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17 家族の精霊
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礼儀正しく愛らしい精霊に、アイーシャは花が綻ぶように微笑んだ。
「わたくしは炎の中位精霊のブレイズと風の低位精霊のウィンディーですわ」
「《ブレイズだよ》」
赤い輝きを持つ男の子の精霊は首を傾げながら、エカテリーナの後ろからひょっこりと顔を出した。
「《ウィンディーです》」
エカテリーナの白い髪の毛の中から周りを伺いながら名乗った緑色の女の子の精霊はおどおどしていた。
「私は契約は結んでいませんが、この子がいつも側にいます」
「《ユージオは契約は結びたくないっていうから私はずっと名無し。一応上位精霊よ》」
水色の輝きを放つ女の子の精霊は、ぷくぅーっと頬を膨らませた。
「私の精霊は土の上位精霊のランドと、光の低位精霊のライトよ」
「《ランドだよ?》」
「《ライトです》」
双子のような男の子の精霊達は、オレンジと黄金色の輝きを放っていた。
「俺の精霊は、闇の上位精霊でダークだ!!」
「《ダークだ!!よろしくな!!》」
「僕の精霊は炎の上位精霊のファイヤーと土の上位精霊アースだよ」
「《ファイヤーだよ》」
「《アースだよ》」
黒い男の子精霊のダークと赤い男の子精霊ファイヤー、オレンジ色の女の子の精霊アースが一斉にぺこりと頭を下げた。
「アイーシャよ。みんなよろしくね」
アイーシャが微笑むと、精霊達は一様に輝きを強めた。誰の契約精霊でもない精霊の力もその一瞬だけぶわんと強まった。
「………アイーシャは真の精霊の愛し子かもしれんな」
ラインハルトの呟きは、精霊と幸せそうに戯れているアイーシャに届くことはなかった。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
「わたくしは炎の中位精霊のブレイズと風の低位精霊のウィンディーですわ」
「《ブレイズだよ》」
赤い輝きを持つ男の子の精霊は首を傾げながら、エカテリーナの後ろからひょっこりと顔を出した。
「《ウィンディーです》」
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「私は契約は結んでいませんが、この子がいつも側にいます」
「《ユージオは契約は結びたくないっていうから私はずっと名無し。一応上位精霊よ》」
水色の輝きを放つ女の子の精霊は、ぷくぅーっと頬を膨らませた。
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「《ランドだよ?》」
「《ライトです》」
双子のような男の子の精霊達は、オレンジと黄金色の輝きを放っていた。
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「《ファイヤーだよ》」
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黒い男の子精霊のダークと赤い男の子精霊ファイヤー、オレンジ色の女の子の精霊アースが一斉にぺこりと頭を下げた。
「アイーシャよ。みんなよろしくね」
アイーシャが微笑むと、精霊達は一様に輝きを強めた。誰の契約精霊でもない精霊の力もその一瞬だけぶわんと強まった。
「………アイーシャは真の精霊の愛し子かもしれんな」
ラインハルトの呟きは、精霊と幸せそうに戯れているアイーシャに届くことはなかった。
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読んでいただきありがとうございます😊😊😊
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