仲良しな天然双子は、王族に転生しても仲良しで最強です♪

桐生桜月姫

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26 お部屋への道で

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 王妃は穏やかに微笑んで、アキレスに白く美しい手を伸ばした。

「貴方たちの安息の地へ行きましょう」
「………あんそくの地かは分かりませんが、とりあえずついては行きますよ。アイリスを取られているじょうきょうで、僕があなたに従わないということはできませんから」
「あら、私ってもしかしなくとも悪役?」
「さあ?アイリスしだいですかね」

 アキレスは苦笑してから肩をすくめた。そして、王妃の1歩後ろをとことこと歩き始めた。

「お着替えとお風呂はどうする?」
「着がえはしたいですけれど、アイリスが起きたらいやなので、今日はこのままで」
「そう、貴方も?」
「はい、僕だけは嫌ですし、アイリスの視界のそとにいたくないので」
「そう、分かったわ」

 王妃は全て受け入れてくれている。それどころか、優しく声をかけてくれる。アキレスは少し、否、物凄くこの女性のことを不思議に思った。この女性の狙いを知りたくなった。

「………お名前、お名前はなんというのですか?」
「あら?知らないの?」

 王妃は珍しいものを見るような目でアキレスを見た。そしてくすっと微笑んだ。表情や瞳にはなにも出ていないはずなのに、何故か背筋に嫌な汗が流れる。

「エレノア・ゾーイ・グーテンベルクよ。さては、オズワルドは貴方たちになーんにも説明してないわね?」
「はい、なにも説明されていません」
「………敬語、退けていいわよ。話しずらいでしょう?」

 目ざとい王妃は、アキレスの細々としたところまで観察している。

「………………分かった。言葉にあまえさせてもらう」
「えぇ、是非そうしてちょうだい」

 柔らかで儚い印象を抱かせる女性でも、彼女は百戦錬磨の王妃だ。ちょっとやそっとのことは最も簡単に気がつかれてしまう。そして、彼女は気を使われているという状況を嫌っているようだ。

「僕のりかいのはんい内のことについての確認だけれど、この国は国王制で国王はあの金髪の男。そしてその妻であり王妃があなたで、名前はエレノア・ゾーイ・グーテンベルク。息子が1人で名前がエドワード。で、僕たちを産んだろくでなしが側妃で、ブルックリン・テティス・ナイアデフ。ナイアデフっていうエルフ族の王国の元女王。合ってる?」
「うーん、所々違うわ。夫の国王のお名前からまずは説明していくわね」

 王妃はのんびりとした口調で、分かりやすく語り始めた。

*******************

読んでいただきありがとうございます😊😊😊

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