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どえらい装備!! の巻
第49話 武器クラフトの金沢さん
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金沢さんの工房は、鎌倉駅から徒歩10分ちょいくらいの場所にあった。
途中何度も蓮くんが突然ビクッとしてたけど……まあ、あちこちから鎌倉時代の遺骨が出土する場所だしねえ。
スタスタ歩いていたら、突然袖を掴まれた。何事!? と思って振り返ったら、一歩後ろを歩く蓮くんが涙目で私の袖を握っている。
「ゆ~か様、俺の前を歩いてください……やべえ、進めない場所がある。鎌倉初めて来たけどこんなだったとは」
「弱っ! 私何にも感じないけど!?」
「俺も正直、普通に歩いててこんな思いをしたのは初めてだ。今までこんなことなかったんだけどなあ……」
「……もしかして、MAGのステータス上がったからじゃ?」
私の一言にサアアーと蓮くんが青ざめる。
「俺、もうMAG上げない……」
「しっかり! その理屈で言えばRSTで対抗出来るはずだから!」
「だ、だよな。俺はRSTが高い、俺はRSTが高い……」
蓮くんは呪文をブツブツ唱えながら私の後ろを歩き始めた。
ところが、またぐっと袖を引っ張られて立ち止まられる。
「袖引っ張るのやめてよ、買ったばかりなのに伸びちゃ……」
「ゆ~か……こんなこと頼むの本当に悪いんだけどさ……」
弱々しい蓮くんの声に思わず文句を言っていた口も止まるわ。
うわぁ……涙目な上に垂れ眉になってる! 見たことない顔過ぎる!
「手、繋いで歩いてくれねえ?」
「………………は?」
思わぬ言葉が出て来て、私は口をポカンと開けてその場に立ち尽くした。
「や、やっぱ嫌か」
「いや……高校生にもなって男子に手を繋いで欲しいって言われた状況としてはあまりにもアレ過ぎると思って……」
「わ、悪い……それは確かに俺もそう思う。でも、でも、怖いものは怖いんだよぉ……見えねえけどなんか気配があって」
「あーもう、しょうがないなー!」
左手でがしっと蓮くんの右手を握って、私はずんずんと歩き出した。
蓮くんがきゅっと手を握り返してくるけど……ロマンスの欠片も見当たらねえ!
「人を魔除け代わりに使うのやめてよね。確かに私一切そういうものと縁がない体質みたいだけど」
「いや、凄いぞ。前方にあるもやっとしたものがゆ~かを避けて逃げていく……」
「見えてるじゃん……」
「見えてない見えてない! 断じて見えてない!」
これも端から見たらデートと間違えられるのかなあ、手繋いでるし。
……でも、涙目で腰が引けてる男の子を引っ張ってずんずん歩いてる女の子って構図はデートとは思えないか。
「はい、ここ。着いたよ」
「あ、なんか大丈夫になった」
あからさまにほっとした顔で脱力する蓮くん。うーむ、道すがら、どこがどことどう違ったのか、私には全くわからなかったわ。
「手」
「うん?」
「放して」
「ご、ごめん!」
蓮くんが今まで握りしめていた私の手をやっと解放してくれた。はー、手が熱かった。男子は体温高いねえ。
めちゃくちゃ焦ってる上に赤くなってる人がいるけど、そりゃあ恥ずかしいよねえ……こんな場面ファンに見られたら幻滅されそうだもん。クールで売ってるのに。
金沢さんの工房は普通の家だね。表札の横のインターフォンを押すと男性の声で応答があった。
「こんにちはー。武器クラフトのお願いをしてあります柳川です」
『はいはい、今行きます』
すぐにドアがガチャッと開く。現れたのは30代半ばくらいの男性だった。
工房にしているという一室に私たちは案内された。とはいえ、入ってみたらテーブルと本棚が置いてあるだけ。鉱石とかたくさんあるのかなと思ってたけど置いてないなあ。
「柳川柚香ちゃんと安永蓮くんだったね。僕は金沢亮太。知ってると思うけど武器クラフトマンだよ。よろしく」
「柳川柚香、通称ゆ~かです。よろしくお願いします」
「安永蓮です」
私と蓮くんは揃って頭を下げた。アイテムバッグからドスンとアポイタカラをひとつ出してテーブルの上に置くと、金沢さんは「おー」と嬉しそうな声を上げてそっちに吸い寄せられていく。
