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Y quartet結成! の巻
第84話 SE-REN(仮)活動終了! そして
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「蓮が退所届を書き終わったら、僕の方の『重大発表』は終わりかな。なかなかないよね、ダメだと思ってた人が予想以上にもっとダメだったケース。
楽しみだなあ、この配信の再生数どこまで伸びるかな? どうせならネットニュースとかで大々的に扱って欲しいな。もう、アルバトロスオフィスと中川社長を再起不能にして欲しい」
笑顔で言うことかな、それは。
腹の中に抱え込んでた物を爆発させてスッキリしたらしい聖弥さんは、ものすごーく爽やかな王子様スマイルだけど……笑顔と発言の中身のギャップが酷い。
「えーと……」
「こういう奴なんだよ、聖弥は」
私が中途半端な顔で困っていると、ぼそりと蓮くんが呟く。
それも配信で言っていいことなのかな!?
ていうか、こいつら今たくさんの人に見られてる配信中だっていう自覚が薄くない!?
アイドルが自分で自分の黒いところ暴露してどうするのさ!
「ねえ、仮にもふたりともアイドルだよね!? ファンに見せていい顔とそうじゃない顔は分けるべきじゃない?」
『わあ。ゆ~かが正論を』
『確かにちょっと思った』
『聖弥くんは前から時々漏れてたよ。何もなければ王子様でいられるんだけど』
『ゆ~かちゃんが一番アイドルだよ!!!!!!!!!! ファムファタル!!!!』
「今までも時々漏れてたんだー……。私はアイドルじゃないから素を見せてもいいけどさあ……」
流れるコメントを見ながら思わずがっくり来たね。ママも配信してる蓮くんのスマホの後ろで「ナイナイ」って手を振ってる。
「でも、余程のことがない限り、僕がキレることはないし。前にも漏れたのは確かだけど、それは火祭り事件の時だけだよ」
「うん、聖弥は基本的には穏やかな奴だよ。滅多にキレないから、キレたときが怖いだけだ」
「蓮は軽いことで軽くキレるよね、僕もそのくらい小出しにできればいいんだけど」
「あー、わかるわかる!」
軽いことで軽くキレる蓮くんはわかる!
でも、私も同じタイプだー……。
おや、ママが何かジェスチャーで指示してる。次へ行けってことかな。
確かに、このままぐだぐだしてるのはあんまり良くない。
「じゃあ、次のコーナーに行きます。蓮くんはそのまま書いててね。
SE-REN(仮)重大発表! ○○作ったよ! です。さーて、何を作ったでしょうか!」
力技で話題を切り替えると、コメントがまたガーッと凄い勢いで流れる。
「雪だるま? 今雪ないよ! 料理、惜しい。料理は確かに作りました。でもその話じゃないんだ。新曲? おおっ? 惜しいなー、でもこんな短期間で新曲は作れない。惜しいから木久翁さんに座布団1枚!」
『相変わらず大喜利好きだな』
『木久翁さんのこと大好きなんだな』
『アクスタ! ブロマイド! むしろ作って!』
うん、大喜利大好き。でもそろそろこの大喜利状態は切り上げて正解を出そうか。
「正解は、なんとMVです! SE-RENの『Magical Hues』を私と蓮くんで歌って踊って、MV作りました! 音源も新規収録。当たり前か。しかも、私メインカメラで撮ってるのと蓮くんメインカメラで撮ってるのの2本あります!」
「おかしい……俺が退所届を書いてるのに、俺にまつわる重大発表がゆ~かひとりによって行われている……」
「ごめんて。でも蓮くんが書き終わるまで待ってると話進まないから」
ぐう、と呻いて情けない顔になりつつも、手は止めない蓮くん。偉い。というか早く終わらせたいんだね。
でも書くのは物凄く遅い。書き損じると面倒になるからみたいだけど。
『MV作ったの!?』
『ゆ~かが歌って踊った!?』
『凄い! 早く見たい!』
『先週配信がなかったのはそれかー』
「お、鋭い人がいる。そうです。ここのところ配信がなかったのは、ママが突然MV作るって言い出して、そのためにレッスンとかしてたせいです。……あれ? なんでMV作るって言い出したんだっけ?
あー! そうだ、防具作ったんですよ! 寧々ちゃんのところに頼んで、総アポイタカラ製の布防具を! あああー! どうしよう、お披露目配信の時に呼べってあいちゃんに言われてたの忘れてた!」
『物凄いgdgd感』
『これぞゆ~か』
『なんで防具作ったらMVなのかがわからない』
『圧倒的説明不足』
むう……。私のチャンネルの人たちはツッコミが多いね。
確かに、今思いついたことをだーっとしゃべっちゃったけど。
「時系列で説明します!
まず、武器を作って貰った直後、私と蓮くんの防具を作って貰いました。デザインはあいちゃんで、法月紡績さんにアポイタカラで布を作って貰って、寧々ちゃんのお父さんにクラフトして貰いました。
それが先週の木曜に上がってくるって話で、そしたらママが『MV撮るわよ』って言い出して……なぁぜなぁぜ?」
結局私には説明しきれなかった。ガクリ。
「アイドルユニットを自称してるんだから、ひとつくらいアイドルらしい活動しないとダメでしょって思ったのよ!」
とうとう、カメラの後ろからママがツッコんでくる。私と蓮くんと聖弥さんは揃って「なるほどー」と頷いた。
『ママさんいるのか』
『なるほど、サンバ仮面の差し金か』
『ゆ~かちゃんママ、ありがとう!』
「まあ、アポイタカラ製布防具にするのは決まってたし、蓮くんと聖弥さんがこの先もユニット活動で使えるようにと思ってデザインして貰ったしね。でも(仮)もあったから、私までお揃いデザインになっちゃった。
MVですが、この後20時30分にこのSE-RENチャンネルと私のチャンネルでアップされるように予約しております!
聖弥さんが復帰してきたし、これでSE-REN(仮)は活動終了ということでいいのかな。
時間近づいてきたら一緒にカウントダウンしようねー!」
『ゆ~かの進め方が圧倒的に手慣れてる件』
『活動終了かー』
『一番アイドルらしいのがゆ~か』
『蓮くんよりアイドル……』
『もうすっとこどっこいコンビが見られないのは寂しいけど仕方ないか』
言われてる! 言われてるよ連くん! そして打ちのめされている!
その後は、やっと退所届を書き終わった蓮くんを交えて、MV撮影の裏話とかで時間を潰した。
ボイトレをママがやった話とか、あいちゃんがメイク担当で来た話とか。
言っておかないと、後であいちゃんが激おこするからね。
「僕もさっき見せて貰ったけど、前に作ったMVより出来が良かったので期待してください。パソコンとかで2窓できる人はそれで見て、無理そうなら一旦こっち出てMV見てから戻ってきて欲しいな。
じゃあ、カウントダウン行くよー」
何故かMVに関わってない聖弥さんが笑顔でカウントダウン始める。
蓮くんは緊張してるらしくて真顔。私は笑顔。
そして、SE-REN(仮)の活動を締めくくるMVが公開された――。
楽しみだなあ、この配信の再生数どこまで伸びるかな? どうせならネットニュースとかで大々的に扱って欲しいな。もう、アルバトロスオフィスと中川社長を再起不能にして欲しい」
笑顔で言うことかな、それは。
腹の中に抱え込んでた物を爆発させてスッキリしたらしい聖弥さんは、ものすごーく爽やかな王子様スマイルだけど……笑顔と発言の中身のギャップが酷い。
「えーと……」
「こういう奴なんだよ、聖弥は」
私が中途半端な顔で困っていると、ぼそりと蓮くんが呟く。
それも配信で言っていいことなのかな!?
ていうか、こいつら今たくさんの人に見られてる配信中だっていう自覚が薄くない!?
アイドルが自分で自分の黒いところ暴露してどうするのさ!
「ねえ、仮にもふたりともアイドルだよね!? ファンに見せていい顔とそうじゃない顔は分けるべきじゃない?」
『わあ。ゆ~かが正論を』
『確かにちょっと思った』
『聖弥くんは前から時々漏れてたよ。何もなければ王子様でいられるんだけど』
『ゆ~かちゃんが一番アイドルだよ!!!!!!!!!! ファムファタル!!!!』
「今までも時々漏れてたんだー……。私はアイドルじゃないから素を見せてもいいけどさあ……」
流れるコメントを見ながら思わずがっくり来たね。ママも配信してる蓮くんのスマホの後ろで「ナイナイ」って手を振ってる。
「でも、余程のことがない限り、僕がキレることはないし。前にも漏れたのは確かだけど、それは火祭り事件の時だけだよ」
「うん、聖弥は基本的には穏やかな奴だよ。滅多にキレないから、キレたときが怖いだけだ」
「蓮は軽いことで軽くキレるよね、僕もそのくらい小出しにできればいいんだけど」
「あー、わかるわかる!」
軽いことで軽くキレる蓮くんはわかる!
でも、私も同じタイプだー……。
おや、ママが何かジェスチャーで指示してる。次へ行けってことかな。
確かに、このままぐだぐだしてるのはあんまり良くない。
「じゃあ、次のコーナーに行きます。蓮くんはそのまま書いててね。
SE-REN(仮)重大発表! ○○作ったよ! です。さーて、何を作ったでしょうか!」
力技で話題を切り替えると、コメントがまたガーッと凄い勢いで流れる。
「雪だるま? 今雪ないよ! 料理、惜しい。料理は確かに作りました。でもその話じゃないんだ。新曲? おおっ? 惜しいなー、でもこんな短期間で新曲は作れない。惜しいから木久翁さんに座布団1枚!」
『相変わらず大喜利好きだな』
『木久翁さんのこと大好きなんだな』
『アクスタ! ブロマイド! むしろ作って!』
うん、大喜利大好き。でもそろそろこの大喜利状態は切り上げて正解を出そうか。
「正解は、なんとMVです! SE-RENの『Magical Hues』を私と蓮くんで歌って踊って、MV作りました! 音源も新規収録。当たり前か。しかも、私メインカメラで撮ってるのと蓮くんメインカメラで撮ってるのの2本あります!」
「おかしい……俺が退所届を書いてるのに、俺にまつわる重大発表がゆ~かひとりによって行われている……」
「ごめんて。でも蓮くんが書き終わるまで待ってると話進まないから」
ぐう、と呻いて情けない顔になりつつも、手は止めない蓮くん。偉い。というか早く終わらせたいんだね。
でも書くのは物凄く遅い。書き損じると面倒になるからみたいだけど。
『MV作ったの!?』
『ゆ~かが歌って踊った!?』
『凄い! 早く見たい!』
『先週配信がなかったのはそれかー』
「お、鋭い人がいる。そうです。ここのところ配信がなかったのは、ママが突然MV作るって言い出して、そのためにレッスンとかしてたせいです。……あれ? なんでMV作るって言い出したんだっけ?
あー! そうだ、防具作ったんですよ! 寧々ちゃんのところに頼んで、総アポイタカラ製の布防具を! あああー! どうしよう、お披露目配信の時に呼べってあいちゃんに言われてたの忘れてた!」
『物凄いgdgd感』
『これぞゆ~か』
『なんで防具作ったらMVなのかがわからない』
『圧倒的説明不足』
むう……。私のチャンネルの人たちはツッコミが多いね。
確かに、今思いついたことをだーっとしゃべっちゃったけど。
「時系列で説明します!
まず、武器を作って貰った直後、私と蓮くんの防具を作って貰いました。デザインはあいちゃんで、法月紡績さんにアポイタカラで布を作って貰って、寧々ちゃんのお父さんにクラフトして貰いました。
それが先週の木曜に上がってくるって話で、そしたらママが『MV撮るわよ』って言い出して……なぁぜなぁぜ?」
結局私には説明しきれなかった。ガクリ。
「アイドルユニットを自称してるんだから、ひとつくらいアイドルらしい活動しないとダメでしょって思ったのよ!」
とうとう、カメラの後ろからママがツッコんでくる。私と蓮くんと聖弥さんは揃って「なるほどー」と頷いた。
『ママさんいるのか』
『なるほど、サンバ仮面の差し金か』
『ゆ~かちゃんママ、ありがとう!』
「まあ、アポイタカラ製布防具にするのは決まってたし、蓮くんと聖弥さんがこの先もユニット活動で使えるようにと思ってデザインして貰ったしね。でも(仮)もあったから、私までお揃いデザインになっちゃった。
MVですが、この後20時30分にこのSE-RENチャンネルと私のチャンネルでアップされるように予約しております!
聖弥さんが復帰してきたし、これでSE-REN(仮)は活動終了ということでいいのかな。
時間近づいてきたら一緒にカウントダウンしようねー!」
『ゆ~かの進め方が圧倒的に手慣れてる件』
『活動終了かー』
『一番アイドルらしいのがゆ~か』
『蓮くんよりアイドル……』
『もうすっとこどっこいコンビが見られないのは寂しいけど仕方ないか』
言われてる! 言われてるよ連くん! そして打ちのめされている!
その後は、やっと退所届を書き終わった蓮くんを交えて、MV撮影の裏話とかで時間を潰した。
ボイトレをママがやった話とか、あいちゃんがメイク担当で来た話とか。
言っておかないと、後であいちゃんが激おこするからね。
「僕もさっき見せて貰ったけど、前に作ったMVより出来が良かったので期待してください。パソコンとかで2窓できる人はそれで見て、無理そうなら一旦こっち出てMV見てから戻ってきて欲しいな。
じゃあ、カウントダウン行くよー」
何故かMVに関わってない聖弥さんが笑顔でカウントダウン始める。
蓮くんは緊張してるらしくて真顔。私は笑顔。
そして、SE-REN(仮)の活動を締めくくるMVが公開された――。
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