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139 万物流転
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無事に土の華とグリーンドラゴンの鱗を手に入れて工房に戻ると、キャリーが出勤してきていた。
ここのところ精彩を欠いていたカモミールがキビキビと動いている様を見て、彼女は軽く驚いている。キャリーの気持ちはわかる。自分でも毒に侵されたヴァージルが現れたことで、嘆き悲しむよりも元気に動けるのは不思議だと思ってしまう。
「ヴァージルが戻ってきたの」
「ええっ!?」
カモミールの一言に、キャリーは複雑そうな表情を見せた。カモミールを追い詰めた原因になったヴァージルに、キャリーはいい感情を持っていない。
「でも魔法毒を受けたせいで、私の顔を見たらすぐ意識を失ってしまったほどの重態なの。ガストンに診察して貰ったけど解毒の方法がまだなくて、このままだと彼は死んでしまう」
きゅっとキャリーが唇を引き結んだ。「死んじゃってもいいですよ、あんな人」と内心では思ったのだろう。けれどさすがにカモミールに向かってそれを言ったりはしない。
「まずは彼を助けるわ。言い訳も贖罪も、生きてないとできない。侯爵様に全てを話させるためにも、私は彼を死なせたくない」
「わかりました。私にできることならお手伝いします」
「キャリーさん……」
「だって、この問題が片付かないと仕事しようにもできないですよ。贖罪は生きてないとできないというのはよくわかりますしね。……カモミールさんに元気になって貰うためにも、ヴァージルさんに生きて貰わないと」
手のひらを見つめながら、自分に言い聞かせるようにキャリーは言った。その後にぽつりと漏れたのは彼女の本音だろう。
「カモミールさんとヴァージルさんを見てると、恋愛なんてしたくないなって思っちゃうんですよね……。そんなに感情が揺れて、道理に合わない行動ばっかり取るようになる自分、許容できませんもん」
「そうよね……でも、恋をするとおかしくなっちゃうんだよね。自分以外の誰かを大事に思うって、そういうことなのかもしれない。それに、恋をしようと思ってするわけじゃないし。少なくとも私は、自覚したときにはもう引き返せないところまで気持ちが来てた」
「それは……ヴァージルさんに記憶消されてたからでしょう?」
「そうなのー! やっぱり元気になったヴァージルに文句言わなきゃ! そのためにも私はエリクサーを作る」
バッグから土の華とグリーンドラゴンの鱗を取りだしてテーブルに置くと、キャリーが呻いた。元ギルド職員である彼女は、木箱に収められた鱗が何なのかわかってしまったのだろう。
「まさか……それ買ったんですか」
顔を引きつらせる彼女に、カモミールはギルドであったことを説明した。全て聞いたキャリーは胃の辺りを押さえている。
「すみません、うちの父が」
「ううん、むしろ協力して貰ったんだから、お礼を言わないといけないのは私の方。――ええと、後は火と水の素材が必要なのね。ドラゴンの素材はもう無理だから……テオ、この中で入手できそうなものって何?」
正直、カモミールでは「セイレーンの涙」と言われても、見当が付かない。セイレーンが美しい声で船乗りを誘惑し、船を沈ませる魔物だとは本で読んだことがあるが、その涙をどうやって採取するのか想像もできない。
テオに説明を求めると、テオはペンを持ってリストに印を入れていく。
「これとこれとこれは鉱石系、こっちは魔物の素材で……魔物素材は入手できないと思った方がいいんだな。――そういえばカモミール、おまえ真珠持ってたよな。真珠って普通に出回ってるか?」
「どのくらいの品質かにもよると思うけど、お店に行けば必ずあると言ってもいいと思う」
「そうか、じゃあセイレーンの涙は真珠から錬成できる」
「えっ? セイレーンの涙って魔物素材じゃなくて真珠なの? 液体なのかと思ったんだけど」
「厳密に言うと魔物素材だ。セイレーンが愛した男を思って流した涙が、変な作用で宝石化したやつだな。ただ、成分的には真珠と大差ねえから合成して作れる」
「へええ」
「変な作用って……」
テオの説明にカモミールは興味を惹かれ、キャリーは呆れたようだ。魔物は精霊と同じくマナがないと生きていけないものなので、人間の理屈ではわからないようなことがまま起こる。
「そうか、宝石系なら合成でなんとかなるか。じゃあ、水属性はセイレーンの涙で、火属性は炎の核だ。こいつは内側に火の魔力が固まって入ってるルビーなんだが、クズでもいいからルビーだったら魔力を入れてどうにかなる。サファイアでもいいぞ、組成は同じで不純物の含有量が違うだけだからな。
エミリアに火の精霊が付いてただろ? あれのおかげでマシューにも今精霊が付いてる。同じ属性が共鳴しあって、そこら辺にいたサラマンダーがマシューに懐いたんだな。だから、マシューを呼んできてくっついてるサラマンダーに頼めば、炎の核は作れる」
カモミールは思わず息をのんだ。
