ったときに程良い場所にあるからだね。車で行くと時間が掛かり、ヘリだと行きやすいっていう場所。
「聖弥くん、あいちゃんの防御は任せた」
「うん、任せて」
一応ミスリルダガーはあるけど、そもそもあいちゃんは短剣使いじゃなくてショートソード使いだし、上級の森エリアの敵相手にミスリルダガーは心許ない。だから、防御と回避に専念してもらうつもりで武器は持たせてない。
蓮の範囲魔法が強いからあいちゃんがダイレクトにアタックされる確率は低いけど、それを防げるのは聖弥くんだから一応頼んでおく。
頼まなくても守ってくれるけどね! あいちゃんだから!
2層に降りると、ヤマトがふんふんと辺りの匂いを嗅いだ。私も意識して息を吸ってみる。うん、森の匂い! ダンジョンでさえなければ、ここでお昼寝したいくらい。
「そういえば、中級で森エリアって行かなかったね」
「鎌倉ダンジョンばっかり潜ってたもんね」
視界は木ばっかりで、ちょっと開けてる場所と、みっちり木が壁を作ってる場所に分かれてる。
なんとこのダンジョン、部屋もあるけど壁が生木でできてるんだよね。生け垣みたいにさ。
「敵は昆虫系とか動物系、植物系だね。稀にマンドレイクもいるらしいけど、見つけるのが大変だって」
「あ、蓮。その毒無効の指輪は僕の不滅の指輪と今だけ交換して」
「そっか、わかった」
ここは上級ダンジョンだから、いろんな敵が出てくるんだよね。
今私たちが警戒してるのは、アルミラージの幻影とか、そういうステータス異常だ。回復役が蓮だから、蓮が不滅の指輪を装備してないと危ない。
後は、下級の時に出てきたヘビの上級版のでかいヘビとか、種類も増えてるね。こっちは毒も強力になってる。
蓮が中指に不滅の指輪をはめたとき、ブゥゥンという羽音が私の耳に届いた。
昆虫が羽ばたいてる様な音! どこから!?
「ガウッ!」
木々の隙間から私たちの目の前に、巨大カマキリのキラーマンティスが飛び出してきた。ヤマトによって事前に気づかれて、首にがっちり噛みつかれてぶんぶん振り回されてるけど。こういうとき、耳と鼻がいい犬は強いなー。
「視界が狭いの厳しいね」
「上級だし、一切気が抜けねえな」
聖弥くんと蓮が厳しい顔で話し合ってるけど――いや、私は対策思いついたよ。
「よし、斬ろう」
「は?」
「は?」
「何を?」
他の3人は私の意図が飲み込めなかったみたい。説明するより見せた方が早いと思って、私は村雨丸を抜いて手近な木を斬った。
巻き藁の様に易々と切れた木は、傾いたけど他の木にぶつかって止まる。そして上からはビックバイパーと呼ばれるでかいヘビが落ちてきたけど、それも村雨丸で真っ二つにする。
「ダンジョン内の木は斬ると消えるから、ガンガン斬るね!」
『ダンジョンの木を斬る奴初めて見た( ;゚Д゚)』
『これぞゆ~かだぜ! ヒャッホウ!!』
『おい、蓮。本当にこれが彼女でいいのか!?』
『木って消えるんだ……』
私がわっしわっしと木を伐採してると、コメント欄がまあ賑やかですね!
「木を斬るっていうのはそもそも私の発想じゃないです。うちの道場が、打ち込み用の木がもったいないからってダンジョンで木を斬り倒す稽古をしてるから、それを参考にしました」
『どういう流派だよ!!』
『打ち込み用の木がもったいないwww』
道場の名前出しても良いんだけど、自顕流とか示現流の名誉のために言わないでおこう。笠間自顕流は冒険者の流派だしね。
「ほら、蓮と聖弥くんも、斬って斬って!」
私ひとりで伐採してると時間が掛かるから、蓮と聖弥くんにも声を掛ける。村雨丸で切れるんだから、更に補正が付いてるエクスカリバーで斬れないわけはないし、蓮にも風魔法があるしね。
「僕は出てきた敵の対応をするからふたりでお願い」
「了解! ウインドカッター!」
蓮が初級魔法のウインドカッターで2.3本ずつまとめて木を斬り倒していく。私も範囲を広げて木を斬り倒し……あっ! ヘビが木の上から飛んだ!
