212 / 362
ダンジョンの謎とヤマトの謎の巻
第198話 放任主義ってこういうことですか
しおりを挟む
翌週の日曜、一度うちに集まったメンバーは車で柳川家の自家用ヘリポートへ向かった。
なんと、私もヘリ見るの初めてなんだよね。
茅ヶ崎の山の方(山ないけど)にあるヘリポートまで車で15分くらい。そこで私たちが見た物は、ちゃんとした格納庫まで設置されたヘリポートだった。
「……パパ、どのくらいお金掛けたの……土地まで買って……」
「はは、全部ユズに相続するから大丈夫だよ」
大丈夫じゃないよ。預金の桁を直視しない様にしながらも、特に贅沢三昧とかせずにきてるのに。
いくら私が一時的にお金持ちになったからって、こんな勢いでお金使われたら困るよねぇぇぇ!
「パパはこれ以上の買い物禁止ー!」
「ユズ、本気で殴るんじゃない! 怪我するから!」
「いや、殴りたくなるのも仕方ないっつーか」
「私もこれはびっくり」
蓮も聖弥くんもあいちゃんも呆れ顔じゃん!
「キャンピングカーも一千万でしょ!? その駐車場にする土地も買うんでしょ!? 誰のお財布から出たと思ってるのよー! こどものお金を親が使い込むんじゃない!」
「訴訟起こすならうちの父に相談しようか?」
聖弥くんの薄笑いも、今は私の味方だね。
思わずブチ切れちゃったけど、今日の目的地である長野の諏訪ダンジョンに行くには車では時間が掛かりすぎる。
私はちょっとモヤモヤが解消できないまま、ヘリに乗り込んだ。……ヘリに乗ること自体は楽しみだったんだよ。パパが掛かったお金をごまかそうとしなければさ。
ヤマトは今日は万が一暴れたりしない様にキャリーケースの中だ。ヤマトがうちに来た頃からママが慣らしてくれてたから、キャリーの中でお利口にしてる。
計器をチェックして、パパがヘリを操縦する。ちょっとの振動の後でヘリは垂直に浮き上がり、高度を上げていった。
「わっ、ここから海が見える」
ヘリポートは北峰高校の裏の方だったんだけど、学校は高台にあってもさすがに海は見えなかったんだよね。ヘリからだと相模湾が見えるよ。
「思ったより揺れないね」
あいちゃんも窓に張り付いて外を見てる。というか、パパ以外の4人は全員それやってるわ。見るでしょ! ヘリに乗ったらさ!
ヘリは渋滞も信号もない空を、すいすいと進んでいく。
丹沢山地を越え、甲府盆地を越え、長野県へ。そして、眼下にキラキラ光る諏訪湖が見えて完全に私の機嫌が直った頃、その高度を落とした。
――わずかに40分ほど。確かにこれは早い。
「じゃあ、パパはここで待ってるから行ってきなさい」
ヘリポートで降りた途端にそう言われて、またもや目が点になる。
長野で、すぐ側に諏訪湖があるってことはわかるけど、それ以上の事はわからないのに!
