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第一章 桜色の初恋
3:さし伸べられた手3
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「…………」
あの時の胸の痛みがリアルに蘇り、私は俯きぎみに歩き続ける。
母と暮らす古いアパートの前へ着くと、私たちの部屋に明かりが点いていた。
(お母さん! 今日は早く終わったんだ!)
私は喜んで古い鉄製の階段を駆け上った。
しかし、そうではなかった。
急いで開けたドアの向こう、台所と繋がる居間のテレビの前には、ごろりと横になっている澤井の姿があった。
(しまった!)
大きな音を響かせて階段を上がり、中を確認もせずドアを開けてしまったことを、後悔してももう遅い。
澤井はこちらを向かず、声だけかけてくる。
「帰ったのか? 飯」
「うん……」
今さらもう一度部屋を出ていくことなどできなかった。
居間の奥にある物置きを兼ねた私の部屋へ、ランドセルを置きに行くのも難しいので、台所の隅に置く。
母と二人暮らしの頃に使っていた小さな食卓の椅子にかけっぱなしのエプロンをつけ、私は冷蔵庫から取り出した野菜を切り始めた。
「はははっ、馬鹿か!」
テレビを見て悪態をついている澤井の声を聞きたくないので、わざと大きな音をたてて野菜を切る。
切り終わった野菜を炒め、煮こんでカレーのルーを入れていると、澤井の舌打ちが聞こえた。
「ちっ、またカレーかよ」
「…………!」
『だったら自分で他のものを作ればいいじゃないか』と、喉まで出かかった声を呑みこみ、私は乱暴に鍋をかき混ぜた。
澤井はかっとなるとすぐに手を上げる。
母にも私にも――。
その悪癖と、お酒を飲むとますます大きくなる声が、私は特に苦手だった。
母からも、『なるべく怒らせないようにね』と言われている。
母が一緒におらず、澤井と二人きりの時はなおさらだ。
「早くしろよ」
あきらかに私に向かって言い放たれる言葉は、あいかわらず澤井の大きな背中から聞こえてくる。
澤井が決してこちらをふり返らないと知っている私は、その背中を睨みながら、カレーをかき混ぜ続けた。
「ただいまー」
母が帰ってきたことにほっと安堵して、玄関のドアをふり返る。
「お帰りなさい」
「あ、千紗、ご飯作っててくれたんだ……いつもありがとう」
にっこりと微笑んだ母の顔が、普段以上に疲れているように見えた。
(お母さん?)
しかし私が声をかけるより先に、母が居間にいる澤井へ呼びかける。
「ちょっといい?」
澤井は首を巡らしてこちらを見ると、いかにも面倒くさそうにのろのろと起き上がった。
「なんだよ」
今入って来たばかりの玄関ドアを出ていく母に促され、澤井も部屋を出ていく。
私にはあまり聞かせたくない話をする時、母が場所を改めると私は知っていた。
「お母さん……」
不安に思って呼びかけると、ふり返りながら「大丈夫よ」と笑顔を向けられる。
しかし胸騒ぎが治まらない。
しばらくして一人で部屋へ帰ってきた母の頬は、真っ赤に腫れていた。
「お母さん!」
驚いて飛びついた私の長い髪を何度も撫で、母は寂しそうに微笑む。
「大丈夫よ……大丈夫……」
澤井が殴ったのだろうということは、すぐにわかった。
三カ月ほど前にトラブルが原因で仕事をクビになってから、澤井はいつもイライラしていた。母も私も何度殴られたかわからない。
私の腕に残る痣は、せめて頭や顔を殴られないように、必死に腕で庇った時にできたものだ。
三人分になった家計を一人で支えるため、懸命に働いて今帰ってきたばかりの母に、今日もパチンコへ行く以外は一日中部屋で寝転がっていたであろう澤井が手を上げたと思うと、私の中で沸々と怒りの感情が大きくなった。
「ねえ、お母さん……また前みたいに二人で暮らそう……二人だけで……それじゃ駄目なの?」
これまで心の中で思ってはいても、一度も口に出したことはない思いだった。
母ははっとしたように目を見開いたあと、困ったように微笑む。
何か答えてくれようと、ゆっくりと口を開きかけ――けれど私は、その返事を聞くことができなかった。
「お前が悪いんだろうが!」
すさまじい怒鳴り声と共に、体が真横へふき飛び、私は自分がその時ちょうど家へ帰ってきた澤井に殴られたことを知った。
左の頬が痛い。
台所の壁に叩きつけられた右肩も痛い。
でもそれよりも、すかさずにじり寄ってきた澤井に、怒りをこめて握られた喉が苦しくてたまらない。
「いつまで経ったって、俺を他人のように見る! 馬鹿にしてんのか! 仕事がなくなって……そんなに馬鹿みたいかよ!」
(そんなこと思ってない!)