「聖弥くん、ヘビ!」
「えっ! まずい!」
振り向いたら、聖弥くんは突進してくるイノシシに盾を構えてるところだった。やばっ! あのでかいイノシシはプリトウェンじゃないと防げないけど、同時にヘビも着地しちゃう! 私が走っても間に合わない!
「舐めんなっ!」
聖弥くんがプリトウェンでイノシシを止めたとき、雄叫びを上げてヘビを回避したあいちゃんがその尻尾を掴んだ。そして――力一杯ぶんまわして地面に叩きつける。ビターンと凄い音がして動かなくなるヘビ……。
わあ。
やっちゃったァ……。
「ア、アイリちゃん……」
イノシシを刺して倒した聖弥くんが、慌てて蛇の頭を切り落とす。あいちゃんは足を開いて力強く立ってたけど、補正付きとはいえガチファイターな戦闘を見せてしまったことに気づいて急に内股になった。
「あっ、ヤダー! ヘビが飛んできたから焦っちゃって! この防具、補正凄いね!」
小田原城ダンジョン行ったとき、蓮の防具着てたじゃん……。何を今更。
『武器持ってなくても強いじゃん』
『ダンジョンエンジニア? 普通に戦力では』
『上級ダンジョンの敵を素手で倒した奴初めて見た』
「補正補正! これゆーちゃんの防具だから! 総アポイタカラだから!」
必死に防具の補正値のせいにしてるけど……いや、もう誰も信じてないよね。
補正があってもヘビを手づかみして叩きつけようとは、あんまり思わないのよ。
あいちゃんの荒ぶる性格が思いっきり出てしまったなぁ。
だから出る敵があまり系統変わらなくて、上級の中では対策を取りやすいダンジョンだそうだ。これが、ここを選んだ理由のひとつ。
もうひとつは、うちからヘリを使ったときに程良い場所にあるからだね。車で行くと時間が掛かり、ヘリだと行きやすいっていう場所。
「聖弥くん、あいちゃんの防御は任せた」
「うん、任せて」
一応ミスリルダガーはあるけど、そもそもあいちゃんは短剣使いじゃなくてショートソード使いだし、上級の森エリアの敵相手にミスリルダガーは心許ない。だから、防御と回避に専念してもらうつもりで武器は持たせてない。
蓮の範囲魔法が強いからあいちゃんがダイレクトにアタックされる確率は低いけど、それを防げるのは聖弥くんだから一応頼んでおく。
頼まなくても守ってくれるけどね! あいちゃんだから!
2層に降りると、ヤマトがふんふんと辺りの匂いを嗅いだ。私も意識して息を吸ってみる。うん、森の匂い! ダンジョンでさえなければ、ここでお昼寝したいくらい。
「そういえば、中級で森エリアって行かなかったね」
「鎌倉ダンジョンばっかり潜ってたもんね」
視界は木ばっかりで、ちょっと開けてる場所と、みっちり木が壁を作ってる場所に分かれてる。
なんとこのダンジョン、部屋もあるけど壁が生木でできてるんだよね。生け垣みたいにさ。
「敵は昆虫系とか動物系、植物系だね。稀にマンドレイクもいるらしいけど、見つけるのが大変だって」
「あ、蓮。その毒無効の指輪は僕の不滅の指輪と今だけ交換して」
「そっか、わかった」
ここは上級ダンジョンだから、いろんな敵が出てくるんだよね。
今私たちが警戒してるのは、アルミラージの幻影とか、そういうステータス異常だ。回復役が蓮だから、蓮が不滅の指輪を装備してないと危ない。
後は、下級の時に出てきたヘビの上級版のでかいヘビとか、種類も増えてるね。こっちは毒も強力になってる。
蓮が中指に不滅の指輪をはめたとき、ブゥゥンという羽音が私の耳に届いた。
昆虫が羽ばたいてる様な音! どこから!?
