2 / 270
シャーロット・ローゼンベルク
しおりを挟む
私の名前はシャーロット・ローゼンベルク、歴史のある侯爵家の長女です。
学園での私は、婚約者の命令で長い琥珀色の染めた髪を下ろして瞳を隠しているせいで陰キャだと思われていますが、実際の髪色は銀色ですし、明るい性格です。みなさんは私が不義の子で瞳の色が髪の色同様、両親のどちらの色も受け継いでいないから隠していると思っているようですが、私の本来の容姿はお兄様とお母様同じ銀髪にお兄様とお父様と同じアメジストの瞳です。お父様達は私への婚約者の仕打ちに激怒していますが、私が自分で制裁を与えたいと我儘を言って我慢していただいています。
そして、今日は私の通っている魔法学園の卒業パーティーがあるのですが、エスコートをするはずの婚約者が一向にきません。それに、今回はドレスすら送ってきませんでした。全く礼儀がなっていません。
思えばこの11年とても長かったですわね。今日こそあちらに婚約破棄していただいて、それを倍以上にしてプラス今までの鬱憤を加えてお返しすると致しましょう。あら、口の端を自然に上がってしまいますわね。
さぁ、お覚悟なさい!!
*******************
読んでいただきありがとうございました😭😊
学園での私は、婚約者の命令で長い琥珀色の染めた髪を下ろして瞳を隠しているせいで陰キャだと思われていますが、実際の髪色は銀色ですし、明るい性格です。みなさんは私が不義の子で瞳の色が髪の色同様、両親のどちらの色も受け継いでいないから隠していると思っているようですが、私の本来の容姿はお兄様とお母様同じ銀髪にお兄様とお父様と同じアメジストの瞳です。お父様達は私への婚約者の仕打ちに激怒していますが、私が自分で制裁を与えたいと我儘を言って我慢していただいています。
そして、今日は私の通っている魔法学園の卒業パーティーがあるのですが、エスコートをするはずの婚約者が一向にきません。それに、今回はドレスすら送ってきませんでした。全く礼儀がなっていません。
思えばこの11年とても長かったですわね。今日こそあちらに婚約破棄していただいて、それを倍以上にしてプラス今までの鬱憤を加えてお返しすると致しましょう。あら、口の端を自然に上がってしまいますわね。
さぁ、お覚悟なさい!!
*******************
読んでいただきありがとうございました😭😊
119
お気に入りに追加
927
あなたにおすすめの小説
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
俺の婚約者は地味で陰気臭い女なはずだが、どうも違うらしい。
ミミリン
恋愛
ある世界の貴族である俺。婚約者のアリスはいつもボサボサの髪の毛とぶかぶかの制服を着ていて陰気な女だ。幼馴染のアンジェリカからは良くない話も聞いている。
俺と婚約していても話は続かないし、婚約者としての役目も担う気はないようだ。
そんな婚約者のアリスがある日、俺のメイドがふるまった紅茶を俺の目の前でわざとこぼし続けた。
こんな女とは婚約解消だ。
この日から俺とアリスの関係が少しずつ変わっていく。
私が我慢する必要ありますか?【2024年12月25日電子書籍配信決定しました】
青太郎
恋愛
ある日前世の記憶が戻りました。
そして気付いてしまったのです。
私が我慢する必要ありますか?
※ 株式会社MARCOT様より電子書籍化決定!
コミックシーモア様にて12/25より配信されます。
コミックシーモア様限定の短編もありますので興味のある方はぜひお手に取って頂けると嬉しいです。
リンク先
https://www.cmoa.jp/title/1101438094/vol/1/
私を追い出した結果、飼っていた聖獣は誰にも懐かないようです
天宮有
恋愛
子供の頃、男爵令嬢の私アミリア・ファグトは助けた小犬が聖獣と判明して、飼うことが決まる。
数年後――成長した聖獣は家を守ってくれて、私に一番懐いていた。
そんな私を妬んだ姉ラミダは「聖獣は私が拾って一番懐いている」と吹聴していたようで、姉は侯爵令息ケドスの婚約者になる。
どうやらラミダは聖獣が一番懐いていた私が邪魔なようで、追い出そうと目論んでいたようだ。
家族とゲドスはラミダの嘘を信じて、私を蔑み追い出そうとしていた。
旦那様には愛人がいますが気にしません。
りつ
恋愛
イレーナの夫には愛人がいた。名はマリアンヌ。子どものように可愛らしい彼女のお腹にはすでに子どもまでいた。けれどイレーナは別に気にしなかった。彼女は子どもが嫌いだったから。
※表紙は「かんたん表紙メーカー」様で作成しました。
婚約「解消」ではなく「破棄」ですか? いいでしょう、お受けしますよ?
ピコっぴ
恋愛
7歳の時から婚姻契約にある我が婚約者は、どんな努力をしても私に全く関心を見せなかった。
13歳の時、寄り添った夫婦になる事を諦めた。夜会のエスコートすらしてくれなくなったから。
16歳の現在、シャンパンゴールドの人形のような可愛らしい令嬢を伴って夜会に現れ、婚約破棄すると宣う婚約者。
そちらが歩み寄ろうともせず、無視を決め込んだ挙句に、王命での婚姻契約を一方的に「破棄」ですか?
ただ素直に「解消」すればいいものを⋯⋯
婚約者との関係を諦めていた私はともかく、まわりが怒り心頭、許してはくれないようです。
恋愛らしい恋愛小説が上手く書けず、試行錯誤中なのですが、一話あたり短めにしてあるので、サクッと読めるはず? デス🙇
心から愛しているあなたから別れを告げられるのは悲しいですが、それどころではない事情がありまして。
ふまさ
恋愛
「……ごめん。ぼくは、きみではない人を愛してしまったんだ」
幼馴染みであり、婚約者でもあるミッチェルにそう告げられたエノーラは「はい」と返答した。その声色からは、悲しみとか、驚きとか、そういったものは一切感じられなかった。
──どころか。
「ミッチェルが愛する方と結婚できるよう、おじさまとお父様に、わたしからもお願いしてみます」
決意を宿した双眸で、エノーラはそう言った。
この作品は、小説家になろう様でも掲載しています。
公爵閣下に嫁いだら、「お前を愛することはない。その代わり好きにしろ」と言われたので好き勝手にさせていただきます
柴野
恋愛
伯爵令嬢エメリィ・フォンストは、親に売られるようにして公爵閣下に嫁いだ。
社交界では悪女と名高かったものの、それは全て妹の仕業で実はいわゆるドアマットヒロインなエメリィ。これでようやく幸せになると思っていたのに、彼女は夫となる人に「お前を愛することはない。代わりに好きにしろ」と言われたので、言われた通り好き勝手にすることにした――。
※本編&後日談ともに完結済み。ハッピーエンドです。
※主人公がめちゃくちゃ腹黒になりますので要注意!
※小説家になろう、カクヨムにも重複投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる