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今更
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それから私は、集中して本を開いて目を通しました。彼のお膝にいることは………、………忘れられませんでしたが、内容はしっかりと頭に叩き込めました。
「お2人さん、ご飯は昨日と同様でいいんですかねぇ?」
4冊目を読み終えたところで、先輩から声がかかりました。もうお昼ご飯の時間なのですね。時間が経つのは早いものです。
「多分違うものが用意されていると思いますから、昨日と同様で取ってきてください。」
「分かった。………ローゼンベルク、お前髪が変わった?」
「………今更気が付いたのですか?」
私は殆呆れてじとっとした視線を先輩に向けました。ある意味尊敬に値する観察眼です。まぁニックのような恐怖な方向の観察眼よりはいいかもしれませんね。彼、私が爪を切ったり、前髪を整えたりするだけでも何故か速攻で気がつくのですよね。アレは本当に恐怖です。
「大丈夫だよ。僕はシャーリーにしか興味ないから。」
「………それ、ここで堂々と宣言します?普通。」
「ニックは特別ですから、矯正は無理ですよ。」
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
「お2人さん、ご飯は昨日と同様でいいんですかねぇ?」
4冊目を読み終えたところで、先輩から声がかかりました。もうお昼ご飯の時間なのですね。時間が経つのは早いものです。
「多分違うものが用意されていると思いますから、昨日と同様で取ってきてください。」
「分かった。………ローゼンベルク、お前髪が変わった?」
「………今更気が付いたのですか?」
私は殆呆れてじとっとした視線を先輩に向けました。ある意味尊敬に値する観察眼です。まぁニックのような恐怖な方向の観察眼よりはいいかもしれませんね。彼、私が爪を切ったり、前髪を整えたりするだけでも何故か速攻で気がつくのですよね。アレは本当に恐怖です。
「大丈夫だよ。僕はシャーリーにしか興味ないから。」
「………それ、ここで堂々と宣言します?普通。」
「ニックは特別ですから、矯正は無理ですよ。」
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