心の叫びは言葉にならない。
頭の中が真っ白になるほど首を締められているのだから、口を開くこともできない。
私は心の中だけで、澤井には届きそうもない言葉をくり返していた。
(仲良くなろうって思った! ……でもぜんぜん私の話を聞いてくれなくて! 私のほうを見てもくれなくて!)
私に興味がなかったのは澤井だ。
最初から私を拒絶していたのは澤井だ。
なのに――。
「お前がいなきゃ! お前さえいなかったら!」
澤井は狂ったように叫びながら私を床へ叩きつけ、馬乗りになって殴り続ける。
どこがどうとも言えない痛みで気が遠くなる中、母の叫びが聞こえた。
「やめて! やめて! ……千紗!」
必死に澤井を止めようとし、そうできなくて、逆に殴られているような音が聞こえる。
「お母さんを叩くな!」
本当はいつだって心の中で我慢していた叫びを、血反吐交じりに叫んだ私の腕を、澤井の大きな手が掴んだ。
そのまま体を壁に叩きつけられ、意識が遠くなる。
「千紗! 千紗!」
薄れていく意識の中、母の泣き声と澤井の怒鳴り声が小さくなっていく。
(お母さんを叩かないで!)
何度も心の中でくり返しながら、私は意識を手放した。
あの時の胸の痛みがリアルに蘇り、私は俯きぎみに歩き続ける。
母と暮らす古いアパートの前へ着くと、私たちの部屋に明かりが点いていた。
(お母さん! 今日は早く終わったんだ!)
私は喜んで古い鉄製の階段を駆け上った。
しかし、そうではなかった。
急いで開けたドアの向こう、台所と繋がる居間のテレビの前には、ごろりと横になっている澤井の姿があった。
(しまった!)
大きな音を響かせて階段を上がり、中を確認もせずドアを開けてしまったことを、後悔してももう遅い。
澤井はこちらを向かず、声だけかけてくる。
「帰ったのか? 飯」
「うん……」
今さらもう一度部屋を出ていくことなどできなかった。
居間の奥にある物置きを兼ねた私の部屋へ、ランドセルを置きに行くのも難しいので、台所の隅に置く。
母と二人暮らしの頃に使っていた小さな食卓の椅子にかけっぱなしのエプロンをつけ、私は冷蔵庫から取り出した野菜を切り始めた。
「はははっ、馬鹿か!」
テレビを見て悪態をついている澤井の声を聞きたくないので、わざと大きな音をたてて野菜を切る。
切り終わった野菜を炒め、煮こんでカレーのルーを入れていると、澤井の舌打ちが聞こえた。
「ちっ、またカレーかよ」
「…………!」
『だったら自分で他のものを作ればいいじゃないか』と、喉まで出かかった声を呑みこみ、私は乱暴に鍋をかき混ぜた。
澤井はかっとなるとすぐに手を上げる。
母にも私にも――。
その悪癖と、お酒を飲むとますます大きくなる声が、私は特に苦手だった。
母からも、『なるべく怒らせないようにね』と言われている。
母が一緒におらず、澤井と二人きりの時はなおさらだ。
「早くしろよ」
あきらかに私に向かって言い放たれる言葉は、あいかわらず澤井の大きな背中から聞こえてくる。
澤井が決してこちらをふり返らないと知っている私は、その背中を睨みながら、カレーをかき混ぜ続けた。
「ただいまー」
母が帰ってきたことにほっと安堵して、玄関のドアをふり返る。
「お帰りなさい」
「あ、千紗、ご飯作っててくれたんだ……いつもありがとう」
にっこりと微笑んだ母の顔が、普段以上に疲れているように見えた。
(お母さん?)
