40 / 135
2nd フェーズ 集
No.40 キビとコウノの警官的日常
しおりを挟む
ここは警察署の側にあるカフェ、そこに一人の女性が緊張した様子で座っていた。
そんな彼女のもとにキビとコウノが現れる。
二人が席に着くとコーヒーを3杯、トレーに乗せて店員がテーブルにやってくる。
「どうもおまたせしてすみません、ウイト・ネスさんですね。連絡させてもらったキビです、こっちはコウノです。コーヒー勝手に頼んじゃいましたが良かったですか?」
「ええ、ありがとうございます、いい香りですね」
「アツアツなので、ヤケドしないように」
キビはそういってコーヒーをウイトに渡す。
ウイトは何度か息を吹きかけ、少しばかりコーヒーを口にした。
「ふぅ、ありがとうございます」
「それでは早速で申し訳ないのですが、ウイトさん、お話を聞かせて貰っても?」
キビがそう聞くと相手は頷いた。
「はい、大丈夫です。一昨日の夜はいつも通り寝てて。ふと夜に目を覚ましたら凄い光が。でもそんな光が出るようなものは近所にないんです。私は小さい頃から自然の中で過ごすのが好きで、それで今の会社に就職したんです。通勤しなくていい会社で、今は山の中で静かに暮らしています」
「念のためどのような企業かお聞きしても?」
コウノが質問する。
「ええ、農作物を扱っています。私の仕事はその品質の管理と搬出関係の管理です。とは言っても基本は報告が届くのでそれを確認するくらいの仕事ですが。基本は、ほらアンドロイドとかがやってくれるので」
「そうなんですね、ウイトさんは自然がお好きという事ですが、何か育てられたりは?」
コウノが再び質問をする。
「簡単な家庭菜園を、自分で全ての手入れをしています。普段の仕事ではアンドロイドだよりなので趣味ぐらいは自分でやろうかなって」
「なるほど、それでは夜に強い光を放つようなものはご自宅の周囲には無いのですね」
キビの発言に頷くウイト。
「なので怖かったですよ。でも気になって裏山まで行っちゃって。見たこともなくてあんな光、なんというか、そうシャボン玉みたいな」
「シャボン玉?」
彼女の発言が気になったキビは質問を重ねる。
「はい、シャボン玉みたいに球体なんですけどふよふよ風になびいているような。それでその光の中に街が見えたんです。本当なんです!自分でも変なことを言っている自覚はありますし、何度も夢じゃないかって思いました。でも違いました」
コウノが端末に一枚の画像を映して見せた。
「翌朝にこうなっていた、ということですね」
そこには大きく抉れた地面が映っていた。
その画像をみてウイトは頷く。
「これを見た夜の前後に、何かいつもと違うことはありませんでしたか?変な音がしたとか、これに似た変な光をみたとか、なんでもいいんです」
キビが質問するとウイトは少しばかりの時間を使い、記憶を探った。
「ごめんなさい、これ以外には何も」
「いえ、ありがとうございます。大変参考になりました。また何かありましたらご連絡を。これ私の連絡先です。ああ、そうだ、ウイトさん、最後に1つよろしいですか?ウイトさんの家の周辺に誰か住んでたり、何か施設があったりはしませんか?」
「いいえ、何も、だからあの家を選んで住んでいるので」
キビの質問に対して首を振るウイト。
彼女に対してキビとコウノは名刺を渡した。
「それでは帰り道お気をつけて」
二人はウイトを見送った。
「ふぅ、こっちの事件もまだ、よくわかってないままですね」
「確かに光るでっかいシャボン玉に関しては全く検討がつかないが、分かった事もある」
キビ達はオフィスに戻る。
「それで、分かった事ってなんですか?」
「1つ目はだだっ広い農場、2つ目は一人暮らしの家以外は周辺には何もない裏山で起きた」
話をしていると一人の警官が部屋に入って来た。
「キビさん!今度は川岸が抉れてたという話が」
「はい、3つ目、それの被害者は?」
「いません!その周辺は川ぐらいしかない場所で、発見者も川の側を車で通りかかった時に見つけたとのことです!」
その報告を聞いてキビは頷いた。
「よし分かった、ありがとな、戻っていいぞ」
「はい!失礼しました!」
警官は敬礼をして下がった。
「さて、これでより私の考えが確実になったな」
「どういうことですか?」
コウノが尋ねる。
「さっきの報告もいれて3つの同じような現象、それ以外に共通点があるんだ。何かわかるか?」
「え?うーん何でしょう。場所は全然違いますもんね。何かゆかりがあるような場所同士でもなさそう」
うーんと唸るコウノ。
そしてハッとする。
「あ!自然が豊かな所が多いです!」
「お、いい線だな。私の考えではこれを引き起こしてるヤツは人のいる場所を避けている。起きた事に注目すると規模はそれなりものだが、人の被害はゼロだ」
キビはオフィスにあるホワイトボードに事件現場を映した画像を数枚表示する。
「そうだとするとこの現象を引き起こしている、というか誰かが引き起こしているで確定なんですね、先輩の中では」
「当たり前だ、こんなのが自然現象であってたまるかよ」
「じゃあその犯人の目的は?」
コウノがそう聞くとキビはコーヒーを飲む。
「それは……さっぱり分からん!」
おもわずこけそうになるコウノ。
「なんですかそれ」
「まあ、そこは……ほら、専門家に聞いたほうが良いだろ?コーヒーお代わり」
マグカップをコウノに渡すキビ。
「朝から飲み過ぎですよ。お水にしておいてください」
ペットボトルの水を渡すコウノ。
「カフェイン中毒になるってか?私が警官になる前に言うべきだったな」
キビは自分のデスクから缶コーヒーを取り出す。無糖の凝縮ブラックだ。
呆れたようすでみるコウノ。
「なんだよ、私が自制の出来ないダメ人間だって?これでもタバコも止めたし、酒も仕事の合間に飲むことは控えるようにしたんだぞ」
そういってグイッと缶コーヒーを流し込むキビ。
「私たまにキビ先輩からお酒の匂いしてるのを黙ってるんですからね。鍵付きの引き出し……」
ボソッとコウノがそういうとキビが固まる。
「今度オフィスの掃除しましょうね」
「絶対いやだ」
そんな会話をして、情報をまとめたり等して過ごしていると
「やっほーカオルちゃん来たよー」
「おー、いいところに」
キビがそういうとコウノの所に連絡が入った。
「はい、ええ、もうオフィスに来てます。分かってます、そんな待ってくれるような方ではないと思うので。今度から待たせるときはお菓子を渡してください、それを食べている間は待ってくれるので」
コウノがその連絡に返答する。
「これわたしに来た!」
ユキチカは書類を取り出した。
「お、紙だ、なになに。プロジェクト名エデンズゲート?」
「ブルジョさんの所に潜入する前にお話してくれた農場の事、あれってそのプロジェクトが原因じゃないのかって」
「ブルジョさんはそういう妙な計画ばかり出してくるウルティメイトに不信感を抱いて、それで出資額を減らしたみたいです。他の襲われた人達も同じように出資額を減らした人達だったと」
シャーロットとジーナが説明する。
「なるほど……それで、この計画はどんなもんなんだ?なるべく私みたいなのにも分かるような優しい説明で頼む」
ユキチカがオフィスにあるボードを借りた、予定などが表示されているボードだ。彼はそれを裏返しにする。
「えっとね、ここにりんごが1つありましてー」
彼はりんごの絵を描く。
その次に半円を描く。
「これゲートね。ここをりんごを通すと」
もう一つの半円の線を少し離れた場所に描く。
「こっちにりんごが出てくる!」
「つまり瞬間移動ってやつか、できるのか?」
するとユキチカはりんごを消して点々を描いた。
「これを決めた場所にとばすの、それでその先でもう一度組み立てるの。あるいは」
彼はりんごを取り出す。
それに指を突き刺し貫通させた。
すると1人の警官がオフィスの扉をノックして入って来た。
「失礼します!またあの現象が!」
「よーし現場へゴー!」
ユキチカは指に林檎を刺したままオフィスの外に出ていく。
「ああ、ユキチカ様!」
ウルルが後を追う。
「それじゃあいつも通り現場へゴーするか」
キビ達は事件の起きた現場に向かうことに。
そんな彼女のもとにキビとコウノが現れる。
二人が席に着くとコーヒーを3杯、トレーに乗せて店員がテーブルにやってくる。
「どうもおまたせしてすみません、ウイト・ネスさんですね。連絡させてもらったキビです、こっちはコウノです。コーヒー勝手に頼んじゃいましたが良かったですか?」
「ええ、ありがとうございます、いい香りですね」
「アツアツなので、ヤケドしないように」
キビはそういってコーヒーをウイトに渡す。
ウイトは何度か息を吹きかけ、少しばかりコーヒーを口にした。
「ふぅ、ありがとうございます」
「それでは早速で申し訳ないのですが、ウイトさん、お話を聞かせて貰っても?」
キビがそう聞くと相手は頷いた。
「はい、大丈夫です。一昨日の夜はいつも通り寝てて。ふと夜に目を覚ましたら凄い光が。でもそんな光が出るようなものは近所にないんです。私は小さい頃から自然の中で過ごすのが好きで、それで今の会社に就職したんです。通勤しなくていい会社で、今は山の中で静かに暮らしています」
「念のためどのような企業かお聞きしても?」
コウノが質問する。
「ええ、農作物を扱っています。私の仕事はその品質の管理と搬出関係の管理です。とは言っても基本は報告が届くのでそれを確認するくらいの仕事ですが。基本は、ほらアンドロイドとかがやってくれるので」
「そうなんですね、ウイトさんは自然がお好きという事ですが、何か育てられたりは?」
コウノが再び質問をする。
「簡単な家庭菜園を、自分で全ての手入れをしています。普段の仕事ではアンドロイドだよりなので趣味ぐらいは自分でやろうかなって」
「なるほど、それでは夜に強い光を放つようなものはご自宅の周囲には無いのですね」
キビの発言に頷くウイト。
「なので怖かったですよ。でも気になって裏山まで行っちゃって。見たこともなくてあんな光、なんというか、そうシャボン玉みたいな」
「シャボン玉?」
彼女の発言が気になったキビは質問を重ねる。
「はい、シャボン玉みたいに球体なんですけどふよふよ風になびいているような。それでその光の中に街が見えたんです。本当なんです!自分でも変なことを言っている自覚はありますし、何度も夢じゃないかって思いました。でも違いました」
コウノが端末に一枚の画像を映して見せた。
「翌朝にこうなっていた、ということですね」
そこには大きく抉れた地面が映っていた。
その画像をみてウイトは頷く。
「これを見た夜の前後に、何かいつもと違うことはありませんでしたか?変な音がしたとか、これに似た変な光をみたとか、なんでもいいんです」
キビが質問するとウイトは少しばかりの時間を使い、記憶を探った。
「ごめんなさい、これ以外には何も」
「いえ、ありがとうございます。大変参考になりました。また何かありましたらご連絡を。これ私の連絡先です。ああ、そうだ、ウイトさん、最後に1つよろしいですか?ウイトさんの家の周辺に誰か住んでたり、何か施設があったりはしませんか?」
「いいえ、何も、だからあの家を選んで住んでいるので」
キビの質問に対して首を振るウイト。
彼女に対してキビとコウノは名刺を渡した。
「それでは帰り道お気をつけて」
二人はウイトを見送った。
「ふぅ、こっちの事件もまだ、よくわかってないままですね」
「確かに光るでっかいシャボン玉に関しては全く検討がつかないが、分かった事もある」
キビ達はオフィスに戻る。
「それで、分かった事ってなんですか?」
「1つ目はだだっ広い農場、2つ目は一人暮らしの家以外は周辺には何もない裏山で起きた」
話をしていると一人の警官が部屋に入って来た。
「キビさん!今度は川岸が抉れてたという話が」
「はい、3つ目、それの被害者は?」
「いません!その周辺は川ぐらいしかない場所で、発見者も川の側を車で通りかかった時に見つけたとのことです!」
その報告を聞いてキビは頷いた。
「よし分かった、ありがとな、戻っていいぞ」
「はい!失礼しました!」
警官は敬礼をして下がった。
「さて、これでより私の考えが確実になったな」
「どういうことですか?」
コウノが尋ねる。
「さっきの報告もいれて3つの同じような現象、それ以外に共通点があるんだ。何かわかるか?」
「え?うーん何でしょう。場所は全然違いますもんね。何かゆかりがあるような場所同士でもなさそう」
うーんと唸るコウノ。
