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ダンジョンの謎とヤマトの謎の巻
第194話 念願のベニテングタケです!
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突発だけど、翌日X‘sに告知を出してお昼から配信をすることにした。
だって。
……手に入っちゃったんだもん、ベニテングタケ。
立派なのが6本も送られてきたよ、北海道のパパの親戚から。
ベニテングタケって夏から秋のきのこだから、もしかしたら入手難しいかもって思ってたんだよね。思いつつも毎日ヤマトの散歩がてら探してたんだけどさ。
昔遠足で行った市内のキャンプ場で見たことあったから、きっとサザンビーチダンジョン近くとかにもあるんだろうと思ってたけど見つけられなくて、どうしよう~と思ってたらまさかの「親戚が送ってきた」ですわ。
「はい、と言うわけで! ベニテングタケを食べたいと思います! やったー!」
うちの庭に七輪置いて炭を熾して、網焼きにする準備は万全だ! お醤油も用意したよ。
「いやいや、ちょっと待てよ、いきなり暴走するんじゃねーよ。昨日打ち合わせしただろうが」
配信開始していきなりテンションMAXの私に、呆れて蓮がツッコミを入れる。
やっちゃったー! 聖弥くんの予想通りになってる。
「うっ……私しゃがんでていい?」
今日はダンジョン配信じゃないから私服なんだけど、蓮の私服ってあんまり見たことなかったかも。何故か今日に限って3人とも長袖Tシャツにジーンズで揃っちゃって、なんだろうって感じ。
『なんだなんだ』
『今回は突発にも程があるな』
というか、突発配信なのによく人が集まってるなあという方が私には驚きだよ。後から見るって手もあるのにね。
「しゃがんでるのかよ、そこに」
「しゃがんでいたいです」
庭に出したテーブルを前にして、私はしゃがまずにはいられなかった。これから蓮が話す内容を考えると、どういう顔をしたらいいかわからない。
「もういっそ、きのこ網に載せといたら?」
聖弥くんがそんな助け船を出してくれたから、軽く水洗いしておいたベニテングタケを一応カメラにアップで映す。
『うひい、ザ・ドクキノコって絵面だな』
『装備は万全か?』
「私と蓮は毒無効の指輪を、聖弥くんは不滅の指輪を既に付けてます。じゃあ、このベニテングタケを私は網焼きで調理したいと思います! じゃあ蓮、告知どうぞ!」
「告知じゃねーだろ! 本当に良いのかこれで!」
ぶんぶんと首を縦に振る私を見て、蓮はため息をついた。でも、私が照れてるって事はわかってるんだろうし、蓮も緊張してる。
一度深呼吸をして、蓮がカメラに真顔を向ける。私はまな板の上でベニテンングタケを4つに切った。
「みなさんにお知らせというか、なんつーか。俺の気持ちの問題なんだけど、まあいろいろ考えてこういうことをしようと思ったわけで……」
さすがに蓮も歯切れが悪いね。それに対してコメントは「まさか脱退!?」とか普通に考えたらそれを心配する様な反応がバンバン付いている。
「はあ……俺とゆ~かですが、昨日から付き合い始めました! で、隠しといたらどこかからか漏れたりしたときに余計問題になると思って、俺たちの事を応援してくれてるみなさんには、お知らせしておこうと思いました。以上!」
『はああああああああ!?』
『アイドル、恋愛して大丈夫なのか!?』
『蓮くんとゆ~かちゃん、付き合ってなかったの!?』
『潔い』
『言うてこいつらほとんどアイドルじゃないしな』
『男前だな……見直したぞ』
『嘘、無理、あり得ない。ゆ~かちゃんが誰かのものになるなんて』
うわーーーーーーーーーーーー。
コメント凄ーい。見ないようにと思ったけどやっぱりどうしても見ちゃうし、一部のコメントはなんか心に引っかかるね。
「私が蓮の物になったわけじゃないですよ!? 蓮だって私のものになったわけじゃないし。高校卒業したら嫌でも道は分かれていくんだし、今でも3人で配信してるけどそれぞれ目指す物は違うじゃないですか。……だから、私そんな遠くないうちにこうして一緒にいることもなくなるんじゃないかなって思ったりしてて」
『あっ』
『ゆ~か、泣くな』
『泣かないでー』
『おめでとう! 今が一番楽しい時期なんだから笑顔を見せてくれ!』
うっ、また泣いてしまった。
しょうがないよね! 食欲の秋はセンチメンタルなんだよ!
