強制ハーレムな世界で元囚人の彼は今日もマイペースです。

きゅりおす

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5th フェーズ 決

No.133 最終局面

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「さあ、恐れるがいい!貴様らの目の前にあるのはこの世界の技術、その到達点だ!」
 
 ヴァ―リはユキチカ達を前に高々と笑っていた。
 彼の目の前には数々の修羅場を乗り越えて来た者達が立っている、しかしそんな事は大した問題ではない、ヴァ―リはそう考えていた。

 世界一の企業であるウルティメイト社、この会社が多大なリソースを割いて築き上げた施設。彼の城とも言えるこの場所と一体化した自分に敵などいるはずがない、と確固たる自信が彼にはあった。

 ヴァ―リの身体は今や変幻自在、処理能力の制限も無いに等しい。加えて破損していた施設の防衛兵器も修復された状態で手元にある。

「到達点ね……そう言う割には顔がユキチカではなく、昔のお前に戻っているぞ?顔を変形させ続けるのがキツイんだろ?夢見てたより到達点って大したことないね」
 イヴがヴァーリの顔を指差して言った。

 確かに施設を吸収してから顔が変わり、ユキチカではなく元のヴァ―リ・ジョーンズ自身の顔に戻っていた。

「バカなことを言うな。折角貴様らをこの手で殺せるんだ、自身の顔でやった方がいいだろ。今まで鬼丸ユキチカの顔だったのは貴様らへの嫌がらせさ」
 とヴァーリ。

「うわぁ、元部下ながら良い性格してるな。彼を選んだ上層部のマヌケ達に見せてやりたいよ」
 イヴは顔をしかめた。


「さて、お喋りはここまでだっ」
 ヴァーリは取り出した対空砲をイヴ向けて発砲。

「危な!話をいきなり切り上げて撃つとか!マジで嫌なやつ!」
 驚きながらもイヴは飛び退いて回避。

「すごいね!ヴァーリ秘密基地と合体したの?」
「みたいだね、ん?施設と合体か……」
 ユキチカの発言を聞き、シャーロットは一瞬考える。

「ねぇユキチカ、今のヴァーリって処理能力を上げるために施設を吸収したとか言ってるんだけど。それってアイツ自身に施設の一部が混ざってるってことかな?どう思う?」
 シャーロットがそんな質問をしてみるとユキチカはヴァ―リを観察して頷く。

「うーん、そうみたい!でも身体の中にそれようのコンピューターは無いみたい」
「多分それって施設にある通信使ってるんじゃない?という事は……」
 シャーロットとユキチカの目が合う。

「あ!きっとそうだよ!それ上手くいく!」
 ユキチカが親指を立ててそう言った。

「よーしじゃあさっそく……」
 シャーロットが話している最中、急に後ろに引っ張られた。
 ユキチカも別の方向に引っ張られた。

 すると二人が話していた場所に無数の弾丸が通過する。

「ちっ!余計なことを」
 ヴァ―リが舌打ちをした。
 彼は二人が話し合いをしていた二人の隙をついて、不意打ちを仕掛けたのだ。

 シャーロットはウルルが、ユキチカの事はジーナが助けた。

「大丈夫ですかお二人とも?」
 ウルルがユキチカとシャーロットの状態を確認する。

「もう!危ないよ!それで、そんな夢中で何を話してたの?」
 ジーナが質問する。

「ジーナ、一緒にヴァ―リのまわりでグルグルしよ!いける?」
 ユキチカが彼女にそう言った。

「余裕だよそれぐらい。良い作戦を思いついたんだね」
 ジーナは頷いてユキチカと共にヴァ―リの方向に駆け出す。


「私もウルルに手伝ってほしい事があるの!ひとまずはあっちに行こ!」
「分かりましたシャロ様」
 シャーロットとウルルはイヴの元に向かう。

「お、なんだい?どんな作戦を思いついたんだ?」
 イヴが二人の話に耳を貸す。

「なるほど……確かに、上手く行けば奴の能力を封じる事ができる。アイツを信じてみますか」
 二人から話を聞いたイヴは誰かに連絡をかける。


「ふん、逃げ回るだけで何もしてこないではないか!またつまらん時間稼ぎなどさせるか!」
 ヴァ―リは対空砲でイヴ達を狙う。

「シールド展開!」
 ユキチカはイヴ達とヴァ―リの間に杭を投げた。
 
 地面に突き刺さった複数の杭は互いの間にバリアを展開し、彼女達を弾丸から防いだ。

「くそ!」

「まだまだいくよー!ピっと」
 ユキチカがポケットから取り出した端末を操作する。
 すると地面を突き破って何かが飛び出して来た。

「なんだ?」
 現れたのは脱ぎ捨てられていたアーマーたちだった。

「あ、私のアーマー。そういえばオニツノと戦った時に脱いで、そのまま置いてきちゃったんだった。完全に忘れてた……」
 ジーナが自分のアーマーをみてそう言った。

「自動操縦機能が搭載された強化アーマー?それがどうした、殆どが半壊して使い物にならないじゃないか」
 ヴァ―リが言う通り、集まったアーマーの殆どは損傷が激しく、今の彼と戦闘できるようには見えない。