しかし私が声をかけるより先に、母が居間にいる澤井へ呼びかける。
「ちょっといい?」
澤井は首を巡らしてこちらを見ると、いかにも面倒くさそうにのろのろと起き上がった。
「なんだよ」
今入って来たばかりの玄関ドアを出ていく母に促され、澤井も部屋を出ていく。
私にはあまり聞かせたくない話をする時、母が場所を改めると私は知っていた。
「お母さん……」
不安に思って呼びかけると、ふり返りながら「大丈夫よ」と笑顔を向けられる。
しかし胸騒ぎが治まらない。
しばらくして一人で部屋へ帰ってきた母の頬は、真っ赤に腫れていた。
「お母さん!」
驚いて飛びついた私の長い髪を何度も撫で、母は寂しそうに微笑む。
「大丈夫よ……大丈夫……」
澤井が殴ったのだろうということは、すぐにわかった。
三カ月ほど前にトラブルが原因で仕事をクビになってから、澤井はいつもイライラしていた。母も私も何度殴られたかわからない。
私の腕に残る痣は、せめて頭や顔を殴られないように、必死に腕で庇った時にできたものだ。
三人分になった家計を一人で支えるため、懸命に働いて今帰ってきたばかりの母に、今日もパチンコへ行く以外は一日中部屋で寝転がっていたであろう澤井が手を上げたと思うと、私の中で沸々と怒りの感情が大きくなった。
「ねえ、お母さん……また前みたいに二人で暮らそう……二人だけで……それじゃ駄目なの?」
これまで心の中で思ってはいても、一度も口に出したことはない思いだった。
母ははっとしたように目を見開いたあと、困ったように微笑む。
何か答えてくれようと、ゆっくりと口を開きかけ――けれど私は、その返事を聞くことができなかった。
「お前が悪いんだろうが!」
すさまじい怒鳴り声と共に、体が真横へふき飛び、私は自分がその時ちょうど家へ帰ってきた澤井に殴られたことを知った。
左の頬が痛い。
台所の壁に叩きつけられた右肩も痛い。
でもそれよりも、すかさずにじり寄ってきた澤井に、怒りをこめて握られた喉が苦しくてたまらない。
「いつまで経ったって、俺を他人のように見る! 馬鹿にしてんのか! 仕事がなくなって……そんなに馬鹿みたいかよ!」
(そんなこと思ってない!)
心の叫びは言葉にならない。
頭の中が真っ白になるほど首を締められているのだから、口を開くこともできない。
私は心の中だけで、澤井には届きそうもない言葉をくり返していた。
(仲良くなろうって思った! ……でもぜんぜん私の話を聞いてくれなくて! 私のほうを見てもくれなくて!)
私に興味がなかったのは澤井だ。
最初から私を拒絶していたのは澤井だ。
なのに――。
「お前がいなきゃ! お前さえいなかったら!」
澤井は狂ったように叫びながら私を床へ叩きつけ、馬乗りになって殴り続ける。
どこがどうとも言えない痛みで気が遠くなる中、母の叫びが聞こえた。
「やめて! やめて! ……千紗!」
必死に澤井を止めようとし、そうできなくて、逆に殴られているような音が聞こえる。
「お母さんを叩くな!」
本当はいつだって心の中で我慢していた叫びを、血反吐交じりに叫んだ私の腕を、澤井の大きな手が掴んだ。
そのまま体を壁に叩きつけられ、意識が遠くなる。
「千紗! 千紗!」
薄れていく意識の中、母の泣き声と澤井の怒鳴り声が小さくなっていく。
(お母さんを叩かないで!)
何度も心の中でくり返しながら、私は意識を手放した。
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