48 / 362
どえらい装備!! の巻
第45話 おそるべし【なまくらの剣】
しおりを挟む
予告もしてないし蓮くんにもまだ連絡してないしってことで、寧々ちゃんとのレベリングは金曜日の放課後になった。今のうちに連絡と告知、っと。
寧々ちゃんはLV1でまだクラフトスキルも取れてないそうなので、あいちゃんに頼んで【なまくらの剣】を作って貰うことにした。
夕方はヤマトとお散歩を兼ねてランニング。たーのしー! ランニングハイってあるよね! あれで止まれなくなっちゃった人がいるっていうのは驚いたけど。
そういえば、国分寺ダンジョンでコマンドに魔力が乗ってヤマトが「ステイ」を聞いてくれてから、普段のお散歩でも脚側行進が当たり前にできるようになった! なんて、なんてお利口なんだヤマト!
少しずつ日が延びているので、途中の公園でフライングディスクでちょっとだけ遊ぶ。
私が高めに投げたディスクに向かってかなりの高さをジャンプしたヤマトは、ディスクをくわえて華麗に着地した。
なんだ今の……動画撮っておけば良かった!
じゃなくて、どう見ても犬のジャンプ力じゃないね。
というか、そもそもヤマトはどう見ても柴犬だけど従魔だし【柴犬?】だから、柴犬型モンスターって可能性が高いんだけど。
「グッド! 凄ーい、凄ーい、ヤマト!」
ディスクをくわえて「褒めて!」って顔で走ってきたヤマトを捕まえて、わっしわっしと撫でる。柴犬の笑顔、キュート!
もう、モンスかもしれないとかどうでもいいや! 見た目が柴犬でこんなに可愛いんだもん。ヤマトが普通の柴犬と違うところは、身体能力だけだし。
……そういえば、魔石食べちゃうとかそういうこともあるっけ。まあ、そんなの些細なことだよね! 人間でも実際に魔石食べて、有害性を調べたって変人がいたらしいし。
さて帰ろうかな、と思ったところでスマホがLIMEのメッセージ着信を知らせた。なんだろ? と思ったらあいちゃんだ。
『今湘南ダンジョンのダンジョンハウスにいるから来て。なまくらの剣作るよ』
今からかーい! 明日一緒に行ってくれるのかと思ってたよ。
でもそうするとあいちゃんが余計に時間食っちゃうのは確かだ。よし、これから行くか……。
ダンジョンは相変わらず混んでるけど、ダンジョンハウスはそんなでもないね。
着いた途端にあいちゃんが手を振っている。
「あっ、生ヤマト! かーわいいー!」
あいちゃんがヤマトを見つけてしゃがんで「カモン!」してる。
リードを放したらヤマトは「遊んでくれそうな人だ!」って気づいてあいちゃんのところへまっしぐら。で、ドーン!
「うわっ、力つよ! 砂付いたぁ」
ヤマトの親愛体当たりを食らってあいちゃんは砂浜で思いっきり後ろに倒れた。そのあいちゃんをヤマトが尻尾振りながらべろんべろんと……メイク、してないよね?
「あいちゃん、メイクは!?」
「してなくてよかったよ! ちょっ、この子フレンドリーすぎじゃない? 可愛いけどさ!」
うん……「柴犬は飼い主にしか懐かない武士のような性格」って言われてるんだけど、完全に個体差あるんだよね……。ましてヤマトはまだこどもだから。
「ひゃーははは、愛い奴め愛い奴め。今度また遊ぼうね。今日はお姉ちゃんお仕事があるからおしまい!」
ヤマトが力強くても所詮は4キロ。あいちゃんはヤマトをひょいっと抱えて自分から引き剥がした。
「ダンジョンハウスでタングステンインゴット売ってるから、それ買って。そしたら私がクラフトで【なまくらの剣】にするから、制作費だけくれればいいよ。ゆーちゃんの分1振りだけ作れば良いんだよね?」
友達の依頼でも容赦なく制作費を取るプロ意識、さすがあいちゃん。
「うん。蓮くんは初心者の武器でもモンス一撃では倒せないからね。てか、ダンジョンハウスでタングステンなんて売ってるんだ……」
「クラフトに使いそうなものは一通り売ってるよ。謎の品揃えだよね。タングステンは強度もあるし鉄より重いから、ゆーちゃんが訓練に使うなら絶対こっちの方がいいよ。クラフト質問板で調べておいた」
ヤマトのリードを拾ってあいちゃんの服に付いた砂を払って、私たちはダンジョンハウスの中へ。そのままあいちゃんはまっすぐカウンターに向かう。
「タングステンインゴットの中をひとつお願いします」
「タングステンインゴットの中ですね。少々お待ちください」
店員さんは合成音声みたいな感情を感じられない声で淡々としゃべると、カウンターの下に屈み込んで、割とすぐに銀灰色のインゴットを取り出した。カウンターに置くとドスン、って音がする。
「3万円です」
「あーーー、ちょっと待ってください。はい」
電子マネーの残高が足りなかったから慌てて銀行口座からチャージして、それでお支払い。ピロリン。
「袋にお入れいたしますか?」
「いえ、このままでいいです」
「すみませんー、このままクラフトしたいので奥の部屋お借りしていいですか?」
あいちゃんが店員さんにお願いしてるけど、奥の部屋ってそういうことにも使えるのか。
「どうぞ、お使いください」
「ありがとうございます」
さっさと中に入っていくあいちゃん。インゴットを持ってついて行く私。てか、インゴット重っ! 見た目より重い!
テーブルの上にインゴットを置くと、あいちゃんはダンジョンアプリでちゃちゃっと何かを選択した。
「よし、【なまくらの剣】選択っと。いくよー」
インゴットの上に両手をかざし、あいちゃんがぐっと口元を引き締めた。インゴットが淡く輝き始める。
そのままどのくらい経ったかな……多分2.3分だと思うんだけど、妙に長く感じた。あいちゃんがだらだらと顔に汗を掻いて、輝きが最高潮になった時、インゴットがぐにゃんと変形して1振りの剣がそこに現れていた。
「ふー、疲れたー。これだからメイク出来ないんだよね」
ハンカチを取り出して汗を拭うあいちゃん……なんか、目の前でクラフト見るの初めてで、凄い物見たって感動しかない。
「スキルデフォルトレシピの【なまくらの剣】でこんなに大変なの!?」
「まだ熟練度が低いからだよ。慣れれば一瞬らしいし、MP消費は変わらなくてもその頃には最大MPがあがってるから疲労度も違って感じるはずだしね」
「おおおおおおおいくら万円お支払いすれば……」
「相場は5000円だね。そこで多く入れちゃ駄目だよ、今の私は修行中で、熟練度稼ぎを兼ねてるからね」
「わ、わかった……」
また電子マネーチャージして、あいちゃんのスマホとアプリ同士でピロリン。
「わーい、クラフトでの初収入だ!」
「これが……なまくらの剣か……うん、見事なまでのなまくらだね」
手に取って眺めようとしたら、これがまたかなりの重さ! これはダンジョンダンベルって異名が付くのもわかるわ!
というか、『なまくら』どころか刃がないね。これはもはや殴る剣だ!
これでモンスと戦いまくったら、そりゃあステも上がるわ……。期待しかない。
寧々ちゃんはLV1でまだクラフトスキルも取れてないそうなので、あいちゃんに頼んで【なまくらの剣】を作って貰うことにした。
夕方はヤマトとお散歩を兼ねてランニング。たーのしー! ランニングハイってあるよね! あれで止まれなくなっちゃった人がいるっていうのは驚いたけど。
そういえば、国分寺ダンジョンでコマンドに魔力が乗ってヤマトが「ステイ」を聞いてくれてから、普段のお散歩でも脚側行進が当たり前にできるようになった! なんて、なんてお利口なんだヤマト!
少しずつ日が延びているので、途中の公園でフライングディスクでちょっとだけ遊ぶ。
私が高めに投げたディスクに向かってかなりの高さをジャンプしたヤマトは、ディスクをくわえて華麗に着地した。
なんだ今の……動画撮っておけば良かった!
じゃなくて、どう見ても犬のジャンプ力じゃないね。
というか、そもそもヤマトはどう見ても柴犬だけど従魔だし【柴犬?】だから、柴犬型モンスターって可能性が高いんだけど。
「グッド! 凄ーい、凄ーい、ヤマト!」
ディスクをくわえて「褒めて!」って顔で走ってきたヤマトを捕まえて、わっしわっしと撫でる。柴犬の笑顔、キュート!
もう、モンスかもしれないとかどうでもいいや! 見た目が柴犬でこんなに可愛いんだもん。ヤマトが普通の柴犬と違うところは、身体能力だけだし。
……そういえば、魔石食べちゃうとかそういうこともあるっけ。まあ、そんなの些細なことだよね! 人間でも実際に魔石食べて、有害性を調べたって変人がいたらしいし。
さて帰ろうかな、と思ったところでスマホがLIMEのメッセージ着信を知らせた。なんだろ? と思ったらあいちゃんだ。
『今湘南ダンジョンのダンジョンハウスにいるから来て。なまくらの剣作るよ』
今からかーい! 明日一緒に行ってくれるのかと思ってたよ。
でもそうするとあいちゃんが余計に時間食っちゃうのは確かだ。よし、これから行くか……。
ダンジョンは相変わらず混んでるけど、ダンジョンハウスはそんなでもないね。
着いた途端にあいちゃんが手を振っている。
「あっ、生ヤマト! かーわいいー!」
あいちゃんがヤマトを見つけてしゃがんで「カモン!」してる。
リードを放したらヤマトは「遊んでくれそうな人だ!」って気づいてあいちゃんのところへまっしぐら。で、ドーン!
「うわっ、力つよ! 砂付いたぁ」
ヤマトの親愛体当たりを食らってあいちゃんは砂浜で思いっきり後ろに倒れた。そのあいちゃんをヤマトが尻尾振りながらべろんべろんと……メイク、してないよね?
「あいちゃん、メイクは!?」
「してなくてよかったよ! ちょっ、この子フレンドリーすぎじゃない? 可愛いけどさ!」
うん……「柴犬は飼い主にしか懐かない武士のような性格」って言われてるんだけど、完全に個体差あるんだよね……。ましてヤマトはまだこどもだから。
「ひゃーははは、愛い奴め愛い奴め。今度また遊ぼうね。今日はお姉ちゃんお仕事があるからおしまい!」
ヤマトが力強くても所詮は4キロ。あいちゃんはヤマトをひょいっと抱えて自分から引き剥がした。
「ダンジョンハウスでタングステンインゴット売ってるから、それ買って。そしたら私がクラフトで【なまくらの剣】にするから、制作費だけくれればいいよ。ゆーちゃんの分1振りだけ作れば良いんだよね?」
友達の依頼でも容赦なく制作費を取るプロ意識、さすがあいちゃん。
「うん。蓮くんは初心者の武器でもモンス一撃では倒せないからね。てか、ダンジョンハウスでタングステンなんて売ってるんだ……」
「クラフトに使いそうなものは一通り売ってるよ。謎の品揃えだよね。タングステンは強度もあるし鉄より重いから、ゆーちゃんが訓練に使うなら絶対こっちの方がいいよ。クラフト質問板で調べておいた」
ヤマトのリードを拾ってあいちゃんの服に付いた砂を払って、私たちはダンジョンハウスの中へ。そのままあいちゃんはまっすぐカウンターに向かう。
「タングステンインゴットの中をひとつお願いします」
「タングステンインゴットの中ですね。少々お待ちください」
店員さんは合成音声みたいな感情を感じられない声で淡々としゃべると、カウンターの下に屈み込んで、割とすぐに銀灰色のインゴットを取り出した。カウンターに置くとドスン、って音がする。
「3万円です」
「あーーー、ちょっと待ってください。はい」
電子マネーの残高が足りなかったから慌てて銀行口座からチャージして、それでお支払い。ピロリン。
「袋にお入れいたしますか?」
「いえ、このままでいいです」
「すみませんー、このままクラフトしたいので奥の部屋お借りしていいですか?」
あいちゃんが店員さんにお願いしてるけど、奥の部屋ってそういうことにも使えるのか。
「どうぞ、お使いください」
「ありがとうございます」
さっさと中に入っていくあいちゃん。インゴットを持ってついて行く私。てか、インゴット重っ! 見た目より重い!
テーブルの上にインゴットを置くと、あいちゃんはダンジョンアプリでちゃちゃっと何かを選択した。
「よし、【なまくらの剣】選択っと。いくよー」
インゴットの上に両手をかざし、あいちゃんがぐっと口元を引き締めた。インゴットが淡く輝き始める。
そのままどのくらい経ったかな……多分2.3分だと思うんだけど、妙に長く感じた。あいちゃんがだらだらと顔に汗を掻いて、輝きが最高潮になった時、インゴットがぐにゃんと変形して1振りの剣がそこに現れていた。
「ふー、疲れたー。これだからメイク出来ないんだよね」
ハンカチを取り出して汗を拭うあいちゃん……なんか、目の前でクラフト見るの初めてで、凄い物見たって感動しかない。
「スキルデフォルトレシピの【なまくらの剣】でこんなに大変なの!?」
「まだ熟練度が低いからだよ。慣れれば一瞬らしいし、MP消費は変わらなくてもその頃には最大MPがあがってるから疲労度も違って感じるはずだしね」
「おおおおおおおいくら万円お支払いすれば……」
「相場は5000円だね。そこで多く入れちゃ駄目だよ、今の私は修行中で、熟練度稼ぎを兼ねてるからね」
「わ、わかった……」
また電子マネーチャージして、あいちゃんのスマホとアプリ同士でピロリン。
「わーい、クラフトでの初収入だ!」
「これが……なまくらの剣か……うん、見事なまでのなまくらだね」
手に取って眺めようとしたら、これがまたかなりの重さ! これはダンジョンダンベルって異名が付くのもわかるわ!
というか、『なまくら』どころか刃がないね。これはもはや殴る剣だ!
これでモンスと戦いまくったら、そりゃあステも上がるわ……。期待しかない。
33
お気に入りに追加
77
あなたにおすすめの小説


日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

異世界に飛ばされたら守護霊として八百万の神々も何故か付いてきた。
いけお
ファンタジー
仕事からの帰宅途中に突如足元に出来た穴に落ちて目が覚めるとそこは異世界でした。
元の世界に戻れないと言うので諦めて細々と身の丈に合った生活をして過ごそうと思っていたのに心配性な方々が守護霊として付いてきた所為で静かな暮らしになりそうもありません。
登場してくる神の性格などでツッコミや苦情等出るかと思いますが、こんな神様達が居たっていいじゃないかと大目に見てください。
追記 小説家になろう ツギクル でも投稿しております。

底辺動画主、配信を切り忘れてスライムを育成していたらバズった
椎名 富比路
ファンタジー
ダンジョンが世界じゅうに存在する世界。ダンジョン配信業が世間でさかんに行われている。
底辺冒険者であり配信者のツヨシは、あるとき弱っていたスライムを持ち帰る。
ワラビと名付けられたスライムは、元気に成長した。
だがツヨシは、うっかり配信を切り忘れて眠りについてしまう。
翌朝目覚めると、めっちゃバズっていた。
ループn回目の妹は兄に成りすまし、貴族だらけの学園へ通うことになりました
gari@七柚カリン
ファンタジー
────すべては未来を変えるため。
転生者である平民のルミエラは、一家離散→巻き戻りを繰り返していた。
心が折れかけのn回目の今回、新たな展開を迎える。それは、双子の兄ルミエールに成りすまして学園に通うことだった。
開き直って、これまでと違い学園生活を楽しもうと学園の研究会『奉仕活動研究会』への入会を決めたルミエラだが、この件がきっかけで次々と貴族たちの面倒ごとに巻き込まれていくことになる。
子爵家令嬢の友人との再会。初めて出会う、苦労人な侯爵家子息や気さくな伯爵家子息との交流。間接的に一家離散エンドに絡む第二王子殿下からの寵愛?など。
次々と襲いかかるフラグをなぎ倒し、平穏とはかけ離れた三か月間の学園生活を無事に乗り切り、今度こそバッドエンドを回避できるのか。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる