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行けない
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「じゃあねー、シャーリー。今週末、忘れないでねー。」
「えぇ、分かったわ。ちゃんとお忍びの格好で待っているわ。」
ガチャリと扉を開けて出ていったニックに私はうきうきした気分で答えました。たとえ負けてしまったとしても異国の古書が見られるのならば、もうそれで私としては満足なのです。
あぁ、本を探す旅の出てみたいわ。
まぁ、心配性で過保護なお父様やお母様、お兄様が許してくださらないでしょうけれど。…………ニックに頼んだら連れ出してくれますでしょうか。いいえ、ないですわね。彼は私に対して甘いといっても、私が危険なことに首を突っ込むのを家族以上に心配して嫌がりますからね。旅に出ることなんて私の一生では体験できないことでしょう。
「お嬢様、再度お屋敷に向けて出発します。お屋敷に到着致しましたら知らせいたしますので、お休みください。」
「えぇ、ありがとうございます。べジャミン爺、屋敷までよろしくお願いいたします。」
この言葉を発したすぐ後に、私の意識はまた深い深く眠りの泉にぶくぶくと沈んでいきました。
本当に、心地の良い眠りです。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
「えぇ、分かったわ。ちゃんとお忍びの格好で待っているわ。」
ガチャリと扉を開けて出ていったニックに私はうきうきした気分で答えました。たとえ負けてしまったとしても異国の古書が見られるのならば、もうそれで私としては満足なのです。
あぁ、本を探す旅の出てみたいわ。
まぁ、心配性で過保護なお父様やお母様、お兄様が許してくださらないでしょうけれど。…………ニックに頼んだら連れ出してくれますでしょうか。いいえ、ないですわね。彼は私に対して甘いといっても、私が危険なことに首を突っ込むのを家族以上に心配して嫌がりますからね。旅に出ることなんて私の一生では体験できないことでしょう。
「お嬢様、再度お屋敷に向けて出発します。お屋敷に到着致しましたら知らせいたしますので、お休みください。」
「えぇ、ありがとうございます。べジャミン爺、屋敷までよろしくお願いいたします。」
この言葉を発したすぐ後に、私の意識はまた深い深く眠りの泉にぶくぶくと沈んでいきました。
本当に、心地の良い眠りです。
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読んでいただきありがとうございます😊😊😊
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