今ここでエミリアの名前が出るとは思っていなかったし、マシューに火の精霊が付いたことも知らなかった。王都でヴァージルから贈られたバラの花をしおれさせないために試験管を買ったのだが、まさかその縁がここまで繋がるとは思っていなかった。
古来からの錬金術の基本理念として「万物流転」という言葉がある。
全ての物質は形を変えながら世界を巡り、絶え間なく変化して留まることがない。
だからこそ、金も金以外の物質から作り出すことができるし、一見「無」に見える空間にも様々な存在が内封されている。
ヴァージルがカモミールに愛を告げるために贈ったバラの花は、今カモミールの部屋に押し花になって飾られている。
そして、「花を贈った」という事実は、エミリアとカモミールの繋がりを導き、マシューに火の精霊の加護をもたらした。
その火の精霊の力を借りて火の最上位素材を作ることができ、それがヴァージルの命を助ける切り札になる。
全ての物事は繋がっているのだ。そこに世界の真実を見た気がして、カモミールは震えた。
テオが「真珠とルビー、もしくはサファイアだったら形も品質もどうでもいい。ただし大きさはそれなりに欲しい」と言うので、カモミールは以前フローライトのブローチを購入した宝飾店に足を運んだ。宝石職人を紹介して貰うためだ。
加工している際に傷を付けてしまったり、仕入れたはいいが形が悪いなどの理由で商品にできなかったものがあるだろうと思ってのことだったが、それは正しかった。
まとめて仕入れた際に紛れ込んでいたという形の歪んだ真珠は、20年以上どうにもできずに放置していたものだそうだ。小指の先程の大きさがあるルビーも、色が不均一で不純物の内封が多いので、なんとか良い部分だけをカットして使うべきかどうか迷っていたという。
そのふたつをまとめて10万ガラムで買い取りたいと頼み込んだら、逆に職人にはありがたがられた。この大きさのルビーなど、宝飾店に置かれているようなものならばとても10万ガラムでは買えないが、カットして使うとしたらうんと小さくなってしまうし、手間賃もかかるから良いのだと言われた。
真珠に関しては「どうしたものか」とたびたび思い出しては苦い気持ちになっていたそうなので、それが欲しいと言ってくれる客がいたことが嬉しいらしい。
何度も職人に頭を下げ、小切手と宝石を交換して大事にバッグへとしまう。
マシューの家へもう一度行き、今度はマシュー自身を連れてこなければいけない。そのついでに、錬金術ギルドへ行ってギルド長にも声を掛けなければ。今のタイミングで呼んでおけば、再度外出する手間は省けるだろう。
「待ってて、ヴァージル。必ずあなたを助けてみせる」
そっとバッグを押さえながら、カモミールは決意の籠もった声で呟いた。
ここのところ精彩を欠いていたカモミールがキビキビと動いている様を見て、彼女は軽く驚いている。キャリーの気持ちはわかる。自分でも毒に侵されたヴァージルが現れたことで、嘆き悲しむよりも元気に動けるのは不思議だと思ってしまう。
「ヴァージルが戻ってきたの」
「ええっ!?」
カモミールの一言に、キャリーは複雑そうな表情を見せた。カモミールを追い詰めた原因になったヴァージルに、キャリーはいい感情を持っていない。
「でも魔法毒を受けたせいで、私の顔を見たらすぐ意識を失ってしまったほどの重態なの。ガストンに診察して貰ったけど解毒の方法がまだなくて、このままだと彼は死んでしまう」
きゅっとキャリーが唇を引き結んだ。「死んじゃってもいいですよ、あんな人」と内心では思ったのだろう。けれどさすがにカモミールに向かってそれを言ったりはしない。
「まずは彼を助けるわ。言い訳も贖罪も、生きてないとできない。侯爵様に全てを話させるためにも、私は彼を死なせたくない」
「わかりました。私にできることならお手伝いします」
「キャリーさん……」
「だって、この問題が片付かないと仕事しようにもできないですよ。贖罪は生きてないとできないというのはよくわかりますしね。……カモミールさんに元気になって貰うためにも、ヴァージルさんに生きて貰わないと」
手のひらを見つめながら、自分に言い聞かせるようにキャリーは言った。その後にぽつりと漏れたのは彼女の本音だろう。
「カモミールさんとヴァージルさんを見てると、恋愛なんてしたくないなって思っちゃうんですよね……。そんなに感情が揺れて、道理に合わない行動ばっかり取るようになる自分、許容できませんもん」
「そうよね……でも、恋をするとおかしくなっちゃうんだよね。自分以外の誰かを大事に思うって、そういうことなのかもしれない。それに、恋をしようと思ってするわけじゃないし。少なくとも私は、自覚したときにはもう引き返せないところまで気持ちが来てた」
「それは……ヴァージルさんに記憶消されてたからでしょう?」
「そうなのー! やっぱり元気になったヴァージルに文句言わなきゃ! そのためにも私はエリクサーを作る」
バッグから土の華とグリーンドラゴンの鱗を取りだしてテーブルに置くと、キャリーが呻いた。元ギルド職員である彼女は、木箱に収められた鱗が何なのかわかってしまったのだろう。
「まさか……それ買ったんですか」