「じゃあ、タクシー呼ぼう。どうしてもダンジョンの側にヘリは降りられないしね。帰りもここまでタクシーで帰ってくればいいよ」
聖弥くんがタクシー会社を検索して、すぐに手配してくれた。犬がいることも、こちらが4人であることも伝えてる。手慣れてるなあ。
「こんにちワンコー!Y quartetのダンジョン配信です! 今日は長野の諏訪ダンジョンにやって参りましたー! ヘリで! ヘリで来たの! パパがヘリ買っちゃったんだよー! 信じられなーい!!」
ダンジョンに着いたら着替えて準備して、配信開始。今日からダン配でも頭部防具付けてるんだけど、あいちゃんの分がないんだよね。サポーター用に一個追加注文しておかなきゃ。
『こんにちワンコー!』
『いきなり愚痴から始まった』
『諏訪ダンジョンか……とうとう上級なんだな』
『アイリちゃんがいる!』
『行動範囲が広がったのはいいことじゃん』
「やほやほー、アイリでーす! 今日はダンジョンエンジニアとして来たよー」
メイクバッチリ、髪の毛は緩く巻いてるあいちゃんがカメラに向かって猫を被ったまま手を振る。着ているのは私の防具のピンクの方。私は黄色のだから、今日は完全にお揃いだね。
『アイリって戦えるのか?』
『冒険者科だとは聞いてたけど、アイリちゃんとダンジョンという組み合わせが意外』
うん、前にあいちゃんとコラボ動画やったこともあるし、私たちの関係については割と知ってる人がいるね。
「アイリ、多分武器持たせると俺より強いぞ」
「それは蓮がクラス最弱だからだよ。でも、女子の中でもかなり強い方なのは間違いないよね」
嘘偽りのない真実を蓮と聖弥くんが言うと、あいちゃんがそっちを向いてニコッと笑った。――そしてふたりは黙り込む。無言の圧を掛けられたな、「強いとか言ってイメージ崩すな」って。
実際、あいちゃんはクラフトの中では一番強いんだけどね……。
「今日はあいちゃんを戦わせるつもりはないからね。予備の武器もないし。まあ、いざとなったら前みたいにプリトウェンぶん回してもらっても」
「なんでバラすの! あの盾振り回して戦ったことを!」
しまった! 口が滑っちゃったよ! すかさず怒りの表情のあいちゃんにヘッドロックを掛けられた!
『というわけで、アイリの猫が剥がれるところまでが1セットのお約束だな』
『上級ダンジョンで猫を被れなんて言わないから』
なんか、あいちゃんが猫を被ってるのは本当に周知の事実なんだね。「猫が剥がれるまでが1セット」まで言われると草ですわ。
「今日の目標は5層だけど、僕は上級ダンジョン初めてだからゆっくり行って欲しいな」
「そうだな、俺は文化祭期間中に江ノ島ダンジョン行ったけど、シーサーペントが上陸してきてビビった」
うちのクラスでも上級ダンジョン経験者は私と蓮と彩花ちゃんだけだね。
今日は無理せずのんびり経験値を稼いで敵に慣れよう。そして帰りは信州そばを食べて帰ろう!
『あー、シーサーペントな』
『上級初めてだとビビるだろうけど、あいつら地上も動けるぞ。地上の方がのたのたしてるから倒しやすい』
『実際のウミヘビも地上行動できる種類がいるよ』
蓮が語ったシーサーペント上陸事件について、視聴者さんから続々と情報が!
シーサーペントって陸上行動できるんだね!? あの時だけじゃなかったんだ!
なんと、私もヘリ見るの初めてなんだよね。
茅ヶ崎の山の方(山ないけど)にあるヘリポートまで車で15分くらい。そこで私たちが見た物は、ちゃんとした格納庫まで設置されたヘリポートだった。
「……パパ、どのくらいお金掛けたの……土地まで買って……」
「はは、全部ユズに相続するから大丈夫だよ」
大丈夫じゃないよ。預金の桁を直視しない様にしながらも、特に贅沢三昧とかせずにきてるのに。
いくら私が一時的にお金持ちになったからって、こんな勢いでお金使われたら困るよねぇぇぇ!
「パパはこれ以上の買い物禁止ー!」
「ユズ、本気で殴るんじゃない! 怪我するから!」
「いや、殴りたくなるのも仕方ないっつーか」
「私もこれはびっくり」
蓮も聖弥くんもあいちゃんも呆れ顔じゃん!
「キャンピングカーも一千万でしょ!? その駐車場にする土地も買うんでしょ!? 誰のお財布から出たと思ってるのよー! こどものお金を親が使い込むんじゃない!」
「訴訟起こすならうちの父に相談しようか?」
聖弥くんの薄笑いも、今は私の味方だね。
思わずブチ切れちゃったけど、今日の目的地である長野の諏訪ダンジョンに行くには車では時間が掛かりすぎる。
私はちょっとモヤモヤが解消できないまま、ヘリに乗り込んだ。……ヘリに乗ること自体は楽しみだったんだよ。パパが掛かったお金をごまかそうとしなければさ。
ヤマトは今日は万が一暴れたりしない様にキャリーケースの中だ。ヤマトがうちに来た頃からママが慣らしてくれてたから、キャリーの中でお利口にしてる。
計器をチェックして、パパがヘリを操縦する。ちょっとの振動の後でヘリは垂直に浮き上がり、高度を上げていった。
「わっ、ここから海が見える」
ヘリポートは北峰高校の裏の方だったんだけど、学校は高台にあってもさすがに海は見えなかったんだよね。ヘリからだと相模湾が見えるよ。
「思ったより揺れないね」
あいちゃんも窓に張り付いて外を見てる。というか、パパ以外の4人は全員それやってるわ。見るでしょ! ヘリに乗ったらさ!
ヘリは渋滞も信号もない空を、すいすいと進んでいく。
丹沢山地を越え、甲府盆地を越え、長野県へ。そして、眼下にキラキラ光る諏訪湖が見えて完全に私の機嫌が直った頃、その高度を落とした。
――わずかに40分ほど。確かにこれは早い。
「じゃあ、パパはここで待ってるから行ってきなさい」
ヘリポートで降りた途端にそう言われて、またもや目が点になる。
長野で、すぐ側に諏訪湖があるってことはわかるけど、それ以上の事はわからないのに!
「じゃあ、タクシー呼ぼう。どうしてもダンジョンの側にヘリは降りられないしね。帰りもここまでタクシーで帰ってくればいいよ」
聖弥くんがタクシー会社を検索して、すぐに手配してくれた。犬がいることも、こちらが4人であることも伝えてる。手慣れてるなあ。
「こんにちワンコー!Y quartetのダンジョン配信です! 今日は長野の諏訪ダンジョンにやって参りましたー! ヘリで! ヘリで来たの! パパがヘリ買っちゃったんだよー! 信じられなーい!!」
ダンジョンに着いたら着替えて準備して、配信開始。今日からダン配でも頭部防具付けてるんだけど、あいちゃんの分がないんだよね。サポーター用に一個追加注文しておかなきゃ。
『こんにちワンコー!』
『いきなり愚痴から始まった』
『諏訪ダンジョンか……とうとう上級なんだな』
『アイリちゃんがいる!』
『行動範囲が広がったのはいいことじゃん』
「やほやほー、アイリでーす! 今日はダンジョンエンジニアとして来たよー」
メイクバッチリ、髪の毛は緩く巻いてるあいちゃんがカメラに向かって猫を被ったまま手を振る。着ているのは私の防具のピンクの方。私は黄色のだから、今日は完全にお揃いだね。
『アイリって戦えるのか?』
『冒険者科だとは聞いてたけど、アイリちゃんとダンジョンという組み合わせが意外』
うん、前にあいちゃんとコラボ動画やったこともあるし、私たちの関係については割と知ってる人がいるね。
「アイリ、多分武器持たせると俺より強いぞ」
「それは蓮がクラス最弱だからだよ。でも、女子の中でもかなり強い方なのは間違いないよね」
嘘偽りのない真実を蓮と聖弥くんが言うと、あいちゃんがそっちを向いてニコッと笑った。――そしてふたりは黙り込む。無言の圧を掛けられたな、「強いとか言ってイメージ崩すな」って。
実際、あいちゃんはクラフトの中では一番強いんだけどね……。
「今日はあいちゃんを戦わせるつもりはないからね。予備の武器もないし。まあ、いざとなったら前みたいにプリトウェンぶん回してもらっても」
「なんでバラすの! あの盾振り回して戦ったことを!」
しまった! 口が滑っちゃったよ! すかさず怒りの表情のあいちゃんにヘッドロックを掛けられた!
『というわけで、アイリの猫が剥がれるところまでが1セットのお約束だな』
『上級ダンジョンで猫を被れなんて言わないから』
なんか、あいちゃんが猫を被ってるのは本当に周知の事実なんだね。「猫が剥がれるまでが1セット」まで言われると草ですわ。
「今日の目標は5層だけど、僕は上級ダンジョン初めてだからゆっくり行って欲しいな」
「そうだな、俺は文化祭期間中に江ノ島ダンジョン行ったけど、シーサーペントが上陸してきてビビった」
うちのクラスでも上級ダンジョン経験者は私と蓮と彩花ちゃんだけだね。
今日は無理せずのんびり経験値を稼いで敵に慣れよう。そして帰りは信州そばを食べて帰ろう!
『あー、シーサーペントな』
『上級初めてだとビビるだろうけど、あいつら地上も動けるぞ。地上の方がのたのたしてるから倒しやすい』
『実際のウミヘビも地上行動できる種類がいるよ』
蓮が語ったシーサーペント上陸事件について、視聴者さんから続々と情報が!
シーサーペントって陸上行動できるんだね!? あの時だけじゃなかったんだ!
12
お気に入りに追加
77
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

追放された運送屋、僕の【機械使役】は百年先の技術レベルでした ~馬車?汽船? こちら「潜水艦」です ドラゴンとか敵じゃない装甲カチカチだし~
なっくる
ファンタジー
☆気に入っていただけましたら、ファンタジー小説大賞の投票よろしくお願いします!☆
「申し訳ないが、ウチに必要な機械を使役できない君はクビだ」
”上の世界”から不思議な”機械”が落ちてくる世界……機械を魔法的に使役するスキル持ちは重宝されているのだが……なぜかフェドのスキルは”電話”など、そのままでは使えないものにばかり反応するのだ。
あえなくギルドをクビになったフェドの前に、上の世界から潜水艦と飛行機が落ちてくる……使役用の魔法を使ったところ、現れたのはふたりの美少女だった!
彼女たちの助力も得て、この世界の技術レベルのはるか先を行く機械を使役できるようになったフェド。
持ち前の魔力と明るさで、潜水艦と飛行機を使った世界最強最速の運び屋……トランスポーターへと上り詰めてゆく。
これは、世界最先端のスキルを持つ主人公が、潜水艦と飛行機を操る美少女達と世界を変えていく物語。
※他サイトでも連載予定です。

婚約破棄?一体何のお話ですか?
リヴァルナ
ファンタジー
なんだかざまぁ(?)系が書きたかったので書いてみました。
エルバルド学園卒業記念パーティー。
それも終わりに近付いた頃、ある事件が起こる…
※エブリスタさんでも投稿しています

姉(勇者)の威光を借りてニート生活を送るつもりだったのに、姉より強いのがバレて英雄になったんだが!?
果 一
ファンタジー
リクスには、最強の姉がいる。
王国最強と唄われる勇者で、英雄学校の生徒会長。
類い希なる才能と美貌を持つ姉の威光を笠に着て、リクスはとある野望を遂行していた。
『ビバ☆姉さんのスネをかじって生きよう計画!』
何を隠そうリクスは、引きこもりのタダ飯喰らいを人生の目標とする、極めて怠惰な少年だったのだ。
そんな弟に嫌気がさした姉エルザは、ある日リクスに告げる。
「私の通う英雄学校の編入試験、リクスちゃんの名前で登録しておいたからぁ」
その時を境に、リクスの人生は大きく変化する。
英雄学校で様々な事件に巻き込まれ、誰もが舌を巻くほどの強さが露わになって――?
これは、怠惰でろくでなしで、でもちょっぴり心優しい少年が、姉を越える英雄へと駆け上がっていく物語。
※本作はカクヨム・ノベルアップ+・ネオページでも公開しています。カクヨム・ノベルアップ+でのタイトルは『姉(勇者)の威光を借りてニート生活を送るつもりだったのに、姉より強いのがバレて英雄になったんだが!?~穀潰し生活のための奮闘が、なぜか賞賛される流れになった件~』となります。

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~
トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。
旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。
この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。
こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる