154 / 310
夏休みのあれこれの巻
第145話 大仏切り通しの戦い
しおりを挟む
やられた! 爆竹の音に気を取られて後方の守りが薄くなった!
聖弥くんですら一瞬浮き足だって前に出てしまったところで、ミレイ先輩を捕らえられた。
というか、これ前方後方挟まれてるね……。
「こいつの首を掻き切られたくなかったら、その暴走ドッグをおとなしくさせとけよ」
まず最初に言われることがそれかい!
妙にもこもこした黒ずくめの服に目出し帽の、男と思わしき人物がミレイ先輩の首筋にナイフを突きつけていた。
私は仕方なくヤマトの首輪を掴んで押さえる。ヤマトが本気出したら振り切られちゃうけど、ポーズは大事だよね。
……ほう、得物はナイフか。これは手慣れてそうだね。人の首を掻き切るのにショートソードなんて要らないもん。
なんて冷静に分析してる自分がなんか変な感じだなあ。
「変なことは考えるなよ。そこの坊主の体当たりと、俺の手が動くの、どっちが速いだろうな」
ミレイ先輩のすぐ側にいた聖弥くんが悔しそうに歯がみしながら後ずさった。
いくらステータスが高くても、さすがに首筋に当てたナイフを動かす方が速いよ。
「武器を全部そこに置け、盾もだ」
同じような服装の奴らが3人ほどぞろぞろと出てきて、私たちにそう要求する。
私たちは彼らを睨みながら、各々の武器を地面に置いて両手を挙げ、抵抗の意思がないことを示した。
「服もアポイタカラ製だよなあ。それも脱げよ。命は取らないでやるからさあ」
左端にいる奴が、だらけた姿勢でこっちに向かって「もっと寄越せ」と言わんばかりに挑発交じりに指を振る。目出し帽越しにも下衆な笑みを浮かべてるのがわかるよ。
「脱ぐからミレイ先輩を離して!」
「ヒュー! ゆ~かちゃん勇気あるねー! ほーら、ストリップショーターイム!」
わざと大きい声で奴らの注意を引きつつ、一歩前に出てトップスに手を掛ける。
煽られてるのがむかつくけど、まあアポイタカラセットアップは脱いだっていいんだ。どうせ下にも夏の定番な涼しいブラトップキャミソール着てるし。
――それに、私が一番目を惹けるしね。
女の子の私が服を脱ごうとしてるので、目出し帽の連中の注意が私に一瞬集中した。
「ミラージュ!」
「ブッ!」
そこに響く、聞き慣れた女の子の声とウサギの声。その瞬間から、悲鳴を上げ始めたのは男たちの方だった。
か弱そうな振りをして、首筋にナイフを当てられたまま両手を挙げていたミレイ先輩も、エグい威力の肘打ちを叩き込む。肋骨が折れる鈍い音がしたけど、先輩は動揺した様子はない。
これが! 冒険者科の3年生だよ!
先輩は男の手を掴んだままで、自分がくるりと回転する。結果的にひねられた男の手は簡単にナイフを取り落とした。それだけではなくて、妙にぷらんとしているから肩も外れたらしい。
ミレイ先輩、合気道やってるって言ってたんだよね。
ひねり方に稽古用と実戦用があって、それを変えるだけで相手の関節外したりできるって言ってた。
肋骨を折って右肩を外した男を、更に容赦なく投げて地面に叩きつける。こういう容赦のないところ、本当に私と似てるなあ!
――寧々ちゃんたちが共同で開発した「サポーター用防具」は、蛍光グリーンのメッシュゼッケンベストだったのだ。
STR65の補正が付いたミレイ先輩は、自分を拘束していた男を投げると素早く後方に退避した。
「プリトウェン!」
運命の盾を呼ぶ聖弥くんの叫び。プリトウェンは僅かに浮いて聖弥くんの声に応え、自力でこちらに戻ってきた。
それに飛び乗り、スケボーの要領で滑走していく聖弥くんは凄いスピードだ。あっという間に蓮のロータスロッドを掴んで、それをこっちに放り投げる。
「蓮!」
「ナイス、聖弥! アクアフロウ!」
『どこ狙ってんだ!』
『やっぱりノーコンなのか!?』
蓮のアクアフロウは男たちを直撃せず、手前の地面に当たって弾けた。
ノーコンじゃない。これでいいんだ。
『後ろ!』
『後ろにいる!』
「残念ながら予測済み!」
最初に私たちの前方で爆竹を鳴らして、注意を向けさせた奴らがいる。
ミレイ先輩を人質に取るグループの方は失敗してるから、そいつらも出てきてまだ装備が完全じゃない私たちを片付けようとしているんだ。
「ライトニング!」
「ぎゃあああああ!」
蓮の放ったライトニングは、アクアフロウで水浸しになっている場所を直撃した。足下が濡れている男たちは、もれなく感電してばたばたとその場に倒れ込んでいく。
先輩はこれを想定してゴム底の安全靴を履いてるから大丈夫。それに、思ったより距離取れてる。さすが!
私は振り向きざまに太ももにセットした棒手裏剣を手にした。
「寧々ちゃん! 足止めお願い!」
「OK!」
見えないけどもすぐ側にいる寧々ちゃんにサポートを頼み、私は半端に脱ぎかけていたトップスを放り投げた。着るか脱ぐかで言ったら、脱ぐ方が速い!
太ももに手をやって、手に馴染んだ棒手裏剣を短剣替わりに突っ込んでいく。
斧を振り上げてこちらに向かってくる男の動きが、マユちゃんの幻影魔法で止まった。
目出し帽越しに、首筋に思いっきり棒手裏剣を突き立てる。目出し帽とはいえ防具越し。だけどかすり傷でもいいんだ。
これには、「デストードの痺れ毒」が塗ってあるんだから。
すぐに2本目を手にして、手近にいたふたり目、3人目と「処理」していく。
幻影に惑わされている男たちは、私の本当の位置を把握することもできないままで次々に無力化されていった。
5本目の棒手裏剣を使い切ったのに6人目がいたから、アイテムバッグからイスノキの木刀を取り出して、手加減せずに脛をぶっ叩く。骨の砕ける音と、男の悲鳴に一瞬だけ「やりすぎたかな」なんて思ってしまった。
……やりすぎじゃないよ。私は男が魔法職じゃないことを確認した上で、一番効率的に動きを封じる方法を採った。
聖弥くんが腹黒だとか、ママが策士だとか言うけど、私もこういうことが出来ちゃう人間なんだよね……。
「うらァ!」
一瞬そんな感想に浸っていたら、背後で聞き慣れた声。
あ、前田くんも男のふくらはぎを槍でブッスリやっている。
だよねー。狙うならやっぱり足だよねー。よかったー。私普通だー。
「おまえらは何人だ。正直に言わないと痛い目に遭わせるぞ。ヤマトを使って」
ドスの効いた声でひとりを尋問するのは片桐先生。
片桐先生が尋問してる奴以外を、倉橋くんが木刀で殴って気絶させていく。
そうです。あらかじめ5層には、こっち側の戦力も潜んでいたんですわ。
マユちゃんの幻影魔法を使って姿を消してね。
倉橋くんと前田くんは寧々ちゃんの護衛。片桐先生は、うっかり学校で聞かれちゃったから「生徒を守る」という名目の元に助っ人に来てくれた。
中級で何層になるか分からないから、安達先生は来てくれなかったよ……。
『味方!?』
『何がどうなってる』
何の説明もなく寧々ちゃんたちが登場したことについて、視聴者さんたちは大混乱している。
すみません、ちゃんと説明しますから!
こいつらを再起不能にした上でふん縛ってから!
ダンジョン法では犯罪行為は地上の法律と同じように裁かれるとあるけど、「正当防衛」の適応範囲が広い。
まして、私たちみたいな配信をしていないと、何の証拠もなく死体の隠滅までできちゃったりするんだよね。
片桐先生の尋問の結果、「こいつら」のグループは10人だったと判明。
ただし、他にも潜んでる別のグループがいると、負け惜しみのように暴露してた。
「おっ、連絡来た」
蓮のスマホが鳴って着信を知らせる。二言三言話して、すぐに蓮は通話を終えた。
「6層と7層の掃討完了だってよ」
「すっごいね。さすが現役バリバリの冒険者」
今のはダンジョンの外で中継役をしているママからの通話のはずだ。
昨日の夜、襲撃に備えて私たちを警護しようと集まってくれたスレ民の人たちは12人もいて、しかもその中にはあの「クラフトしたら角材出てきた」の逸話が有名な「横須賀の破城槌」のパーティーがまるごといたらしい。
伝説金属でクラフトできるようなパーティーだよ!
上級ダンジョンで普段活躍してるような人たちだよ……。ひえー、なんでそんな人たちが私たちのスレッドにいるの……。
それはともかくとして、外部の手助けもあって、鎌倉ダンジョンでの「ミッション」は無事終了した。
聖弥くんですら一瞬浮き足だって前に出てしまったところで、ミレイ先輩を捕らえられた。
というか、これ前方後方挟まれてるね……。
「こいつの首を掻き切られたくなかったら、その暴走ドッグをおとなしくさせとけよ」
まず最初に言われることがそれかい!
妙にもこもこした黒ずくめの服に目出し帽の、男と思わしき人物がミレイ先輩の首筋にナイフを突きつけていた。
私は仕方なくヤマトの首輪を掴んで押さえる。ヤマトが本気出したら振り切られちゃうけど、ポーズは大事だよね。
……ほう、得物はナイフか。これは手慣れてそうだね。人の首を掻き切るのにショートソードなんて要らないもん。
なんて冷静に分析してる自分がなんか変な感じだなあ。
「変なことは考えるなよ。そこの坊主の体当たりと、俺の手が動くの、どっちが速いだろうな」
ミレイ先輩のすぐ側にいた聖弥くんが悔しそうに歯がみしながら後ずさった。
いくらステータスが高くても、さすがに首筋に当てたナイフを動かす方が速いよ。
「武器を全部そこに置け、盾もだ」
同じような服装の奴らが3人ほどぞろぞろと出てきて、私たちにそう要求する。
私たちは彼らを睨みながら、各々の武器を地面に置いて両手を挙げ、抵抗の意思がないことを示した。
「服もアポイタカラ製だよなあ。それも脱げよ。命は取らないでやるからさあ」
左端にいる奴が、だらけた姿勢でこっちに向かって「もっと寄越せ」と言わんばかりに挑発交じりに指を振る。目出し帽越しにも下衆な笑みを浮かべてるのがわかるよ。
「脱ぐからミレイ先輩を離して!」
「ヒュー! ゆ~かちゃん勇気あるねー! ほーら、ストリップショーターイム!」
わざと大きい声で奴らの注意を引きつつ、一歩前に出てトップスに手を掛ける。
煽られてるのがむかつくけど、まあアポイタカラセットアップは脱いだっていいんだ。どうせ下にも夏の定番な涼しいブラトップキャミソール着てるし。
――それに、私が一番目を惹けるしね。
女の子の私が服を脱ごうとしてるので、目出し帽の連中の注意が私に一瞬集中した。
「ミラージュ!」
「ブッ!」
そこに響く、聞き慣れた女の子の声とウサギの声。その瞬間から、悲鳴を上げ始めたのは男たちの方だった。
か弱そうな振りをして、首筋にナイフを当てられたまま両手を挙げていたミレイ先輩も、エグい威力の肘打ちを叩き込む。肋骨が折れる鈍い音がしたけど、先輩は動揺した様子はない。
これが! 冒険者科の3年生だよ!
先輩は男の手を掴んだままで、自分がくるりと回転する。結果的にひねられた男の手は簡単にナイフを取り落とした。それだけではなくて、妙にぷらんとしているから肩も外れたらしい。
ミレイ先輩、合気道やってるって言ってたんだよね。
ひねり方に稽古用と実戦用があって、それを変えるだけで相手の関節外したりできるって言ってた。
肋骨を折って右肩を外した男を、更に容赦なく投げて地面に叩きつける。こういう容赦のないところ、本当に私と似てるなあ!
――寧々ちゃんたちが共同で開発した「サポーター用防具」は、蛍光グリーンのメッシュゼッケンベストだったのだ。
STR65の補正が付いたミレイ先輩は、自分を拘束していた男を投げると素早く後方に退避した。
「プリトウェン!」
運命の盾を呼ぶ聖弥くんの叫び。プリトウェンは僅かに浮いて聖弥くんの声に応え、自力でこちらに戻ってきた。
それに飛び乗り、スケボーの要領で滑走していく聖弥くんは凄いスピードだ。あっという間に蓮のロータスロッドを掴んで、それをこっちに放り投げる。
「蓮!」
「ナイス、聖弥! アクアフロウ!」
『どこ狙ってんだ!』
『やっぱりノーコンなのか!?』
蓮のアクアフロウは男たちを直撃せず、手前の地面に当たって弾けた。
ノーコンじゃない。これでいいんだ。
『後ろ!』
『後ろにいる!』
「残念ながら予測済み!」
最初に私たちの前方で爆竹を鳴らして、注意を向けさせた奴らがいる。
ミレイ先輩を人質に取るグループの方は失敗してるから、そいつらも出てきてまだ装備が完全じゃない私たちを片付けようとしているんだ。
「ライトニング!」
「ぎゃあああああ!」
蓮の放ったライトニングは、アクアフロウで水浸しになっている場所を直撃した。足下が濡れている男たちは、もれなく感電してばたばたとその場に倒れ込んでいく。
先輩はこれを想定してゴム底の安全靴を履いてるから大丈夫。それに、思ったより距離取れてる。さすが!
私は振り向きざまに太ももにセットした棒手裏剣を手にした。
「寧々ちゃん! 足止めお願い!」
「OK!」
見えないけどもすぐ側にいる寧々ちゃんにサポートを頼み、私は半端に脱ぎかけていたトップスを放り投げた。着るか脱ぐかで言ったら、脱ぐ方が速い!
太ももに手をやって、手に馴染んだ棒手裏剣を短剣替わりに突っ込んでいく。
斧を振り上げてこちらに向かってくる男の動きが、マユちゃんの幻影魔法で止まった。
目出し帽越しに、首筋に思いっきり棒手裏剣を突き立てる。目出し帽とはいえ防具越し。だけどかすり傷でもいいんだ。
これには、「デストードの痺れ毒」が塗ってあるんだから。
すぐに2本目を手にして、手近にいたふたり目、3人目と「処理」していく。
幻影に惑わされている男たちは、私の本当の位置を把握することもできないままで次々に無力化されていった。
5本目の棒手裏剣を使い切ったのに6人目がいたから、アイテムバッグからイスノキの木刀を取り出して、手加減せずに脛をぶっ叩く。骨の砕ける音と、男の悲鳴に一瞬だけ「やりすぎたかな」なんて思ってしまった。
……やりすぎじゃないよ。私は男が魔法職じゃないことを確認した上で、一番効率的に動きを封じる方法を採った。
聖弥くんが腹黒だとか、ママが策士だとか言うけど、私もこういうことが出来ちゃう人間なんだよね……。
「うらァ!」
一瞬そんな感想に浸っていたら、背後で聞き慣れた声。
あ、前田くんも男のふくらはぎを槍でブッスリやっている。
だよねー。狙うならやっぱり足だよねー。よかったー。私普通だー。
「おまえらは何人だ。正直に言わないと痛い目に遭わせるぞ。ヤマトを使って」
ドスの効いた声でひとりを尋問するのは片桐先生。
片桐先生が尋問してる奴以外を、倉橋くんが木刀で殴って気絶させていく。
そうです。あらかじめ5層には、こっち側の戦力も潜んでいたんですわ。
マユちゃんの幻影魔法を使って姿を消してね。
倉橋くんと前田くんは寧々ちゃんの護衛。片桐先生は、うっかり学校で聞かれちゃったから「生徒を守る」という名目の元に助っ人に来てくれた。
中級で何層になるか分からないから、安達先生は来てくれなかったよ……。
『味方!?』
『何がどうなってる』
何の説明もなく寧々ちゃんたちが登場したことについて、視聴者さんたちは大混乱している。
すみません、ちゃんと説明しますから!
こいつらを再起不能にした上でふん縛ってから!
ダンジョン法では犯罪行為は地上の法律と同じように裁かれるとあるけど、「正当防衛」の適応範囲が広い。
まして、私たちみたいな配信をしていないと、何の証拠もなく死体の隠滅までできちゃったりするんだよね。
片桐先生の尋問の結果、「こいつら」のグループは10人だったと判明。
ただし、他にも潜んでる別のグループがいると、負け惜しみのように暴露してた。
「おっ、連絡来た」
蓮のスマホが鳴って着信を知らせる。二言三言話して、すぐに蓮は通話を終えた。
「6層と7層の掃討完了だってよ」
「すっごいね。さすが現役バリバリの冒険者」
今のはダンジョンの外で中継役をしているママからの通話のはずだ。
昨日の夜、襲撃に備えて私たちを警護しようと集まってくれたスレ民の人たちは12人もいて、しかもその中にはあの「クラフトしたら角材出てきた」の逸話が有名な「横須賀の破城槌」のパーティーがまるごといたらしい。
伝説金属でクラフトできるようなパーティーだよ!
上級ダンジョンで普段活躍してるような人たちだよ……。ひえー、なんでそんな人たちが私たちのスレッドにいるの……。
それはともかくとして、外部の手助けもあって、鎌倉ダンジョンでの「ミッション」は無事終了した。
14
お気に入りに追加
71
あなたにおすすめの小説
豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜
自来也
ファンタジー
カクヨム、なろうで150万PV達成!
理想の家の完成を目前に異世界に転移してしまったごく普通のサラリーマンの翔(しょう)。転移先で手にしたスキルは、なんと「地下室作成」!? 戦闘スキルでも、魔法の才能でもないただの「地下室作り」
これが翔の望んだ力だった。
スキルが成長するにつれて移動可能、豪華な浴室、ナイトプール、釣り堀、ゴーカート、ゲーセンなどなどあらゆる物の配置が可能に!?
ある時は瀕死の冒険者を助け、ある時は獣人を招待し、翔の理想の地下室はいつのまにか隠れた憩いの場になっていく。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しております。
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい
増月ヒラナ
ファンタジー
不慮の事故により死んだ主人公 神田玲。
目覚めたら見知らぬ光景が広がっていた
3歳になるころ、母に催促されステータスを確認したところ
いくらなんでもこれはおかしいだろ!
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる