31 / 42
第四章 初恋の人と複雑な思い
3
しおりを挟む
懐かしい思い出を頭の中で反芻しながら、エミリアは昔の友人と食事をしてからアウレディオの家へ行くというアルフレッドと、途中で違う道に入るフィオナと別れ、アウレディオと二人で、家までの坂道を歩いた。
「ディオ……アルが帰ってくるって、本当は知ってたんでしょ……昨日の手紙、ひょっとしてアルからだったの?」
「ああ」
あっさりと答えるアウレディオを責めるつもりは、エミリアにはなかった。
恨み言を言ってみても、きっとアウレディオは眉一つ動かさない。
「いきなり再会したほうが盛り上がるだろう? だから敢えて黙ってた。でもまさか地図を片手に、お前の仕事場まで捜しに行くとは思わなかったけどな……どうだ? 感動した?」
「知らない!」
エミリアはぷいっとそっぽを向いた。
確かに顔もまだはっきりとは見えない距離の時から、自分は窓の外の人物に釘づけになった。
昔からどうしようもなく、アルフレッドが気になることは確かだ。
しかしアルフレッドに対する思いを、簡単に『恋』だと言ってしまっていいのかは難しい。
(だってそれって……)
エミリアの沈黙をどういうふうに解釈したのか。
アウレディオはため息まじりに呟く。
「結局そうなんだよ」
エミリアはその横顔をじっと見つめる。
「どんなに憧れの人が増えたって、お前が好きなのは、結局子供の頃からアルフレッドなんだよ。今この時に、タイミングよくこの街に帰ってきたのが、何よりの証拠だろ?」
「それってもしかして……」
自分がぼんやりと考えていたことと、アウレディオの言わんとしていることは同じのように感じて、確認のために目だけで訴える。
(アルが私たちが捜してるミカエルだってこと……?)
軽々しく口に出してはいけないような気がした。
そうでなければ、とり返しのつかないことになりそうな気がする。
アウレディオも何も言わない。
ただじっとエミリアを見つめ返してくる。
その瞳は、とても穏やかで静けさに満ちているように感じた。
と同時に、なんだかもっと違う色を帯びているようにも思えてならなかった。
直感のようなその思いが、決してまちがいではなかったとエミリアが知るのは、まだこの時ではない。
翌日の夕方、再びアマンダの店を訪れたアルフレッドは、伸び放題になっていた髪をさっぱりと切り揃えていた。
紫色の瞳がいっそうはっきりと見えるようになって、エミリアは動揺を隠せない。
(ディオが変なこと言うから……なんだか変に意識しちゃう……!)
エミリアのほうはアルフレッドの一挙手一投足にドキドキしているのに、当の本人はそんなことはおかまいなしのようだ。
「すごい顔だなエミリア。まるで百面相だ」
などと言いながら、悪気なく笑っている。
同じことをもしアウレディオに言われたとしたら、エミリアはこぶしをふり上げて猛然と怒るところなのに、そうしようと思わないのはどういうことなのだろう。
誰に尋ねたとしても、返ってくる答えはおそらく一つだろう。
(私はやっぱり……アルのことが好きなの?)
自らに問いかけるエミリアは、「お邪魔だろうから、私は一人で帰るわ」といなくなったフィオナに別れを告げ、アルフレッドと二人で、夕暮れの街を家へと急いだ。
アウレディオも先に帰ったとのことだった。
「懐かしいな。すっかり変わった場所も多いけど、昔と全然変わってないところもある。エミリア……あの広場の隅の砂場を覚えてるか?」
「もちろん覚えているわ! 私がディオと一緒に砂のお城を作っていたら、いつだってアル率いる男の子たちに突撃されて、めちゃくちゃに壊されたのよ!」
口を尖らせて文句を言ったエミリアに、アルフレッドは大きな声で笑いだした。
「ハッハッハ。俺もまだまだガキだったからなあ。そんなことやったって逆効果だって今ならわかるんだけど……」
「逆効果?」
「ああ。ただのやきもちだったんだよ」
エミリアはハッとアルフレッドの顔を見上げた。
紫色の瞳がこれ以上ない優しさをたたえて、エミリアを見つめる。
昔のアルフレッドからはとても想像できない表情。
けれど再会してからは、何度もエミリアを動揺させる表情。
エミリアは慌てて、視線を前へ向け直した。
心臓が爆発しそうに激しく脈打っている。
黙っていると息が詰まりそうで、何かを話さなければと思うのだが、何を話したらいいのかまったく浮かんでこない。
パクパクと口を開けたり閉めたりをくり返すエミリアに、プッと小さく笑って、アルフレッドは唐突に口を開いた。
「俺さ、親父とお袋の本当の子供じゃなかったんだ」
そのあまりの内容に、エミリアははたと足を止めた。
しばらく固まった末に、目を剥いてアルフレッドを見上げる。
そんなエミリアに視線を落とし、アルフレッドは大きく破顔した。
「何だ? やっぱりすごい顔だぞ、エミリア」
屈託のない笑顔に、エミリアはアルフレッドの強さを感じた。
小さな頃からどんな時でも自分の力を信じ、それを出し切ることに躊躇がなかったアルフレッド。
彼はエミリアの知らない土地でも、そのままの心で成長し、そしてこんなに強い人になった。
「夫婦揃って事故に遭って、いよいよダメだって言い渡された時、見守る俺を呼び寄せて、実は養子だったなんて言うんだ。まったく……天地がひっくり返ったような驚きだったよ」
軽い口調と明るい声とは裏腹に、アルフレッドの話の内容は重く辛いものだった。
けれど驚きや悲しみや寂しさ、いろんなごちゃ混ぜの感情を自分の中で昇華し、乗り越えたからこそ、こんな話だって笑ってすることができるのだろう。
アルフレッドのその強さに、エミリアは激しく焦がれた。
「今まで信じてきたものが全部嘘だったような気がしてさ。しばらくは仕事も何もかも全部嫌になって、自暴自棄になったこともあったけど……でもおんなじ環境にいるあいつの言葉だけは、不思議といつでも心に響いた」
『あいつ』という言葉に、エミリアは思わずピクリと反応した。
色素の薄い柔らかな髪が、目の前をチラチラする。
「帰ってきたくなったんだよ……あいつがいる街に。そしてエミリアがいる街に……!」
不意に真顔になって自分を見つめるアルフレッドに、エミリアはどうしようもなくドキドキしていた。
しかしどうやらそのドキドキは、単純にアルフレッドのせいばかりとはいえないようだ。
彼が口にした『あいつ』という言葉に、どうしようもなく動揺する。
そんなエミリアに気づいているのかいないのか。
アルフレッドは少し切ないような表情で、いつもとは違う笑い方をする。
「帰ってきてよかったよ。きっと何かが変わる気がする」
さし出されたアルフレッドの右手を、エミリアはぎゅっと握りしめた。
「うん、私も。私もそう思う……」
漠然とした予感はあるものの、それがどういう変化なのか。
エミリアにはまだ、本当にはよくわからないままだった。
「ディオ……アルが帰ってくるって、本当は知ってたんでしょ……昨日の手紙、ひょっとしてアルからだったの?」
「ああ」
あっさりと答えるアウレディオを責めるつもりは、エミリアにはなかった。
恨み言を言ってみても、きっとアウレディオは眉一つ動かさない。
「いきなり再会したほうが盛り上がるだろう? だから敢えて黙ってた。でもまさか地図を片手に、お前の仕事場まで捜しに行くとは思わなかったけどな……どうだ? 感動した?」
「知らない!」
エミリアはぷいっとそっぽを向いた。
確かに顔もまだはっきりとは見えない距離の時から、自分は窓の外の人物に釘づけになった。
昔からどうしようもなく、アルフレッドが気になることは確かだ。
しかしアルフレッドに対する思いを、簡単に『恋』だと言ってしまっていいのかは難しい。
(だってそれって……)
エミリアの沈黙をどういうふうに解釈したのか。
アウレディオはため息まじりに呟く。
「結局そうなんだよ」
エミリアはその横顔をじっと見つめる。
「どんなに憧れの人が増えたって、お前が好きなのは、結局子供の頃からアルフレッドなんだよ。今この時に、タイミングよくこの街に帰ってきたのが、何よりの証拠だろ?」
「それってもしかして……」
自分がぼんやりと考えていたことと、アウレディオの言わんとしていることは同じのように感じて、確認のために目だけで訴える。
(アルが私たちが捜してるミカエルだってこと……?)
軽々しく口に出してはいけないような気がした。
そうでなければ、とり返しのつかないことになりそうな気がする。
アウレディオも何も言わない。
ただじっとエミリアを見つめ返してくる。
その瞳は、とても穏やかで静けさに満ちているように感じた。
と同時に、なんだかもっと違う色を帯びているようにも思えてならなかった。
直感のようなその思いが、決してまちがいではなかったとエミリアが知るのは、まだこの時ではない。
翌日の夕方、再びアマンダの店を訪れたアルフレッドは、伸び放題になっていた髪をさっぱりと切り揃えていた。
紫色の瞳がいっそうはっきりと見えるようになって、エミリアは動揺を隠せない。
(ディオが変なこと言うから……なんだか変に意識しちゃう……!)
エミリアのほうはアルフレッドの一挙手一投足にドキドキしているのに、当の本人はそんなことはおかまいなしのようだ。
「すごい顔だなエミリア。まるで百面相だ」
などと言いながら、悪気なく笑っている。
同じことをもしアウレディオに言われたとしたら、エミリアはこぶしをふり上げて猛然と怒るところなのに、そうしようと思わないのはどういうことなのだろう。
誰に尋ねたとしても、返ってくる答えはおそらく一つだろう。
(私はやっぱり……アルのことが好きなの?)
自らに問いかけるエミリアは、「お邪魔だろうから、私は一人で帰るわ」といなくなったフィオナに別れを告げ、アルフレッドと二人で、夕暮れの街を家へと急いだ。
アウレディオも先に帰ったとのことだった。
「懐かしいな。すっかり変わった場所も多いけど、昔と全然変わってないところもある。エミリア……あの広場の隅の砂場を覚えてるか?」
「もちろん覚えているわ! 私がディオと一緒に砂のお城を作っていたら、いつだってアル率いる男の子たちに突撃されて、めちゃくちゃに壊されたのよ!」
口を尖らせて文句を言ったエミリアに、アルフレッドは大きな声で笑いだした。
「ハッハッハ。俺もまだまだガキだったからなあ。そんなことやったって逆効果だって今ならわかるんだけど……」
「逆効果?」
「ああ。ただのやきもちだったんだよ」
エミリアはハッとアルフレッドの顔を見上げた。
紫色の瞳がこれ以上ない優しさをたたえて、エミリアを見つめる。
昔のアルフレッドからはとても想像できない表情。
けれど再会してからは、何度もエミリアを動揺させる表情。
エミリアは慌てて、視線を前へ向け直した。
心臓が爆発しそうに激しく脈打っている。
黙っていると息が詰まりそうで、何かを話さなければと思うのだが、何を話したらいいのかまったく浮かんでこない。
パクパクと口を開けたり閉めたりをくり返すエミリアに、プッと小さく笑って、アルフレッドは唐突に口を開いた。
「俺さ、親父とお袋の本当の子供じゃなかったんだ」
そのあまりの内容に、エミリアははたと足を止めた。
しばらく固まった末に、目を剥いてアルフレッドを見上げる。
そんなエミリアに視線を落とし、アルフレッドは大きく破顔した。
「何だ? やっぱりすごい顔だぞ、エミリア」
屈託のない笑顔に、エミリアはアルフレッドの強さを感じた。
小さな頃からどんな時でも自分の力を信じ、それを出し切ることに躊躇がなかったアルフレッド。
彼はエミリアの知らない土地でも、そのままの心で成長し、そしてこんなに強い人になった。
「夫婦揃って事故に遭って、いよいよダメだって言い渡された時、見守る俺を呼び寄せて、実は養子だったなんて言うんだ。まったく……天地がひっくり返ったような驚きだったよ」
軽い口調と明るい声とは裏腹に、アルフレッドの話の内容は重く辛いものだった。
けれど驚きや悲しみや寂しさ、いろんなごちゃ混ぜの感情を自分の中で昇華し、乗り越えたからこそ、こんな話だって笑ってすることができるのだろう。
アルフレッドのその強さに、エミリアは激しく焦がれた。
「今まで信じてきたものが全部嘘だったような気がしてさ。しばらくは仕事も何もかも全部嫌になって、自暴自棄になったこともあったけど……でもおんなじ環境にいるあいつの言葉だけは、不思議といつでも心に響いた」
『あいつ』という言葉に、エミリアは思わずピクリと反応した。
色素の薄い柔らかな髪が、目の前をチラチラする。
「帰ってきたくなったんだよ……あいつがいる街に。そしてエミリアがいる街に……!」
不意に真顔になって自分を見つめるアルフレッドに、エミリアはどうしようもなくドキドキしていた。
しかしどうやらそのドキドキは、単純にアルフレッドのせいばかりとはいえないようだ。
彼が口にした『あいつ』という言葉に、どうしようもなく動揺する。
そんなエミリアに気づいているのかいないのか。
アルフレッドは少し切ないような表情で、いつもとは違う笑い方をする。
「帰ってきてよかったよ。きっと何かが変わる気がする」
さし出されたアルフレッドの右手を、エミリアはぎゅっと握りしめた。
「うん、私も。私もそう思う……」
漠然とした予感はあるものの、それがどういう変化なのか。
エミリアにはまだ、本当にはよくわからないままだった。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
「あなたのことはもう忘れることにします。 探さないでください」〜 お飾りの妻だなんてまっぴらごめんです!
友坂 悠
恋愛
あなたのことはもう忘れることにします。
探さないでください。
そう置き手紙を残して妻セリーヌは姿を消した。
政略結婚で結ばれた公爵令嬢セリーヌと、公爵であるパトリック。
しかし婚姻の初夜で語られたのは「私は君を愛することができない」という夫パトリックの言葉。
それでも、いつかは穏やかな夫婦になれるとそう信じてきたのに。
よりにもよって妹マリアンネとの浮気現場を目撃してしまったセリーヌは。
泣き崩れ寝て転生前の記憶を夢に見た拍子に自分が生前日本人であったという意識が蘇り。
もう何もかも捨てて家出をする決意をするのです。
全てを捨てて家を出て、まったり自由に生きようと頑張るセリーヌ。
そんな彼女が新しい恋を見つけて幸せになるまでの物語。
愛する義兄に憎まれています
ミカン♬
恋愛
自分と婚約予定の義兄が子爵令嬢の恋人を両親に紹介すると聞いたフィーナは、悲しくて辛くて、やがて心は闇に染まっていった。
義兄はフィーナと結婚して侯爵家を継ぐはずだった、なのにフィーナも両親も裏切って真実の愛を貫くと言う。
許せない!そんなフィーナがとった行動は愛する義兄に憎まれるものだった。
2023/12/27 ミモザと義兄の閑話を投稿しました。
ふわっと設定でサクっと終わります。
他サイトにも投稿。
【完】貴方達が出ていかないと言うのなら、私が出て行きます!その後の事は知りませんからね
さこの
恋愛
私には婚約者がいる。
婚約者は伯爵家の次男、ジェラール様。
私の家は侯爵家で男児がいないから家を継ぐのは私です。お婿さんに来てもらい、侯爵家を未来へ繋いでいく、そう思っていました。
全17話です。
執筆済みなので完結保証( ̇ᵕ ̇ )
ホットランキングに入りました。ありがとうございますペコリ(⋆ᵕᴗᵕ⋆).+*
2021/10/04
【完結】もう辛い片想いは卒業して結婚相手を探そうと思います
ユユ
恋愛
大家族で大富豪の伯爵家に産まれた令嬢には
好きな人がいた。
彼からすれば誰にでも向ける微笑みだったが
令嬢はそれで恋に落ちてしまった。
だけど彼は私を利用するだけで
振り向いてはくれない。
ある日、薬の過剰摂取をして
彼から離れようとした令嬢の話。
* 完結保証付き
* 3万文字未満
* 暇つぶしにご利用下さい
婚約者に消えろと言われたので湖に飛び込んだら、気づけば三年が経っていました。
束原ミヤコ
恋愛
公爵令嬢シャロンは、王太子オリバーの婚約者に選ばれてから、厳しい王妃教育に耐えていた。
だが、十六歳になり貴族学園に入学すると、オリバーはすでに子爵令嬢エミリアと浮気をしていた。
そしてある冬のこと。オリバーに「私の為に消えろ」というような意味のことを告げられる。
全てを諦めたシャロンは、精霊の湖と呼ばれている学園の裏庭にある湖に飛び込んだ。
気づくと、見知らぬ場所に寝かされていた。
そこにはかつて、病弱で体の小さかった辺境伯家の息子アダムがいた。
すっかり立派になったアダムは「あれから三年、君は目覚めなかった」と言った――。
逃した番は他国に嫁ぐ
基本二度寝
恋愛
「番が現れたら、婚約を解消してほしい」
婚約者との茶会。
和やかな会話が落ち着いた所で、改まって座を正した王太子ヴェロージオは婚約者の公爵令嬢グリシアにそう願った。
獣人の血が交じるこの国で、番というものの存在の大きさは誰しも理解している。
だから、グリシアも頷いた。
「はい。わかりました。お互いどちらかが番と出会えたら円満に婚約解消をしましょう!」
グリシアに答えに満足したはずなのだが、ヴェロージオの心に沸き上がる感情。
こちらの希望を受け入れられたはずのに…、何故か、もやっとした気持ちになった。
義妹が大事だと優先するので私も義兄を優先する事にしました
さこの
恋愛
婚約者のラウロ様は義妹を優先する。
私との約束なんかなかったかのように…
それをやんわり注意すると、君は家族を大事にしないのか?冷たい女だな。と言われました。
そうですか…あなたの目にはそのように映るのですね…
分かりました。それでは私も義兄を優先する事にしますね!大事な家族なので!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる