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お化け

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「確かに人が少ないので、普段から静かな図書館よりも圧倒的に静かですね。読書に最適です。」

「あぁー、数人で来るといいけれど、1人でくると不気味に感じるよ?」

 ニックは私の言葉に、身震いしました。1人で来た時に何かあったのでしょうか?まぁなかったらこんな反応しませんよね。

「俺は好きですよ?」

「えぇー、物好きだねー。ここってお化けが出そうじゃない?」

「!?」

 私は自分の顔から血の気が引いていくのを感じました。お化け………、私がこの世で1番嫌いな存在です。だって怖いじゃないですか!!

「えー、もしかしなくてもローゼンベルク怖いのー。」

「ひぃっ!!」

 私は半泣き半べそで先輩とニックを睨みつけました。

「ニック、あなた私がお化けが嫌いだって知っているのにどうしてあんなこと言ったの!?」

「まだ治ってなかったんだね、お化け嫌い。っていうか、怖がり。」

「うっ、だってだって!!」

 ニックは人並みにお化けのことを怖がりますが、私を見ていると安心するそうで、心霊なんちゃらとか、お化けスポットとかいうところには必ず私を連れて行くのです。だからからか、私はお化けが大の苦手なのです。

*******************

読んでいただきありがとうございます😊😊😊

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感想 20

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