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第三章 記憶の彼方
第二十八話 メリアタウン防衛戦 Ⅰ
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鳴り響く鐘の音が止んだ時。巨人の沈黙してた機関が一斉に動き出した。歯車の音が聞こえ、関節が動き出す。油が切れている個所も多々見られる巨人は金切り声を上げて稼働し始めた。あれは頭部だろうか、巨人のてっぺんから一度に大量の水蒸気が噴き出した。
メリアタウンに居る者たちはそれが一体何なのか全く予想が付いていなかった、未知を見上げる彼らの表情は困惑しており、これからこの巨人がどうなるのか、よもや動くのかと見守っているまさにその時に稼働を始めた。民衆はパニックに陥る。商工ギルドや民間軍達が市民の一斉非難を誘導するが街中混乱の渦にある。
パニックになっていたのは何も市民だけではない、こんな予期せぬ事態に陥った傭兵部隊や城壁の上で大砲を管理している民間兵も何が起きたのか混乱していた。最初に動いたのは巨人の方だった、城壁外に現れた巨人はメリアタウンへと一歩足を動かした、また一歩。ゆっくりではあるがその度に大きな地震が起きる。遠くから見ているレイ達からすればスローモーションでこっちに近づいてくるようにも見える。あまりの恐怖で平静を保てなかった兵士が城壁に設けてある大砲のクランクを回して標準を巨人へと合わせ、トリガーを引いた。
砲弾は見る見るうちに巨人へと向かい、胸部へと着弾する。一度轟音が鳴り響いた後爆発が起きて巨人が少しだけよろけた。その一発が戦闘の合図にもなった。次々と大砲が発射されていく、曲射弾道で近づくそれは何発も巨人に命中するが余りにも固い装甲に傷はおろかへこみすら付かなかった。
「始まったぞレイ、俺達もいこうぜ!」
呆然と立ち尽くしているレイ達だったが大砲の音でガズルが我に返る、真っ先に走り出したガズルの背中を追う様にアデルとギズーも走り出す。レイはまだその巨人を見上げていた、一体これは何なのか、なんの目的でここに現れたのか、いや……目的何てないのかもしれない。偶然この場所に現れたのか、まさか本当にミト達を追って来たのか。そんなことが頭の中でグルグルと回っている。そして後ろに居るミト達を咄嗟に見つめた。
「ミトさん、アレが何なのか分かりますか?」
「いえ……いいえ!」
彼女もまた怯えていた、知らないというがその表情には何か気がかりなものが残っている。
「此処は危険です、直ぐに皆さんと非難してください」
「レイさん、あなたは?」
「僕は今からアレを倒してきます、大丈夫、僕達はこう見えて結構強いんですから」
そう言うとレイもその場を後にしてアデル達の後を走って追いかける。雨が降り続く中彼女たちはびしょ濡れでその場に立っている、ミラが彼女の元へ近づき震える手を握った。
「姉さん、アレって……」
「分かってるわミラ、覚えていないけど見た事はある。たぶん私達が最後に見た物――」
二人はそれぞれそう受け答えをした、ミラの右側にファリックが近寄ってきて同じように巨人を見上げた。彼もまたこの巨人を見たような気がしていた。
「オイラも何となく見た気がするんだアレ」
ここで初めてファリックが口を開いた、ずっとミラの後ろで隠れる様にしていた彼だが決して口が聞けなくなっていたわけではない。その性格が災いしていたのかずっと黙っていた。
「人見知りも大概にしてよねファリック、とりあえずどうすれば良いかな姉さん」
「……もしもアレが私達を追ってきたのならあの人たちに全て任せるわけには行かない、何とかしないと。でもどうすればいいの」
三人は記憶はないものの、確かにそれを見た気がしていた。こちらへやってくる前、それも最後に見たものとしてイメージだけが脳内のどこかに存在していた。
「どっせぇぇぇぇっい!」