「合体!」
 ユキチカがそう言うとアーマーが分解され、一体に集約されていく。

「え!!合体?!」
 作業中のシャーロットが思わずユキチカの方を見る。
「気持ちは分かるけどこっちに集中してね」
 イヴは彼女に同感しつつも注意した。

「よーしこれで三対一だ!」
「そんなスクラップの寄せ集め、数に入ると思うな!」
 合体したアーマーが突撃する。

 アーマーは装備されている武器を一斉に放つ。
「こんなものを今更撃たれたところで!」

「そーれッ!」
 アーマーに気を取られていたヴァ―リの背後からジーナが攻撃する。

「ぬ!」
 ぐらつくヴァ―リ。

 ジーナの腕にはアーマーが取り付けられていた。

「アーマーで損傷を補うか、ガラクタをつけた所で!」
 ヴァ―リがジーナに殴り返そうとするが、それを合体アーマーが阻止。

「ちっ!またこれか!」
 苛立つヴァ―リ。

「そうだよ、あんたのやりたい事を徹底的にさせない」
「させないよー!」
 ユキチカとジーナがヴァ―リを挑発する。

 再度合体アーマーがヴァ―リに攻撃を仕掛ける。

「もういい!」
 ヴァ―リは攻撃された瞬間に身体を変形させ、無数の縄のようにした。
 接近して来た合体アーマーは回避が遅れ、捕まってしまう。
 
「これ以上貴様らのお遊びに付き合ってられるか!」
 彼はそのまま合体アーマーを引き裂いた。
 
「あらら」
 とユキチカ。

「次は……貴様らだ!」
 ヴァ―リがそう言うとユキチカとジーナの足元にある床を突き破って縄が飛び出して来た。

 反応しきれなかったのか、二人は足を掴まれてしまう。

「しまった、床に潜らせていたんだ。この!」
 ジーナが縄をちぎろうとするが無理そうだ。

「はぁ、ようやくだ。まずは二人ッ!」
 ヴァ―リは二人に近づこうとする、しかしその途中で膝をついてしまう。

「な、なんだ?身体の動きが重い?
 身体を変形させ形成した縄が元に戻り二人の拘束をといてしまう。

「なっ……!変形が勝手に?!」
 再度試みるが変形ができない。

「もう施設の処理能力は使えないよ。この施設のサーバーはダウンしたから、施設のコンピュータに繋がらないでしょ?」
 シャーロットの発言を聞きヴァ―リが眉間に皺を寄る。

「どうやって!誰かを施設の中に送ったのか?まさか下の連中か」
「半分正解、ヤスシさんに頼んで、外にいる人達に協力してもらった」
 イヴがヴァ―リに対しそう言った。

「ここのシステム、ハウンズの奴を殆どそのまま使ってるでしょ」
 シャーロットは誰かに連絡をする。

 連絡相手が誰か分かるように端末をヴァ―リに向けた。

「やぁヴァーリ、あれ?顔が変わったね」
 端末の画面に映ったのはプライスだった。

「貴様!」
「そう、貴方が傀儡に程度にしか思ってなかった宗教団体の教祖様だよ。ヤスシさんから連絡が来てね。ちょっと手伝ったのさ」
 プライスがヴァ―リに手をふる。

「〝あのウルティメイト社の裏の顔!〟ってニュースのリンクをネット上にばらまいた、リンクを踏んだ人間は施設のサーバーにアクセスする。私が作ったプログラムを乗せてね。短時間でここまでの仕込みは大変だったよ。優秀な協力者がいなければ無理だった」
 そう言ってプライスは隣にいるアンジェラを見た。

「殺人ロボを私達に差し向けたお返しよ!ウルルちゃーん!そいつにイジメられてない?大丈夫?」
「アンジェラ様!ご無事で何よりです」

 ウルルがアンジェラに返事をした。どうやらアンジェラたちは無事襲撃を乗り切ったようだ。

「アクセスだと?ここの設備で外部からのアクセスなど不可能なはず……そうか!」
「そう、私なら可能です。あなたの会社の高性能従者型アンドロイド、ですから」
 ウルルはお辞儀をした。

「いや、待てアクセスの負荷はどうする?中継地点なら同等の負荷がかかるはずだ!いくら貴様でも耐えられない筈だ!つまりこの作戦は長続きしない、付け焼き刃のものだ!」
 ヴァ―リが作戦の欠点について言及する。

