64 / 141
第二章 神苑の瑠璃 後編
第二十一話 神苑の瑠璃 ―紅の大地― Ⅰ
しおりを挟む
近隣の街にて馬を調達した五人、夜通し馬を走らせて封印の洞窟へと急いでいた。
封印の洞窟はカルナックの家から馬で五日程、帝国本部から部隊を率いているという情報から徒歩と推測するに三週間は掛かる。帝国が動き出したと情報をキャッチしたのは今から二週間と数日前、ギリギリ同着かレイ達が少し遅れて到着するような日数だった。
しかし初日に夜通し走ったお蔭で時間の短縮は出来ただろう、このままのペースで走っていくべきなのだろうがそれでは馬が疲弊しきってしまう。なので二日目の夜は野宿をして馬共々一緒に休むことになった。
野宿と言ってもキャンプと言っても過言ではないかもしれない。カルナックの荷物の中にテントが幾つか用意されている。それと同時にこの寒い冬の時期に外で寝泊まりをすることを考えたカルナックはとっておきをカバンから取り出した。それは何時しか見た陽光石だ、それもかなり純度の高い陽光石で一週間は使い続けても壊れない代物である。
しかし彼らはもはや驚くことはなかった、レイ達四人はもうカルナックが何を取り出しても驚くだけ疲れると知っていた。貴重品や骨董品等々様々な希少アイテムを所持するカルナックにその都度突っ込みをするのも野暮な話である。
再び雪が舞い始める、レイ達にとって今年三回目の雪だ。帝国軍の拠点がある北部に行けば積雪量も増えたりするがここ南部で大量な降雪はあまり記憶にない。温暖な南部では年に一度雪が降れば珍しいとも言われる、今年の冬は何か特別に寒い気もする。それは五人が感じていることでもある。雪は夜通し降り続き積雪は観測史上最高を記録した。
三日目の朝、最初にテントを出たのはレイだった。辺り一面銀世界だった昨夜から引き続き驚いたのはその積雪量だった。膝下まで積もった雪はレイの瞳には異常事態ともとれる程に見えていた。
先ほども述べたがこれ程の降雪量はこの地方にしては珍しい、まして南部の平地でこれ程ともなれば北部は一体どうなっているだろうと考えてしまっていた。
続いて出てきたアデルも同じように驚く、だがこの積雪が彼らの足を止める結果となってしまう。昨夜まではそれほど積もっていなかったからこそ馬で駆け抜けてくることが出来たがこれでは馬はもう走れない。ショートカットするために山を越えようとした事が裏目に出てしまった。急いでカルナックのテントに向かい外を見る様に促す、するとカルナックは表情を曇らせてしまった。
「困りましたね、これでは馬は使えません」
試しに積もった雪を踏みつけてみる、ずっぽりと足が埋まるほど柔らかい雪だった。やはりここから先馬で移動することは適わない。まだ山頂付近、下手に下りれば雪崩も引き起こす可能性も出てくる。困り果てたカルナックは懐から煙草を取り出して指で火をつけた。
それを見たアデルがカルナックに自分の分もとすり寄ってくる、思えばレイと出会ってからずっと吸っていなかった煙草に我慢が出来なかったようだ。しかしカルナックはそれを拒んだ。子供が吸っていいものではないと説教じみた事を言いながら自分はプカプカと煙を吐き出している。それがアデルは悔しくて仕方がなかった。
しかめっ面で悩んでいるところにレイが一つ提案をする。それは以前に一度だけ使ったスカイワーズ使用の提案だ。人数分は無いものの一台につき二人までなら乗ることが出来る。それは以前にメルと山を滑空した時に実証済みだ。すっかり忘れていた存在を思い出して準備をする。その間朝食の支度を整えて調理を始める。
食事が出来た処でレイの作業も完了した、試作機含めて三台が運用可能であることが分かった。これで五人ギリギリ山を下りることが出来る。乗り合いはこうだ、レイとアデルで一台、ガズルとギズーで一台、そしてカルナックで一台の計三台。食事を終えると馬を放してテントを片づけ始める、忘れ物等が無い事を確認した後それぞれスカイワーズに捕まって各自その場を飛んだ。
初段ブースターで空高く浮かび上がるとそのまま滑空を始める、先頭にレイ達、二番目にガズル達がきて最後にカルナックのスカイワーズが飛んでいる。その速度は以前のソレとはかけ離れたスピードを誇る。馬と同じかそれ以上の速度で滑空をし三十秒後に二番目のブースターが火を噴く。初段ブースターで上昇した距離よりも遥かに高く飛び上がった。
「あーあー、聞こえますか?」
突然耳元でカルナックの声が聞こえた、彼等五人の耳には小さなプラスチックが挟まっている。これもカルナックが持ち合わせていた骨董品の一つだ。古代の技術で作られた通信機器でエーテルを媒体とする。エネルギーもその装着者のエーテルを養分に起動するが、座れる量は微々たる量だ。だがこの中で一人だけ聞こえない少年がいる。ギズーである、彼はエーテルを持ち合わせていない。カルナックとは逆に一切エーテルを持たずに生まれてくる人間もいる、これは一年に百人いるかどうかだがカルナックの様に異常な性質ではない。その為ギズーの代わりに一緒に滑空してるガズルが全体の声を伝える。
「聞こえますよ先生、こちらは感度良好です」
最初に渡された時は何だろうと思った四人だが、その効果には驚きが隠せない。通信範囲は然程大きくないが半径十キロ程度なら届く古代の遺産だという割には保存状態が極めて良好なところも驚かされる一つでもある。
「結構です、目の前の小さな山を越えればあとは平坦な道のりです。この速度なら明日のお昼には到着するでしょう」
意外と近いところにあるのだと四人は考えたが、発見されてから幾年。噂が広がりいつしか人が立ち寄らない場所になっていた為人が立ち寄らない場所がどうなっているかを知る。眼下に広がる白銀の世界だが人が通れるような道などあまりない、獣道と化したそれらは必然と人間を遠ざける。故に秘境となることが多い。ここもその一つと言える。中央大陸南部の最東端、手前に広がる山々によって塞がれた天然の要塞が更に人々を遠ざける。その結果が此処だ。
封印の洞窟はカルナックの家から馬で五日程、帝国本部から部隊を率いているという情報から徒歩と推測するに三週間は掛かる。帝国が動き出したと情報をキャッチしたのは今から二週間と数日前、ギリギリ同着かレイ達が少し遅れて到着するような日数だった。
しかし初日に夜通し走ったお蔭で時間の短縮は出来ただろう、このままのペースで走っていくべきなのだろうがそれでは馬が疲弊しきってしまう。なので二日目の夜は野宿をして馬共々一緒に休むことになった。
野宿と言ってもキャンプと言っても過言ではないかもしれない。カルナックの荷物の中にテントが幾つか用意されている。それと同時にこの寒い冬の時期に外で寝泊まりをすることを考えたカルナックはとっておきをカバンから取り出した。それは何時しか見た陽光石だ、それもかなり純度の高い陽光石で一週間は使い続けても壊れない代物である。
しかし彼らはもはや驚くことはなかった、レイ達四人はもうカルナックが何を取り出しても驚くだけ疲れると知っていた。貴重品や骨董品等々様々な希少アイテムを所持するカルナックにその都度突っ込みをするのも野暮な話である。
再び雪が舞い始める、レイ達にとって今年三回目の雪だ。帝国軍の拠点がある北部に行けば積雪量も増えたりするがここ南部で大量な降雪はあまり記憶にない。温暖な南部では年に一度雪が降れば珍しいとも言われる、今年の冬は何か特別に寒い気もする。それは五人が感じていることでもある。雪は夜通し降り続き積雪は観測史上最高を記録した。
三日目の朝、最初にテントを出たのはレイだった。辺り一面銀世界だった昨夜から引き続き驚いたのはその積雪量だった。膝下まで積もった雪はレイの瞳には異常事態ともとれる程に見えていた。
先ほども述べたがこれ程の降雪量はこの地方にしては珍しい、まして南部の平地でこれ程ともなれば北部は一体どうなっているだろうと考えてしまっていた。
続いて出てきたアデルも同じように驚く、だがこの積雪が彼らの足を止める結果となってしまう。昨夜まではそれほど積もっていなかったからこそ馬で駆け抜けてくることが出来たがこれでは馬はもう走れない。ショートカットするために山を越えようとした事が裏目に出てしまった。急いでカルナックのテントに向かい外を見る様に促す、するとカルナックは表情を曇らせてしまった。
「困りましたね、これでは馬は使えません」
試しに積もった雪を踏みつけてみる、ずっぽりと足が埋まるほど柔らかい雪だった。やはりここから先馬で移動することは適わない。まだ山頂付近、下手に下りれば雪崩も引き起こす可能性も出てくる。困り果てたカルナックは懐から煙草を取り出して指で火をつけた。
それを見たアデルがカルナックに自分の分もとすり寄ってくる、思えばレイと出会ってからずっと吸っていなかった煙草に我慢が出来なかったようだ。しかしカルナックはそれを拒んだ。子供が吸っていいものではないと説教じみた事を言いながら自分はプカプカと煙を吐き出している。それがアデルは悔しくて仕方がなかった。
しかめっ面で悩んでいるところにレイが一つ提案をする。それは以前に一度だけ使ったスカイワーズ使用の提案だ。人数分は無いものの一台につき二人までなら乗ることが出来る。それは以前にメルと山を滑空した時に実証済みだ。すっかり忘れていた存在を思い出して準備をする。その間朝食の支度を整えて調理を始める。
食事が出来た処でレイの作業も完了した、試作機含めて三台が運用可能であることが分かった。これで五人ギリギリ山を下りることが出来る。乗り合いはこうだ、レイとアデルで一台、ガズルとギズーで一台、そしてカルナックで一台の計三台。食事を終えると馬を放してテントを片づけ始める、忘れ物等が無い事を確認した後それぞれスカイワーズに捕まって各自その場を飛んだ。
初段ブースターで空高く浮かび上がるとそのまま滑空を始める、先頭にレイ達、二番目にガズル達がきて最後にカルナックのスカイワーズが飛んでいる。その速度は以前のソレとはかけ離れたスピードを誇る。馬と同じかそれ以上の速度で滑空をし三十秒後に二番目のブースターが火を噴く。初段ブースターで上昇した距離よりも遥かに高く飛び上がった。
「あーあー、聞こえますか?」
突然耳元でカルナックの声が聞こえた、彼等五人の耳には小さなプラスチックが挟まっている。これもカルナックが持ち合わせていた骨董品の一つだ。古代の技術で作られた通信機器でエーテルを媒体とする。エネルギーもその装着者のエーテルを養分に起動するが、座れる量は微々たる量だ。だがこの中で一人だけ聞こえない少年がいる。ギズーである、彼はエーテルを持ち合わせていない。カルナックとは逆に一切エーテルを持たずに生まれてくる人間もいる、これは一年に百人いるかどうかだがカルナックの様に異常な性質ではない。その為ギズーの代わりに一緒に滑空してるガズルが全体の声を伝える。
「聞こえますよ先生、こちらは感度良好です」
最初に渡された時は何だろうと思った四人だが、その効果には驚きが隠せない。通信範囲は然程大きくないが半径十キロ程度なら届く古代の遺産だという割には保存状態が極めて良好なところも驚かされる一つでもある。
「結構です、目の前の小さな山を越えればあとは平坦な道のりです。この速度なら明日のお昼には到着するでしょう」
意外と近いところにあるのだと四人は考えたが、発見されてから幾年。噂が広がりいつしか人が立ち寄らない場所になっていた為人が立ち寄らない場所がどうなっているかを知る。眼下に広がる白銀の世界だが人が通れるような道などあまりない、獣道と化したそれらは必然と人間を遠ざける。故に秘境となることが多い。ここもその一つと言える。中央大陸南部の最東端、手前に広がる山々によって塞がれた天然の要塞が更に人々を遠ざける。その結果が此処だ。
0
お気に入りに追加
34
あなたにおすすめの小説
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
錬金術師カレンはもう妥協しません
山梨ネコ
ファンタジー
「おまえとの婚約は破棄させてもらう」
前は病弱だったものの今は現在エリート街道を驀進中の婚約者に捨てられた、Fランク錬金術師のカレン。
病弱な頃、支えてあげたのは誰だと思っているのか。
自棄酒に溺れたカレンは、弾みでとんでもない条件を付けてとある依頼を受けてしまう。
それは『血筋の祝福』という、受け継いだ膨大な魔力によって苦しむ呪いにかかった甥っ子を救ってほしいという貴族からの依頼だった。
依頼内容はともかくとして問題は、報酬は思いのままというその依頼に、達成報酬としてカレンが依頼人との結婚を望んでしまったことだった。
王都で今一番結婚したい男、ユリウス・エーレルト。
前世も今世も妥協して付き合ったはずの男に振られたカレンは、もう妥協はするまいと、美しく強く家柄がいいという、三国一の男を所望してしまったのだった。
ともかくは依頼達成のため、錬金術師としてカレンはポーションを作り出す。
仕事を通じて様々な人々と関わりながら、カレンの心境に変化が訪れていく。
錬金術師カレンの新しい人生が幕を開ける。
※小説家になろうにも投稿中。
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
青の折り紙
ポテトバサー
ホラー
大学生の敬太(けいた)は、小学校教諭の教育実習を終えたばかりの彼女、由恵(よしえ)を誘い、遊園地へ来ていた。
人で賑わう園内で遅めの昼食をとった二人は、休憩も兼ねて観覧車に乗った。
ゆっくりと回り続けるゴンドラ。その閉ざされた空間で、由恵は教育実習での出来事を話し始める。
以前、他サイトで投稿した三人称視点のホラー短編小説です。改訂版です。怖がりな方でも読めるかと思います。紙とペンがあるとより楽しめるかと思います。よく分からないという方は、私のブログでご確認を。
ハニーローズ ~ 『予知夢』から始まった未来変革 ~
悠月 星花
ファンタジー
「背筋を伸ばして凛とありたい」
トワイス国にアンナリーゼというお転婆な侯爵令嬢がいる。
アンナリーゼは、小さい頃に自分に関わる『予知夢』を見れるようになり、将来起こるであろう出来事を知っていくことになる。
幼馴染との結婚や家族や友人に囲まれ幸せな生活の予知夢見ていた。
いつの頃か、トワイス国の友好国であるローズディア公国とエルドア国を含めた三国が、インゼロ帝国から攻められ戦争になり、なすすべもなく家族や友人、そして大切な人を亡くすという夢を繰り返しみるようになる。
家族や友人、大切な人を守れる未来が欲しい。
アンナリーゼの必死の想いが、次代の女王『ハニーローズ』誕生という選択肢を増やす。
1つ1つの選択を積み重ね、みんなが幸せになれるようアンナリーゼは『予知夢』で見た未来を変革していく。
トワイス国の貴族として、強くたくましく、そして美しく成長していくアンナリーゼ。
その遊び場は、社交界へ学園へ隣国へと活躍の場所は変わっていく……
家族に支えられ、友人に慕われ、仲間を集め、愛する者たちが幸せな未来を生きられるよう、死の間際まで凛とした薔薇のように懸命に生きていく。
予知の先の未来に幸せを『ハニーローズ』に託し繋げることができるのか……
『予知夢』に翻弄されながら、懸命に生きていく母娘の物語。
※この作品は、「カクヨム」「小説家になろう」「ノベルアップ+」「ノベリズム」にも掲載しています。
表紙は、菜見あぉ様にココナラにて依頼させていただきました。アンナリーゼとアンジェラです。
タイトルロゴは、草食動物様の企画にてお願いさせていただいたものです!
【完結】魔王なのに、勇者と間違えて召喚されたんだが?
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
『財政を立て直し、信賞必罰で部下を操る。魔王による圧倒的な世界改革!』
聖国バシレイアは、復活した魔王の脅威に晒されていた。恐怖におびえる人々が選んだ方法は、かつて魔王を封印した異世界勇者の召喚。しかし他力本願で呼び出されたのは――別世界の魔王サタンだった!?
魔王サタンにとっては日常だが、バシレイアでは非日常の連続。異世界魔王がこの世界の魔王を退け、国のあれこれに口出し手出しを行い、最終的に救世主になってしまう。誤解されるチート系、俺様魔王のどたばた復国記。
敵を排除し、狩りをし、魔物を倒し、複数の女性を無自覚に侍らせる。内政にあれこれ手出し口出ししながら、聖国バシレイアを建て直す――異端ファンタジー。
※魔物退治や断罪シーンがあるため、R15
★挿絵あり
初代表紙イラスト:たくお様(https://profile.coconala.com/users/1162112)
表紙、口絵、挿絵イラスト:伊藤知実さま(@TomomiIto1100)
【完結】2021/01/29
【同時掲載】アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、小説家になろう、ノベルアップ+
※2022/06/17 第10回ネット小説大賞、二次選考通過
※2022/05/13 第10回ネット小説大賞、一次選考通過
※2021/12/16 第1回 一二三書房WEB小説大賞、一次審査通過
※2021/08/16 「HJ小説大賞2021前期『小説家になろう』部門」一次選考通過
※2021/08/13 「第9回ネット小説大賞」一次選考通過
※2020/07/16 「エブリスタ」「あなたの小説が5P分漫画になるファンタジーコンテスト ドラゴン・モンスターが登場するファンタジー小説を募集」にて準大賞受賞!⇒2020/07/20、コンテスト受賞辞退
※2020年6月 ノベルアップ+ 第2回小説大賞「異世界ファンタジー」二次選考通過(24作品)
※2019/12/13、「エブリスタ」ファンタジー1位獲得! (人´・ω・`o)ありがとうございます♪
転生皇女は冷酷皇帝陛下に溺愛されるが夢は冒険者です!
akechi
ファンタジー
アウラード大帝国の第四皇女として生まれたアレクシア。だが、母親である側妃からは愛されず、父親である皇帝ルシアードには会った事もなかった…が、アレクシアは蔑ろにされているのを良いことに自由を満喫していた。
そう、アレクシアは前世の記憶を持って生まれたのだ。前世は大賢者として伝説になっているアリアナという女性だ。アレクシアは昔の知恵を使い、様々な事件を解決していく内に昔の仲間と再会したりと皆に愛されていくお話。
※コメディ寄りです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる