仲良しな天然双子は、王族に転生しても仲良しで最強です♪

桐生桜月姫

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28 王族は卓越している

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「どうしたの?」
「………なんでも」

 アキレスの感はびっくりするくらいによく当たる。アイリスほどでは無いが良く当たるのだ。そして、三男について聞いた時にアキレスは言いようのない不安というか不思議な感情、危機感を抱いた。つまり、三男には何かあるということだ。自分達にとって良いか悪いか分からないが何かあるのだ。
 アキレスは怖々質問しようとしたが、やがてやめた。いずれ出て行くのだから関係のない話だ。

「じゃあ、次の説明に移っていいかしら?」
「お願いする」
「次はブルックリンさまについてね。ブルックリンさまは確かに側妃で合っているわ」
「じゃあ、」
「でも、お名前を間違っていたの。彼女のお名前はブルックリン・テティス・グーテンベル。貴方の言っていたのは苗字が旧姓よ」
「………あの女、そこまで過去のえいこーにすがっていたのか………………」
「ふふふっ、過去の栄光なんて難しい言葉よく知っているわね」
「そう?ふつーだと思うよ」

 ーーーだって僕転生者だし。精神年齢15歳だし。

 心の中でぶつくさ呟いたアキレスは、ふっと表情を大人びたものに変えた。前世から双子で協力して生き抜かなくてはならない境遇にあったアキレスとアイリスは、どちらも年不相応な考え方をする子供だ。子供らしくいようと思っていても、いつも端々で精神年齢よりも上の考え方をしてしまう。

「貴方たち賢いのね」
「?」

 アキレスは悲しそうな王妃に首を傾げた。彼女がふっと遠くの世界に行ったような気がした。まるで自分だけは分からないと言っているかのような、そんな突き放した雰囲気だ。

「王族は皆どこか卓越しているのよ。貴方たちもいずれ気がつくわ。自分達が常人とは異なっていることに」

 アキレスはなにも言えない。自分達が常人とは異なっているということはちゃんと分かっている。当たり前だ。前世の記憶など普通はないのだから。だから、アキレスはやっぱり王妃になにも言うことができない。

「あら?もう気がついている類いなの?」
「………たしょーはね。でも言わないし言えない。これは僕たち双子のだいじなひみつ」
「そう、でもそういうのは尻尾すら出さないくらい上手に隠さないとダメよ。暴かれちゃう」
「………そうだね。気をつけるよ」

 アキレスは美しく微笑んだ。エルフの血を引く彼の笑顔は、やっぱりこの世のものと思えないくらいに美しかった。

*******************

読んでいただきありがとうございます😊😊😊

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