砲弾が巨人へ無数に飛ぶ中ガズルが巨人の足元に高く飛ぶ、右手に重力球を作り出し振りかぶってそれをぶつけた。だが巨人にダメージが入っているようには全く見えない。巨人の足が動きそのまま弾き飛ばされてしまう。城壁へとまっすぐに跳ね返されてぶつかるとゆっくり地面に落ちようとしていた。だが城壁の石段を左手でつかむとそのまま上へと昇っていく。
「ガズル君大丈夫か?」
「あぁ、でもビクともしねぇぞアレ」
城壁の上に居た兵士がガズルに手を差し伸べている、それを掴んで最後の段を飛び越え城壁の上へと到着する。右手を見てみると拳の処から流血しているのが分かった。これまで重力球を使っての攻撃でどんなものでも吹き飛ばしてきた彼だったが今回ばかりはあまりにも固すぎる装甲に手を焼いていた。
「痛ってぇな畜生、なんて固さだ」
ポケットからハンカチを取り出して右手の負傷部分を巻き始める、左手と口でハンカチを縛るともう一度巨人をにらみつけた。眼下にはアデルが走って巨人に向かっていくのが見えた、その後ろにはライフルに法術弾を装填しているギズーの姿も見える。
「アデル! 生半可な攻撃じゃビクともしねぇぞぉ!」
この雨の中アデルにできることと言えばおそらく剣による斬撃だろう、しかしガズルが先に仕掛けた通り彼の物理攻撃は一切通じていなかった。その中で彼より非力のアデルの攻撃がどこまで通じるのかは不明だ。仮に炎帝剣聖結界を発動させたとしてもだ。おそらくアデルは自分の最大火力で攻撃するつもりでいるだろうとガズルは考えていた。
「炎帝剣聖結界」
ガズルの予想は当たっていた、この雨の中炎帝剣聖結界を発動させるだけのコントロールを保持しているのには正直に驚くところだが、その効果がどこまで通用するのか。しかしそれは良い意味で予想を裏切ってくれた。
「合わせろアデル!」
アデルの後方、法術弾の装填を完了させたギズーが空に銃口を向けた。巨人ではなく空へだ、トリガーを引き発射された弾丸は速度を増して空へと昇っていく。一瞬光を放ったと思った瞬間雲が大きな円状に広がりを見せ青空が顔を見せた。それを見たガズルが一瞬何が起きたのかと目を疑った。次にギズーは素早くスピンコックを行い次弾を装填すると同時に排莢を行った。両手で構えて目標を確認する、ドットサイトを覗き込み巨人へ標準を合わせた。
「ガズル、俺の合図と同時に重力爆弾だ!
アデルの叫び声がガズルに届いた、そして彼等二人が何をしようとしているのか理解する。ガズルは立ち上がると負傷した右手ではなく左手を頭上に掲げて重力球を作り出す、それも今まで作り出した大きさの何十倍ものサイズで作り出した。一瞬だけ目の前の視界が歪む、かつてないほど巨大な重力球を作り出したガズルだったが体内のエーテル貯蓄量が並程度である彼にとってこの大きさはまさに規格外であるからだ。
「簡単に言いやがって畜生……急げアデル! 長く持たねぇぞっ!」
右手でずれた眼鏡を掛けなおして巨人を睨んだ、そしてアデルの合図が二人の耳に届いく。アデルは高く飛び上がるとヤミガラスを抜刀し剣先から生じる摩擦熱を何十倍にも膨れ上がらせ巨大な炎を作り出した、それと同時にギズーが引き金を引いて法術弾を発射さえる。巨人の足元に着弾すると弾丸ははじけ飛び中に格納された法術が一気に暴走する。風だ。巨大な竜巻が巻き起こり巨人の体を飲み込んでいく。そこにアデルが作り出した巨大な炎が吸い込まれて行き炎と風は互いに共存するように激しく魅かれあい、巨大な火柱を作り出した。
「「「トライ・ディザスター」」」
最後にガズルが城壁から巨人目掛けて飛ぶとその巨大な重力球を投げつける。巨人の体全体を包み込むほどの大きさは無かったが巻き起こる火柱と共に巨人の体は重力球に吸い込まれて行った。彼らが行った攻撃は三つ、一つはアデルによる炎法術による攻撃、次にギズーによる風法術弾による竜巻攻撃、そしてガズルの重力球による攻撃。それらは一つ一つの攻撃力としてではなく、三つの複合攻撃による連携攻撃である。
思いついたのはアデルだ、以前の戦いで一度だけ成功したこの連携攻撃。耐法術障壁を使える者には然程効果が無いが、今回の相手は巨大な金属を纏った巨人である。灼熱の業火に焼かれればその分厚い装甲も溶けるだろうと考えたのだ。
「今だ! 撃て撃て撃て撃てぇ!」
メリアタウンに居る者たちはそれが一体何なのか全く予想が付いていなかった、未知を見上げる彼らの表情は困惑しており、これからこの巨人がどうなるのか、よもや動くのかと見守っているまさにその時に稼働を始めた。民衆はパニックに陥る。商工ギルドや民間軍達が市民の一斉非難を誘導するが街中混乱の渦にある。
パニックになっていたのは何も市民だけではない、こんな予期せぬ事態に陥った傭兵部隊や城壁の上で大砲を管理している民間兵も何が起きたのか混乱していた。最初に動いたのは巨人の方だった、城壁外に現れた巨人はメリアタウンへと一歩足を動かした、また一歩。ゆっくりではあるがその度に大きな地震が起きる。遠くから見ているレイ達からすればスローモーションでこっちに近づいてくるようにも見える。あまりの恐怖で平静を保てなかった兵士が城壁に設けてある大砲のクランクを回して標準を巨人へと合わせ、トリガーを引いた。
砲弾は見る見るうちに巨人へと向かい、胸部へと着弾する。一度轟音が鳴り響いた後爆発が起きて巨人が少しだけよろけた。その一発が戦闘の合図にもなった。次々と大砲が発射されていく、曲射弾道で近づくそれは何発も巨人に命中するが余りにも固い装甲に傷はおろかへこみすら付かなかった。
「始まったぞレイ、俺達もいこうぜ!」
呆然と立ち尽くしているレイ達だったが大砲の音でガズルが我に返る、真っ先に走り出したガズルの背中を追う様にアデルとギズーも走り出す。レイはまだその巨人を見上げていた、一体これは何なのか、なんの目的でここに現れたのか、いや……目的何てないのかもしれない。偶然この場所に現れたのか、まさか本当にミト達を追って来たのか。そんなことが頭の中でグルグルと回っている。そして後ろに居るミト達を咄嗟に見つめた。
「ミトさん、アレが何なのか分かりますか?」
「いえ……いいえ!」
彼女もまた怯えていた、知らないというがその表情には何か気がかりなものが残っている。
「此処は危険です、直ぐに皆さんと非難してください」
「レイさん、あなたは?」
「僕は今からアレを倒してきます、大丈夫、僕達はこう見えて結構強いんですから」
そう言うとレイもその場を後にしてアデル達の後を走って追いかける。雨が降り続く中彼女たちはびしょ濡れでその場に立っている、ミラが彼女の元へ近づき震える手を握った。
「姉さん、アレって……」
「分かってるわミラ、覚えていないけど見た事はある。たぶん私達が最後に見た物――」
二人はそれぞれそう受け答えをした、ミラの右側にファリックが近寄ってきて同じように巨人を見上げた。彼もまたこの巨人を見たような気がしていた。
「オイラも何となく見た気がするんだアレ」
ここで初めてファリックが口を開いた、ずっとミラの後ろで隠れる様にしていた彼だが決して口が聞けなくなっていたわけではない。その性格が災いしていたのかずっと黙っていた。
「人見知りも大概にしてよねファリック、とりあえずどうすれば良いかな姉さん」
「……もしもアレが私達を追ってきたのならあの人たちに全て任せるわけには行かない、何とかしないと。でもどうすればいいの」
三人は記憶はないものの、確かにそれを見た気がしていた。こちらへやってくる前、それも最後に見たものとしてイメージだけが脳内のどこかに存在していた。
「どっせぇぇぇぇっい!」
砲弾が巨人へ無数に飛ぶ中ガズルが巨人の足元に高く飛ぶ、右手に重力球を作り出し振りかぶってそれをぶつけた。だが巨人にダメージが入っているようには全く見えない。巨人の足が動きそのまま弾き飛ばされてしまう。城壁へとまっすぐに跳ね返されてぶつかるとゆっくり地面に落ちようとしていた。だが城壁の石段を左手でつかむとそのまま上へと昇っていく。
「ガズル君大丈夫か?」
「あぁ、でもビクともしねぇぞアレ」
城壁の上に居た兵士がガズルに手を差し伸べている、それを掴んで最後の段を飛び越え城壁の上へと到着する。右手を見てみると拳の処から流血しているのが分かった。これまで重力球を使っての攻撃でどんなものでも吹き飛ばしてきた彼だったが今回ばかりはあまりにも固すぎる装甲に手を焼いていた。
「痛ってぇな畜生、なんて固さだ」
ポケットからハンカチを取り出して右手の負傷部分を巻き始める、左手と口でハンカチを縛るともう一度巨人をにらみつけた。眼下にはアデルが走って巨人に向かっていくのが見えた、その後ろにはライフルに法術弾を装填しているギズーの姿も見える。
「アデル! 生半可な攻撃じゃビクともしねぇぞぉ!」
この雨の中アデルにできることと言えばおそらく剣による斬撃だろう、しかしガズルが先に仕掛けた通り彼の物理攻撃は一切通じていなかった。その中で彼より非力のアデルの攻撃がどこまで通じるのかは不明だ。仮に炎帝剣聖結界を発動させたとしてもだ。おそらくアデルは自分の最大火力で攻撃するつもりでいるだろうとガズルは考えていた。
「炎帝剣聖結界」
ガズルの予想は当たっていた、この雨の中炎帝剣聖結界を発動させるだけのコントロールを保持しているのには正直に驚くところだが、その効果がどこまで通用するのか。しかしそれは良い意味で予想を裏切ってくれた。
「合わせろアデル!」
アデルの後方、法術弾の装填を完了させたギズーが空に銃口を向けた。巨人ではなく空へだ、トリガーを引き発射された弾丸は速度を増して空へと昇っていく。一瞬光を放ったと思った瞬間雲が大きな円状に広がりを見せ青空が顔を見せた。それを見たガズルが一瞬何が起きたのかと目を疑った。次にギズーは素早くスピンコックを行い次弾を装填すると同時に排莢を行った。両手で構えて目標を確認する、ドットサイトを覗き込み巨人へ標準を合わせた。
「ガズル、俺の合図と同時に重力爆弾だ!
アデルの叫び声がガズルに届いた、そして彼等二人が何をしようとしているのか理解する。ガズルは立ち上がると負傷した右手ではなく左手を頭上に掲げて重力球を作り出す、それも今まで作り出した大きさの何十倍ものサイズで作り出した。一瞬だけ目の前の視界が歪む、かつてないほど巨大な重力球を作り出したガズルだったが体内のエーテル貯蓄量が並程度である彼にとってこの大きさはまさに規格外であるからだ。
「簡単に言いやがって畜生……急げアデル! 長く持たねぇぞっ!」
右手でずれた眼鏡を掛けなおして巨人を睨んだ、そしてアデルの合図が二人の耳に届いく。アデルは高く飛び上がるとヤミガラスを抜刀し剣先から生じる摩擦熱を何十倍にも膨れ上がらせ巨大な炎を作り出した、それと同時にギズーが引き金を引いて法術弾を発射さえる。巨人の足元に着弾すると弾丸ははじけ飛び中に格納された法術が一気に暴走する。風だ。巨大な竜巻が巻き起こり巨人の体を飲み込んでいく。そこにアデルが作り出した巨大な炎が吸い込まれて行き炎と風は互いに共存するように激しく魅かれあい、巨大な火柱を作り出した。
「「「トライ・ディザスター」」」
最後にガズルが城壁から巨人目掛けて飛ぶとその巨大な重力球を投げつける。巨人の体全体を包み込むほどの大きさは無かったが巻き起こる火柱と共に巨人の体は重力球に吸い込まれて行った。彼らが行った攻撃は三つ、一つはアデルによる炎法術による攻撃、次にギズーによる風法術弾による竜巻攻撃、そしてガズルの重力球による攻撃。それらは一つ一つの攻撃力としてではなく、三つの複合攻撃による連携攻撃である。
思いついたのはアデルだ、以前の戦いで一度だけ成功したこの連携攻撃。耐法術障壁を使える者には然程効果が無いが、今回の相手は巨大な金属を纏った巨人である。灼熱の業火に焼かれればその分厚い装甲も溶けるだろうと考えたのだ。
「今だ! 撃て撃て撃て撃てぇ!」
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