付き合い始めたからこそ目を反らせない、離ればなれになる時っていうのを考えちゃったりするんだもん。
「だから、蓮のこれからを考えたら交際宣言するっていうのも最初反対したんです。付き合いました別れましたっていちいち報告してたら、それこそ蓮の傷になるんじゃないかって思って。……あー、この話終わり! 私きのこを焼くのに専念します!」
「……ゆ~か、雑に見えてこういうウェットな面があるからさ。その、俺たちのことは見守ってくれると嬉しいです」
蓮が後を引き取ってまとめてくれた。
私が泣き出したせいか、責める様なコメントは付かなくて、おめでとうだったり、勇気あるだったり、好意的なコメントが多かったね。
ひとり絶叫してるのは多分瑠璃さんだろうし。
さて、きのこは……と思った瞬間、庭に面したリビングの窓が凄い勢いで開いた。
「ゆ~か! 蓮くん! あんたたち付き合い始めたって本当!? いや、配信で言うくらいだから嘘じゃないと思うけど!!」
しまった! サンバ仮面付けたママが乱入してきたよ!
やばー、さすがに親に言うのは恥ずかしくて言ってなかったんだけど、配信越しに知られるって一番恥ずかしい奴では!?
「今配信で言ったとおりです! 俺、ファンも大事だしゆ~かのことも大事だから、隠さないことに決めました!」
開き直った蓮が堂々とママに向かって言うと、ママは一瞬固まった後で親指を立てて去って行った。多分、いろいろ蓮に対して言いたいことはあるんだろうけど、今は言うべきじゃないと思ったんだろうね。
というか、炭火強いな。いい感じに焼き目が付いてきた。
なんかきのこと言うよりココナッツみたいなほのかに甘い感じの香りもしたりして。
「ねえ、これ醤油垂らしていい? いいよね!」
『立ち直りが早い』
『さすがゆ~か』
『彼氏大丈夫か、ベニテングタケに存在負けてないか』
「垂らしていいよ。てか、これ、俺ずっと今後このパターンでいじられる奴か……」
「わあ、醤油垂らすといい匂いだねー」
蓮が悟りを開いた顔になってて、聖弥くんは満面の笑みだ。
多分あの笑顔の裏に「計算通り」っていう気持ちがこもってるんだろうな。
だって。
……手に入っちゃったんだもん、ベニテングタケ。
立派なのが6本も送られてきたよ、北海道のパパの親戚から。
ベニテングタケって夏から秋のきのこだから、もしかしたら入手難しいかもって思ってたんだよね。思いつつも毎日ヤマトの散歩がてら探してたんだけどさ。
昔遠足で行った市内のキャンプ場で見たことあったから、きっとサザンビーチダンジョン近くとかにもあるんだろうと思ってたけど見つけられなくて、どうしよう~と思ってたらまさかの「親戚が送ってきた」ですわ。
「はい、と言うわけで! ベニテングタケを食べたいと思います! やったー!」
うちの庭に七輪置いて炭を熾して、網焼きにする準備は万全だ! お醤油も用意したよ。
「いやいや、ちょっと待てよ、いきなり暴走するんじゃねーよ。昨日打ち合わせしただろうが」
配信開始していきなりテンションMAXの私に、呆れて蓮がツッコミを入れる。
やっちゃったー! 聖弥くんの予想通りになってる。
「うっ……私しゃがんでていい?」
今日はダンジョン配信じゃないから私服なんだけど、蓮の私服ってあんまり見たことなかったかも。何故か今日に限って3人とも長袖Tシャツにジーンズで揃っちゃって、なんだろうって感じ。
『なんだなんだ』
『今回は突発にも程があるな』
というか、突発配信なのによく人が集まってるなあという方が私には驚きだよ。後から見るって手もあるのにね。
「しゃがんでるのかよ、そこに」
「しゃがんでいたいです」
庭に出したテーブルを前にして、私はしゃがまずにはいられなかった。これから蓮が話す内容を考えると、どういう顔をしたらいいかわからない。
「もういっそ、きのこ網に載せといたら?」
聖弥くんがそんな助け船を出してくれたから、軽く水洗いしておいたベニテングタケを一応カメラにアップで映す。
『うひい、ザ・ドクキノコって絵面だな』
『装備は万全か?』
「私と蓮は毒無効の指輪を、聖弥くんは不滅の指輪を既に付けてます。じゃあ、このベニテングタケを私は網焼きで調理したいと思います! じゃあ蓮、告知どうぞ!」