「これがアポイタカラかあ、初めて実物を見たよ。ヒヒイロカネは扱ったことがあるんだけどアポイタカラはなかなか出回らなくてね。
いやあ、綺麗な色だなあ。このまま飾っておきたいくらいだ」
「そうらしいですね。私も拾ったときに初めて名前を聞きました。あと、飾っておきたくなるのは凄くわかります」
「蓮くんは魔法補助の杖ってことでいいんだよね? 柚香ちゃんは武器は決まってるかい?」
「それが、決まってなくて」
「ははは、鞭とかだったりしてね」
「鞭? なんでですか?」
「あー……ああ、僕がクラフトマンの修業でLV上げをしてた頃、パワーレベリングに付き合ってくれたパーティーがあったんだけど、その中にテイマーで鞭を使ってる人がいたんだ。柚香ちゃんもテイマーだよね。――なんとなくその人のことを思い出してね」
テイマーで鞭……。従魔を叩いたりするんだろうか。いや、まさかそんな。
「まさか、従魔に使ったりは……」
「そんなことはしなかったよ、従魔とはとても仲がよくてね。あの人は強かったなあ」
やっぱり、物理強いテイマーいるんだなあ。そもそも、テイマーが一般の職業の人が補助に取るジョブ扱いで、冒険者としては不人気なのは「基本自分が強くなければ、強い従魔をゲット出来ない」ところにあるんだよね。
ヤマトは別格だと思う。LVだけは当時の私より低かったんだし。
「まず今日は柚香ちゃんの武器を作ろう。レシピそのものとは違うフリークラフトには結構MPを使うから、1日に複数作るのは難しいんだ。マジックポーション飲めばいいんだけどね。
でも複数依頼はめったに無いからね、高額だし」
「そうですよね、そもそも伝説金属が高いし。……そういえば、聞いてなかったんですが依頼料はどのくらいなんでしょうか」
あぶないあぶない、いくらでもお金があるという意識がやっぱりどこかにあるのか、「いくら掛かる」とか考えずに頼むところだったよ。
「鉱石持ち込みだから、作った武器にもよるけど小型の物だと50万、大剣みたいな大物だと200万。魔法使い用の武器なら100万円だね」
「つまり、私たちの場合200万から300万……えーと、銀行振り込みでいいんでしたよね」
「もちろん。現金で持ってくる猛者はそうそういないよ」
「そうそういないってことは、稀にいるってことですか」
蓮くんのツッコミに金沢さんが頷いて笑う。いるんか、そんな現金を持って来ちゃう人!
思わずゴクリとつばを飲み込んだ。クラフト凄いな、めちゃくちゃ儲かるじゃん。
途中何度も蓮くんが突然ビクッとしてたけど……まあ、あちこちから鎌倉時代の遺骨が出土する場所だしねえ。
スタスタ歩いていたら、突然袖を掴まれた。何事!? と思って振り返ったら、一歩後ろを歩く蓮くんが涙目で私の袖を握っている。
「ゆ~か様、俺の前を歩いてください……やべえ、進めない場所がある。鎌倉初めて来たけどこんなだったとは」
「弱っ! 私何にも感じないけど!?」
「俺も正直、普通に歩いててこんな思いをしたのは初めてだ。今までこんなことなかったんだけどなあ……」
「……もしかして、MAGのステータス上がったからじゃ?」
私の一言にサアアーと蓮くんが青ざめる。
「俺、もうMAG上げない……」
「しっかり! その理屈で言えばRSTで対抗出来るはずだから!」
「だ、だよな。俺はRSTが高い、俺はRSTが高い……」
蓮くんは呪文をブツブツ唱えながら私の後ろを歩き始めた。
ところが、またぐっと袖を引っ張られて立ち止まられる。
「袖引っ張るのやめてよ、買ったばかりなのに伸びちゃ……」
「ゆ~か……こんなこと頼むの本当に悪いんだけどさ……」
弱々しい蓮くんの声に思わず文句を言っていた口も止まるわ。
うわぁ……涙目な上に垂れ眉になってる! 見たことない顔過ぎる!
「手、繋いで歩いてくれねえ?」
「………………は?」
思わぬ言葉が出て来て、私は口をポカンと開けてその場に立ち尽くした。
「や、やっぱ嫌か」
「いや……高校生にもなって男子に手を繋いで欲しいって言われた状況としてはあまりにもアレ過ぎると思って……」
「わ、悪い……それは確かに俺もそう思う。でも、でも、怖いものは怖いんだよぉ……見えねえけどなんか気配があって」
「あーもう、しょうがないなー!」
左手でがしっと蓮くんの右手を握って、私はずんずんと歩き出した。
蓮くんがきゅっと手を握り返してくるけど……ロマンスの欠片も見当たらねえ!
「人を魔除け代わりに使うのやめてよね。確かに私一切そういうものと縁がない体質みたいだけど」
「いや、凄いぞ。前方にあるもやっとしたものがゆ~かを避けて逃げていく……」
「見えてるじゃん……」
「見えてない見えてない! 断じて見えてない!」
これも端から見たらデートと間違えられるのかなあ、手繋いでるし。
……でも、涙目で腰が引けてる男の子を引っ張ってずんずん歩いてる女の子って構図はデートとは思えないか。
「はい、ここ。着いたよ」
「あ、なんか大丈夫になった」
あからさまにほっとした顔で脱力する蓮くん。うーむ、道すがら、どこがどことどう違ったのか、私には全くわからなかったわ。
「手」
「うん?」
「放して」
「ご、ごめん!」
蓮くんが今まで握りしめていた私の手をやっと解放してくれた。はー、手が熱かった。男子は体温高いねえ。
めちゃくちゃ焦ってる上に赤くなってる人がいるけど、そりゃあ恥ずかしいよねえ……こんな場面ファンに見られたら幻滅されそうだもん。クールで売ってるのに。
金沢さんの工房は普通の家だね。表札の横のインターフォンを押すと男性の声で応答があった。
「こんにちはー。武器クラフトのお願いをしてあります柳川です」
『はいはい、今行きます』
すぐにドアがガチャッと開く。現れたのは30代半ばくらいの男性だった。
工房にしているという一室に私たちは案内された。とはいえ、入ってみたらテーブルと本棚が置いてあるだけ。鉱石とかたくさんあるのかなと思ってたけど置いてないなあ。
「柳川柚香ちゃんと安永蓮くんだったね。僕は金沢亮太。知ってると思うけど武器クラフトマンだよ。よろしく」
「柳川柚香、通称ゆ~かです。よろしくお願いします」
「安永蓮です」
私と蓮くんは揃って頭を下げた。アイテムバッグからドスンとアポイタカラをひとつ出してテーブルの上に置くと、金沢さんは「おー」と嬉しそうな声を上げてそっちに吸い寄せられていく。
「これがアポイタカラかあ、初めて実物を見たよ。ヒヒイロカネは扱ったことがあるんだけどアポイタカラはなかなか出回らなくてね。
いやあ、綺麗な色だなあ。このまま飾っておきたいくらいだ」
「そうらしいですね。私も拾ったときに初めて名前を聞きました。あと、飾っておきたくなるのは凄くわかります」
「蓮くんは魔法補助の杖ってことでいいんだよね? 柚香ちゃんは武器は決まってるかい?」
「それが、決まってなくて」
「ははは、鞭とかだったりしてね」
「鞭? なんでですか?」
「あー……ああ、僕がクラフトマンの修業でLV上げをしてた頃、パワーレベリングに付き合ってくれたパーティーがあったんだけど、その中にテイマーで鞭を使ってる人がいたんだ。柚香ちゃんもテイマーだよね。――なんとなくその人のことを思い出してね」
テイマーで鞭……。従魔を叩いたりするんだろうか。いや、まさかそんな。
「まさか、従魔に使ったりは……」
「そんなことはしなかったよ、従魔とはとても仲がよくてね。あの人は強かったなあ」
やっぱり、物理強いテイマーいるんだなあ。そもそも、テイマーが一般の職業の人が補助に取るジョブ扱いで、冒険者としては不人気なのは「基本自分が強くなければ、強い従魔をゲット出来ない」ところにあるんだよね。
ヤマトは別格だと思う。LVだけは当時の私より低かったんだし。
「まず今日は柚香ちゃんの武器を作ろう。レシピそのものとは違うフリークラフトには結構MPを使うから、1日に複数作るのは難しいんだ。マジックポーション飲めばいいんだけどね。
でも複数依頼はめったに無いからね、高額だし」
「そうですよね、そもそも伝説金属が高いし。……そういえば、聞いてなかったんですが依頼料はどのくらいなんでしょうか」
あぶないあぶない、いくらでもお金があるという意識がやっぱりどこかにあるのか、「いくら掛かる」とか考えずに頼むところだったよ。
「鉱石持ち込みだから、作った武器にもよるけど小型の物だと50万、大剣みたいな大物だと200万。魔法使い用の武器なら100万円だね」
「つまり、私たちの場合200万から300万……えーと、銀行振り込みでいいんでしたよね」
「もちろん。現金で持ってくる猛者はそうそういないよ」
「そうそういないってことは、稀にいるってことですか」
蓮くんのツッコミに金沢さんが頷いて笑う。いるんか、そんな現金を持って来ちゃう人!
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