「あーそれなら、ほら隠れてないでこっちに来てください、ブルジョさん」
 アンジェラがブルジョを画面の前に引っ張って来た。

「わ、私が手を貸した。他の経営者仲間にも連絡した。みんな君を一泡吹かせるためならと二つ返事で答えてくれたよ。名だたる企業たちの設備を総動員したんだ、そう簡単には落ちんよ」
 ふん、と胸を張ってみせるブルジョだが、声は震えていた。

「貴様は確か……逃げ出した裏切り者か!」

「まあ元とはいえ、自分の会社の商品の穴を突くみたいなのでちょっと気が引けるけど。でもあんたのそんな顔を観られてプラスだね。私たちの事をなんと呼んでたっけ?旧人類?旧時代の存在?いかがかな、そんな連中に台無しにされるご気分は?」

 プライスが嫌味な笑顔をみせる。

「許さんぞ!よくもよくも!」
 ヴァ―リの怒りが頂点に達する。

「貴様らはここで必ず!俺の手で仕留めなければならない!人形に臆病者もそこで待っていろ!こいつらが片付いたら次は貴様らだ!」
 彼は身体を変形させ始めた。

「おっと、ウルル!」
 その光景を見たユキチカがウルルを呼ぶ。

「ウソだろ?!やめるんだ!そのアサルトボットは不完全だ!君の許容量を超えた処理には対応できない!そのままだとアサルトボットに自分を奪われるぞ!」
 とイヴが叫ぶ。

「構うものか!俺が俺でなくなろうが!貴様らがこの世から消えればそれでいい!」
 その顔を大きく歪ませながら怒鳴るヴァ―リ。

「なんてことだ」
「どうなってるんですか?どうしてヴァ―リは変形ができるんですか?」
 シャーロットがイヴに質問する。

「奴は今無数のアサルトボットで身体が構成されている、それは何も身体だけではなく精神も同様だ。それを繋ぎとめているのは生身の頃の自分の記憶などの自己認識。だから元の肉体から大きく変形するには負担がかかるんだ。変形をしつつ元の認識を維持し続けないといけないからね。でないと自己認識が崩壊し、自分が自分ではなくなる」
「では、今のヴァ―リは」
 シャーロットの言葉に対してイヴが頷く。

「ああ、自己認識を保つことを捨て、変形している。このままでは奴の自我がなくなり正真正銘の戦闘兵器になる。このチップを使わないと」
 イヴがチップを取り出す。

「どうやって使うんですか?」
 シャーロットが聞く。

「ヴァ―リに取り付ければ良い、具体的には奴の身体の奥深くにこのチップを差し込む必要があるんだけど、アイツは頑丈すぎる。まさかジーナちゃんのパンチですらあいつをよろめかす程度なんて、流石に予想外だったよ。私には彼女以上の衝撃を生み出す手段はない、どうしたものか……」

「それならおれに任せてくれ、先生」
 イヴの後ろから声をかけたのはシドーだった。

「シドー!」
「おれの身体なら、いやユキチカが作ってくれたこの身体ならアイツにドカンと強烈なのお見舞いしてやれる」
 シドーはイヴにそう言って前に出る。

「貴様、まだ生きていたのか」
 ヴァ―リがシドーに気付く。

「よう、久しぶりにみたぜそのツラ。あれ?にしてはちょっと歪んでるか?そっちのがお似合いだぜ」
「今更何をしに来た、この死にぞこないがッ!」
 ヴァ―リが彼に攻撃を仕掛ける。

「ウルル!」
「はい!ユキチカ様!」
 ウルルとユキチカはヴァ―リの隙をつき、背後から迫り、彼に網を被せて拘束した。

「なんだこれは?!」

「ウルルの機能の一つ!編み物!」
「素材はあなたが破壊した床から拝借しました」
 ウルルは破壊された床から露出していた配線などを利用して捕縛網を作成したのだ。

「ありがとう、二人とも!さぁ喰らいな!」
 彼の両腕が吹き飛ぶほどの衝撃がヴァ―リを貫く。

 大穴が胴体に出来たヴァ―リ、すぐにその穴を塞ごうとする。

「ありがとう皆!」
 イヴが塞いでいく穴にチップを投げこんだ。

「な、なんだ?俺に何をした!」
 ヴァ―リが身体を変形させ、網の隙間からシドーを攻撃しようとした。
 だが攻撃は実行できなかった。

「なに?!身体が消えて……!!」
 変形した部分が消滅し始めたのだ。

「アサルトボットは自壊を始めた、投げ込まれたチップからの命令でね。お前の野望はここまでだよ、ヴァ―リ」
 イヴは静かにそう伝えるのだった。 

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