顔を引きつらせる彼女に、カモミールはギルドであったことを説明した。全て聞いたキャリーは胃の辺りを押さえている。
「すみません、うちの父が」
「ううん、むしろ協力して貰ったんだから、お礼を言わないといけないのは私の方。――ええと、後は火と水の素材が必要なのね。ドラゴンの素材はもう無理だから……テオ、この中で入手できそうなものって何?」
正直、カモミールでは「セイレーンの涙」と言われても、見当が付かない。セイレーンが美しい声で船乗りを誘惑し、船を沈ませる魔物だとは本で読んだことがあるが、その涙をどうやって採取するのか想像もできない。
テオに説明を求めると、テオはペンを持ってリストに印を入れていく。
「これとこれとこれは鉱石系、こっちは魔物の素材で……魔物素材は入手できないと思った方がいいんだな。――そういえばカモミール、おまえ真珠持ってたよな。真珠って普通に出回ってるか?」
「どのくらいの品質かにもよると思うけど、お店に行けば必ずあると言ってもいいと思う」
「そうか、じゃあセイレーンの涙は真珠から錬成できる」
「えっ? セイレーンの涙って魔物素材じゃなくて真珠なの? 液体なのかと思ったんだけど」
「厳密に言うと魔物素材だ。セイレーンが愛した男を思って流した涙が、変な作用で宝石化したやつだな。ただ、成分的には真珠と大差ねえから合成して作れる」
「へええ」
「変な作用って……」
テオの説明にカモミールは興味を惹かれ、キャリーは呆れたようだ。魔物は精霊と同じくマナがないと生きていけないものなので、人間の理屈ではわからないようなことがまま起こる。
「そうか、宝石系なら合成でなんとかなるか。じゃあ、水属性はセイレーンの涙で、火属性は炎の核だ。こいつは内側に火の魔力が固まって入ってるルビーなんだが、クズでもいいからルビーだったら魔力を入れてどうにかなる。サファイアでもいいぞ、組成は同じで不純物の含有量が違うだけだからな。
エミリアに火の精霊が付いてただろ? あれのおかげでマシューにも今精霊が付いてる。同じ属性が共鳴しあって、そこら辺にいたサラマンダーがマシューに懐いたんだな。だから、マシューを呼んできてくっついてるサラマンダーに頼めば、炎の核は作れる」
カモミールは思わず息をのんだ。
今ここでエミリアの名前が出るとは思っていなかったし、マシューに火の精霊が付いたことも知らなかった。王都でヴァージルから贈られたバラの花をしおれさせないために試験管を買ったのだが、まさかその縁がここまで繋がるとは思っていなかった。
古来からの錬金術の基本理念として「万物流転」という言葉がある。
全ての物質は形を変えながら世界を巡り、絶え間なく変化して留まることがない。
だからこそ、金も金以外の物質から作り出すことができるし、一見「無」に見える空間にも様々な存在が内封されている。
ヴァージルがカモミールに愛を告げるために贈ったバラの花は、今カモミールの部屋に押し花になって飾られている。
そして、「花を贈った」という事実は、エミリアとカモミールの繋がりを導き、マシューに火の精霊の加護をもたらした。
その火の精霊の力を借りて火の最上位素材を作ることができ、それがヴァージルの命を助ける切り札になる。
全ての物事は繋がっているのだ。そこに世界の真実を見た気がして、カモミールは震えた。
テオが「真珠とルビー、もしくはサファイアだったら形も品質もどうでもいい。ただし大きさはそれなりに欲しい」と言うので、カモミールは以前フローライトのブローチを購入した宝飾店に足を運んだ。宝石職人を紹介して貰うためだ。
加工している際に傷を付けてしまったり、仕入れたはいいが形が悪いなどの理由で商品にできなかったものがあるだろうと思ってのことだったが、それは正しかった。
まとめて仕入れた際に紛れ込んでいたという形の歪んだ真珠は、20年以上どうにもできずに放置していたものだそうだ。小指の先程の大きさがあるルビーも、色が不均一で不純物の内封が多いので、なんとか良い部分だけをカットして使うべきかどうか迷っていたという。
そのふたつをまとめて10万ガラムで買い取りたいと頼み込んだら、逆に職人にはありがたがられた。この大きさのルビーなど、宝飾店に置かれているようなものならばとても10万ガラムでは買えないが、カットして使うとしたらうんと小さくなってしまうし、手間賃もかかるから良いのだと言われた。
真珠に関しては「どうしたものか」とたびたび思い出しては苦い気持ちになっていたそうなので、それが欲しいと言ってくれる客がいたことが嬉しいらしい。
何度も職人に頭を下げ、小切手と宝石を交換して大事にバッグへとしまう。
マシューの家へもう一度行き、今度はマシュー自身を連れてこなければいけない。そのついでに、錬金術ギルドへ行ってギルド長にも声を掛けなければ。今のタイミングで呼んでおけば、再度外出する手間は省けるだろう。
「待ってて、ヴァージル。必ずあなたを助けてみせる」
そっとバッグを押さえながら、カモミールは決意の籠もった声で呟いた。
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