そしてハッとする。
「あ!自然が豊かな所が多いです!」
「お、いい線だな。私の考えではこれを引き起こしてるヤツは人のいる場所を避けている。起きた事に注目すると規模はそれなりものだが、人の被害はゼロだ」
キビはオフィスにあるホワイトボードに事件現場を映した画像を数枚表示する。
「そうだとするとこの現象を引き起こしている、というか誰かが引き起こしているで確定なんですね、先輩の中では」
「当たり前だ、こんなのが自然現象であってたまるかよ」
「じゃあその犯人の目的は?」
コウノがそう聞くとキビはコーヒーを飲む。
「それは……さっぱり分からん!」
おもわずこけそうになるコウノ。
「なんですかそれ」
「まあ、そこは……ほら、専門家に聞いたほうが良いだろ?コーヒーお代わり」
マグカップをコウノに渡すキビ。
「朝から飲み過ぎですよ。お水にしておいてください」
ペットボトルの水を渡すコウノ。
「カフェイン中毒になるってか?私が警官になる前に言うべきだったな」
キビは自分のデスクから缶コーヒーを取り出す。無糖の凝縮ブラックだ。
呆れたようすでみるコウノ。
「なんだよ、私が自制の出来ないダメ人間だって?これでもタバコも止めたし、酒も仕事の合間に飲むことは控えるようにしたんだぞ」
そういってグイッと缶コーヒーを流し込むキビ。
「私たまにキビ先輩からお酒の匂いしてるのを黙ってるんですからね。鍵付きの引き出し……」
ボソッとコウノがそういうとキビが固まる。
「今度オフィスの掃除しましょうね」
「絶対いやだ」
そんな会話をして、情報をまとめたり等して過ごしていると
「やっほーカオルちゃん来たよー」
「おー、いいところに」
キビがそういうとコウノの所に連絡が入った。
「はい、ええ、もうオフィスに来てます。分かってます、そんな待ってくれるような方ではないと思うので。今度から待たせるときはお菓子を渡してください、それを食べている間は待ってくれるので」
コウノがその連絡に返答する。
「これわたしに来た!」
ユキチカは書類を取り出した。
「お、紙だ、なになに。プロジェクト名エデンズゲート?」
「ブルジョさんの所に潜入する前にお話してくれた農場の事、あれってそのプロジェクトが原因じゃないのかって」
「ブルジョさんはそういう妙な計画ばかり出してくるウルティメイトに不信感を抱いて、それで出資額を減らしたみたいです。他の襲われた人達も同じように出資額を減らした人達だったと」
シャーロットとジーナが説明する。
「なるほど……それで、この計画はどんなもんなんだ?なるべく私みたいなのにも分かるような優しい説明で頼む」
ユキチカがオフィスにあるボードを借りた、予定などが表示されているボードだ。彼はそれを裏返しにする。
「えっとね、ここにりんごが1つありましてー」
彼はりんごの絵を描く。
その次に半円を描く。
「これゲートね。ここをりんごを通すと」
もう一つの半円の線を少し離れた場所に描く。
「こっちにりんごが出てくる!」
「つまり瞬間移動ってやつか、できるのか?」
するとユキチカはりんごを消して点々を描いた。
「これを決めた場所にとばすの、それでその先でもう一度組み立てるの。あるいは」
彼はりんごを取り出す。
それに指を突き刺し貫通させた。
すると1人の警官がオフィスの扉をノックして入って来た。
「失礼します!またあの現象が!」
「よーし現場へゴー!」
ユキチカは指に林檎を刺したままオフィスの外に出ていく。
「ああ、ユキチカ様!」
ウルルが後を追う。
「それじゃあいつも通り現場へゴーするか」
キビ達は事件の起きた現場に向かうことに。
0
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件
森 拓也
キャラ文芸
俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。
学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。
そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる