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136 魔法の毒
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カモミールは自室のよく見える場所に押し花を飾っていた。
これは自分への戒めだ。ヴァージルの感情を理解しようともせずに、一方的に糾弾し、彼を立ち去らせてしまったことに対しての。
あの夜の会話は、驚くほど鮮明に脳裏に焼き付いていて、ふとしたときに蘇る。
そして、振り返る度思うのは、結局ヴァージルはゼルストラの間諜であることを幼い頃から強いられていて当然のことだと思っていたが、それでも「いっそ知らせてくれればいい」「裏ギルドなんて潰れてしまえと思ってる」と言うくらいにはそれを厭っていたのだ。
カモミールに出会ったばかりの頃のヴァージルは、カモミールから向けられる心配に涙を流すほど愛情に飢えた寂しい少年だった。
エドマンド男爵家での日々がなければ、彼は愛情を知ることもなかっただろう。知ってしまったからこそ、寂しさを感じるようになったのだ。
彼の優しさは、寂しさの裏返しだった。人当たりのいい笑顔は、嫌われないための鎧だった。
人の愛を求めるからこそ、尽くす。それはヴァージルにとって無意識の行動だったかもしれないが、カモミールはそんなヴァージルだからこそ恋をし、エノラは孫に抱くような愛情を向けた。
彼はこの家で過ごした間、幸せだっただろう。けれど、偽りの上に築いた幸せには終わりが来ることを知っていた。エドマンド男爵家での幸せな幼年期の終わりが、まさにそうだったのだから。
幸せになるのが怖いと言っていたヴァージルは、その先に何が待っているかをよくわかっていた。過去2回失敗してきた侯爵家と近付く計画の鍵であるカモミールは、今回は侯爵家と良い関係を築いていて、「もしかするとこのままミリーと一緒に居続けることができるかもしれない」と彼は一縷の望みに賭けたのかもしれない。
それはたくさんの可能性の中で、ごくごく少ない確率でしか辿り着けない未来であったはずだ。カモミールが頭痛を頻繁に起こすようになったことで、彼女を愛しているヴァージルは魔法を使うことをやめてしまったのだから。
「あなた、馬鹿だわ。自分が大事なら、自分の幸せが大事なら、私が苦しんでても魔法を使い続ければよかったのに。……でも、それができない人だったから……」
バラの花を胸にカモミールは涙を流す。確かに自分の身を守りたいだけなら、カモミールの記憶が蘇らないよう封じ続けるのが「間諜であるヴァージル」にとっての上策だったはずだ。
でも、彼はカモミールの苦しむ姿に心を痛めてしまった。孤独に凍えていた頃に出会い、明るい笑顔で友人として彼を照らし続けてきたカモミールという名の太陽を、何より大事に思ってしまった。
「向いてないのよ、間諜なんて。魔法使いなのは間違いないとしても、向き不向きってものがあるじゃない。向いてないことを無理にし続けるから、自分も周りも不幸にして」
ヴァージルは1日でも長くこの生活を続けたかっただろう。いつか酷い終わりが来ると予期していたから、ヴァージルという名で過ごす今を大事にしていた。
カモミールの言葉は彼が去った直接的な原因ではあるが、遅かれ早かれその時は来るはずだったのだ。
考えれば考えるほど、彼の計画は無理があった。万全を期すなら、カモミールの友人として実家へ付いていき、家族の記憶も書き換えておくべきだった。
それをしなかったのは、ヴァージル自身が「こんな計画なんて失敗してしまえと」思っていたからではないか――カモミールはそう気づいてしまった。
それでも、幼い頃から刷り込まれた間諜としての意識は、彼に任務を放棄させることはなかった。――カモミールの言葉さえなければ。
私の前から消えてとヴァージルに告げた自分の声が、カモミールを苛んでいた。それはひび割れた堤防を決壊させる最後の一押しでしかなかったが、彼女はずっと悔やみ続けている。
「会いたいよ……」
間諜なんかやめて、ここで平穏に暮らせばいい。そう心の底から願いながらも、間諜の寝返りなど許されるわけがないともカモミールは理解していた。
ゼルストラに戻ったヴァージルがどうなるのか、その先を考える度に冷たい手で心臓を握りつぶされるような感覚を味わう。
いつもヴァージルとふたりで食べていた夕食は、買ってきた最低限の簡単なもので済ませるようになっていた。元々華奢な体格だったが、頬の丸みも削げて手首の辺りははっきりと骨が浮き出るようになってしまった。腰回りもすっかり細くなってしまい、そんなカモミールを見てタマラが心を痛めている。
ヴァージルの事情を知らなかったとはいえ、彼の背中を押したのはタマラなのだ。彼女の悔悟もカモミールの自責の念を強くした。全てが悪循環だ。
休まないで仕事を続けるカモミールのやつれように、キャリーがとうとう苦言を呈するようになった。けれどやはり遅くまで制作を続けて、疲労感にようやく帰宅を決めたカモミールは近くで聞こえた草を踏みしめるような音に足を止めた。
「ミリー」
ずっと聞きたいと願っていた声は幻聴としか思えなかった。体が強ばって、動くことができない。
後ろから聞こえた声に、振り向くことも躊躇われる。振り向いて誰もいなかったら、今度こそ頑張って立っている力がなくなってしまうから。
「ミリー、お願いがあるんだ、こっちを向いて」
「ヴァージル!?」
弱々しいが、間違いなく本物のヴァージルの声だった。弾かれたようにカモミールは振り返り、工房の庭に身を潜めるように屈んでいるヴァージルを目にした。
「ヴァージル! ああ、本物だわ……」
工房の窓から漏れる光でしかその姿は見えなかったけれども、柔らかそうな金髪も、男性としては細い姿も、紛れもなくヴァージルのものだった。
駆け寄って地面に膝をつき彼に抱きついたカモミールの肩に、ヴァージルはくたりと頭をもたれさせた。
「本物のミリーだ……よかった」
噛みしめるような声は力がない。触れる手は夏にも関わらず冷たくて、再会の喜びよりも不安が頭を持ち上げる。
「ごめんなさい、あなたの気持ちを何も考えてなくて酷いことを言って……私、ずっとヴァージルに会いたかった」
ヴァージルの背に細い腕を回して、カモミールは青ざめた。彼の体もはっきりとわかるほどに細くなっていたのだ。
「へましちゃった……ゼルストラの魔法使いに毒を入れられて。これはもう死ぬなって思ったら、最期に君の顔が見たくて。僕のわがままに巻き込んでごめん」
カモミールの顔を見ようと、ヴァージルが辛そうに頭を動かす。久しぶりに見た恋人は、いつものように優しい笑顔で、けれど悲しそうな色をその瞳に湛えていた。
「……こんなときにもへらへらしてるのね」
「それと、謝りたかった」
「許してない。……許してないよ。でも、幼馴染みだった記憶は偽物でも、ヴァージルが側にいた4年間は嘘じゃないの! 私の気持ちも、操られてあなたを愛したんじゃない! ……だから、余計辛かった。離れてる間もずっと辛かった。だって、今でもあなたを愛してるから」
涙を流すカモミールを見て、ヴァージルが幸せそうにふわりと笑う。それがあまりに見慣れた笑顔だったので、彼が自分の前で偽っていたのは、本当に少しの事柄だけだったのだとカモミールは理解出来た。
「ああ……最期にそんな言葉が聞けて、それだけで僕は幸せだったと思えるよ。……ありがとう、ミリー……」
ゼルストラからフォールズ辺境伯領を越えて、ここまで辿り着くのは彼にとっては大変なことだったのだろう。ヴァージルが弱っていることはカモミールにもはっきりとわかったし、そういう人間が気が抜けたときにどうなるかもよく知っている。
安堵のためか声の最後はか細く消えていき、力尽きたようにヴァージルが瞼を閉じる。
カモミールは震えながらも彼の首に手を添え、脈を確かめた。弱々しいけれども、彼はまだ生きている。
それに気づいた瞬間、カモミールは泣き叫ぶようにテオを呼んだ。長い脚をもつれさせるようにしながら工房からテオが飛び出してきて、ヴァージルに気づいて目を見開いている。
「テオ、お願い、ヴァージルを部屋に運んであげて。毒を入れられたって。でもまだ生きてるの!」
「部屋に運べばいいんだな? わかった」