「告知じゃねーだろ! 本当に良いのかこれで!」
ぶんぶんと首を縦に振る私を見て、蓮はため息をついた。でも、私が照れてるって事はわかってるんだろうし、蓮も緊張してる。
一度深呼吸をして、蓮がカメラに真顔を向ける。私はまな板の上でベニテンングタケを4つに切った。
「みなさんにお知らせというか、なんつーか。俺の気持ちの問題なんだけど、まあいろいろ考えてこういうことをしようと思ったわけで……」
さすがに蓮も歯切れが悪いね。それに対してコメントは「まさか脱退!?」とか普通に考えたらそれを心配する様な反応がバンバン付いている。
「はあ……俺とゆ~かですが、昨日から付き合い始めました! で、隠しといたらどこかからか漏れたりしたときに余計問題になると思って、俺たちの事を応援してくれてるみなさんには、お知らせしておこうと思いました。以上!」
『はああああああああ!?』
『アイドル、恋愛して大丈夫なのか!?』
『蓮くんとゆ~かちゃん、付き合ってなかったの!?』
『潔い』
『言うてこいつらほとんどアイドルじゃないしな』
『男前だな……見直したぞ』
『嘘、無理、あり得ない。ゆ~かちゃんが誰かのものになるなんて』
うわーーーーーーーーーーーー。
コメント凄ーい。見ないようにと思ったけどやっぱりどうしても見ちゃうし、一部のコメントはなんか心に引っかかるね。
「私が蓮の物になったわけじゃないですよ!? 蓮だって私のものになったわけじゃないし。高校卒業したら嫌でも道は分かれていくんだし、今でも3人で配信してるけどそれぞれ目指す物は違うじゃないですか。……だから、私そんな遠くないうちにこうして一緒にいることもなくなるんじゃないかなって思ったりしてて」
『あっ』
『ゆ~か、泣くな』
『泣かないでー』
『おめでとう! 今が一番楽しい時期なんだから笑顔を見せてくれ!』
うっ、また泣いてしまった。
しょうがないよね! 食欲の秋はセンチメンタルなんだよ!
付き合い始めたからこそ目を反らせない、離ればなれになる時っていうのを考えちゃったりするんだもん。
「だから、蓮のこれからを考えたら交際宣言するっていうのも最初反対したんです。付き合いました別れましたっていちいち報告してたら、それこそ蓮の傷になるんじゃないかって思って。……あー、この話終わり! 私きのこを焼くのに専念します!」
「……ゆ~か、雑に見えてこういうウェットな面があるからさ。その、俺たちのことは見守ってくれると嬉しいです」
蓮が後を引き取ってまとめてくれた。
私が泣き出したせいか、責める様なコメントは付かなくて、おめでとうだったり、勇気あるだったり、好意的なコメントが多かったね。
ひとり絶叫してるのは多分瑠璃さんだろうし。
さて、きのこは……と思った瞬間、庭に面したリビングの窓が凄い勢いで開いた。
「ゆ~か! 蓮くん! あんたたち付き合い始めたって本当!? いや、配信で言うくらいだから嘘じゃないと思うけど!!」
しまった! サンバ仮面付けたママが乱入してきたよ!
やばー、さすがに親に言うのは恥ずかしくて言ってなかったんだけど、配信越しに知られるって一番恥ずかしい奴では!?
「今配信で言ったとおりです! 俺、ファンも大事だしゆ~かのことも大事だから、隠さないことに決めました!」
開き直った蓮が堂々とママに向かって言うと、ママは一瞬固まった後で親指を立てて去って行った。多分、いろいろ蓮に対して言いたいことはあるんだろうけど、今は言うべきじゃないと思ったんだろうね。
というか、炭火強いな。いい感じに焼き目が付いてきた。
なんかきのこと言うよりココナッツみたいなほのかに甘い感じの香りもしたりして。
「ねえ、これ醤油垂らしていい? いいよね!」
『立ち直りが早い』
『さすがゆ~か』
『彼氏大丈夫か、ベニテングタケに存在負けてないか』
「垂らしていいよ。てか、これ、俺ずっと今後このパターンでいじられる奴か……」
「わあ、醤油垂らすといい匂いだねー」
蓮が悟りを開いた顔になってて、聖弥くんは満面の笑みだ。
多分あの笑顔の裏に「計算通り」っていう気持ちがこもってるんだろうな。
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