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ハロンズ編
116 殴り聖女
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「もう、弱音は吐きません! 私もアーノルドさんの心を守ります! 『勇者アーノルド』が築き上げてきた信頼をあなたの好きにさせない!」
威厳に満ちた澄んだ声が空気を切り裂いた。
サーシャが、本気で怒っている。
俺はサーシャが怒っているところを初めて見た。いつもは穏やかに微笑み、あるいは照れたり焦ったりしている彼女は、「殴り聖女」の二つ名に相応しい存在感を放っていた。
頬の辺りに乱れた髪が張り付いているのを手で払い、サーシャは強い光を目に宿して相手を見据えている。つい今し方までの「逃げてください」と必死に言っていたサーシャとは、周りの空気が違う。
「ふははははは! テトゥーコの聖女よ、やれるものならやってみるがいい!」
アーノルドさんの――いや、大悪魔カッカの周囲の魔物が一斉に動き出す。
地響きが轟く中、俺とサーシャの視線はカッカただひとりに向けられていた。
「行きます!」
「うん!」
盾とメイスを手にしたサーシャが一歩でとんでもない距離を移動してカッカに殴りかかる。それを剣で防いだカッカを、真横から俺がシールドラッシュでぶっ飛ばした。
盾を構えた手に重い衝撃が響くけど、カッカの体は宙を舞い、1回転して地面に着地した。間髪入れずに飛び込んできたカッカが流れるような動作で剣を振るう。
見える。ちゃんと見えてるし、反応できる!
カッカの剣を受け止め、俺は叫びながら盾で押し返した。
これはアーノルドさんが高めた崇敬で引き出されている力。つまり、この前ネージュで会った時とあまり変わりは無いはず。
馬鹿力ではあるけども、人間の範囲内だ。そして俺たちは数百倍の加護を受けている。決して、負ける相手じゃない!
「《斬裂竜巻》!! サーシャ、ジョー、巻き込まれないように気を付けてよ!」
レヴィさんの後ろからソニアが叫ぶ。魔力を強化されたソニアの《斬裂竜巻》がとんでもない大きさで魔物の群れをを蹂躙し始めた。吸引力の衰えないただひとつの竜巻再臨だ。竜巻に巻き込まれた魔物たちは真空波でズタズタにされ、片っ端から無力化されていく。
「ソニアさん! 《斬裂竜巻》はやめてください! 軌道が読めなくて危ないです!」
「そうだよ!! せめて《暴風斬》にしてくれ! あれなら真っ直ぐだから避けられる!」
俺もサーシャもソニアに声を掛ける余裕がある。それほどまでに補助魔法の効果は絶大だった。
「勝手に動いて敵を巻き込んでくれるからいいのよ!? しょうがないわね、《暴風斬》!」
ソニアの連発する風魔法は物凄い勢いで魔物を吹き飛ばしていく。俺たちとカッカの周囲はあっという間に魔物の空白地帯になった。
剣で数合打ち込まれるけれども、サーシャと俺の盾が絶妙に連携してカッカの攻撃は全て受け流し、あるいは跳ね返している。サーシャがメイスで殴りかかるのに息を合わせて、俺もシールドバッシュで盾の角をカッカに打ち込む。
大悪魔カッカの表情は、見る間に余裕のないものになっていった。
「おおおおおお!」
カッカの纏う赤い光が一際大きく膨らんだ。俺とサーシャは咄嗟に飛び退いて彼から距離を取る。今までとは違う攻撃が来るのだと瞬間的に判断したのだ。
――けれど、俺たちが身構えた攻撃は繰り出されることはなかった。
俺とサーシャがカッカから離れた一瞬の隙を突いてレヴィさんが射った矢が、カッカの腿を貫いていたのだ。
大きく体勢を崩し、ガクリとカッカが膝を付く。そして、剣を支えにして憤怒の形相で唸った。
「おのれ……これしきの攻撃、見えているのに何故避けられぬ! 既に消えたと思っていたが抵抗するか、アーノルド!」
「アーノルドさん!? そこにいるんですか! 私の声が聞こえますか!」
どうやらカッカの力は十全に引き出せていないらしい。その言葉にサーシャは油断なく盾を構えながらもアーノルドさんに向かって呼び掛けた。
「アーノルドさん! お願いですから負けないで!」
「元の優しいアーノルドさんに戻ってください! 俺もサーシャも、お兄ちゃんのことが大好きなんですよ! だから!!」
「今更アーノルドが体の支配を奪えると思うな! 我が魂は既にこの体と一体化しておるのだ!」
「アーノルド! 今謝るなら許してやるから戻ってこい!」
俺とサーシャとレヴィさんが口々にアーノルドさんに呼び掛ける。
サーシャが振るったメイスが鈍い音を立てた。体の内側が壊れる嫌な音。折れた骨が皮膚を突き破って血をまき散らす。
「無駄だと言っておる! 吾輩はこの器が死するまで戦いを止めぬわ!」
「くっ!」
サーシャが噛みしめた唇から一筋の血が流れる。その横顔に彼女の苦渋の選択が現れていた。
やはり、殺すしかないのか、この人を……。
「サーシャ!」
「私は! 退きません!! この街に、この国に住んでいる人たちを守るんです! 例え、あなたを殺すことになっても!」
小柄な少女の体から出たとは思えない気迫が戦場を圧した。
サーシャのメイスがカッカの右腕を砕き、体があり得ない方向に曲がるほどその胴体にめり込む。
カハッと口から血を吐いて、カッカの体は地面へと倒れ込み……。
――そして、カッカはその目をゆっくりと閉じた。
『聖女サーシャ、よくやりました。カッカさんの魂は私が連れて行きます。死は目前であるけども、もうその体はアーノルドのものです』
テトゥーコ様の声が響く。アーノルドさんの体から大悪魔カッカが去ったのは俺が見てもわかった。あの赤とオレンジの混じった異様なオーラがほとんど消え失せて、イケメンだけど嫌味のない見慣れたアーノルドさんに戻っていたからだ。
その胸は微かに動いていた。俺とサーシャはアーノルドさんに駆け寄って、血まみれの手を取った。
「まだ生きてる! サーナ・メンテュア・エトゥ・モービス・インイルニアム・エピシフィクス・ディアム・ロン・ネリ・テットゥーコ! ……なんで? なんでまた回復魔法が効かないの!? どうしていつも私は肝心なときに!」
きっと俺が死んだときもこんなだったのだろう。サーシャはぼろぼろと涙を溢しながら何度も呪文を唱えた。けれど、アーノルドさんの体は回復する気配がない。
「魔法無効だ……カッカの魂はテトゥーコ様が連れて行ったけど、まだアーノルドさんに影響が残ってるのかもしれない。赤い光が消えてない」
「そんな!?」
駆け寄ってきたレヴィさんと3人でアーノルドさんを囲む。何度もお兄ちゃんと呼び掛けていると、うっすらと彼は目を開いた。
指の先だけの微かな動きで、アーノルドさんは俺とサーシャの手を握り返してくれた。
「……サーシャみたいな妹がいたらいいなって……思ってたんだ。知らない内に、幻の妹を自分の中に作るくらいに」
言葉の合間にヒューヒューという音と、荒い息が混じる。
「何度も辛い思いをさせて、ごめん。俺は不甲斐ないお兄ちゃんだった……」
「いいえ、いいえ! あなたは立派な勇者で、優しいお兄ちゃんでした。初めて会ったときからずっと」
「アーノルドさん、俺にとってもあなたはいいお兄ちゃんでしたよ。俺は一生サーシャを守り続けます。だから」
心配しないでと言いたかったけど声がスムーズに出てこない。胸をぐっと締め付けられるような苦しさを味わいながら、俺はアーノルドさんに精一杯の笑顔を向ける。
「そう、か……よかった」
最後にアーノルドさんの視線がレヴィさんに向けられた。口元に微かに笑みを浮かべて、彼はそのまま瞼を閉じる。
どくんどくんと自分の鼓動がうるさくて、俺はただ必死にアーノルドさんの手を握っていることしかできなかった。
不意に、あの禍々しいオーラが消え失せた。それで俺たちは勇者アーノルドの死を知った。
大悪魔カッカが操っていたと覚しき魔物たちは呪縛から解かれたかのように逃げ去り、後には砕け散った屍竜の骨を初めとする魔物たちの大量の屍と、僅かではあるものの人間の亡骸、そして熱気を放つマグマが溜まった穴が残されたのだった。
その日ハロンズは一般市民に犠牲を出すことなく、天災級の魔物襲撃を退けた。
俺たちが家に帰ると、レベッカさんやコリン、そしてマリオンが出迎えてくれて、細挽きの大麦で作った特製麦粥が温かな湯気を上げていて。
それを食べながら、突然戻ってきた日常の匂いで失ったものを改めて思い、俺たちは泣いた。
威厳に満ちた澄んだ声が空気を切り裂いた。
サーシャが、本気で怒っている。
俺はサーシャが怒っているところを初めて見た。いつもは穏やかに微笑み、あるいは照れたり焦ったりしている彼女は、「殴り聖女」の二つ名に相応しい存在感を放っていた。
頬の辺りに乱れた髪が張り付いているのを手で払い、サーシャは強い光を目に宿して相手を見据えている。つい今し方までの「逃げてください」と必死に言っていたサーシャとは、周りの空気が違う。
「ふははははは! テトゥーコの聖女よ、やれるものならやってみるがいい!」
アーノルドさんの――いや、大悪魔カッカの周囲の魔物が一斉に動き出す。
地響きが轟く中、俺とサーシャの視線はカッカただひとりに向けられていた。
「行きます!」
「うん!」
盾とメイスを手にしたサーシャが一歩でとんでもない距離を移動してカッカに殴りかかる。それを剣で防いだカッカを、真横から俺がシールドラッシュでぶっ飛ばした。
盾を構えた手に重い衝撃が響くけど、カッカの体は宙を舞い、1回転して地面に着地した。間髪入れずに飛び込んできたカッカが流れるような動作で剣を振るう。
見える。ちゃんと見えてるし、反応できる!
カッカの剣を受け止め、俺は叫びながら盾で押し返した。
これはアーノルドさんが高めた崇敬で引き出されている力。つまり、この前ネージュで会った時とあまり変わりは無いはず。
馬鹿力ではあるけども、人間の範囲内だ。そして俺たちは数百倍の加護を受けている。決して、負ける相手じゃない!
「《斬裂竜巻》!! サーシャ、ジョー、巻き込まれないように気を付けてよ!」
レヴィさんの後ろからソニアが叫ぶ。魔力を強化されたソニアの《斬裂竜巻》がとんでもない大きさで魔物の群れをを蹂躙し始めた。吸引力の衰えないただひとつの竜巻再臨だ。竜巻に巻き込まれた魔物たちは真空波でズタズタにされ、片っ端から無力化されていく。
「ソニアさん! 《斬裂竜巻》はやめてください! 軌道が読めなくて危ないです!」
「そうだよ!! せめて《暴風斬》にしてくれ! あれなら真っ直ぐだから避けられる!」
俺もサーシャもソニアに声を掛ける余裕がある。それほどまでに補助魔法の効果は絶大だった。
「勝手に動いて敵を巻き込んでくれるからいいのよ!? しょうがないわね、《暴風斬》!」
ソニアの連発する風魔法は物凄い勢いで魔物を吹き飛ばしていく。俺たちとカッカの周囲はあっという間に魔物の空白地帯になった。
剣で数合打ち込まれるけれども、サーシャと俺の盾が絶妙に連携してカッカの攻撃は全て受け流し、あるいは跳ね返している。サーシャがメイスで殴りかかるのに息を合わせて、俺もシールドバッシュで盾の角をカッカに打ち込む。
大悪魔カッカの表情は、見る間に余裕のないものになっていった。
「おおおおおお!」
カッカの纏う赤い光が一際大きく膨らんだ。俺とサーシャは咄嗟に飛び退いて彼から距離を取る。今までとは違う攻撃が来るのだと瞬間的に判断したのだ。
――けれど、俺たちが身構えた攻撃は繰り出されることはなかった。
俺とサーシャがカッカから離れた一瞬の隙を突いてレヴィさんが射った矢が、カッカの腿を貫いていたのだ。
大きく体勢を崩し、ガクリとカッカが膝を付く。そして、剣を支えにして憤怒の形相で唸った。
「おのれ……これしきの攻撃、見えているのに何故避けられぬ! 既に消えたと思っていたが抵抗するか、アーノルド!」
「アーノルドさん!? そこにいるんですか! 私の声が聞こえますか!」
どうやらカッカの力は十全に引き出せていないらしい。その言葉にサーシャは油断なく盾を構えながらもアーノルドさんに向かって呼び掛けた。
「アーノルドさん! お願いですから負けないで!」
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「今更アーノルドが体の支配を奪えると思うな! 我が魂は既にこの体と一体化しておるのだ!」
「アーノルド! 今謝るなら許してやるから戻ってこい!」
俺とサーシャとレヴィさんが口々にアーノルドさんに呼び掛ける。
サーシャが振るったメイスが鈍い音を立てた。体の内側が壊れる嫌な音。折れた骨が皮膚を突き破って血をまき散らす。
「無駄だと言っておる! 吾輩はこの器が死するまで戦いを止めぬわ!」
「くっ!」
サーシャが噛みしめた唇から一筋の血が流れる。その横顔に彼女の苦渋の選択が現れていた。
やはり、殺すしかないのか、この人を……。
「サーシャ!」
「私は! 退きません!! この街に、この国に住んでいる人たちを守るんです! 例え、あなたを殺すことになっても!」
小柄な少女の体から出たとは思えない気迫が戦場を圧した。
サーシャのメイスがカッカの右腕を砕き、体があり得ない方向に曲がるほどその胴体にめり込む。
カハッと口から血を吐いて、カッカの体は地面へと倒れ込み……。
――そして、カッカはその目をゆっくりと閉じた。
『聖女サーシャ、よくやりました。カッカさんの魂は私が連れて行きます。死は目前であるけども、もうその体はアーノルドのものです』
テトゥーコ様の声が響く。アーノルドさんの体から大悪魔カッカが去ったのは俺が見てもわかった。あの赤とオレンジの混じった異様なオーラがほとんど消え失せて、イケメンだけど嫌味のない見慣れたアーノルドさんに戻っていたからだ。
その胸は微かに動いていた。俺とサーシャはアーノルドさんに駆け寄って、血まみれの手を取った。
「まだ生きてる! サーナ・メンテュア・エトゥ・モービス・インイルニアム・エピシフィクス・ディアム・ロン・ネリ・テットゥーコ! ……なんで? なんでまた回復魔法が効かないの!? どうしていつも私は肝心なときに!」
きっと俺が死んだときもこんなだったのだろう。サーシャはぼろぼろと涙を溢しながら何度も呪文を唱えた。けれど、アーノルドさんの体は回復する気配がない。
「魔法無効だ……カッカの魂はテトゥーコ様が連れて行ったけど、まだアーノルドさんに影響が残ってるのかもしれない。赤い光が消えてない」
「そんな!?」
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「いいえ、いいえ! あなたは立派な勇者で、優しいお兄ちゃんでした。初めて会ったときからずっと」
「アーノルドさん、俺にとってもあなたはいいお兄ちゃんでしたよ。俺は一生サーシャを守り続けます。だから」
心配しないでと言いたかったけど声がスムーズに出てこない。胸をぐっと締め付けられるような苦しさを味わいながら、俺はアーノルドさんに精一杯の笑顔を向ける。
「そう、か……よかった」
最後にアーノルドさんの視線がレヴィさんに向けられた。口元に微かに笑みを浮かべて、彼はそのまま瞼を閉じる。
どくんどくんと自分の鼓動がうるさくて、俺はただ必死にアーノルドさんの手を握っていることしかできなかった。
不意に、あの禍々しいオーラが消え失せた。それで俺たちは勇者アーノルドの死を知った。
大悪魔カッカが操っていたと覚しき魔物たちは呪縛から解かれたかのように逃げ去り、後には砕け散った屍竜の骨を初めとする魔物たちの大量の屍と、僅かではあるものの人間の亡骸、そして熱気を放つマグマが溜まった穴が残されたのだった。
その日ハロンズは一般市民に犠牲を出すことなく、天災級の魔物襲撃を退けた。
俺たちが家に帰ると、レベッカさんやコリン、そしてマリオンが出迎えてくれて、細挽きの大麦で作った特製麦粥が温かな湯気を上げていて。
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