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18 アイーシャのプレゼント
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その後精霊達は自然と輝きを消して隠れていった。
「あの、皆さまに刺繍を刺してみました。よければ受け取ってください」
精霊達に沢山の勇気を分け与えてもらったアイーシャは6枚のハンカチを取り出して、新しい家族に丁寧な佐草で配った。
「これは!?」
「どうかなさいましたか?」
「いや、これには精霊の祝福がかかっているようじゃから」
アイーシャの刺した刺繍を撫でながらラインハルトは感心したように言った。アイーシャは褒められ慣れていないこともあり、気恥ずかしくなった。
「エステル達がいつもしてくれるんです。契約していない子達もわたしの刺繍を見ると無性に祝福したくなってしまうのだとか」
「そうか………。ありがとう、アイーシャ。大切に使わせてもらおう」
「はい!」
アイーシャは満面の笑みを浮かべた。
(こういう風に笑うのはいつぶりだろうか………)
物悲しい気持ちに浸る間も無く、アイーシャは次々にお礼の嵐を受けることになった。
「ありがとう存じますわ、アイーシャちゃん」
「ありがとう!アイーシャちゃん!!私、こんなに綺麗な刺繍は初めて見るわ!!」
「ありがとうございます、アイーシャちゃん。姉上よりも圧倒的にお上手です」
「ありがとう!アイーシャ!!」
「ありがとう、大切にするよ。アイーシャ」
嬉しそうに目を細めたアイーシャに、エステルがひょっこりと顔を出した。
「《よかったわね、アイーシャ》」
「うん!!」
エステルに頭をよしよしと撫でられたアイーシャは挨拶をして退室し、与えられたお部屋にベラに案内してもらった。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
「あの、皆さまに刺繍を刺してみました。よければ受け取ってください」
精霊達に沢山の勇気を分け与えてもらったアイーシャは6枚のハンカチを取り出して、新しい家族に丁寧な佐草で配った。
「これは!?」
「どうかなさいましたか?」
「いや、これには精霊の祝福がかかっているようじゃから」
アイーシャの刺した刺繍を撫でながらラインハルトは感心したように言った。アイーシャは褒められ慣れていないこともあり、気恥ずかしくなった。
「エステル達がいつもしてくれるんです。契約していない子達もわたしの刺繍を見ると無性に祝福したくなってしまうのだとか」
「そうか………。ありがとう、アイーシャ。大切に使わせてもらおう」
「はい!」
アイーシャは満面の笑みを浮かべた。
(こういう風に笑うのはいつぶりだろうか………)
物悲しい気持ちに浸る間も無く、アイーシャは次々にお礼の嵐を受けることになった。
「ありがとう存じますわ、アイーシャちゃん」
「ありがとう!アイーシャちゃん!!私、こんなに綺麗な刺繍は初めて見るわ!!」
「ありがとうございます、アイーシャちゃん。姉上よりも圧倒的にお上手です」
「ありがとう!アイーシャ!!」
「ありがとう、大切にするよ。アイーシャ」
嬉しそうに目を細めたアイーシャに、エステルがひょっこりと顔を出した。
「《よかったわね、アイーシャ》」
「うん!!」
エステルに頭をよしよしと撫でられたアイーシャは挨拶をして退室し、与えられたお部屋にベラに案内してもらった。
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