「ガウッ!」
木々の隙間から私たちの目の前に、巨大カマキリのキラーマンティスが飛び出してきた。ヤマトによって事前に気づかれて、首にがっちり噛みつかれてぶんぶん振り回されてるけど。こういうとき、耳と鼻がいい犬は強いなー。
「視界が狭いの厳しいね」
「上級だし、一切気が抜けねえな」
聖弥くんと蓮が厳しい顔で話し合ってるけど――いや、私は対策思いついたよ。
「よし、斬ろう」
「は?」
「は?」
「何を?」
他の3人は私の意図が飲み込めなかったみたい。説明するより見せた方が早いと思って、私は村雨丸を抜いて手近な木を斬った。
巻き藁の様に易々と切れた木は、傾いたけど他の木にぶつかって止まる。そして上からはビックバイパーと呼ばれるでかいヘビが落ちてきたけど、それも村雨丸で真っ二つにする。
「ダンジョン内の木は斬ると消えるから、ガンガン斬るね!」
『ダンジョンの木を斬る奴初めて見た( ;゚Д゚)』
『これぞゆ~かだぜ! ヒャッホウ!!』
『おい、蓮。本当にこれが彼女でいいのか!?』
『木って消えるんだ……』
私がわっしわっしと木を伐採してると、コメント欄がまあ賑やかですね!
「木を斬るっていうのはそもそも私の発想じゃないです。うちの道場が、打ち込み用の木がもったいないからってダンジョンで木を斬り倒す稽古をしてるから、それを参考にしました」
『どういう流派だよ!!』
『打ち込み用の木がもったいないwww』
道場の名前出しても良いんだけど、自顕流とか示現流の名誉のために言わないでおこう。笠間自顕流は冒険者の流派だしね。
「ほら、蓮と聖弥くんも、斬って斬って!」
私ひとりで伐採してると時間が掛かるから、蓮と聖弥くんにも声を掛ける。村雨丸で切れるんだから、更に補正が付いてるエクスカリバーで斬れないわけはないし、蓮にも風魔法があるしね。
「僕は出てきた敵の対応をするからふたりでお願い」
「了解! ウインドカッター!」
蓮が初級魔法のウインドカッターで2.3本ずつまとめて木を斬り倒していく。私も範囲を広げて木を斬り倒し……あっ! ヘビが木の上から飛んだ!
「聖弥くん、ヘビ!」
「えっ! まずい!」
振り向いたら、聖弥くんは突進してくるイノシシに盾を構えてるところだった。やばっ! あのでかいイノシシはプリトウェンじゃないと防げないけど、同時にヘビも着地しちゃう! 私が走っても間に合わない!
「舐めんなっ!」
聖弥くんがプリトウェンでイノシシを止めたとき、雄叫びを上げてヘビを回避したあいちゃんがその尻尾を掴んだ。そして――力一杯ぶんまわして地面に叩きつける。ビターンと凄い音がして動かなくなるヘビ……。
わあ。
やっちゃったァ……。
「ア、アイリちゃん……」
イノシシを刺して倒した聖弥くんが、慌てて蛇の頭を切り落とす。あいちゃんは足を開いて力強く立ってたけど、補正付きとはいえガチファイターな戦闘を見せてしまったことに気づいて急に内股になった。
「あっ、ヤダー! ヘビが飛んできたから焦っちゃって! この防具、補正凄いね!」
小田原城ダンジョン行ったとき、蓮の防具着てたじゃん……。何を今更。
『武器持ってなくても強いじゃん』
『ダンジョンエンジニア? 普通に戦力では』
『上級ダンジョンの敵を素手で倒した奴初めて見た』
「補正補正! これゆーちゃんの防具だから! 総アポイタカラだから!」
必死に防具の補正値のせいにしてるけど……いや、もう誰も信じてないよね。
補正があってもヘビを手づかみして叩きつけようとは、あんまり思わないのよ。
あいちゃんの荒ぶる性格が思いっきり出てしまったなぁ。
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