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証拠を出せ

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 まぁ、その為にはこのチェリー・マゼンタ嬢改めピンク頭の掛けてきている濡れ衣が真っ赤な嘘だと周りに理解して頂く必要がありますね。まぁでもその心配もありませんね。それ程彼らは愚かですから。

「証拠はお有りで?」

「はぁー?」

 あら、予想外の事が起きたとでもで言いたげな表情ですわね。そんな表情をしたら、さっきの同情を誘う表情をした意味が皆無ですわよ。
 話しを戻しますが、断罪しようとするのなら証拠を出すなんて簡単でしょう?だって証拠を準備しておくのが当然の礼儀だもの。そんな簡単な事すらできませんの?本当に愚かな人達。まぁお情けでもう1回位は聞いておいて差し上げましょう。

「聞き取れなかった様なのでもう1度言わせていただきますわ。証拠はお有りで?」

 この時ふんわり優しく微笑んで差し上げるのがポイントです。と言っても私はアイザック・アストレア様改めお馬鹿俺様王子様の命令で前髪を伸ばして目を隠しているので表情はあまり見えないかもしれませんが…。

「はぁー?」

 あら?愚かな上に貴方達は礼儀知らずなのですね。これ以上いくと救いようがありませんわよ。

「貴方達も全く証拠を持って来ずに私を断罪するなどという馬鹿げたことをしようなどとは流石に考えていないでしょう?ですから、証拠の書類を見せて欲しいと私は言っているのです。」

「えっと、あの、その、そんなもの持ってないわぁ。シャーロット様、どうかご自分の罪から逃げ逃げないでください~。チェリーは本当はこんな事したくないんですぅ。でもそうしたらシャーロット様の為にならないってアイザック様が教えてくださったからぁ。必死に頑張ってるんですぅ。」

 涙目の訴えもここまでくると気持ち悪いですね。ってことでさっさとくたばれピンク頭。

*******************

読んでいただきありがとうございます😊😭😊

明日から毎日夕方6時に更新します!

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