テオが軽々とヴァージルを抱き上げて、すぐ隣にあるエノラの家へと向かう。
そしてカモミールは走り出していた。最も信頼する医師――ガストンの元へと。
これは自分への戒めだ。ヴァージルの感情を理解しようともせずに、一方的に糾弾し、彼を立ち去らせてしまったことに対しての。
あの夜の会話は、驚くほど鮮明に脳裏に焼き付いていて、ふとしたときに蘇る。
そして、振り返る度思うのは、結局ヴァージルはゼルストラの間諜であることを幼い頃から強いられていて当然のことだと思っていたが、それでも「いっそ知らせてくれればいい」「裏ギルドなんて潰れてしまえと思ってる」と言うくらいにはそれを厭っていたのだ。
カモミールに出会ったばかりの頃のヴァージルは、カモミールから向けられる心配に涙を流すほど愛情に飢えた寂しい少年だった。
エドマンド男爵家での日々がなければ、彼は愛情を知ることもなかっただろう。知ってしまったからこそ、寂しさを感じるようになったのだ。
彼の優しさは、寂しさの裏返しだった。人当たりのいい笑顔は、嫌われないための鎧だった。
人の愛を求めるからこそ、尽くす。それはヴァージルにとって無意識の行動だったかもしれないが、カモミールはそんなヴァージルだからこそ恋をし、エノラは孫に抱くような愛情を向けた。
彼はこの家で過ごした間、幸せだっただろう。けれど、偽りの上に築いた幸せには終わりが来ることを知っていた。エドマンド男爵家での幸せな幼年期の終わりが、まさにそうだったのだから。
幸せになるのが怖いと言っていたヴァージルは、その先に何が待っているかをよくわかっていた。過去2回失敗してきた侯爵家と近付く計画の鍵であるカモミールは、今回は侯爵家と良い関係を築いていて、「もしかするとこのままミリーと一緒に居続けることができるかもしれない」と彼は一縷の望みに賭けたのかもしれない。
それはたくさんの可能性の中で、ごくごく少ない確率でしか辿り着けない未来であったはずだ。カモミールが頭痛を頻繁に起こすようになったことで、彼女を愛しているヴァージルは魔法を使うことをやめてしまったのだから。
「あなた、馬鹿だわ。自分が大事なら、自分の幸せが大事なら、私が苦しんでても魔法を使い続ければよかったのに。……でも、それができない人だったから……」
バラの花を胸にカモミールは涙を流す。確かに自分の身を守りたいだけなら、カモミールの記憶が蘇らないよう封じ続けるのが「間諜であるヴァージル」にとっての上策だったはずだ。
でも、彼はカモミールの苦しむ姿に心を痛めてしまった。孤独に凍えていた頃に出会い、明るい笑顔で友人として彼を照らし続けてきたカモミールという名の太陽を、何より大事に思ってしまった。
「向いてないのよ、間諜なんて。魔法使いなのは間違いないとしても、向き不向きってものがあるじゃない。向いてないことを無理にし続けるから、自分も周りも不幸にして」
ヴァージルは1日でも長くこの生活を続けたかっただろう。いつか酷い終わりが来ると予期していたから、ヴァージルという名で過ごす今を大事にしていた。
カモミールの言葉は彼が去った直接的な原因ではあるが、遅かれ早かれその時は来るはずだったのだ。
考えれば考えるほど、彼の計画は無理があった。万全を期すなら、カモミールの友人として実家へ付いていき、家族の記憶も書き換えておくべきだった。
それをしなかったのは、ヴァージル自身が「こんな計画なんて失敗してしまえと」思っていたからではないか――カモミールはそう気づいてしまった。
それでも、幼い頃から刷り込まれた間諜としての意識は、彼に任務を放棄させることはなかった。――カモミールの言葉さえなければ。
私の前から消えてとヴァージルに告げた自分の声が、カモミールを苛んでいた。それはひび割れた堤防を決壊させる最後の一押しでしかなかったが、彼女はずっと悔やみ続けている。
「会いたいよ……」
間諜なんかやめて、ここで平穏に暮らせばいい。そう心の底から願いながらも、間諜の寝返りなど許されるわけがないともカモミールは理解していた。
ゼルストラに戻ったヴァージルがどうなるのか、その先を考える度に冷たい手で心臓を握りつぶされるような感覚を味わう。
いつもヴァージルとふたりで食べていた夕食は、買ってきた最低限の簡単なもので済ませるようになっていた。元々華奢な体格だったが、頬の丸みも削げて手首の辺りははっきりと骨が浮き出るようになってしまった。腰回りもすっかり細くなってしまい、そんなカモミールを見てタマラが心を痛めている。
ヴァージルの事情を知らなかったとはいえ、彼の背中を押したのはタマラなのだ。彼女の悔悟もカモミールの自責の念を強くした。全てが悪循環だ。
休まないで仕事を続けるカモミールのやつれように、キャリーがとうとう苦言を呈するようになった。けれどやはり遅くまで制作を続けて、疲労感にようやく帰宅を決めたカモミールは近くで聞こえた草を踏みしめるような音に足を止めた。
「ミリー」
ずっと聞きたいと願っていた声は幻聴としか思えなかった。体が強ばって、動くことができない。
後ろから聞こえた声に、振り向くことも躊躇われる。振り向いて誰もいなかったら、今度こそ頑張って立っている力がなくなってしまうから。
「ミリー、お願いがあるんだ、こっちを向いて」
「ヴァージル!?」
弱々しいが、間違いなく本物のヴァージルの声だった。弾かれたようにカモミールは振り返り、工房の庭に身を潜めるように屈んでいるヴァージルを目にした。
「ヴァージル! ああ、本物だわ……」
工房の窓から漏れる光でしかその姿は見えなかったけれども、柔らかそうな金髪も、男性としては細い姿も、紛れもなくヴァージルのものだった。
駆け寄って地面に膝をつき彼に抱きついたカモミールの肩に、ヴァージルはくたりと頭をもたれさせた。
「本物のミリーだ……よかった」
噛みしめるような声は力がない。触れる手は夏にも関わらず冷たくて、再会の喜びよりも不安が頭を持ち上げる。
「ごめんなさい、あなたの気持ちを何も考えてなくて酷いことを言って……私、ずっとヴァージルに会いたかった」
ヴァージルの背に細い腕を回して、カモミールは青ざめた。彼の体もはっきりとわかるほどに細くなっていたのだ。
「へましちゃった……ゼルストラの魔法使いに毒を入れられて。これはもう死ぬなって思ったら、最期に君の顔が見たくて。僕のわがままに巻き込んでごめん」
カモミールの顔を見ようと、ヴァージルが辛そうに頭を動かす。久しぶりに見た恋人は、いつものように優しい笑顔で、けれど悲しそうな色をその瞳に湛えていた。
「……こんなときにもへらへらしてるのね」
「それと、謝りたかった」
「許してない。……許してないよ。でも、幼馴染みだった記憶は偽物でも、ヴァージルが側にいた4年間は嘘じゃないの! 私の気持ちも、操られてあなたを愛したんじゃない! ……だから、余計辛かった。離れてる間もずっと辛かった。だって、今でもあなたを愛してるから」
涙を流すカモミールを見て、ヴァージルが幸せそうにふわりと笑う。それがあまりに見慣れた笑顔だったので、彼が自分の前で偽っていたのは、本当に少しの事柄だけだったのだとカモミールは理解出来た。
「ああ……最期にそんな言葉が聞けて、それだけで僕は幸せだったと思えるよ。……ありがとう、ミリー……」
ゼルストラからフォールズ辺境伯領を越えて、ここまで辿り着くのは彼にとっては大変なことだったのだろう。ヴァージルが弱っていることはカモミールにもはっきりとわかったし、そういう人間が気が抜けたときにどうなるかもよく知っている。
安堵のためか声の最後はか細く消えていき、力尽きたようにヴァージルが瞼を閉じる。
カモミールは震えながらも彼の首に手を添え、脈を確かめた。弱々しいけれども、彼はまだ生きている。
それに気づいた瞬間、カモミールは泣き叫ぶようにテオを呼んだ。長い脚をもつれさせるようにしながら工房からテオが飛び出してきて、ヴァージルに気づいて目を見開いている。
「テオ、お願い、ヴァージルを部屋に運んであげて。毒を入れられたって。でもまだ生きてるの!」
「部屋に運べばいいんだな? わかった」
テオが軽々とヴァージルを抱き上げて、すぐ隣にあるエノラの家へと向かう。
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