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絵梨花が言うには
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「このゲームしっとらん?」
当たり前のように関西弁を話す彼女は絵梨花。東京出身で関西に微塵も繋がりはない。つまりエセ関西弁だ。
「まずその関西弁やめて。あと私はチュートリアルとか長いの無理って言ったよね?」
そう答える私は赤村咲希(あかむらさき)
ギャグみたいな名前だが、女子大だからかあまり弄られたことはない。
「せやかて、ほんまおもろいねん!!ストーリーも凝ってはるし、何よりキャラがなぁ、えへへ」
ばっと目の前に絵梨花のスマホの画面が広がる。
「このキャラ!身長185センチもあんねん!なのにこの顔!たまらな‥‥咲希?」
「‥‥天使がいた。」
「どないした‥うわっ!」
咲希はスマホを奪い取り天へ掲げる。
「天使おるてぇ!!!‥推すわ!!推すの使い方合ってるかわからないけど、これって恋よな!!」
この時絵梨花は悟った。興味を惹かれた猛獣には救いの術はないのだと。
当たり前のように関西弁を話す彼女は絵梨花。東京出身で関西に微塵も繋がりはない。つまりエセ関西弁だ。
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「‥‥天使がいた。」
「どないした‥うわっ!」
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「天使おるてぇ!!!‥推すわ!!推すの使い方合ってるかわからないけど、これって恋よな!!」
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