殴り聖女の彼女と、異世界転移の俺

加藤伊織

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ネージュ編

現時点での登場人物(30話)

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御厩 条(ジョー・ミマヤ) 本作の主人公。17歳の高校3年生。通学途中の事故で「本来死ぬはずの運命ではないのに、死んだことにせざるを得なかった」という理由で異世界での「生き直し」をすることになった。その際、女神テトゥーコから空間魔法を授かっている。
 表情筋が死んでいると言われるほど思考や感情が顔に出ないタイプ。
 
サーシャ・アリアス 本作のヒロイン。17歳で金髪と紫色の目を持つ、見た目も中身も純情可憐な美少女。
 慈愛と知識の女神テトゥーコのプリースト。
 教会での修行を経て習得した上位聖魔法の使い手だが、任意の5人以内に掛けることができる全てのステータスをアップする補助魔法がバグっており、自分に5倍掛けになってしまうというとんでもない欠点がある。
 本来20歳程度で習得する上位聖魔法を15歳で習得したという天才肌。

ソニア・クエリー 冒険者にはならず、都市の中で仕事をしていた風魔法使い。色っぽいお姉さんで巨乳。
 ルゴシ・クエリーの姪であり、結婚詐欺に引っかかって30万マギルを実家の商店の金庫から相手に貢いで勘当されたという残念な経歴の持ち主。
 現在は30万マギルを稼いで返済すべく、地道に仕事をしている。
 サーシャの提案で手っ取り早く稼ぐために冒険者となったが、実は幼少時から膨大な魔力量をもち、暴発させまくって「暴風娘」の二つ名を持つ危険人物だった。
 魔法制御が壊滅的なノーコン魔法使い。  

アーノルド 人々からの崇敬を集めるほど強くなるという選ばれし者である勇者。
 黒髪に黒目のイケメンだが、中身は年上の未亡人好きで年下の可愛い子は全部妹扱いという残念な性格。
 サーシャとジョーに「お兄ちゃん」と呼ばれたがっている。
 サーシャが強すぎて注目を集めてしまい、崇敬が散ってパーティーを追放せざるを得なかったという事情があるが、元々面倒見が良く気さくな性格で、和解後は以前と変わらぬ友好な関係を築いている。

メリンダ アーノルドとパーティーを組む魔法使い。水と風の2属性の魔法を使うことができる。サーシャにとっては姉のような存在。

ギャレン 片目に傷がある重戦士。アーノルドパーティーの中では最も年上であり、頑丈な鎧と盾で身を守るタンク役。サーシャとジョーの盾の師匠でもある。

レヴィ アーノルドパーティーの一員で、すらりとした細身のスカウト。短剣と弓を扱うことができるが、それほど戦うことはない。
 普段は落ち着いた無口な青年だが、スイッチが入ると饒舌。ジョーとふたりで「山とテントを語る会」を結成している。

コディ サーシャの代わりにアーノルドパーティーに加入した、言葉と友誼の神タ・モリのプリースト。20歳で上位聖魔法を習得し、冒険者として活動を始めたばかり。
 年下のサーシャやジョーにも丁寧な言葉を使う穏やかな性格。




ルゴシ・クエリー ネージュに店を開いている商人。年齢は30代半ば。

レベッカ ルゴシ・クエリーの幼馴染みで、冒険者ギルドのすぐ側に「蜜蜂亭」という飲食店を開いている。立地を活かした情報収集も強みとする抜け目ない女性。
 料理の親子神ドーイのプリーストでもある。

ハワード ネージュで最も有名な武器防具屋を経営している商人。実は隣の大雑把にサイズ展開した既製服を売ってる服屋もこの人の経営。 
                         
エリク 冒険者ギルドネージュ支部の副ギルド長。恵まれた体格で剣士と間違えられやすいが、土と風の2属性を操る魔法使い。
 ソニアが「暴風娘」と呼ばれていた頃には現役冒険者であり、冒険者ギルドが将来有望な(?)ソニアに目を付けていたことを知っている。
 あまりに魔法的に危険物であるソニアの師匠となる。

ヘイズ 空間魔法使い。穏やかな安定志向の人物で、冒険者でありながら家を構えて家族を持ちながら依頼を受けている。ネージュに空間魔法使いはヘイズとジョーしかいない。
 ジョーに弟子入りをされたが、「無詠唱で空間魔法を扱える相手に教えられることはない」と辞退した。
   

テトゥーコ 慈愛と知識の女神。白いドレスを身に纏っており、早口で話題の切り替わりが唐突。

タ・モリ 言葉と友誼の神。散策も好むらしい。

イエヤッス 薬の神。

親子神ドーイ 料理の神。 
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