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害虫退治

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 2人が私を放って異世界のお話をしているのを見て、私はとりあえず無言を貫くことにしました。こういう時に口を挟むとろくな目に会いません。

「最近は害虫退治が大変になってしまってね…………。」

「あぁー、婚約破棄騒動の最中に見た目麗しい本当の容姿を見せたっていうアレのせいですか?」

「うん、アレのせいもあるけれど、1番はローゼんベルクの才姫だっていうことが大きいかな。婚約破棄もあって彼女は絶賛フリーだからね。」

 ニックは疲れたように呟きましたが、『ローゼンベルクの才姫』っていう大層なお名前をお持ちなのは誰でしょうか?まさか私だなんて突拍子もないことなんて言いませんよね?

「勤め始めてまだ2日ですが、仕事場でも下心満載に見ている輩がいるので、俺が教育係についてるんですけど、それらの輩はもしかしなくても潰していいんですかね?」

「あぁ、頼むよ。君ならば簡単だろう?」

「言質をとって書面にさせます。」

 どうしてでしょうか、笑顔で話しているのに、どす黒いオーラが見えて鳥肌が立ちます。ぶるぶるって。

*******************

読んでいただきありがとうございます😊😊😊

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